
2008年に自社ムーブメントCal.CFB A1000を完成させ、更に特殊時計工房THA(現CFBテクノロジー)を傘下に収めたカール F. ブヘラ(Carl F. Bucherer)は、現在の時計業界において、ますます存在感を高めている。
ブランドのルーツであるスイスの名門時計店ブヘラでも、同社の時計たちは抜群の売れ行きを示しているそうで、"優れた時計メーカー"という知名度を完全に確立しているようだ。
とはいえ、その威光はまだまだ欧米に轟く程度。だからこそアジア圏に対しては、主要都市に直営ブティックを展開して情報発信基地とし、知名度アップとブランドイメージの啓蒙にいそしんでいる。
日本でも昨年の2011年末に銀座・中央通りという超一等地に大型ブティックを構えて話題になった。世界中のトップメーカーが集う「ウォッチ・ショーケース」に参入することで、その存在を強くアピールしたのである。