WPHH2011 PIERRE KUNZ New Model | 2011年 ピエール・クンツ新作情報

ブレイク後の活躍に期待がかかるレトログラードの魔術師
ピエール・クンツ(PIERRE KUNZ)

  針が扇状に進行して時を刻み、終着点に到達すると瞬時にゼロ復帰し、そのまま再び時刻表示を再開させるのが「レトログラード(退行・逆行)」という特殊機構。これを得意とし、さまざまな形態のレトログラードを自作に導入して独自のコレクションを展開するのがピエール・クンツ(PIERRE KUNZ)である。

  そのピエール・クンツは、2006年には秒針が途中でクルリと宙返りする「ヴィルボルタント(VIREVOLTANTE)」、2007年には世界初の角型トゥールビヨン搭載の「トゥールビヨンアールデコ(TOURBILLON ART DECO」、2008年に秒針が文字盤上を果てしなく宙返りしながら時を刻む「インフィニティ ルーピング(INFINITY LOOPING)」、2009年には垂直に落下する秒針を実現した「ヴェルティゴ(VERTIGO)」といった話題作を連発してきた。

  ただし、2011年のコレクションを見ると、こういった大胆な着想を形にした新作をひと休みして、既存モデルのブラッシュアップに専念した感が強い。その中で紹介するのは、2008年に発表された「トゥールビヨン トリレトロ(TOURBILLON TRIRETRO )」の新バージョン「トゥールビヨン クリーン スウィープ」であり、その従来とは異なる仕上げを採用したケースや文字盤は、ピエール・クンツの新境地を示すものだ。

  2000年のブランド・デビュー以来、独自の複雑時計を次々に開発して突っ走ってきたピエール・クンツ。今回のウォッチランドで我々が感じたのは、しばしのブレイクの後に、きっとまた何かとてつもないことをやってくれるに違いないという期待感。そんな思いを十分に抱かせる、ピエール・クンツ2011年新作コレクションであった。



取材・文:名畑政治 Report&Text:Masaharu Nabata
写真:高橋和幸(PACO)Photos:Kazuyuki Takahashi(PACO)

※表記は2011年6月現在のものになります。



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