一度は時計の歴史上から消滅しかけた、史上初の高振動(毎時3万6000回)の自動巻きクロノグラフ専用ムーブメント「エル・プリメロ」の復活。これにより高級時計の世界で独自のポジションを築き上げたスイス時計の名門ゼニス(ZENITH)。近年は新たなアイコンウォッチの開発に注力を捧げている。その一つである、1/10秒単位の計測が可能な進化型エル・プリメロ キャリバーを搭載した「クロノマスター スポーツ」を中心に展開する、YOSHIDAとのコラボレーションモデルは注目を呼んでいる。100mの防水機能はアクティブなシーンにも対応可能だ。
クロノマスター スポーツ YOSHIDA SPECIAL EDITION
03.3107.3600/56.M3100、41mm、ステンレススチールケース、自動巻き、YOSHIDAスペシャルモデル、¥1,650,000(税込)
「クロノマスター スポーツ“YOSHIDA SPECIAL EDITION”」の特徴を端的に述べるとするなら、それは“カラーデザイン”にある。
「高級時計の殿堂」と呼ばれるに値するほどの膨大な数の高級時計を取り扱ってきた時計店YOSHIDAならではの審美眼は様々なバリエーションを生み出している。
こちらのRef.03.3107.3600/56.M3100は、昨今の高級時計のトレンドの真っ只中を突き進む1本だ。鮮やかなグリーンは予想以上に手元に馴染みやすく、それでいて幅広いファッションアイテムと合わせやすい。グリーンダイヤルの入門機として購入を検討してみてはいかがだろうか?期待を裏切らない活躍を見せてくれるはずだ。
クロノマスター スポーツ YOSHIDA SPECIAL EDITION
03.3106.3600/55.M3100、41mm、ステンレススチールケース、自動巻き、YOSHIDAスペシャルモデル、名古屋 YOSHIDA限定、¥1,650,000(税込)
グリーンダイヤルと同様、時計業界を席巻しているのが、スカイブルー系のダイヤルである。私見になるが、後者の方が提案する側のセンスがより問われるため、成功の事例は意外に少ないという印象がある。
そこで、Ref.03.3106.3600/55.M3100を見ていこう。時計を精悍な顔立ちにしているのが、ブラックのセラミックベゼルの存在だ。このパーツがあることで時計全体が引き締めている。ダイヤルカラーのアイスブルーは、ネイビーを基調にしたブルーダイヤルと一線を画している。さらに、3つのインダイヤルをシルバーで統一したことで軽やかな印象を生み出している。
ちなみにこのモデルは「名古屋 YOSHIDA」のみの限定販売となっている。
クロノマスター スポーツ YOSHIDA SPECIAL EDITION
30.3100.3600/56.M3100、41mm、18Kイエローゴールドケース、自動巻き、YOSHIDAスペシャル、¥4,895,000(税込)
ゴールドは太鼓の昔から人類に愛され続け、痩身具や建築で使用された確固たる歴史がある。高級時計の世界で懐中時計の時代からケースやチェーンに使われており、とりわけイエローゴールドは最もクラシックな素材だと言えよう。
「クロノマスター スポーツ YOSHIDA SPECIAL EDITION」では唯一となる、18Kイエローゴールを使用したRef.30.3100.3600/56.M3100は、このシリーズのなかでも独特の存在感を放つモデルだ。単にゴージャスな路線を狙うのではなく、グリーンダイヤルを使用することでカジュアルな雰囲気に仕上げている。
一口にゴールドウォッチと言っても実に多種多様であるわけだが、個性的なスポーツウォッチを狙っている方にこそ是非ともお勧めしたいモデルだ。
クロノマスター スポーツ YOSHIDA SPECIAL EDITION
03.3108.3600/57.M3100、41mm、ステンレススチールケース、自動巻き、YOSHIDAスペシャルモデル、¥1,650,000(税込)
「神は細部に宿る」とは、建築家ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエが残した有名な格言があるが、腕時計のディテールは非常に重要な構成要素であり、そこでの微差がデザインの印象を変える場合が多々ある。
それに近いケースとして挙げられるのが、「クロノマスター スポーツ YOSHIDA SPECIAL EDITION」のRef.03.3107.3600/56.M3100と、Ref.03.3108.3600/57.M3100だろう。
ダイヤルの全面をグリーン一色で統一したRef.03.3107.3600/56.M3100に対して、Ref.03.3108.3600/57.M3100はインダイヤルをシルバーに変更しており、クロノブラフとしてのデザインを強調している。もちろん、両者の間に優劣はない。あくまで自分好みの1本を選ぶのが妥当な選択である。
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