内外の富裕層や時計愛好家が足繁く通う“高級時計の殿堂”、時計・宝飾品の老舗YOSHIDA(ヨシダ)。その旗艦店である渋谷区幡ヶ谷のYOSHIDA 東京本店には、日本庭苑を望む「ガーデンサロン」を中心に、4つの特別なサロンが設けられている。とりわけ東京本店 別館2階に併設された「ウブロサロン」は見応えのある空間演出に定評がある。
YOSHIDAでのウブロの取り扱いが始まったのは、ウブロの黎明期にあたる1980年代まで遡る。その後、両社は今日まで長きに渡り強固なパートナーシップを築いてきた。これまで様々なコラボレーションを展開してきたが、「ウブロサロン」はそのひとつだと言っても過言ではない。
サロンへの導入部になるのは、YOSHIDA 東京本店 本館2階と別館2階の架け橋となる「天空庭苑」と名付けられた日本庭園。清涼感がある孟宗竹の林がある太鼓橋を渡り、その先に数寄屋門をくぐると、サロンの全貌が徐々に見えてくる。そこに見えるのは、わび・さびの文化というよりも、かつての武家屋敷を思わせる豪奢な空間である。
竹を低く組んだ金閣寺垣、足下には小石を敷き詰めた那智黒石の雨落ちがある。そして頭上に目を移すと、社寺や書院などに見られる格天井があり、徹底して和の空間を再現していることが理解できる。やがて、京都の路地を思わせる瀟洒な小道を抜けた先に姿を現すのが「ウブロサロン」。そこにはウブロのコンセプトに基づいた専用什器が設置されており、伝統的な和の空間設計とウブロの存在が実に見事な“フュージョン=融合”を実現している。この革新的でありながら心落ち着く唯一無二の空間で豊富なウブロのラインナップを心ゆくまで堪能できるのは、我々日本人にとって無上の喜びである。
もちろん、ウブロサロンの主役はタイムピースにほかならない。2004年に一躍ウブロを時代の寵児へと導いた大ヒット作「ビッグ・バン」のメンズ&レディスモデルを始め、ウブロの新定番として人気のケースとブレスレットを完全に統合させた「ビッグ・バン インテグレーテッド」の充実ぶりも見逃せない。端的に言えば、ウブロの充実したコレクションを一覧することができるのだ。
数あるタイムピースのなかでもここでしか入手できないYOSHIDAスペシャルモデルは、「クラシック・フュージョン ブラックセラミック ブリティッシュグリーン」のようなシンプルな3針モデルから、カラーストーンが煌めく「ビッグ・バン インテグレーテッド ホワイトセラミック バゲットレインボー」、果ては希少なコンプリケーションとして、「クラシック・フュージョン スケルトン トゥールビヨン ブルーグラデーション」「ビッグ・バン インテグレーテッド トゥールビヨン カテドラル ミニッツリピーター」などのハイエンドモデルの用意がある。想像の“斜め上”からウブロの魅力を捉えたYOSHIDAスペシャルモデルはそのどれも大変味わい深いのだ。
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