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519 /sites/default/files/staticContentThumbnail/239_pp.jpg https://yoshida.gressive.jp/special/patek-philippe/239/?gressive _self 10


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    GPHG2022 /sites/default/files/staticContentThumbnail/img_125.jpg https://www.gphg.org/horlogerie/en/gphg-2021)では授賞式の様子を映像を交えて確認することができる。また当ホームページでは第1回の2001年からのアーカイブも豊富なので、時計愛好家や関係者にとっては格好のテキストになるであろう。一方、本特集ではGPHG 2022の受賞時計ならびにブランド分析をできるだけ詳細に試みたい。" /> _self 16 GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENÈVE 2022 「ジュネーブ・ウォッチメイキング・ブランプリ 2022」全記録“金の針”賞+部門賞20賞…拡充するGPHGの傾向と分析

    壇上に並ぶGPHG 2022の受賞者たち。“常連さん”達がステージ上に勢揃いする光景はすでに見慣れたものになってしまった。受賞時計および人物・組織の対象を全世界に広げたという点がGPHGの功績だが、前回(2021年)の記事でも触れたように毎度おなじみのメンバーが揃いサロン化する傾向が見られるのはどうだろうか? ではステージ上の全受賞者の紹介に入る。最前列中央右には今回“金の針(Aiguille d’Or)”グランプリ賞に輝いたMB&F マキシミリアン・ブッサー氏、彼の左側はセイコーウオッチの内藤昭男氏(右)と川内谷卓磨氏(左)のおふたり、また一番右にはカリ・ヴティライネン氏、一番左側のチューダーのEric Pirson氏も毎回の登場だ。次に第2列目の一番右はアクリヴィア創設者・時計師のレジェップ・レジェピ氏、彼の左側に並ぶ2名はTrilobe(トリローブ)のCEOであるVolcy Bloch女史(右)と創設者兼クリエイティブ・ディレクターのGautier Massonneau氏(左)、その左には常連中の常連であるブルガリ グループのジャン=クリストフ・ババン氏と、フェルディナント・ベルトゥーのカール-フリードリッヒ・ショイフレ氏が並び、さらに一番左のチューダー、クリストフ・シェヴァリエ氏で第2列目は終了。第3列に移ると一番右側からタグ・ホイヤーのフレデリック・アルノー氏、H.モーザーのエドゥアルド氏(右)と弟のベルトラン氏(左)のメイラン兄弟、彼らの左側にはブルガリのアントワーヌ・パン氏、さらにヴァン クリーフ&アーペルのEric de Rocquigny氏、パルミジャーニ・フルリエのグイド・テレー二氏で第3列目は終わる。さて4列目となる最後列は、右側からGrönefeldのBart(右)とTim(左)のGrönefeld兄弟、その左にクレヨン創設者・時計師のRémi Maillat氏、エルメスのローラン・ドルデ氏、オロロジカル・レヴェレイション賞受賞の独立時計師でAHCI候補会員のシルヴァン・ピノー氏、そして一番左側に審査員特別賞のオートマタ製作者フランソワ・ジュノー氏、以上がGPHG 2022の受賞者たちである(※常連ブランド受賞者の役職名は省略した)。

    GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENÈVE 2022
    「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ 2022」全記録
    “金の針”賞+部門賞20賞…拡充するGPHGの
    傾向と分析

    2022年11月10日、恒例となったジュネーブ市のテアトル デュ レマン(Theatre du Leman)劇場にて、第22回「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ 2022」(GRAND PRIX D’HORLOGERIE DE GENÈVE 2022=以下GPHG 2022)の授賞式が執り行われた。その結果は日本と海外のウェブメディアで既に報じられているが、主宰者である「FONDATION DU GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENÈVE」(GPHG財団)による公式ホームページ(https://www.gphg.org/horlogerie/en/gphg-2021)では授賞式の様子を映像を交えて確認することができる。また当ホームページでは第1回の2001年からのアーカイブも豊富なので、時計愛好家や関係者にとっては格好のテキストになるであろう。一方、本特集ではGPHG 2022の受賞時計ならびにブランド分析をできるだけ詳細に試みたい。

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      277555 277556 277809 277810 203224 取材・文 /Report & text 1 staticcontent
      ブランドニュース ブレゲ(BREGUET) /sites/default/files/newsThumbnail/title_1523.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_1540.jpg

       アブラアン-ルイ・ブレゲは、1780年代に使用者の身体の動きに反応してローターが振動し、これによってゼンマイを自動的に巻き上げるペルペチュエルという機構を搭載する時計で大成功を納めました。これらはしばしばカレンダー機構を搭載し、ブレゲが初めてギヨシェ彫りのシルバー文字盤を製作したのもこの頃でした。2023年の新作としてブレゲは、この歴史的なモデルを称えて、パーペチュアルカレンダーに新たなアレンジを加えた2種類のゴールド製モデルを「クラシック」コレクションに加えました。

       ブレゲの新しい「クラシック パーペチュアルカレンダー 7327」には、使いやすさの一方で、実現が非常に困難な時計という、まさにブランドの真髄が表現されています。各月の日数の違いや閏年を計算に入れ、カレンダーを正確に表示するパーペチュアルカレンダーは非常に魅力的な時計機構で、18世紀に誕生しました。この巧妙な仕組みを実現するには、1461日に対応した4年を周期とする機械的な“メモリー”がムーブメントに組み込まれていなくてはなりません。パーペチュアルカレンダーの機構は、一般的に24時間を司る歯車機構と、1日毎に機構全体を動かす中央の大型レバーに基づいています。そのため、このモデルを生かすために294個もの部品が必要になります。ブレゲの主要な目的のひとつはまた、軽くて着け心地が快適な時計を提供することにありました。そこで選ばれたのがカレンダー機構を加えたキャリバー502です。厚さがわずか4.5mmのキャリバー502.3.Pは、ブレゲでは最も薄いムーブメントのひとつですが、その薄さにもかかわらず、高性能を発揮するように設計されています。蓋のない香箱は、薄さに役立つ一方で、安定した動力と十分なパワーリザーブを蓄えます。ゴールド製ローターは、ムーブメントのメインプレートの中で最大のスペースを占めるようにオフセンター配置され、厚みが最少になるように組み込まれています。ロジウムメッキ仕上げの自動巻ムーブメントは、テンプ振動数3Hzで、45時間のパワーリザーブが備わります。ムーブメントはまた、ひらひげゼンマイとインバーテッド・ストレートライン脱進機のホーンにシリコンが用いられています。このシリコン素材には、腐食や損耗への耐性に加え、磁場の影響を受けないなど、数多くの優れた性質があり、時計の精度向上に貢献します。

       サファイア・ケースバックからは、ブレゲが大切にする装飾仕上げの技術を凝らしたムーブメントが鑑賞できます。すなわち、ゴールド製ローターに手作業のギヨシェ彫りで施されたサーキュラー・バーリーコーン(グレンドルジュ)模様、ブリッジを飾るコート・ド・ジュネーブ模様、その他さまざまな部品に施された面取り加工やコート・ド・ジュネーブと同様の装飾などです。非常に精巧なこれらの装飾は、ジュウ渓谷の中心地に構えるブレゲ・マニュファクチュールの職人によって行われています。

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      控え目なデザインの時計

       ブレゲが作り出した新しいモデルは、ムーブメントと同様にダイヤルも魅力的です。そのタイムレスなデザインにブランドならではの個性が現代的なスタイルで表現されています。ダイヤルを装飾するのは、クル・ド・パリのホブネイル模様です。1時と2時の間に置かれたムーンフェイズのデザインは、リアル感を演出するように考案され、月のモチーフは表面をハンマーで叩く手仕事によって仕上げられています。また、夜空を彩るブルーのラッカーにスパンコールを混合し、時計の角度によって星の煌めきが微妙に現れるようになっています。曜日、日付、4年の閏年周期の各表示は、ダイヤル下方にバランスよく組み合わされています。12か月の表示は、10時から12時に展開する弧に沿って反復するレトログラード針が担います。時と分は、ブルースティールの伝統的なブレゲ針によって示されます。創業者が生み出したBreguetのシークレットサインも、11時と12時の間および12時と1時の間に刻まれています。

       そして、ダイヤルのカレンダー表示の修正は、39mmケース側面に埋め込まれたボタンを専用ピンで押して行います。ケース4時位置に曜日、4時と5時の間にムーンフェイズ、6時に日付、9時に12か月と4年の閏年周期の修正ボタンがそれぞれ配され、時刻調整には3時位置のリュウズを用います。

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      クラシック コレクション

       機能的でブレゲを代表する「クラシック」コレクションには、ブランドの起源に根差す極めて特徴的な美観が忠実に表現されています。アブラアン-ルイ・ブレゲは、時計師や発明家として才能を発揮したことに加え、時計デザイナーという言葉が生まれる以前にその最初の人物のひとりでもありました。メゾンが設立された1775年当時は、バロック様式の全盛期でしたが、彼はネオ・クラシック様式を創始して時計製造の分野に導入しました。それは、時計の各表示を見やすくし、ダイヤルに斬新なルックを与えることを目論んだデザインでした。彼は、穴があいた丸いモチーフを先端に配した針や、ギヨシェ彫りの模様、オフセンター・ダイヤルなどを考案しましたが、これらは新しいデザイン的な特徴のほんの数例にすぎません。1812年に懐中時計に登場したオフセンター・ダイヤルはブランドのDNAになりました。かつての創作から想を得て、それを腕時計にアレンジした「クラシック パーペチュアルカレンダー 5327」が登場したのは2004年でした。2023年の新作では、「クラシック」ラインを特徴づける強力な個性を忠実に守りながら、オリジナル・モデルが現代的でエレガントなスタイルに仕立てられています。

       新しい時計は、18Kホワイトゴールドとローズゴールドの2種類があり、ホワイトゴールドにはミッドナイトブルー、ローズゴールドにはミステリアスブラウンのアリゲーターレザーストラップが組み合わされています。

      /sites/default/files/newsImage1/s01_707.jpg

      Classique Quantième Perpétuel 7327
      クラシック パーペチュアルカレンダー 7327

      Ref:7327BB/11/9VU
      ケース径:39.00mm
      ケース厚:9.13mm
      ケース素材:18Kホワイトゴールド
      防水性:3気圧(30m)
      ストラップ:ブルーアリゲーター、フォールディングバックル
      ムーブメント: 自動巻、Cal.502.3.P、45時間パワーリザーブ、毎時21,600振動(3Hz)
      仕様:時・分表示、パーペチュアルカレンダー(日付、曜日、レトログラード式月、閏年)、ムーンフェイズ、シルバー仕上げゴールドダイヤル、手彫りギヨシェ模様、サファイヤケースバック(透明裏蓋)
      価格:11,572,000円(税込)

      /sites/default/files/newsImage2/s02_404.jpg

      Classique Quantième Perpétuel 7327
      クラシック パーペチュアルカレンダー 7327

      Ref:7327BR/11/9VU
      ケース径:39.00mm
      ケース厚:9.13mm
      ケース素材:18Kローズゴールド
      防水性:3気圧(30m)
      ストラップ:ブラウンアリゲーター、フォールディングバックル
      ムーブメント: 自動巻、Cal.502.3.P、45時間パワーリザーブ、毎時21,600振動(3Hz)
      仕様:時・分表示、パーペチュアルカレンダー(日付、曜日、レトログラード式月、閏年)、ムーンフェイズ、シルバー仕上げゴールドダイヤル、手彫りギヨシェ模様、サファイヤケースバック(透明裏蓋)
      価格:11,572,000円(税込)

      416 /sites/default/files/staticContentThumbnail/img_132.jpg _self 24 ユンハンス 代表取締役 マティアス・ストッツ インタビュー

      Gressive Impression Watch Person Interview vol.91
      JUNGHANS CEO Matthias Stotz
      ユンハンス 代表取締役 マティアス・ストッツ


      マックス・ビル、オリンピック公式計時、電波時計…
      多面体的活動でドイツ時計の雄となったユンハンス


      1990年10月3日、東西ドイツ再統一。これ以降の約30年間、日本を含めた世界の時計メディアの関心は、旧東ドイツ・グラスヒュッテの時計会社に集中してきた。いやむしろ熱中し過ぎたと言っても良いだろう。ドイツ時計産業の拠点は大きく東と西にあり、東に対して西の代表地が、フランスとスイスに国境を接するドイツ南南西の突端部に位置するシュヴァルツヴァルト(Schwarzwald)である。1861年、このシュヴァルツヴァルトのシュランベルクにユンハンスは創業した。1903年の時点ですでに3000人の従業員を擁し、1日に9000個の時計を製造したユンハンスは2度の大戦を乗り越えた後、1956年にはバウハウス運動の継承者であるマックス・ビルのデザインによる初のキッチンクロックを発表する。そして1970年はドイツ初のクォーツ式腕時計の試作品が登場し、その2年後の1972年にはついにミュンヘン・オリンピック競技大会の公式計時を担当するに至る。さらに1990年は世界初の量産型電波式腕時計を発表し、160年にわたる多面体的な活動でユンハンスはドイツ時計の中心的な存在となった。手工業的な少数生産もドイツ時計の姿である一方、誰でもが手にすることができる高品位・高精度な時計を量産するのも世界に冠たる工業立国=ドイツの姿だ。その代表格であるユンハンスの歴史と現在の姿を、ほんの片鱗ではあるが代表取締役マティアス・ストッツ氏の話を交えて紹介する。


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      協力:ユーロパッション / Thanks to:EURO PASSION/p>




        280685 280686 280687 280688 280689 203224 取材・文 / Report & Text 203228 写真 / Photos 1 staticcontent
        ブランドニュース ボーム&メルシエ(BAUME & MERCIER) /sites/default/files/newsThumbnail/title_1502.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_1521.jpg

         1973年の誕生以来、「リビエラ」は、デザインと素材の組み合わせの分野でメゾンのノウハウを表現します。ライフスタイルにおけるこのアイコンは、近年デザインが見直され、そしてシンプルかつ洗練されたシャープなラインを備え、12角形のベゼルとスポーティかつエレガントなフォルムにより、すぐにリビエラと認識することができます。ボーム&メルシエは、2023年の新作として、ケース径42mmの独創的で、その卓越したデザイン性が特徴的な「リビエラ GMT」の2つのバージョンを発表しました。「リビエラ」は、常に進化し続けます。そして、その旅への情熱と人生を楽しむことを忘れません。

        「リビエラ」は、1973年の誕生以来、時の流れの中で、その独特のスタイルを守りながらも、それぞれの時代に適応してきました。50年近くにわたり、個性的なフォルムのステンレススティール製ケースを備えた独特なデザインにより、この時計は自由、一風変わったエレガンス、そして余暇を楽しむことを体現し続けてきました。そのフォルムと時計製造技術を通して、フレンチ・リビエラのライフスタイルを表現しています。「リビエラ」は、他にはない独創性が溢れ、カジュアル・エレガンスを代表する時計なのです。2021年、ボーム&メルシエはメゾンの時計製造技術のノウハウを忠実に守りながら、時代のトレンドを捉え、時計製造への情熱を現代版に解釈し直し、第5世代「リビエラ」を発表しました。2023年、ボーム&メルシエは、繊細なフォルム、大胆さ、デザイン性における確かな時計製造が結集した、新たなGMTの2つのバージョンを発表し、美しい旅へ誘います。

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        「リビエラ GMT」 M0A10659とM0A10658:旅する時間

         4本のビスで固定された12角形のベゼル、直径42mmのステンレススティール製ケース、スイス製自動巻きムーブメントを備え、新しい「リビエラ」ウォッチの2つのモデルは、伝統を大切にしながら未来を切り開きます。オリジナルのデザインコードを受け継ぎながらも、時代のトレンドにフィットされています。「リビエラ」コレクションのこれら2つの最新モデルは、1973年当初のオリジナルモデルの力強さを感じ取ることができます。「リビエラ」のフォルム、精神、そして機能までもが、オリジナルモデルを受け継いでいます。トラベルウォッチであるこれらの「リビエラ」は、4本目の針により、第2時間帯の時間を瞬時に読み取ることができます。この第4の赤いセンター針は、24時間かけ文字盤上を一周し、時間を刻む繊細な目盛りによって旅する現地の時間を正確に表示することができます。これら2つの新作「リビエラ GMT」は、2つのバージョンで展開されます。ブルー文字盤(ブルーのラバーストラップ)、またはシルバー文字盤(ステンレススティール製ブレスレット)はサンレイ・サテン仕上げが施され、ブルー文字盤は同系色、シルバー文字盤には透明な転写でウェーブ装飾が施されています。

         もちろん、傷の付きにくいサファイアクリスタルは両面に無反射加工が施され、8角形のリューズは立体的なΦファイマークのロゴと赤いラインで装飾されています。クラシックとカジュアルの見事な融合は、特別なツールを使わず数秒でスタイルを変えることのできる、信頼性と堅牢性を備えたFast Strap インターチェンジャブルシステムでも見て取れます。10気圧防水(約100m)を備え、唯一無二の技術性を誇るこれら2つの新作タイムピースは、現代の時計製造におけるメゾンのヴィジョンを体現し、正確な時間を求める世界を旅するトラベラーの期待に応えています。

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        RIVIERA GMT
        リビエラ GMT

        Ref:M0A10658
        ケース径:42.00mm
        ケース厚:10.96mm
        ケース素材:ステンレススティール(ポリッシュ・サテン仕上げ)
        防水性:10気圧(100m)
        ストラップ:ポリッシュ・サテン仕上げ3連ステンレススティールブレスレット、インターチェンジャブル、トリプルフォールディングクラスプ
        ムーブメント:自動巻き、Cal.ETA 2893、42時間パワーリザーブ、21石、毎時28,800振動
        仕様:時・分・秒・日付・GMT(24H)表示、ウェーブ装飾を施したサンレイ・サテン仕上げのシルバーラッカーダイヤル、サンレイ・サテン&ポリッシュ仕上げステンレススティールベゼル、ファイのロゴをエンボス加工したレッドライン入りの8角形リューズ、4本ビスで固定されたオープンケースバック
        予価:443,300円(税込)
        発売予定:2023年5月下旬

        /sites/default/files/newsImage2/s02_396.jpg

        RIVIERA GMT
        リビエラ GMT

        Ref:M0A10659
        ケース径:42.00mm
        ケース厚:10.96mm
        ケース素材:ステンレススティール(ポリッシュ・サテン仕上げ)
        防水性:10気圧(100m)
        ストラップ:グレイン装飾入りサテン仕上げブルーラバーストラップ、インターチェンジャブル、トリプルフォールディングクラスプ
        ムーブメント:自動巻き、Cal.ETA 2893、42時間パワーリザーブ、21石、毎時28,800振動
        仕様:時・分・秒・日付・GMT(24H)表示、ウェーブ装飾を施したサンレイ・サテン仕上げのブルーラッカーダイヤル、サンドブラストチタンベゼル、ファイのロゴをエンボス加工したレッドライン入りの8角形リューズ、4本ビスで固定されたオープンケースバック
        予価:422,400円(税込)
        発売予定:2023年5月下旬

        ブランドニュース エルメス(HERMÈS) /sites/default/files/newsThumbnail/title_1515.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_1515_0.jpg

         2023年の新作としてエルメスより、何層にも重ねた複合素材のブロックから形作られた《エルメスH08 クロノグラフ》がWatches and Wonders Geneva 2023にて発表されました。新作《エルメスH08 クロノグラフ》のクッション形ケースは、堅牢さと軽量性を兼ね備えています。高性能でユニークな新素材はカーボンファイバー、熱硬化性エポキシ樹脂、グラフェンパウダーで構成されます。

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         ケースとは対照的に、サテン仕上げとポリッシュ仕上げを施したチタン製のベゼルは、質感のあるミドルケース中央を覆い、3時位置のブラックのPVDコーティングのリューズはオレンジ色でトリミングしたモノプッシャーを内蔵しています。控えめでありながら直観に訴えるデザインのシングルプッシュボタンは、連続して押すことでクロノグラフのスタート、ストップ、リセットの各機能を作動させることができます。2つのカウンターとクッション形の日付表示、ブラックゴールド針と夜光塗料を施した数字とインデックスでアクセントをつけた黒の文字盤、素材と仕上げの組み合わせが、それぞれに深みを与えています。全体の統一感と視認性をもたらすのはオレンジのポイント使い。クロノグラフのモジュールと一体化したエルメス・マニュファクチュール機械式自動巻H1837ムーブメントを搭載。このモデルにはエルメスのテキスタイルの素材を思わせるオレンジ色のラバーストラップが組み合わされます。

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        《エルメスH08 クロノグラフ》
        HERMÈS H08 CHRONOGRAPHE

        ケースサイズ:41×41mm
        ケース素材:グラフェンパウダーでコーティングしたカーボンファイバー・コンポジット
        防水性:10気圧
        ストラップ:オレンジラバー、サテン仕上げのブラックDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングを施したチタン製ディブロイヤントバックル
        ムーブメント:自動巻、Cal.H1837(エルメス・マニュファクチュール)、約46時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、28石
        仕様:時・分表示、スモールセコンドカウンター、4時半の位置に日付表示、モノプッシャー・クロノグラフ、クッション形、ブラックゴールド加工を施した黒文字盤、面取り部分にミラーポリッシュ仕上げを施したサンバーストサテン仕上げのチタン製ベゼル、黒のPVDコーティングを施したチタン製リューズ
        予価:2,145,000円(税込)
        発売予定:2024年7月以降

        ブランドニュース エルメス(HERMÈS) /sites/default/files/newsThumbnail/title_1501.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_1520.jpg

         2023年の新作としてエルメスより、文字盤の周囲や分目盛り、秒針に施したイエロー、グリーン、ブルー、オレンジにそれぞれのカラートーンに合わせた「編み込み」デザインのラバーストラップを組み合わせた《エルメスH08》がWatches and Wonders Geneva 2023にて発表されました。

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          《エルメスH08》のクッション形ケースは、複合素材のブロックから創られています。軽量かつ堅牢、このオリジナルな新素材は繊維を編んでアルミ加工を施したグラスファイバー、熱硬化性エポキシ樹脂、スレートパウダーからできています。天然色素が微妙なシルバーの反射光を与えるため、ブラックセラミック製ベゼルとリューズがその存在感を示します。光と影の戯れが、グレイン仕上げを施した深みのあるセメント色の文字盤の深みを際立たせ、夜光塗料を施した黒い針とインデックスが絶妙なアクセントになっています。

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         文字盤の周囲や分目盛り、秒針に施したイエロー、グリーン、ブルー、オレンジのカラーが表示をくっきりと際立たせます。エルメス・マニュファクチュール機械式自動巻H1837ムーブメントを搭載。それぞれのカラートーンに合わせた「編み込み」デザインのラバーストラップが組み合わされます。

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        《エルメスH08》
        HERMÈS H08

        ケースサイズ:39×39mm
        ケース素材:アルミとスレートパウダーでコーティングした合成グラスファイバーメッシュ
        防水性:10気圧
        ストラップ:オレンジラバー、サテン仕上げのブラックDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングを施したチタン製ディブロイヤントバックル
        ムーブメント:自動巻、Cal.H1837(エルメス・マニュファクチュール)、約50時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、28石
        仕様:時・分・秒表示、4時半の位置に日付表示、クッション形、グレイン仕上げのセメント色文字盤、シリカコンポジット製ホワイトとオレンジで色付けした転写式分目盛、オレンジで色付けした秒針、面取り部分にミラーポリッシュ仕上げを施したサテン仕上げの黒のセラミック製ベゼル、ポリッシュ仕上げを施した黒のセラミック製リューズ
        予価:999,900円(税込)
        発売予定:2023年10月以降

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        《エルメスH08》
        HERMÈS H08

        ケースサイズ:39×39mm
        ケース素材:アルミとスレートパウダーでコーティングした合成グラスファイバーメッシュ
        防水性:10気圧
        ストラップ:イエローラバー、サテン仕上げのブラックDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングを施したチタン製ディブロイヤントバックル
        ムーブメント:自動巻、Cal.H1837(エルメス・マニュファクチュール)、約50時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、28石
        仕様:時・分・秒表示、4時半の位置に日付表示、クッション形、グレイン仕上げのセメント色文字盤、シリカコンポジット製ホワイトとイエローで色付けした転写式分目盛、イエローで色付けした秒針、面取り部分にミラーポリッシュ仕上げを施したサテン仕上げの黒のセラミック製ベゼル、ポリッシュ仕上げを施した黒のセラミック製リューズ
        予価:999,900円(税込)
        発売予定:2023年10月以降

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        《エルメスH08》
        HERMÈS H08

        ケースサイズ:39×39mm
        ケース素材:アルミとスレートパウダーでコーティングした合成グラスファイバーメッシュ
        防水性:10気圧
        ストラップ:ブルーラバー、サテン仕上げのブラックDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングを施したチタン製ディブロイヤントバックル
        ムーブメント:自動巻、Cal.H1837(エルメス・マニュファクチュール)、約50時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、28石
        仕様:時・分・秒表示、4時半の位置に日付表示、クッション形、グレイン仕上げのセメント色文字盤、シリカコンポジット製ホワイトとブルーで色付けした転写式分目盛、ブルーで色付けした秒針、面取り部分にミラーポリッシュ仕上げを施したサテン仕上げの黒のセラミック製ベゼル、ポリッシュ仕上げを施した黒のセラミック製リューズ
        予価:999,900円(税込)
        発売予定:2023年10月以降

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        《エルメスH08》
        HERMÈS H08

        ケースサイズ:39×39mm
        ケース素材:アルミとスレートパウダーでコーティングした合成グラスファイバーメッシュ
        防水性:10気圧
        ストラップ:グリーンラバー、サテン仕上げのブラックDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングを施したチタン製ディブロイヤントバックル
        ムーブメント:自動巻、Cal.H1837(エルメス・マニュファクチュール)、約50時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、28石
        仕様:時・分・秒表示、4時半の位置に日付表示、クッション形、グレイン仕上げのセメント色文字盤、シリカコンポジット製ホワイトとグリーンで色付けした転写式分目盛、グリーンで色付けした秒針、面取り部分にミラーポリッシュ仕上げを施したサテン仕上げの黒のセラミック製ベゼル、ポリッシュ仕上げを施した黒のセラミック製リューズ
        予価:999,900円(税込)
        発売予定:2023年10月以降

        ブランドニュース エルメス(HERMÈS) /sites/default/files/newsThumbnail/title_1494_0.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_1494_0.jpg

         2023年の新作としてエルメスより、文字盤に天空が広がり、上質な貴石でつくられた惑星がゴールドとダイヤモンドのケースの中できらめきを放つ《アルソー プティット リュンヌ》がWatches and Wonders Geneva 2023にて発表されました。

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          1978年にアンリ・ドリニーの想像の世界から誕生した《アルソー》は、控えめな佇まいの中に創造性をたたえた時計です。70個のダイヤモンドをはめ込んだホワイトゴールドのラウンド型ケースが、時代を超越しながら個性的なシルエットを描いています。

          ダイヤモンドのベゼルの中心に広がるのは天空の世界。アヴァンチュリン、マザーオブパール、アラゴナイト、オパールと、さまざまな素材の織りなす世界に誘われて、はるか彼方の惑星へ。アヴァンチュリンが半透明になるまで磨き上げ、虹色の輝きがオーロラを思わせるタヒチ産のマザーオブパールを組み合わせるなど、職人の緻密な手しごとによって立体感と深みが生み出されています。

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          文字盤の上ではまるで覆いかぶさるかのように、大きな淡水マザーオブパールの月が、アラゴナイトでできた惑星の輝きと対峙し、遠くには夜空に輝くダイヤモンドの星座の中で、オパールの星が輝いています。

          この夢幻的な太陽系の解釈は、エルメス・マニュファクチュール機械式自動巻H1837ムーブメントと、10時30分に位置するムーンフェイズと時刻を示すプティット・リュンヌのモジュールによってリズミカルに鼓動しています。エルメス・オルロジェのアトリエでつくられるブルー・サフィールのアリゲーターストラップが腕時計《アルソー プティット リュンヌ》を完璧なオブジェに仕上げます。

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        《アルソー プティット リュンヌ》
        ARCEAU PETITE LUNE

        ケース径:38mm
        ケース素材:18Kホワイトゴールド、ダイヤモンド(70個/0.805カラット)
        防水性:3気圧
        ストラップ:ブルー・サフィール アリゲーター・リス、マリン・ブルー ヴォー・スウィフト、18Kホワイトゴールド製ピンバックル
        ムーブメント:自動巻、Cal.H1837(エルメス・マニュファクチュール)、約42時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、28石
        仕様:時・分表示、ムーンフェイズ(10時半の位置)、マザーオブパール文字盤にアヴァンチュリン・惑星(アラゴナイト、オパール、丸い淡水マザーオブパール製)・ダイヤモンド(5個/0.019カラット)、貴石(0.102カラット)を配した18Kホワイトゴールド製リューズ、アンリ・ドリニーによるデザイン(1978年)
        予価:5,984,000円(税込)
        発売予定:2024年1月以降

        ブランドニュース エルメス(HERMÈS) /sites/default/files/newsThumbnail/title_1493_0.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_1493_0.jpg

         2023年の新作としてエルメスより、ゴールドやブルーエナメルのドットを散りばめた、繊細なシルエットで描かれた伝説の馬《スリム ドゥ エルメス 伝説の馬》がWatches and Wonders Geneva 2023にて発表されました。

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          2015年に誕生した《スリム ドゥ エルメス》が体現するのは、精密さと調和を兼ね備え、本質を追い求めた究極のシンプリシティ。鋭角なラグを持つラウンド型ケースの特徴的で控えめなラインが、ギャロップをする馬の輪郭をドットで表したエナメル仕上げのホワイトゴールドの文字盤を囲みます。ゴールドやエナメルの球状のビーズを用いた《スリム ドゥ エルメス》に描かれたのは、エナメル職人の熟練の手技と52個のバゲットカットのダイヤモンドのベゼルから生まれた伝説の馬。

         この馬のシンボルはアーティスト、ブノワ・ピエール・エメリがデザインし2010年に発表されたシルクスカーフのカレに由来します。カレでは、天翔る騎馬がシルク生地の上にゴールドのドットで表現されていました。そのイメージを時計の文字盤に移し、馬の姿はパイヨネエナメル技法によって、まったく新しい解釈でよみがえりました。パイヨンと呼ばれる非常に小さくカットした金箔のピースをエナメルの層の間に挟み込み、光の戯れ、透明感、奥行きのある効果を生み出します。

         職人は最初のモデル制作にあたり、あらかじめエナメル加工を施し手仕事で磨いたゴールドの表面に、レーザーで微細な穴を開けていきます。そこに一つずつ、1,678粒のピンクゴールドのビーズをはめ込み、エナメル表面に固定させるために窯で加熱します。これは非常に繊細な過程で、ほんの数秒のタイミングがオブジェの仕上がりを左右します。

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         次のモデルではブルーのエナメルビーズをはめ込みます。ゴールドに白いエナメルの層を何層も重ね、その都度乾燥させ、焼成したものをベースにします。ブルーの粒は砕いたエナメルの結晶でできており、厳密に直径を揃え厳選したものです。この1,678粒のエナメルビーズを湿らせ、ピンセットで一粒ずつ生地の上に置き、窯で加熱して固定させます。

         この類を見ない特別な文字盤はエルメス・マニュファクチュール機械式自動巻H1950ムーブメントを搭載し、直径39.5mmのホワイトゴールドのラウンド型ケースに収められます。エルメス・オルロジェのアトリエで製造されるシャンティイ色のアリゲーター・マットまたはブルー・サフィール色のアリゲーター・リスのストラップが、それぞれのモデルのニュアンスを引き立てます。

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        《スリム ドゥ エルメス 伝説の馬》
        SLIM D'HERMÈS CHEVAL DE LÉGENDE

        ケース径:39.5mm
        ケース素材:18Kホワイトゴールド、バゲットカットダイヤモンド(52個/1.82カラット)
        防水性:3気圧
        ストラップ:シャンティイ アリゲーター・マット、18Kホワイトゴールド製ピンバックル
        ムーブメント:自動巻、Cal.H1950(エルメス・マニュファクチュール)、約48時間パワーリザーブ、毎時21,600振動、29石
        仕様:時・分表示、ホワイトゴールド製文字盤、ピンクゴールド(5N)のビーズ
        限定:世界限定24本、シリアル番号入り
        予価:12,859,000円(税込)
        発売予定:2023年5月以降

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        《スリム ドゥ エルメス 伝説の馬》
        SLIM D'HERMÈS CHEVAL DE LÉGENDE

        ケース径:39.5mm
        ケース素材:18Kホワイトゴールド、バゲットカットダイヤモンド(52個/1.82カラット)
        防水性:3気圧
        ストラップ:ブルー・サフィール アリゲーター・リス、18Kホワイトゴールド製ピンバックル
        ムーブメント:自動巻、Cal.H1950(エルメス・マニュファクチュール)、約48時間パワーリザーブ、毎時21,600振動、29石
        仕様:時・分表示、ホワイトゴールド製文字盤、エナメルのビーズ
        限定:世界限定24本、シリアル番号入り
        予価:11,286,000円(税込)
        発売予定:2023年5月以降

        ブランドニュース ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN) /sites/default/files/newsThumbnail/title_1467.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_1486.jpg

         時刻と天文学的な表示に関する複雑機構は、トゥールビヨンにより調速され、ミニット・リピーターにより完成されます。このタイムピースに搭載される手巻きキャリバー2755 TMRCCQPは、774個の部品からなる複雑な機構の傑作と言えます。時計製造において最も高度な技術を必要とするグランド・コンプリケーションであるこのタイムピースは、ホワイトゴールドで製作され、完璧な視認性の表示を備えています。洗練された技術にエレガンスと純粋なスタイルを捧げる美の追求から生まれたこのタイムピースは、メゾンの特徴であるレトログラード機能と、主役であるムーンフェイスのダブル表示を際立たせています。

         レ・キャビノティエ・デュアルムーン - グランド・コンプリケーションの原点は、独創的な方法で月へのオマージュを捧げることでした。ともすれば脇役とみなされる月表示は、その色使いとサイズにより存在感を際立たせています。地球の衛星の北半球と南半球に浮かぶ姿を見せるために、ムーンフェイズを時計業界では稀な文字盤中央に配置し、それをダブル表示にすることが考えられました。この複雑機構は、「レ・キャビノティエ・アーミラリ・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダー プラネタリア」に搭載されていますが、11種類の複雑機構を搭載した天文学と音楽的表現を備え、その存在感を強くアピールしています。

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        表側:壮大なショー

        ・オフセットに配された平均太陽時間の時・分
        ・北半球と南半球の高精度のムーンフェイズと月齢表示
        ・曜日、月、閏年表示と瞬時に復帰するレトログラード針の日付表示を備えるグレゴリオ暦のパーペチュアルカレンダー
        ・ミニット・リピーター
        ・北半球と南半球の精密な月の満ち欠けと月齢

         ヴァシュロン・コンスタンタンが時計製造の芸術を演出するための工夫が、このダブルフェイスのタイムピースにスタイルとエレガンスを持って表現されています。

         極めて複雑なこのタイムピースは、時刻と天文学的表示の高い視認性に優れており、これは、すべてにおいて本質を追求するメゾンが、独自の審美性を追求することによる賜物なのです。

         時計の表側では、中央の針と同軸で回転するディスクにより地球の両半球の朔望月が表現され、好奇心をかき立てます。星をちりばめたドーム型のこのディスクは、深いブルーの色合いでシルバーカラー文字盤に見事なコントラストを持たせ、59日と12時間45分かけて一回転します。これが、いわゆる天文衛星に与えられたリズムで、122年と16日間で24時間しか誤差が生まれることがなく、朔望月の周期を厳密に守っています。月齢は、外周に刻まれた1から29½の目盛りで示されます。このチタン製のドームは、物理蒸着(PVD)処理が施されたスカイブルーの背景にロジウムプレートで月が描かれ、9つの工程を約56時間かけて巧妙に作り出されるこの緻密なディテールへのこだわりが、さらなるオリジナリティを添えています。月の表面の凹凸は、微小な星の輝きと同様、ミクロン単位のダイヤモンドカッティングによりブロックから削り出され、光の当たる角度によって変化する輝きや煌めきをファセット加工された基盤の起伏に与えます。

         常用時の時分表示と朔望月の周期は、少し上にオフセットされ、見事な調和の中でカレンダー表示が配置されています。パーペチュアルカレンダーを指針表示する代わりに、ヴァシュロン・コンスタンタンの熟練時計師やデザイナーたちは、回転ディクスを選択しました。グレゴリオ暦の特性に沿って、2100年まで調整の要らない機構のために採用されたこの解決策により、技術面では複雑さが高まり、より読みやすさが向上しています。

         曜日は半瞬時式表示で、一方、日付と閏年の窓表示同様、月も瞬時式表示です。日付表示は、文字盤上部の外縁に配された半円の窓で、レトログラード針によって表示されます。20世紀初頭からメゾンの技術とスタイルにおける特徴となっているレトログラード機構は、表示針の復帰に必要なエネルギーを蓄積するために輪列を2分化する際の高い精度が求められます。

         4つのパーツから構成される文字盤と仕上げはすべて、このモデルの技術性に呼応しています。厚さ0.35mmのサファイアクリスタル製のドームは、カレンダー表示窓が切り抜かれ、サンドブラスト仕上げが施されたシルバーカラーの金属製基盤プレートの上に配されます。下方にムーンフェイズのディスクが回転するこのドームは、メタリ ック処理によりスモーキーな外観の2つのカバー部分を備えています。ドームはカーブした真鍮のリングで支えられ、このリングはサテンソレイユ仕上げとオパーリン仕上げのラッカーが施され、ホワイトゴールドの時間を示すインデックスが固定されています。


        裏側:宇宙への広がり

        ・トゥールビヨン調速装置
        ・天空図
        ・恒星時

         裏面の構造も、様々な表示の明確さと控えめさを重視し、複数の部分から構成されています。時計の表面にあるムーンフェイズを最優先に考え、トゥールビヨン調速装置の開口部は裏面に設けられました。19世紀初頭に発明されたこの装置は、可動式のキャリッジに脱進機とひげゼンマイを組み込み、調速装置の等時性に影響を及ぼす地球の重力の作用を相殺し、より高い精度を得ることを目的としています。繊細な手作業で丸みを帯びたベルセ仕上げが固定バーに施され、このトゥールビヨンは1分間に1回転し、メゾンを象徴するマルタ十字を象ったキャリッジにより際立っています。軽量化(高性能を目指す)と美しさを追い求め、トゥールビヨンの部品はオープンワークが施され、固定歯車においては、極限まで素材が削り落とされています。

         裏側の文字盤の構造も、恒星時と天空図で星座を表示する天文時計を製作する意志に対応しています。月を讃えるこのタイムピースには、天文学者が天体の子午線を計算するために用いる《恒星角時間》とも呼ばれる、恒星時の概念を組み込まなければなりませんでした。天球の固定星を基準点とし、地球が完全に360度回転する時間が1恒星日で、正確には23時間56分4秒となります。地球は自転すると同時に、太陽の周りを公転するので、特定の設定した星に対して出発点に戻るためには、通常のカレンダ ーでの1日よりも約4分短くなるのです。

         天空の水平線を表すブルーの円を備えた固定された文字盤の上には、星座が刻まれた可動式サファイアクリスタルが配置され、外周には1年の12カ月と5日毎の目盛りが記されています。恒星時にしたがって1回転するこの可動式ディスクは、北を指して時計を見る際の時間と場所の天空の水平線で囲まれた星座の正確な位置が表示されます。PVD処理のブルーの外周リングには4方位点を示した24時間の目盛りが刻まれ、日にちの正面にあるの恒星時を反時計回りに読み取ります。

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        ミニット・リピーター

         このタイムピースは、最も高貴な時計製造芸術に含まれる11種類の複雑機構を優美に配置し、これを音楽的表現の時計にするための、ミニット・リピーターを搭載しなければいけませんでした。ケース本体に組み込まれた巻き上げスライドボタンで作動する、この極めて複雑なチャイム機構を製作するために、メゾンの熟練時計師たちはトゥール・ド・リルのモデルから着想を得ました。2005年にメゾンの250周年を記念して限定7本製作されたこのダブルフェイスの記念時計は、求心式チャイム・ガバナーを備えたミニット・リピーターを含む16種類の複雑機構を搭載し、シリーズの中でも最も複雑な腕時計でした。この音の静かなカバナーをこのデュアルムーン- グランド・コンプリケーションに採用し、はっきりと異なり調和した2つの音程を円形ゴングをハンマーで打ち、時、クオーター(15分毎)、分を完璧なリズムと長さで奏でることを可能にしています。さらに、このリピーターのゴングは、トゥールビヨンと重なるのを避けるため、わずかに楕円形に加工しながらも、澄み切った音色を損なわないようになっています。


        キャリバー 2755 TMRCCQP、時計製造において未知の領域への挑戦

         時、クオーター、分を鳴らすことも含む、これらすべての機能を上手く作動させるため、メゾンの主要な開発品のひとつである自社製キャリバー2755が選ばれました。時を重ねる中で大幅な改良が行われ、なかでも天文機能に関するものは、時計製造における未知の領域への挑戦とも呼べるでしょう。774個の部品を備えた「レ・キャビノティエ・デュアルムーン - グランド・コンプリケーション」は、複雑さの中にもエレガンスの追求を表現する数々のタイムピースに搭載されてきたキャリバー2755とともに、この未知の領域に挑む冒険にぴったりのタイムピースです。約58時間のパワーリザーブを備えたキャリバー2755 TMRCCQPは、毎時1万8000回振動でリズムを刻みます。

         手作業でサーキュラー サテン仕上げ、面取りしたコート・ド・ジュネーブ装飾が裏側のブリッジに施され、ハンマーとフライング・ストライク・ガバナーの棒状部品は鏡面仕上げされ、この自社製ムーブメントは極めて緻密な仕上げが施されています。ケース径46mmの18Kホワイトゴールドのケースとの美しい調和を保つため、このムーブメントは完全にロジウムプレートが施されています。メゾンの全てのタイムピースと同様、このタイムピースは、組み立て後はムーブメントでは見えなくなる部品など、細部に至るまで、細心の注意が払われています。この卓越性への追求は、テクニックと審美面における選択と決断、そして緻密な仕上げの中にも表れています。

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        LES CABINOTIERS DUAL MOON GRAND COMPLICATION
        レ・キャビノティエ・デュアルムーン - グランド・コンプリケーション

        Ref:9770C/000G-007C
        ケース径:46.0mm
        ケース厚:17.1mm
        ケース素材:18Kホワイトゴールド
        ストラップ:ディープブルーのミシシッピアリゲーターレザー、18Kホワイトゴールド製フォールディングクラスプ
        ムーブメント:手巻き、Cal.2755 TMRCC QP(自社開発・製造)、約58時間パワーリザーブ、毎時18,000振動(2.5Hz)、50石、ジュネーブ・シール取得
        仕様:時・分表示、ミニット・リピーター、瞬時復帰レトログラード針による日付表示、半瞬時式曜日窓表示、瞬時式月と閏年窓表示を備えたパーペチュアルカレンダー、北半球と南半球の高精度のムーンフェイズと月齢表示、恒星時(24時間)表示、天空図、トゥールビヨン、真鍮製ダイヤル、シルバーカラーゴールドの針とアプライドインデックス、レ・キャビノティエ専用ボックスが付属
        限定:ユニークピース、時計裏面に《LES CABINOTIERS》、《PIÈCE UNIQUE》、《AC》の文字を刻印

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