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2023 New Model | CHOPARD
2023年 ショパール新作 アルパイン イーグル 41 XPS

【編集顧問 田中克幸 ピックアップ】

 2019年にファーストモデルが発表された「アルパイン イーグル」の新作「アルパイン イーグル 41 XPS(Alpine Eagle 41 XPS)」。その特徴はCOSC認定クロノメーターのCal.L.U.C 96.40-L、ルーセントスティール™使用の厚さわずか8mmのケース、さらにイーグルアイリスと呼ばれる鷲の瞳の虹彩をモチーフとしたダイアル、そしてジュネーブシールである。特に搭載される自動巻きCal.L.U.C 96.40-Lには、1996年に設立されたショパール マニュファクチュールの第1号ムーブメント、Cal.L.U.C 1.96から連綿と続く技術の足跡が感じ取られ、さらにダイアルやケース、ブレスレットすべてを含めた当モデルの “時計美”には刮目せざるを得ない。


Alpine Eagle 41 XPS
アルパイン イーグル 41 XPS
Ref:298623-3001
ケース径:41mm
ケース厚:8mm
ケース素材:ルーセントスティール™
防水性:100m
ストラップ:ルーセントスティール™製のテーパー形状のブレスレット、ルーセントスティール™製のトリプルフォールディングバックル、セーフティプッシュボタン付き
ムーブメント:自動巻き、Cal.L.U.C 96.40-L、約65時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、29石、COSC(スイス公式クロノメーター検定局)認定、ジュネーブ・シール取得
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示、ストップセコンド機能、ガルバニック加工によるモンテローザピンクカラーのブラス製文字盤、シースルーケースバック
価格:3,168,000円(税込)

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ショパールが自社開発・製造に成功した新型ステンレススティール=「ルーセントスティール™」。80%以上のリサイクル率で製造されるこのスティールを、自社の全スティール製ウォッチに使用することをショパールが発表したのは、ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ開催中の2023年3月のこと。期限は同年末まで。これは2013年発表の長期プロジェクト“The Journey to Sustainable Luxury(サステナブル・ラグジュアリーへの旅)”プログラムの一環と言えよう。2013年は責任ある原料の調達や、サプライチェーンで軽視されがちな初段階における採掘業者の環境と、それに携わる人々の処遇の改善を目指した。今回はステンレススティール素材における決定である。対象は前述のとおりブレスレットやケースを含むすべてのスティール製ウォッチ。新作「アルパイン イーグル 41 XPS」にも当素材は使用され、直径27.40×厚さ3.30mmのCal. L.U.C 96.40-Lを格納するケースの厚さはわずか8mm。


1993年、当時ショパール副社長であったカール-フリードリッヒ・ショイフレ氏は、自社キャリバーの製作を決意しマニュファクチュール宣言を行った。その3年後の1996年、ショイフレ氏の決意は見事に華咲き、第1号マニュファクチュール・ムーブメント、Cal. L.U.C 1.96(現L.U.C 96.01-L)が誕生。その後L.U.Cキャリバーはバリエーションを拡充し、今回の新作ではCal.L.U.C 96.40-Lが搭載された。COSC認定クロノメーターでありショパール・ツインテクノロジーによる65時間のパワーリザーブを確保。元々Cal.L.U.C 1.96の設計は、マイクロローターの二重香箱を搭載することで他の機能の追加投入が可能なスペースを確保していた。この聡明な設計思想により以降のL.U.C の未来が開けたとも言える。なおCal.L.U.C 1.96もCOSC認定クロノメーターでありジュネーブシール取得ムーブメント。当初からの方針を徹底して貫くことに、時計人としてのショイフレ氏の賢明さと意志が強く感じられる。


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