2025年7月よりスイス製のウォッチブランド、マセ・ティソが日本での取扱いを開始しました。
スイス・ジュラ山脈の中央近く、標高3,300フィート、スイスで最も美しい渓谷のひとつに位置するレ・ポン・ド・マーテル村。ここで1886年にマセ・ティソ ウォッチカンパニーが設立されました。当初正時と30分にチャイムの鳴る「リピーターウォッチ」と呼ばれる時計の製造からスタートした同社は、その後すぐにクロノグラフ(ストップウォッチ)の製造に着手し、その独創性と精度は瞬く間に成功を収め、ヨーロッパ全土で数々の賞を受賞しました。
1914年のキュー天文台コンペティションに、マセ・ティソは6つのクロノグラフを出品しました。その全てがA級に合格し、精度に関して「特別に優れている」と評価されただけでなく、そのうちの1つは、これまでに達成されたことのない記録を残しました。同年末、マセ・ティソはこの快挙に続き、ベルンのスイス国立博覧会でグランプリを受賞しました。年月が経つにつれ、マセ・ティソの名高い職人たちは、他にも数々の栄誉を獲得していきました。
第一次世界大戦中、マセ・ティソはアメリカ陸軍工兵隊に高精度のクロノグラフを大量に供給するよう要請され、アメリカ遠征軍司令官ジョン・J・パーシング元帥は、マセ・ティソを幕僚に授与する時計として選びました。第二次世界大戦前と戦時中には、世界中のジュエラーのために高級時計を製造するという通常のビジネスに加え、アメリカ軍とイギリス海軍のために何千もの時計を製造しました。
1950~60年代にかけて、フランス国防省はパイロット用クロノグラフの開発を要請し、マセ・ティソはフライバック・クロノグラフ「TYPE XX」をフランス軍に供給する最初のサプライヤーのひとつとなりました。
60年代以降、高品質なムーブメントメーカとして世界的に高い評価を得たマセ・ティソは、ゼニス、ヴァシュロン・コンスタンタン、IWC、ジャガー・ルクルト、ジラール・ペルゴ、ブレゲ、ユリス・ナルダンなどの高級ブランドにムーブメントを供給するようになりました。新しく革新的な時計とアイデアで、スイスの超高級時計メーカーの最前線に位置づけ続けるマセ・ティソの物語はまだ始まったばかりです。1世紀以上にわたってマセ・ティソの名に象徴される品質を提供し続けています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1.pngMathy Vintage Automatic 40mm
Ref:H900ATN
ケース径:40.0mm
ケース厚:13.5mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:100m
ストラップ:ステンレススチール
ムーブメント:自動巻き、Cal.Landeron 24
仕様:時・分・秒・日付表示、逆回転防止ベゼル、サファイアコーテッドミネラルクリスタル、ねじ込み式リューズ、シースルーバック
価格:137,500円(税込)
発売予定:2025年8月
Type XX Homage
Ref:TYPEXXIISE
ケース径:38.5mm
ケース厚:15.0mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:50m
ストラップ:カーフ
ムーブメント:自動巻き、Cal.Sellita SW510
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示、クロノグラフ、双方向回転防止ベゼル、サファイアコーテッドミネラルクリスタル
価格:594,000円(税込)
発売予定:2025年8月
Type XX Homage
Ref:TYPEXXME
ケース径:38.5mm
ケース厚:15.0mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:50m
ストラップ:カーフ
ムーブメント:手巻き、Cal.Fontainemelon Meca
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)・日付表示、双方向回転防止ベゼル、サファイアコーテッドミネラルクリスタル
価格:286,000円(税込)
発売予定:2025年8月
2025年7月よりスイス製のウォッチブランド、エルカの日本での取扱いが開始されました。
ELKA Watch Co.は2022年にハキム・エル・カディリによって、スイス、ヌーシャテルの地に設立されました。ハキム・エル・カディリは長年スウォッチグループのラドーやハミルトン等のプロダクトマネージャーとして数々の作品のデザインに携わってきました。そのころから真実味と信頼性があり革新的なデザインでストーリーを持った自分のブランドを立ち上げることを夢見ていました。ブランドには自分のニックネームであるELKAを名乗ることにしました。彼は60年代の製品や美学が大好きであったことから、それらを今回のコレクションそして今後のデザインラインのベースにしています。ブランド名を模索している内に、Elka Watchというブランドが過去に存在しており、それは彼がデザインのベースに選んだ60年代から70年代頃に消滅していました。過去のElka Watchはアムステルダム出身のEduard Louis Kiekにちなんで名付けられていました。彼はそのアーカイブを調べることにより、このブランドが力強いデザイン性を持ち、Ulysse Nardin、Heuer、Rolex、Minervaなど、時計業界の他のビッグネームと密接に関与してきたことを知りました。ブランドを復活させるのではなく、この古いオランダのブランドへのトリビュートとして最初の2つのシリーズを発表しました。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1319.jpg・ARINIS アリニスシリーズ
ヌーシャテル湖の豊かな歴史にインスパイアされた「アリニス」は、スタイリッシュなダイバーズウォッチです。そのサイズ、ボックス型のサファイアクリスタル、ラグの形状、そして特徴的なサイドエッジなど、ブランドのデザインを踏襲しています。サン=ブレーズの古代千年紀の地名「アリニス」にちなんで名付けられたこの名前は、村が湖畔に位置すること、そしてケルト文化からパラフィット文化に至るまで、この地域の歴史的重要性を反映しています。時計のデザインには、セラミックベゼルや全体の形状など、湖で発見されたケルトの車輪やサン=ブレーズの陶器から着想を得た要素が取り入れられています。矢印型の分針は、湖の初期の住民が使用していた道具を彷彿とさせます。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1130.jpg・ELKA X シリーズ
ELKA Xシリーズは、廃業したエルカウォッチのためにホイヤーが製作した航空計器からインスピレーションを得ています。時計ケースはELKA Dシリーズと同じで、懐中時計の形をとっています。スポーティなバージョンのELKA Xシリーズは、5種類のダイヤルで構成されています。
・ELKA D シリーズ
ELKA Dシリーズは、懐中時計が一般的だった時代の時計製造の歴史に根ざしています。ケースはELKA X シリーズと同じで、懐中時計の形状を踏襲しています。このデザインの狙いは、手に持つと有機的な物体、まるで小石のように、触れたくなる、感じたくなるような存在感です。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1274.jpgARINIS
アリニス
Ref:AF02-1202
ケース径:41.00mm
ケース厚:11.85mm
ケース素材:316Lスチール
防水性:20気圧(200m)
ストラップ:ブラックラバー
ムーブメント:自動巻、ラ・ジュ・ペレG100、68時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)
仕様:時・分・秒・日付表示、針停止機能、逆回転防止ベゼルにスーパールミノバを充填したブラックセラミックインサート、ブラックダイヤル、スーパールミノバインデックス、ねじ込み式ケースバック
価格:385,000円(税込)
ELKA X
エルカ X
Ref:X02-0901
ケース径:40.8mm
ケース厚:10.8mm
ケース素材:316Lスチール
防水性:5気圧(50m)
ストラップ:ベージュナイロンNATO
ムーブメント:自動巻、ラ・ジュ・ペレG100、68時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)
仕様:時・分・秒・日付表示、針停止機能、ベージュダイヤル、ブラックプリントインデックス、ねじ込み式ケースバック
価格:363,000円(税込)
ELKA D
エルカ D
Ref:D02-1001
ケース径:40.8mm
ケース厚:10.8mm
ケース素材:316Lスチール
防水性:5気圧(50m)
ストラップ:316Lスチール製ミラネーゼメッシュブレスレット
ムーブメント:自動巻、ラ・ジュ・ペレG100、68時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)
仕様:時・分・秒・日付表示、針停止機能、ブルーダイヤル、シルバーカラーのアプライドインデックス、ねじ込み式ケースバック
価格:385,000円(税込)

最上級の素材と技術で実現した
ハイエンドなウォッチケース誕生
先ごろ、日本有数の皮革ブランド「キプリス」が、ベルギー産の高級皮革を用い国内有数のトランク工房が製作する時計のコレクション・ケースを発表した。サイズや皮革の色にはじまり、ステッチや金具、刻印に至るまで細かくカスタムオーダーができるこのウォッチケースは、オーナーである、あなたのためだけに作られた世界でたったひとつの貴重なコレクションケースとなる。
>>カスタムオーダーで世界にひとつのウォッチケースを手に入れる
取材・文・写真:名畑政治 / Report Text Photo:Masaharu Nabata
取材協力:モルフォ / Thanks to:Morpho
2025年の新作としてセイコーウオッチ株式会社が、クレドールより、漆芸と彫金の技で彩ったトゥールビヨンモデルを、2025年10月24日(金)に発売します。希望小売価格は25,300,000円(税込)、全世界で10本限定です。
クレドール ゴールドフェザー
セイコーの薄型メカニカルウオッチの系譜を脈々と受け継ぎ、クレドールの名のもとに60余年ぶりに蘇った「ゴールドフェザー」は、現代にふさわしい高級薄型メカニカルウオッチです。羽根のように「薄く」、「軽やかで」、「空気をはらみ」、「艶やかで」、「優美」であることをデザインコンセプトとし、現代のドレスウオッチとしてふさわしいスペックとデザインにアップデートしたコレクションです。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1315.jpg漆芸と彫金が織りなす緻密な美しさ
ゴールドフェザーとして初めてトゥールビヨンムーブメントを搭載した今作には、加賀蒔絵の達人である田村 一舟氏による、緻密な漆芸が施されています。9時位置のトゥールビヨンキャリッジを太陽に見立て、そこから溢れ出るエネルギーが、鳥の群れに姿を変えて12時位置のクレストマークに向かって空高く飛翔していく様をダイヤルに表現しています。トゥールビヨンキャリッジを取り巻くエネルギーのような装飾は蒔絵の技法を、ダイヤル内側の赤みを帯びた金色の鳥は切金(24金などの薄い板を貼る技法)を、外側の色鮮やかな鳥は螺鈿の技法を用いています。
繊細にカーブしたダイヤル上に、漆を使って色鮮やかな金、白蝶貝、夜光貝を貼り付け、漆を重ね、表面を滑らかに研ぐ工程を繰り返し、煌びやかにダイヤルを彩っています。
そして、田村氏の真骨頂である陰影が際立つ立体的な高蒔絵で、クレストマーク、CREDORロゴに加え、今回初めて極細のGoldfeatherロゴも描かれています。
さらに、トゥールビヨンキャリッジを支える受は、翼を広げた鳥の姿をモチーフとしており、頂点のエッジや、側面の絹目模様など、細部まで美しく仕上げられています。
また、裏面は、トゥールビヨンキャリッジから偏心状に広がる大胆な彫金と漆芸で、猛禽類が羽ばたく際に上昇力を生みだす「風切り羽(かざきりばね)」を表現しています。三日月形の美しい夜光貝の螺鈿に、羽の輪郭が高蒔絵で表現されています。
ムーブメントの受には、外側に向かって力強さを増す羽が緻密に彫金されています。これはクレドールの彫金工房が手掛けており、様々な工具を使い分けることによって、わずか0.15mmの深さで彫りながら、深みのある美しさを生み出しています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1126.jpg薄さと実用性の高いパワーリザーブを両立した新トゥールビヨンムーブメント
搭載されている新ムーブメント「キャリバー6850」は、薄型手巻トゥールビヨンムーブメント「キャリバー6830」を継承した、厚さ3.98mmの非常にコンパクトなムーブメントです。「キャリバー6830」と同サイズでありながら、香箱(動力ぜんまいの収められた部品)の容量を拡大することで、60時間のパワーリザーブを実現しています。このムーブメントは、2023年秋に黄綬褒章を受章した齋藤 勝雄の卓越した技術によって組み立てられたものです。ゴールドフェザーに搭載される全てのムーブメントは、その薄さゆえに、高度な技能を有する時計師が一貫して組立・調整からケーシングまでを手掛けています。
ゴールドフェザーらしい軽やかさを生み出す新ケース構造
ケースと裏蓋が一体化した構造を採用することで、強度を維持したまま、8.6mmの薄さを両立するとともに、ゴールドフェザーらしい優美なカーブを描く、軽やかなケースフォルムになっています。熟練した職人の手によって手作業でケース表面を磨きあげるとともに、裏ぶたガラスもカーブさせることで、ケースからガラスに続くなめらかさにこだわり、優しい着け心地に仕上げられています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1270.jpg漆芸家 田村 一舟(たむら いっしゅう)
1957年(昭和32年)生まれ。石川県金沢市在住。清瀬一光師に師事し金沢に伝わる伝統工芸「加賀蒔絵」を習得後、世界に類を見ない独自の細密技法を生み出しました。漆器のみならず、加賀蒔絵をあしらった高級万年筆や腕時計を発表、その極めて緻密な技術による精緻な美しさが、世界的に高い評価を受けています。
組立師 齋藤 勝雄(さいとう かつお)
盛岡セイコー工業(株)所属。1968年(昭和43年)生まれ。1986年に西根時計工業(盛岡セイコー工業の子会社で、1993年に合併)に入社し、1999年に時計修理技能士一級の資格を取得。2002年より高級機械式時計の組立に従事し、2008年には、時計技能競技全国大会の第一部門で優勝。2017年に「卓越した技能者(現代の名工)」として厚生労働省より表彰を受け、令和5年(2023年)秋の褒章において黄綬褒章を受章。
ゴールドフェザー トゥールビヨン限定モデル
Ref:GBCF999
ケース径:38.6mm(りゅうず含まず)
ケース厚:8.6mm
ケース素材:プラチナ950
防水性:日常生活用防水(3気圧)
ストラップ:クロコダイル、プラチナ950製三つ折れ方式中留(一部プラチナ900)
ムーブメント:手巻、Cal.6850、日差+15秒~-10秒、約60時間パワーリザーブ(最大巻上時)、毎時21,600振動、22石
仕様:時・分表示、トゥールビヨン、ボックス型サファイアガラス(内面無反射コーティング)
限定:世界限定10本(うち国内7本)
価格:25,300,000円(税込)
発売予定:2025年10月24日(金)
2025年の新作としてオリスより、1965年に誕生したダイバーズウォッチ「ダイバーズ65」の古き良きデザインを受け継ぐ、ダイバーズ65 クロノグラフが新たに登場しました。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1312.jpgポンプ式プッシャーや12時位置の盾型インデックスはネオ・ヴィンテージデザインを採用。サンレイ仕上げのシルバーグレーの文字盤にオークグリーンの積算計がアクセントとなったは配色は、オリスの本社ヘルシュタイン工場を囲む豊かな自然に囲まれた丘陵地帯から着想を得ています。1960年代の古き良きデザインを受け継ぎ、ディテールにこだわったベゼルは洗練されたスタイルを実現しています。
現代的な機械式クロノグラフムーブメントのオリスキャリバー771を採用し、10気圧(100m)防水に加え、62時間のパワーリザーブを誇ります。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1124.jpg持続可能な方法で調達されたチェルボボランテ製レザーストラップ、またはステンレススティールブレスレットの2種を展開。
オリス銀座ブティック、オリス正規販売店にて2025年7月23日より販売が開始されています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1266.jpgDivers Sixty-Five Chronograph
ダイバーズ65 クロノグラフ
Ref:01 771 7791 4054-07 6 20 01
ケース径:40mm
ケース素材:マルチピースステンレススチール
防水性:10気圧(100m)
ストラップ:チェルボボランテ製ブラック鹿革レザー
ムーブメント:自動巻、Cal.Oris 771、62時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、27石
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示、クロノグラフ、逆回転防止ベゼルにダークグリーンアルミニウムインサート、サンレイ仕上げのシルバーグレーダイアル、オークグリーンのサブダイアル、針とインデックスにスーパーミノルバ®
価格:680,900円(税込)
Divers Sixty-Five Chronograph
ダイバーズ65 クロノグラフ
Ref:01 771 7791 4051-07 8 20 18
ケース径:40mm
ケース素材:マルチピースステンレススチール
防水性:10気圧(100m)
ストラップ:ステンレススチール製メタルブレスレット
ムーブメント:自動巻、Cal.Oris 771、62時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、27石
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示、クロノグラフ、逆回転防止ベゼルにダークグリーンアルミニウムインサート、サンレイ仕上げのシルバーグレーダイアル、オークグリーンのサブダイアル、針とインデックスにスーパーミノルバ®
価格:715,000円(税込)
2025年の新作としてA.ランゲ&ゾーネは、リング状の日付表示を備えた機械式デジタル時計の新たなモデルを発表しました。ツァイトヴェルク ファミリーで初めて、ピンクゴールドの温かな色調とグレーダイヤルを組み合わせたモデルです。
2009年、A.ランゲ&ゾーネは、新時代の時計、ツァイトヴェルクを発表し、精密時計製造の世界を驚きで席巻しました。瞬転数字式時刻表示には精巧な機械式ムーブメントが隠れています。時計界に驚きを持って迎えられたこのファミリーは、伝統的な時計作りの愛好家であるだけでなく、先進的なコンセプトや型破りなソリューションも高く評価する方々のニーズに応えるタイムピースです。
2019年に発表されたツァイトヴェルク・デイトには、瞬転数字式表示機構に加えて、ダイヤルを囲む革新的な日付リングも備えられています。日付リングはガラス製で、1から31までの数字がプリントされています。
日付リングの下に取り付けられているリングの小さな赤色のセグメントが、深夜12時に一日分先に進む仕組みです。現在の日付は赤で表示され、1ヶ月かけてその赤の表示が1周します。その日の日付が赤色で表示されるため、時計をみた瞬間に直感的に日付が分かります。日付表示を修正するには、8時位置にあるボタンを押します。ボタンから手を離した瞬間に赤色部分が先へ進みます。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1317.jpg特徴的なフェイス
ホワイトゴールド750のモデルが発表されてから6年後の2025年、ピンクゴールド750のツァイトヴェルク・デイトが登場します。どちらのモデルにもグレーダイヤルが備えられることで、エレガントな雰囲気を纏ったデジタル表示となっています。論理的に視認性を最適化するという観点から、時と分が数字で表示される窓は左から右に向かって配置されており、大きくて見やすいデザインです。特許技術の瞬転数字式表示機構は、一日を通して瞬時に1,440回正確に数字を切り替えるほどの精密さを誇ります。
4時位置の調整ボタンで、時表示のみを進めることができます。ムーブメントの切替えプロセスと切り離して時表示を調整できるようにするため、ボタンを押すたびに、クラッチが時リングを瞬転数字式表示機構から切り離します。日付機能と同様に、調整ボタンを解除すると、切替えに必要な動力が発生します。
内部へのブリッジ
洋銀製のタイムブリッジは、ツァイトヴェルク ファミリーのデザインにおいて最も個性的な要素であり、その型破りなデザインは革新的なコンセプトにふさわしい舞台となっています。タイムブリッジはムーブメントの一部であると同時に、すべての時刻表示をひとつにまとめるフレームとしての機能を果たします。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1128.jpg1分に一度のパワフルなパフォーマンス
時表示を進めるために必要な膨大な動力は、特許技術の動力制御メカニズムがコントロールするパワフルなツインバレルによって供給されます。フライガバナーが過剰なエネルギーを吸収し、瞬転数字式表示機構全体を保護します。動力制御メカニズムが数字ディスクの切替えに必要な動力を60秒ごとに供給します。ツインバレルとテンプの間に配置されたメカニズムは、パワーリザーブが切れるまで常時テンプに一定の力が加わるようにすることによって、歩度の安定に大きく貢献しています。
「ツァイトヴェルク・デイトは、A.ランゲ&ゾーネの時計製造技術に他と異なる独特で現代的な表情を加えました」と、商品開発ディレクターのアントニー・デ・ハスは説明します。「深夜12時ちょうどに、格別なショーを見せてくれます。3つ全ての瞬転数字式ディスクと日付リングが同時に切り替わるのです。その瞬間に、ケースを通してその力強さと正確さを感じられるでしょう」
自社製キャリバーL043.8
ツァイトヴェルク・デイトの心臓部、自社製キャリバーL043.8は、毎時18,000回振動(2.5Hz)です。ツインバレルと2つの主ゼンマイを搭載した手巻きキャリバーにより、72時間のパワーリザーブを確保しています。ピンクゴールドのケースも直径44.2mm、厚さ12.3mmとなっています。そのサファイアクリスタル製ケースバックからは、516個の部品から成るムーブメントに施された職人技による精巧な仕上げを見ることができます。ブランド名がエングレービングされた、サンバースト仕上げの角穴車や繊細な動力制御ゼンマイなども技術的および審美的な特徴となっており、異なる素材や表面装飾の調和の取れた構成に鮮やかなアクセントを添えています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1272.jpgZeitwerk Date
ツァイトヴェルク・デイト
Ref:148.033
ケース径:44.2mm
ケース厚:12.3mm
ケース素材:ピンクゴールド750
防水性:3気圧(30m)
ストラップ:手縫いのダークブラウンアリゲーター、ピンクゴールド750製ピンバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.L043.8(ランゲ自社製)、72時間パワーリザーブ(完全巻上げ状態)、毎時18,000振動(2.5Hz)、70石
仕様:瞬転数字表示式時分表示、ストップセコンド機能搭載スモールセコンド、リング状日付表示、パワーリザーブ表示 AUF/AB(アップ/ダウン)、シルバー925製グレーダイヤル、シースルーケースバック
価格:要お問い合わせ
・ケースは2つのバリエーション:フルグレード5チタン製、またはカーボンTPT®と5Nレッドゴールドのコンビネーション
・プラチナ製マイクロローターを搭載した新しいスケルトン自動巻きムーブメント
・6時位置にスモールセコンド表示
2025年の新作としてリシャール・ミルが「RM 33-03 オートマティック」を発表しました。新しいRM 33-03 オートマティックは、リシャール・ミルの進化を反映し、妥協のない技術的・審美的基準を忠実に再現した新しいラウンド型のオートマティックウォッチです。RM 33-03はRM 33-02の後継モデルで、人間工学に基づいた独特のフォルムを維持しながら、より複雑な機構を搭載しています。トノーシェイプのスポーティなラインとラウンド型ウォッチの自然なバランスが融合しています。
「他のリシャール・ミルのコレクションと同様に、RM 33-03が織りなすエレガンス、技術、人間工学の融合は、この時計に込められた思いの証です」と、リシャール・ミルのクリエーション&デベロップメント ディレクター、セシル・ゲナは語っています。
精密さが生み出す動き
RM 33-03 オートマティックの心臓部には、スケルトナイズされた新しい自動巻きキャリバーRMXP3が搭載されています。このムーブメントの薄さ3.28mmは、オフセ ターに配置されたプラチナ製のモノブロック マイクロローターによるものです。セラミック製ボールベアリングに搭載され、両方向に巻き上げられるこのローターは、ムーブメント全体のコンパクトさを確保しながら、最適なエネルギー生成を保証します。このローターは、硬度と耐性を高めるTitalyt®処理を施したチタン製の地板の上に搭載されています。同じ素材のブリッジは、全体がブラックPVDでコーティングされています。この素材と表面処理の組み合わせにより、アセンブリ全体の剛性が高まり、歯車列の完璧な機能と正確な計時の鍵となる正確な表面平坦度が確保されます。薄い部品は機械加工によるストレスや製造と仕上げの両工程で発生する熱変化により、当然ながらたわみや振動が発生しやすいため、このような精密工学には並外れた注意と専門知識が要求されます。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1318.jpgキャリバーを取り囲むのは、ブラックPVD加工を施したチタン製の日付ディスクです。このディスクは5時位置にあるホワイトカラーの小窓の上に表示され、ほぼ瞬間的に切り替わります。リシャール・ミルの時計としては珍しく、スモールセコンド表示は6時位置に表示されます。この歴史的な複雑機構は、その美しさだけでなく、繊細な動きで文字盤を生き生きとさせます。
この複雑な機構は、3Hzで作動する可変慣性テンプにより命を吹き込まれます。ヒゲゼンマイの長さを変えることなく、ヒゲゼンマイの周囲に4つの小さな重りをセットすることで、振動数を微調整することが可能です。時計製造の神髄ともいえるこの調整機構は、高速回転香箱に蓄えられたエネルギーを緻密に調整し、40時間以上のパワーリザーブを実現しています。
そしてもちろん、リシャール・ミルの時計には、サンドブラスト、マイクロブラスト、サテン仕上げ、面取りといった、熟練した職人による伝統的な高級時計製造技術が欠かせません。「キャリバー内のボリュームを強調する一方で、ムーブメントの高度なスケルトナイズが生み出す空虚な空間と充実した空間は、光と影を表現しています」とセシル・ゲナは付け加えます。
キャリバーの立体的な構造を際立たせるため、18K 5Nレッドゴールド製のアラビア数字が、フランジとムーブメントの間に配置されたチタン製のレール上に取り付けられています。この精巧なダイアルは、その薄さゆえにブリッジ同様、技術的にも高度な構造であるだけでなく、機能性も兼ね備えています。キャリバー全体を覆うように設計されたダイアルは、スモールセコンド表示へと視線を自然に導きます。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1129.jpg真のラグジュアリー:最先端素材の融合
RM 33-03オートマティックは、前作の美的コードを継承しながら、さらなる進化を遂げています。チタンやカーボンTPT®のような先進的な素材により、この時計の個性が一層際立っています。いずれのケース素材も、極めて軽量であると同時に、優れた耐傷性と美しい外観を備え、機能性と美しさを高次元で融合させています。
カーボンTPT®モデルもグレード5チタンモデルも、ケースはスポーツにインスパイアされたデザインのなめらかなラインによって定義され、ブランドのトノー型ケースの曲線美と、ラウンド型モデルの独特な特徴とを融合させています。ブランドの特徴であるチタン製スプラインネジで固定された三重構造のケースは、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げが施されています。
どちらのバージョンも直径41.7mm、厚さわずか9.7mmというコンパクトなサイズで、どんな手首にも完璧にフィットし、超軽量であることも相まって、着用していることを忘れるほどの着け心地です。
ストラップのデザインは、6時と12時位置のくぼみに沿って独自のラインを描き出し、印象的で独創的なダイナミズムを生み出しています。この消えゆくようなラインは、ケースデザインのエネルギーをさらに高める役割も果たしています。グレード5のチタン製バックルは、手首にしっかりフィットし、安全な装着感を実現します。
RM 33-03オートマティックはフルチタン製とカーボンTPT®製があり、ミドルケースは5Nレッドゴールド製です。リシャール・ミルの哲学を受け継ぐこの新作RM 33-03オートマティックは、最先端のビジュアルとテクノロジーを駆使し、現代的な快適さを追求した傑作です。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1273.jpgRM 33-03 AUTOMATIC
RM 33-03 オートマティック
Ref:RM 33-03
ケース径:41.7mm
ケース厚:9.7mm
ケース素材:カーボンTPT®、18K 5Nレッドゴールド
ストラップ:ブラックラバー
ムーブメント:自動巻き、Cal.RMXP3(自社製)、約42時間パワーリザーブ(±10%)、毎時21,600振動(3Hz)、29石
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)・日付表示、スケルトン文字盤
価格:要お問い合わせ
RM 33-03 AUTOMATIC
RM 33-03 オートマティック
Ref:RM 33-03
ケース径:41.7mm
ケース厚:9.7mm
ケース素材:グレード5チタン
ストラップ:ブラックラバー
ムーブメント:自動巻き、Cal.RMXP3(自社製)、約42時間パワーリザーブ(±10%)、毎時21,600振動(3Hz)、29石
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)・日付表示、スケルトン文字盤
価格:要お問い合わせ