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2023 New Model | IWC
2023年 アイ・ダブリュー・シー新作 インヂュニア・オートマティック 40

【編集顧問 田中克幸 ピックアップ】

 時計デザイナーの開祖であるジェラルド・ジェンタがデザインを手掛け、1976年に発売された「インヂュニア SL“ジャンボ”」(Ref.1832)。この時計遺産を極めて丁寧なアプローチでリデザインした新作が「インヂュニア・オートマティック 40(INGENIEUR AUTOMATIC 40)」である。オリジナルでは5個の凹みのあるベゼルがケースリングにそのままねじ込まれた仕様だったが、新作では多角形スクリューを採用し5本のスクリューでベゼルをケースリングに固定。そのほかダイアルのデザインやブレスレット等多岐にわたる改良が施され、オリジナルを最大限に尊重しつつも50年近い時を経た21世紀にふさわしい姿で再臨した。愛好家最注目モデル。


INGENIEUR AUTOMATIC 40
インヂュニア・オートマティック 40
Ref:IW328901
ケース径:40.0mm
ケース厚:10.8mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:10気圧(100m)
ストラップ:一体型ステンレススティールブレスレット、バタフライ・フォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.32111、毎時28,800振動(4Hz)、21石、120時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒・日付表示、ブラックダイアル
価格:1,567,500円(税込)




ジェラルド・ジェンタ(Gerald Genta)。1931年にイタリア系両親の元にジュネーブで生まれる。7歳の頃よりいそしんだ絵画が、その後の彼のデザインワークにおける創造的支柱になったと思われる。服飾やアート、宝飾のデザインを経て1954年頃より時計デザインを開始。インヂュニアに見られるようなケース一体型ブレスレットの発想(ケースとブレスレットを分離した要素と考えないこと)は、彼の宝飾デザイナーとしての経験が大いに影響したのではないだろうか。しかし当時の時計界では時計デザイナーという概念はなく、時計会社に職を求めても門前払いだった(『TIME SCENE Vol.4』2004年12月号より)。1969年(1972年説も有り)に「ジェラルド・ジェンタ」ブランドを創立。1972年のオーデマ ピゲの「ロイヤル オーク」で名声を確立。その後の足跡は多くの時計専門誌等で書かれている。1970年代以降、時計界においてデザインの重要性が意識され始めたが、その開祖がジェラルド・ジェンタであり、昨今の“SS製高級ラグ・スポ”ブームはジェンタの偉大なる遺産の復興でもある。2011年8月17日逝去。享年80歳。


ジェラルド・ジェンタのデザインによる1976年発売の「インヂュニアSL」(Ref.1832)、通称“ジャンボ”。軟鉄製インナーケースを8つのゴムでフロートさせるIWC独自の耐衝撃性装置のため、ケース径42mmという当時の基準ではオーバーサイズモデルが誕生。よってこのニックネームが与えられた。5個の凹みをケースリングにねじ込み(スクリュー留めではない)、グリッド構造のダイアルや金属製リンクを用いたケース一体型のブレスレット等、現代の“SS製高級ラグ・スポ”の全要素が詰められていると言っても過言ではない。自動巻きモデルはCal.8541(25石、19,800振動/時)、クォーツモデルはCal.2405搭載。ケース径42mm、120m防水、80,000A/mの耐磁性。1982年まで978本が製造された。


    MODEL Catalogアイ・ダブリュー・シー モデルカタログ

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    アイ・ダブリュー・シー(IWC)についてのお問合せは・・・

    アイ・ダブリュー・シー
    〒102-0083 東京都千代田区麹町1-4
    TEL: 0120-05-1868


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