2009年SIHHにおけるカルティエ(Cartier)の発表は、これまでのカルティエ(Cartier)のイメージはもちろん、ウォッチメイキングの歴史においても飛躍的なエポックメイキングとなるものであった。何はさておき、コンセプトから設計した自社100%のムーブメントの発表が一番重要なトピック。
 ラ・ショー・ド・フォンはルノ・エ・パピの協力を得、初の自社開発・製造となるムーブメントを搭載した「サントス 100 スケルトンウォッチ キャリバー9611MC」、そして「ロトンド ドゥ カルティエ セントラル クロノグラフ ウォッチ 」という出色の2モデルを登場させた。現在も新たに、ラ・ショー・ド・フォンで18人の時計設計師のもとジュネーブシール取得のムーブメントを開発中であり、今後のカルティエ(Cartier)のウォッチメイキングが、新潮流を起こすことは間違いない。
 そしてまた2009年は、「ベニュワール」がそのケース形状を一新し、現代的な装いで新たなカルティエ(Cartier)の風格をみせつけるモデルへと美しい進化をとげた。
    
    	
    
      
      Baignoire SM YG
	  ベニュワール ウォッチ SM イエローゴールド製
        
Ref:WB520019
        ケース素材: 18KYG
        ブレスレット: 18KYG 
        ムーブメント:クォーツ
        仕様:ベゼルダイヤ、シルバー仕上げサンレイダイヤル、18KYGアルディロン バックル
        予価: 3,307,500円(税込)
        発売予定: 2009年 6月
        
        ※クリックすると詳細をご覧になれます
     
	     1956年に誕生して以来その美しさで多くの女性を魅了してきたこのモデルは、1973年に「ベニュワール」と名づけられ、以来メゾンを代表するエレガンスウォッチとして君臨してきた。しかし今回その装いと表情をがらりと一変させ、女性に発信する新しいベニュワールとして登場した。ベニュワールの一番の特徴ともいえる丸みのあるケースから、曲線と直線を最大限に融合させ、エッジのきいた現代的なデザインに一新。こちらのようにベゼルにダイヤを配したブレスレットタイプのほかにも、アリーゲーターストラップやトワルストラップがあり、現代によりフィットするエレガンスを表現している。
	
        	文:天野靖恵 写真:板津亮
  ※表記は2009年2月現在のものになります。
      
     
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