190年以上の歴史を誇るスイスの時計ブランド「ロンジン」は、1世紀以上にわたりハイビート(高振動)のパイオニアとしてウォッチメイキングを牽引してきました。高振動とタイムレスなエレガンスが融合した1967年発表の傑作「ウルトラ-クロン」が、2025年の新作として「ウルトラ-クロン クラシック」の名で復刻して登場します。このハイビート ドレスウォッチは、1967年モデル、それに続く1968年発表のダイバーモデルの伝統を受け継ぎ、毎時36,000振動のロンジン独自の高振動ムーブメントを搭載し、ジュネーブの独立時計試験所TIMELABのクロノメーター認定を取得しています。さらに、オリジナルモデルのクラシックでアイコニックな意匠を纏い、唯一無二の品格と共に時を刻みます。
ハイビートのパイオニア
ハイビート(高振動)のパイオニアとして知られるロンジンは、1910年に1/10秒の計測が可能で、5Hz、つまり1秒間に10回の振動数で作動するストップウォッチの特許を取得しました。1959年、コンペティション用に製作した天文台クロノメーター(キャリバー360)で、腕時計初の高振動ムーブメントの開発に成功。そして1967年、この高精度の技術を一般向けに応用した最初のモデル「ウルトラ-クロン」が誕生し、時計史に名を刻みました。また、翌1968年に登場した「初の高振動ムーブメント搭載のダイバーズウォッチ」は、最新の技術革新を取り入れた新世代の「ウルトラ-クロン」として2022年に復活しました。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1392.jpgハイビートのアイコンモデルの復刻。タイムレスなドレスウォッチ
1967年誕生のハイビートのアイコンモデル「ウルトラ-クロン」が「ウルトラ-クロン クラシック」の名で2025年に復刻。「真の革新は、確かな実績と卓越性の上に築かれる」というブランドの信念を体現。伝説的なデザインと現代的なクラフツマンシップが融合し、タイムレスなエレガンスが宿るドレスウォッチが誕生しました。
ドーム型のシルバーのサンレイダイアルは、オリジナルモデルの特徴的なデザインを継承し、洗練されたエレガンスで光を捉えます。アプライドのシルバーポリッシュ仕上げのインデックスと針はオーセンティックな美しさを保ち、3時位置に配された特徴的な台形型の日付表示は、初代「ウルトラ-クロン」のヴィンテージ書体でデザインされています。
「ウルトラ-クロン クラシック」は、オリジナルモデルと同様、エレガントなプロポーションを誇ります。ステンレススティール製ケースは、ケース径37mmと40mmを採用し、厚さ11mm以下と非常に薄型に仕上げられています。37mmモデルは、オリジナルモデルのケース径35mmというプロポーションに敬意を表しています。伝統へのこだわりは、ステンレススティール製ブレスレットのデザインの細部にも息づきます。オリジナルモデルの特徴的な溝模様から着想を得たブレスレットは、サテン仕上げとポリッシュ仕上げを交互に施し、美しさと快適な着け心地を両立しています。マイクロアジャスト(微調整)機能付きのダブルセーフティ フォールディングクラスプが、最適なフィット感とスムーズな開閉を実現します。また、ブラックレザーストラップは、当時のデザインコードを反映したステンレススティール製のヘリテージ ピンバックルを備えています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1193.jpg揺るぎなき高精度
「ウルトラ-クロン クラシック」の心臓部には、ロンジン独自のキャリバーL836.6を搭載。このキャリバーは、2022年に初めて発表された高振動ムーブメントで、ロンジンの精度の伝統を受け継ぎながら、最先端の革新技術を取り入れています。初代「ウルトラ-クロン」と同様に毎時36,000振動(5Hz)で作動するムーブメントは、シリコン製ヒゲゼンマイと革新的な素材を採用し、ISO764規格を上回る耐磁性を実現しています。この高い振動数により、衝撃や位置の変化、加速度などの影響を受けても素早く精度を取り戻し、常に優れたパフォーマンスを発揮します。約52時間のパワーリザーブを誇る自動巻きムーブメントは、「ウルトラ-クロン」の名を決定づけた高精度と、現代のロンジンの信頼性の両方を提供します。
「ウルトラ-クロン クラシック」の精度は、これまでのクロノメーター規格の枠を超えています。ムーブメントのみを検査する従来の認証プロセスとは異なり、ジュネーブの独立時計試験所TIMELABによるクロノメーター認定を取得。ISO3159規格に則り、この認定プロセスでは、完成した時計に15日間の厳しいテストが課され、その間に組み立てられた時計全体が、3つの異なる温度(8℃、23℃、38℃)で様々なポジションでの機能テストを受け、その精度が検証されます。最も過酷な条件下でも高い精度を維持するためのこの取り組みは、ロンジンが世界のプロスポーツ計時のリーダーとしての地位を確立したノウハウを反映しています。アルペンスキーや馬術競技などの分野では、この保証された計時精度が成功に不可欠です。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1339.jpgUltra-Chron Classic
ウルトラ-クロン クラシック
Ref:L2.537.4.72.6
ケース径:37.00mm
ケース厚:10.95mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:5気圧
ストラップ:ステンレススティール、マイクロアジャストメント(微調整可能)付き、プッシュピース式開閉システム、ダブルセーフティ フォールディングクラスプ
ムーブメント:自動巻き、Cal.L836.6(ロンジン エクスクルーシブ キャリバー)、約52時間パワーリザーブ、毎時36,000振動(5Hz)、25石、TIMELAB認定クロノメーター(時計全体)
仕様:時・分・秒・日付表示、ドーム型サンレイシルバーダイアル、ケースバックに「CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」と「ULTRA-CHRON」のロゴの刻印
価格:557,700円(税込)
Ultra-Chron Classic
ウルトラ-クロン クラシック
Ref:L2.537.4.72.2
ケース径:37.00mm
ケース厚:10.95mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:5気圧
ストラップ:ブラックアリゲーター、ステンレススティール製ピンバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.L836.6(ロンジン エクスクルーシブ キャリバー)、約52時間パワーリザーブ、毎時36,000振動(5Hz)、25石、TIMELAB認定クロノメーター(時計全体)
仕様:時・分・秒・日付表示、ドーム型サンレイシルバーダイアル、ケースバックに「CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」と「ULTRA-CHRON」のロゴの刻印
価格:541,200円(税込)
Ultra-Chron Classic
ウルトラ-クロン クラシック
Ref:L2.937.4.72.6
ケース径:40.00mm
ケース厚:10.95mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:5気圧
ストラップ:ステンレススティール、マイクロアジャストメント(微調整可能)付き、プッシュピース式開閉システム、ダブルセーフティ フォールディングクラスプ
ムーブメント:自動巻き、Cal.L836.6(ロンジン エクスクルーシブ キャリバー)、約52時間パワーリザーブ、毎時36,000振動(5Hz)、25石、TIMELAB認定クロノメーター(時計全体)
仕様:時・分・秒・日付表示、ドーム型サンレイシルバーダイアル、ケースバックに「CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」と「ULTRA-CHRON」のロゴの刻印
価格:557,700円(税込)
Ultra-Chron Classic
ウルトラ-クロン クラシック
Ref:L2.937.4.72.2
ケース径:40.00mm
ケース厚:10.95mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:5気圧
ストラップ:ブラックアリゲーター、ステンレススティール製ピンバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.L836.6(ロンジン エクスクルーシブ キャリバー)、約52時間パワーリザーブ、毎時36,000振動(5Hz)、25石、TIMELAB認定クロノメーター(時計全体)
仕様:時・分・秒・日付表示、ドーム型サンレイシルバーダイアル、ケースバックに「CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」と「ULTRA-CHRON」のロゴの刻印
価格:541,200円(税込)
シチズン プレミアムウォッチフェア2025
2025年11月19日(水)~12月16日(火)
東京都:新宿髙島屋 4階 ウォッチサロン
新宿高島屋 4階ウォッチサロンにてシチズン プレミアムウォッチフェア2025を開催いたします。シチズンがお届けする個性豊かなプレミアムブランドの新作から、人気の定番モデルまで幅広いラインアップを取り揃えております。
ぜひこの機会にお立ち寄りいただき、腕時計を手にとってご覧ください。
心よりご来店をお待ちしております。
シチズン プレミアムウォッチフェア2025 詳細
開催期間:2025年11月19日(水)~12月16日(火)
開催会場:新宿髙島屋 4階 ウォッチサロン
【シチズン 体感キャンペーン】
フェア期間中、シチズンの時計をご試着してくださった方に「シチズン オリジナルノベルティ」をプレゼントいたします。
・こちらのWEBサイトページをご覧いただいたお客様限定企画となります。
・店頭でのご試着の際にはこちらのWEBサイトページを店頭スタッフにご提示ください。
※数に限りがございますので、ご了承ください。
【購入特典】
期間中、シチズンをご購入いただいたお客様には「シチズン オリジナルノベルティ」をプレゼントいたします。
※数に限りがございますので、ご了承ください。
シチズン プレミアムウォッチフェア2025 おすすめモデル
The CITIZEN(ザ・シチズン)
30周年記念限定モデル 高精度年差±5秒
Ref.AQ4100-57C
ケースサイズ:38.3mm
ケース素材:スーパーチタニウム™ デュラテクトプラチナ
防水性:10気圧
ムーブメント:光発電エコ・ドライブ
世界限定500本
価格:440,000円(税込)
発売日:2025年11月13日
CAMPANOLA(カンパノラ)メカニカルコレクション
25周年記念限定モデル 「星響(ほしのひびき)」
Ref.NZ0004-57E
ケースサイズ:42.0mm
ケース素材:ステンレス デュラテクトDLC
防水性:日常生活用防水
ムーブメント:機械式(自動巻き+手巻き)
限定:150本
価格:1,320,000円(税込)
発売日:2025年11月13日
ATTESA(アテッサ)ACT Line
Platinum Shine Collection GPS衛星電波時計
Ref.CC4076-65A
ケースサイズ:44.6mm
ケース素材:スーパーチタニウム™ デュラテクトプラチナ
防水性:10気圧
ムーブメント:光発電エコ・ドライブ
限定:世界限定2,200本
価格:363,000円(税込)
発売日:2025年11月6日
ATTESA(アテッサ)ACT Line
Platinum Shine Collection
Ref.AT8284-61A
ケースサイズ:42.0mm
ケース素材:スーパーチタニウム™ デュラテクトプラチナ
防水性:10気圧
ムーブメント:光発電エコ・ドライブ
限定:世界限定2,500本
価格:203,500円(税込)
発売日:2025年11月6日
ATTESA(アテッサ)ACT Line
Platinum Shine Collection
Ref.CB0284-66A
ケースサイズ:40.6mm
ケース素材:スーパーチタニウム™ デュラテクトプラチナ
防水性:10気圧
ムーブメント:光発電エコ・ドライブ
限定:世界限定1,400本
価格:187,000円(税込)
発売日:2025年11月6日
ATTESA(アテッサ)
DEAR Collection
Ref.BY1000-51L
ケースサイズ:41.5mm
ケース素材:スーパーチタニウム™ デュラテクトプラチナ
防水性:10気圧
ムーブメント:光発電エコ・ドライブ
限定:世界限定2,200本
価格:170,500円(税込)
発売日:2025年11月13日
xC(クロスシー)
DEAR Collection
Ref.EC1160-71L
ケースサイズ:28.0mm
ケース素材:スーパーチタニウム™ デュラテクトプラチナ
防水性:5気圧
ムーブメント:光発電エコ・ドライブ
限定:世界限定1,500本
価格:110,000円(税込)
発売日:2025年11月13日
xC(クロスシー)
hikari collection
Ref.ES9496-64W
ケースサイズ:27.0mm
ケース素材:スーパーチタニウム™
防水性:5気圧
ムーブメント:光発電エコ・ドライブ
価格:99,000円(税込)
xC(クロスシー)
hikari collection
Ref.ES9498-69N
ケースサイズ:27.0mm
ケース素材:スーパーチタニウム™ デュラテクトサクラピンク
防水性:5気圧
ムーブメント:光発電エコ・ドライブ
限定:世界限定1,300本
価格:148,500円(税込)
発売日:2025年11月6日
xC(クロスシー)特定店限定モデル
hikari collection
Ref.ES9506-71W
ケースサイズ:25.0mm
ケース素材:スーパーチタニウム™ デュラテクトサクラピンク
防水性:5気圧
ムーブメント:光発電エコ・ドライブ
限定:限定:300本、替えバンド(合成皮革[ECOPET®])付
価格:137,500円(税込)
発売日:2025年11月6日
※表示価格は2025年11月12日時点での税込価格です。
tenpocontent
シチズン(CITIZEN)
ブレゲ・スタイルの基本原則はどのように生まれたのでしょうか。その源流はマニュファクチュールの250年にわたる歴史に深く根ざしており、その起点をひとつに定めるのは容易ではありません。しかし、これらの要素を完璧に体現する1本の時計があります。1794年に納品された「No.5」です。今日の「クラシック 7235」は、この名作にふさわしいオマージュを捧げています。
ブレゲという言葉には、名前以上のものがあります。それは、ブレゲという人物と一族や先進的な時計づくりだけでなく、ひと目で分かる特徴をも指しています。とりわけそれを証明しているのが有名な「ブレゲ針」です。針の呼び名は、今やマニュファクチュールの外にまで広まり、そのスタイルはしばしば多くのブランドに模倣されています。さらに、アブラアン-ルイ・ブレゲが実現した時計技術の進歩もまた、デザインコードと同様に現代の時計製造にとって不可欠です。「クラシック 7235」は、それを証明するために創作されました。
まずしっかり認識しておかなくてはならないのは、当時のブレゲが発明したスタイルがまったく「クラシック」ではなかったという、歴史的なジョークとも言うべきものだったことです。ブレゲのそれは、当時としては徹底的に常識を覆す新しいスタイルでもありました。
というのは、彼が1775年にパリに工房を構えた頃の柱時計や置時計、懐中時計のフェイスはバロック様式の美学を強調した装飾であふれ返っていたからです。それらは必ずしも醜悪ではないとしても、統一感や特別な個性に欠けていました。ルネサンス様式の影響もまだ残っており、イギリスとフランスでは時計のスタイルが明確に異なっていました。
スイスの時計産業も、まだ独自のスタイルを確立しきれていなかった時代です。そうした中でブレゲは、時計製造に広く普及するようになる言語を作り上げます。繊細さ、気品、視認性が明確に取り込まれた、まさにタイムレスな言語です。250年の後もその輝きでオートオルロジュリーを絶えず照らしているという事実がそれを証明しています。彼はネオクラシカルな時計づくりに影響を与え、文字盤上のアシンメトリーな配置を美しく調和させる才能で知られるようになりました。
ブレゲが文字盤に取り入れたのは、全体的に統一感や一貫性を表現しながら技術的な発明をイメージさせるものでした。ブレゲは、美的なデザインと同様に技術面にも多くの力を注いで時計の改良に努めたのです。
彼は、文字盤から余計なものを取り除き、表示の区分けを進め、読み取るゾーンを強調しました。それをまた、さまざまなレベルで試みました。ブレゲは、50年以上にも及ぶ驚異的なキャリアを通して、このことを絶えず厳格に実践し続けたのです。
自身のスタイルを活かす絶好のきっかけになったのが、1794年3月14日に販売された「No.5」です。この特別な時計を購入したのは、ブレゲと同時代の人物で、舌鋒鋭い文章で恐れられた著述家フランソワ・ジュルニャック・サン-メアールでした。
「クラシック 7235」は、現在パリのヴァンドーム広場に構えるブレゲ・ミュージアムに所蔵されている「No.5」から想を得ています。ただし厳密な意味での復刻ではありません。「No.5」は懐中時計だからです。したがって腕時計のサイズに合わせなくてはならず、特別にそのためのムーブメントを新たに作る必要がありました。このモデルは、世界限定250本のスペシャルピースです。
/sites/default/files/newsMainImage1/02_m01_40.jpg文字盤に息づくシグネチャー
文字盤には「No.5」に備わる複雑機構のほとんどを反映しています。すなわち、中心軸の時針と分針、10時30分位置のパワーリザーブ、2時位置のムーンフェイズ、5時位置のスモールセコンドです。ブレゲで古くから常に行われてきたように、複雑機構の各表示は、文字盤上でそれぞれ異なる上品なデザインが用いられ、しかもそれらが均整を保つように考えられています。
10時と11時の間に配されたスモールセコンドは、ブレゲの多くの歴史的なタイムピースへのオマージュです。当時、スモールセコンドが11時位置に置かれることはほとんどありませんでした。簡潔さと明瞭さの中にも、常に遊び心が息づいていたのです。
新たな自社製ムーブメント
ムーブメントに関しては、ブレゲは「クラシック 7235」のために新しいキャリバーを開発しました。すなわち、シリコン製ひげゼンマイを装備したキャリバー502.3.DRLです。複雑機構に触れる前に着目すべきは、このムーブメントが自動巻という点です。自動巻に言及するのは取るに足りないことと思われるかもしれませんが、はたしてそうでしょうか? 1794年の「No.5」も実は自動巻だったのです。
自動巻は当時革命的な技術でした。アブラアン-ルイ・ブレゲは、現代の自動巻時計の祖先とされる「ペルペチュエル」と呼ぶ時計のまさしく父です。1790年、偉大な時計師ブレゲが実際「これに25年前から取り組んできた」と述べているように、彼はすでに1775年頃に自動巻を考案していたことが分かります。さらには、現在ブレゲ・ミュージアムは、より古い自動巻時計「ペルペチュエル」を所有しています。1782年に完成したこの「ブレゲ No.1/8/82」は、実際にブレゲが先立って自動巻を取り入れたことを明確に証明しうる唯一の時計になっています。
今回の「クラシック 7235」は、自動巻の考案者であるブレゲを讃えます。
キャリバー502.3.DRLの注目すべき特徴はその薄さです。時分表示に加え3つの機構が加えられているのにもかかわらず、直径32.4mmのムーブメントの厚さは4mmを下回る3.95mmです。この薄さを可能にしているのは、オフセンターのローターです。
ローターは、各機構を最適に配置したムーブメント内に設けられた空間に収まり、その結果、ケース自体の厚さも10mmを下回る9.9mmに抑えられました。ケースの直径39mmとこの薄さとの完璧なハーモニーは、時計収集家の心を捉えずにはいられません。また、ラグの形状は、2025年に発表された「クラシック スースクリプション 2025」ですでに見られたものと同じです。
/sites/default/files/newsMainImage2/02_m02_30.jpg頂点に達した仕上げ
ブレゲ・マニュファクチュールは、250周年にあたって特に仕上げに重きを置いた時計を次々と発表しています。「クラシック 7235」も同様です。このモデルは18Kブレゲゴールドで作られています。同じブレゲゴールドが用いられた文字盤には、アブラアン-ルイ・ブレゲゆかりのパリの歴史的な場所から考案された「ケ・ド・ロルロージュ」模様が手作業のギヨシェ彫りで施されています。スモールセコンドやパワーリザーブ表示、文字盤の縁も同じパターンで装飾されていますが、円形に施されているため、各要素を識別しやすくなっています。
これらの部分は、サテン仕上げを挟むことによって線状のギヨシェ彫りから区切られており、文字盤に立体感を与えるとともに、各表示をよりはっきり見分けられるようになっています。2時位置に設けられたムーンフェイズの月は、1794年の「No.5」に用いられたのと同じものが再現されています。この月もまたブレゲゴールドで作られています。
この全体構造は平坦な面ではなく、わずかに傾斜のついた特殊な形状をしています。すなわち「No.5」と同様に、「クラシック 7235」では傾斜した形状の文字盤を用います。文字盤は中心より外周のほうが薄く、その差はわずか0.4mmしかありません。とはいえ、この差は文字盤に対し、チャプターリングに向かって緩やかに伸びるラインもたらすのに十分です。これによって、ベゼルはさらに細く低く抑えられ、ケースバンドにぴったり収まるサファイアクリスタルとの完璧な接合が得られます。
また、ブレゲでは初めて伝統的なフルート装飾に代わって、ケースバンドに手作業のギヨシェ彫りで「ケ・ド・ロルロージュ」模様が施されています。しかも、垂直ではなく水平にです。さらには、ブレゲのイニシャル「B」を象ったローターに施された手作業のギヨシェ彫りも、繊細でしなやかなこのモチーフが使われています。
「クラシック 7235」の裏面を覆うサファイアクリスタルからは、全面に手彫りの彫金で装飾されたムーブメントを見渡せます。ブレゲ・マニュファクチュールの中で特別なモデルだけに行われるこの装飾によって、偉大な時計師ブレゲが工房を構えたケ・ド・ロルロージュ界隈がテュルゴー地図と呼ばれる地図で描き出されています。
似た名の宰相と混同してはなりませんが、ミッシェル-エティエンヌ・テュルゴーの依頼により、アカデミー・ド・パンテュール・エ・スカルプテュールの会員だったルイ・ブレテが当時のパリを描いたこの有名な地図を製作しました。これを広げると、2.29m×3.18mという桁外れの大きさになります。驚くほど精密に描かれたその正確さが、誕生から3世紀近くの間、光の都パリのイメージを育んできました。
歴史背景
「No.5」が販売されたのは1794年3月14日。この頃のアブラアン-ルイ・ブレゲは人生の転機を迎えていました。1789年以来、ビジネスの相手として隣国のイギリスを信頼し、彼も3年間で3度イギリスに渡航しています。ロンドンを訪れた最初の旅からパリに戻ったブレゲは、フランス革命を身近に体験します。この時、彼が時計師という厳格な枠を越えて、政体の根本的な改革に賛成する決心を下したのも初めてでした。しかし困難なこの時代、顧客の側も支払いにかなり苦労していることを実感したブレゲにとっても特に難しい時期でした。メゾンの事業が好調だとしても、政治に関わる顧客との関係は悪化しつつあったのです。
1793年8月12日、ブレゲは、やがて到来するであろう、明らかに不安定な状況に備えるために、スイスに戻ることを決断します。そうした中で「No.5」は、アブラアン-ルイ・ブレゲによって直接作り出されました。この時計は、1783年にメゾンに加わったトマ・ブーランジェによって数か月後に販売されます。彼は、スイスに滞在するブレゲとの密接な手紙のやり取りを通じて工房の日常業務を支えました。そしてブレゲがフランスに帰還したのは、1795年5月の終わりでした。
/sites/default/files/newsImage1/02_s01_34.jpgClassique 7235
クラシック 7235
Ref:7235BH/02/9V6
ケース径:39.0mm
ケース厚:9.9mm
ケース素材:18Kブレゲゴールド
防水性:3気圧(30m)
ストラップ:ネイビーブルーのラージスケールアリゲーターレザー、18Kブレゲゴールド製ピンバックル
ムーブメント:自動巻、Cal.502.3.DRL、45時間パワーリザーブ、毎時21,600振動(3Hz)、37石
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示、ムーンフェイズ、パワーリザーブ表示、「ケ・ド・ロルロージュ」モチーフの手彫りギヨシェ装飾を施したケースバンド、同モチーフを施した18Kブレゲゴールド製ギヨシェ文字盤、サファイアクリスタルケースバック、当時ブレゲが使用していたモロッコ革のケースから着想した赤いレザーの250周年スペシャルエディションボックスが付属
限定:世界限定250本
価格:10,945,000円(税込)
1802年、アブラアン-ルイ・ブレゲは精度向上のために複数の機構を備えた5本の時計の製作に着手しました。その中でも特に、ナチュラル脱進機と組み合わせたトゥールビヨンが際立っています。これらの作品は、当時のブレゲが顧客に提供できた最高峰のクロノメトリーを体現するものでした。
2025年で250周年を迎えたブレゲ・マニュファクチュールは、マグネティック・ピボットを用いたテンプと10Hzの高振動脱進機を装備した「クラシック 7225」を発表し、その伝統を継承します。
究極の精度は、ひとつの方法の探求からではなく、いくつもの装置の組み合わせによる成果として得られますが、アブラアン-ルイ・ブレゲは、そのことを理解していました。時計師ブレゲは、回転速度や振動数、脱進機のタイプなど、機構に関するパラメーターを変えるなどして、多くの実験を自ら行いました。これらの条件は交錯し、使用する素材や潤滑油などにも及びました。
振り返ってみると、いくつかの技術革新は時計史において決定的な転機となり、今日に至るまで受け継がれています。それは1801年にブレゲが特許を取得したトゥールビヨンや、現在の「トラディション」コレクションのモデルに見られるフュゼ・チェーンによるコンスタント・フォースもそのひとつです。
しかしながら、歩度の乱れを直ちに正して高精度を実現する高振動に関しては、現代とは違ってそれが開発対象になることはありませんでした。理由のひとつは、懐中時計の原理自体にそれが存在しないからです。懐中時計は常に同じ姿勢にあり、ムーブメントが外乱を受けることがほとんどないのです。
また、18世紀末の技術的な手法では高振動を達成するための前提条件となる信頼性の高い脱進機や十分なパワーリザーブなどがまだ整 ってなく、進歩が不可能だったことも理由でした。そして2008年、ブレゲの腕時計に初の高振動モデルが姿を現しました。
高精度の探求に新たな息吹
現在では時計に不可欠な機械装置は、製造過程から完成までの過程はもとより、注油や品質管理など多くの点が完全に確立されています。装置の能力やシステムの信頼性は、パワーリザーブが数日間まで伸びたのと同じくらいの高レベルに達しました。したがって「クラシック 7225」は、アブラアン-ルイ・ブレゲによって灯された明かりを再び取り上げ、「高振動」の面から精度の頂点を極めることにしました。
ブレゲ・マニュファクチュールは、2000年代後半からこの問題に取り組んできました。2010年11月9日にマグネティック・ピボットは特許登録されました。その原理は、最もブレゲらしい精神、とりわけ大胆な発想にあります。そのアイデアは、これまで大敵とされてきた磁気をムーブメントの中心で自在に操るということに他なりません。
マグネティック・ピボットを機能させる方法
ムーブメントを司る機構の規則正しい動きを乱す恐れがあるために最近まで避けられていた磁気は、ここではその有用性が限定的に用いられています。目的は、2個の磁石の間で生じる磁場によってピボット(テンプのテン真)の安定を維持し、同時にテン真を重力の影響から開放することです。テン真の上側と下側は、それぞれ微小な磁石に向き合い、それらが一緒になってテン真の内部に強い磁束を作り出します。磁束に微妙な不均衡が生じると、自発的にテン真の両端を常に反対側の軸で接触するように支えます。衝撃を受けた場合、復帰のための磁力が作用してテン真が自動的に中心に戻ります。
この装置の性能は疑う余地がありません。一般的に時計師たちはムーブメントから最後の1マイクロテスラ(μT)まで磁気を排除しようと努めますが、マグネティック・ピボットでは約1.3テスラ(13,000ガウス)の残留磁気をもつ2つのマイクロマグネットを安全に活用しています。その結果、テンプの振幅においてこれまでにない安定性が実現されています。
実際、一般的なテンプのテン真は軸石の中で回転します。時計の縦位置の4姿勢(リュウズ位置での縦左と右、下と上)において、テン真が軸石の窪みの内側に軸の側面をこすりながら回転するため、テン真の重量によって摩擦力が増大します。しかし、水平2姿勢(水平上と水平下)でも同様に摩擦力は生じ、それが増大します。ところが、マグネティック・ピボットの場合、摩擦力はごくわずかです。というのも、テン真の両端は、軸の側面に対して常に最小限の面が軸石に向いて回転し、それがほとんど6姿勢において変わらないからです。そのため、6姿勢での平均歩度の改善をもたらすのです。
2世紀以上に及ぶ時計の研究開発において初となるこの成果は、あらゆる人から絶賛を浴びました。ブレゲは、テンプの両端にそれぞれ微小な磁石を取り入れたテン真を用いることで劇的に安定したシステムを考案しました。テン真は中心を維持し、自身で位置の修正さえ行います。ブレゲは最初にこれを10Hzの振動数を持つ「クラシック クロノメトリー 7727」に取り入れました。このモデルは、時を経ずして2014年のジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHD)の最高の賞であるエギーユ・ドール(金の針賞)を授与されるという栄誉に浴しました。ホワイトゴールドやロースゴールドで提供される「クラシック クロノメトリー 7727」は、現在「クラシック」コレクションの代表作に数えられています。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_m01_44.jpgブレゲ クラシック 7225、現代に受け継がれる遺産
創業250周年を記念し、ブレゲはマグネティック・ピボットと高振動脱進機を組み合わせた新たな解釈を発表しました。その着想源となったのは、1802年から1809年の間に製作された傑作「ブレゲ No.1176」です。
この作品はいくつもの点で特別な存在です。技術的には、4分トゥールビヨンを搭載した最初の4本の時計のひとつであり、ブレゲが販売した5番目のトゥールビヨン搭載時計でもあります。
さらにこの卓越したピースには、フュゼ・チェーン機構を用いたコンスタントフォース脱進機も備わっていました。
歴史的にも、「No.1176」は栄誉ある顧客に納品された5本の4分トゥールビヨンの系譜に属しています。そのうち2本はエルサレムのイスラム美術館に所蔵され、伝説的な「マリー・アントワネット」懐中時計と並んで展示されています。残る2本は、ブレゲミュージアムのコレクションに収められています。
残る2本はそれぞれ、ジョージ3世(1738~1820)とオスマン帝国の王子によって所有されており、もう1本は現在個人のコレクションとなっています。No.1176は、名門ポーランド貴族ポトツキ伯爵に納品された時計です。現在、この時計はパリのブレゲ博物館に収蔵され、最も貴重な作品のひとつとして保存されています。
このタイムピースこそが、「クラシック 7225」のインスピレーションの源となりました。オリジナルのモデルには、すでに卓越した精度を誇るコンスタントフォース・トゥールビヨンが搭載されており、大胆で印象的なダイヤルには2つのスモールセコンドが配されていました。そのうち右側のスモールセコンドは、必要に応じてスタート/ストップの操作が可能でした。
「クラシック 7225」は、この革新と伝統の遺産を受け継ぎ、ブレゲゴールド製41mmケースのサファイア・ケースバックからは、マグネティック・ピボットの構造をはっきりと確認することができます。
脱進機の可動部では、ブレゲはフェナキストスコープ式のシネマスコープによるアニメーションを考案しました。10Hzの振動で動く回転部は、1秒に20コマの画像を表示し、これによって「1775」と「2025」の2つの文字が滑らかに交互に表示されます。これはひとつの画像から次の画像へと滑らかに連続して変容する「モーフィング」の仕組みを用いたもので、ブレゲでは初の試みです。
「クラシック 7225」のデザインに関しては、5つのうちの最後のモデルに用いられた複雑機構とデザインコードを再現しています。すなわち、センター軸の時針と分針、6時位置に配された扇型のパワーリザーブ表示(かつては35時間、現在は60時間)、2時位置と10時位置にそれぞれ設けられた2つのスモールセコンドです。
スモールセコンドが2つ存在することには説明を要します。2つは実際に精密な時間計測のために協力するのです。1809年の「No.1176」にすでに見られたこのデザインは、アブラアン-ルイ・ブレゲがまさに発明したものです。2つを区別するのは、時間計測の仕組みです。ただし「クラシック 7225」が「No.1176」と異なるのは、「フライバック」が取り入れられている点です。これによって、計測中に瞬時にゼロリセットが可能になります。
原理は単純です。2時位置のスモールセコンドは「伝統的」な秒表示で、時計のパワーリザーブが尽きるまで秒針が回転し続けます。反対に10時位置のスモールセコンドのほうは計測に用い、8時位置のスライドボタンでゼロリセットが行えます。この追加機能により、中間タイムや2つの同時イベントの経過時間を測定することができます。これはまさに、1820年にブレゲが発明したタイムピースと同じ原理であり、その発明こそが現代のクロノグラフの起源となったのです。
/sites/default/files/newsMainImage2/01_m02_33.jpg日差±1秒を保証する正確さ
過剰な複雑さを避け、使いやすく、実際に正しい時間を素早く正確かつ直感的に読み取れるという方法論は、まさにアブラアン-ルイ・ブレゲの最も純粋な考え方の中に存在しています。このことは1809年のコンスタント・フォース機構を搭載するトゥールビヨンが高精度の精密な時間計測を実現したことでも証明されました。
2025年、高振動とマグネティック・ピボットを活かした「クラシック 7225」の場合も同じです。ブレゲ・マニュファクチュールは、このモデルに日差±1秒を保証します。懐中時計にとってのトゥールビヨンのように、腕時計にはマグネティック・ピボットが精度の要を演じます。
ブレゲ250周年を記念して発表されたほとんどのモデルと同様に「クラシック 7225」もブレゲゴールドのケースと、快適な装着感をもたらす新しいデザインのラグが用いられています。文字盤やケースバンド、ラグの間は「ケ・ド・ロルロージュ」模様のギヨシェ彫りで装飾されています。時と分、スモールセコンド、計測用スモールセコンド、パワーリザーブの各表示に施されたギヨシェ彫りのフランケ模様は、30工程にも及ぶ手作業で実現されています。
ブレゲ・シール
ブレゲの卓越性を語るしるし
ブレゲ250周年は、特に装飾や技術、倫理性の面でメゾンが実践する卓越した行動を際立たせる機会にもなっています。これらは現在ブレゲの精密時計に刻まれるシール(極印)に体現されています。この認証印は、部品の品質、性能、倫理性という3つの柱から成り立っています。ブレゲ・シールは、完成した時計の頭頂やバックルに刻まれます。
美しく調和したデザイン
ブレゲ・シールは、あらゆる時計が上質に製造されていることを保証します。ここで問題にするのは仕上げについてですが、仕上げに用いられた方法やデザイン全体との一貫性にも及びます。
仕上げは、極印に携わる委員会が監修する厳格な内部仕様書に基づいて実践されます。これにはメゾン・ブレゲで働く工芸職人の仕事に光を当てたいという意向があります。職人はメゾン特有の仕上げを手作業のみで行っているからです。
この委員会はまた、ブレゲ・シールを発展させるミッションを担っています。したがって、これが刻印されたそれぞれの時計は、ブレゲの時計技術を最も素晴らしい形で提供するために考案され、開発され、製造されたことを保証するのです。
卓越した技術
ブレゲ・シールは次に性能のレベルも保証します。製造の各工程で完了、組み立て、品質管理が行われ、個別番号によって識別されたそれぞれの時計に関して、最終検査の際にそれを保証します。時計の性能とは、すべてに一貫して精度、耐磁性、モデル固有の防水性です。これとは別に、グランソヌリやミニッツリピーター、アラームなどでは音響も厳格な仕様の対象となります。
精密時計はそれぞれの種類に応じて日差のレベルが分類されます。「科学用ウォッチ」は日差±1秒、「民間用とスポーツウォッチ」は日差±2秒、「ドレスとジュエリーウォッチ」は日差-2秒から+6秒という具合です。
さらにブレゲは、より厳格な基準に基づいて部品の耐磁性を調べることで最終検査の要件を強化しています。基準値は、NIHS90-10規格の曝露値の最低10倍と定められ、残留偏差は規格の定める値の最低3分の1以下となるよう設定されています。性能検査には、各モデル固有の防水性についても同様に課せられます。
投資の中心にある倫理性
最後にブレゲ・シールは、精密時計を構成する部品全体がオートオルロジュリーに関する最も高い基準に従い、スイスで入念に加工されたことを証明します。こうしてブレゲは、伝統的な時計のノウハウの向上に加え、その維持や価値の強調に努めるキープレーヤーの一員に加わるのです。
倫理的観点は、現行モデルおよび歴史的なモデルに対応するソリューションを開発できる専門スタッフを常時確保していることにも表れています。ブレゲは、自社の時計の生涯にわたる修理可能性を保証することを約束しています。時計精度の詳細なデータ、資材調達や製造データは、マニュファクチュールの非物質的な遺産の一部を成すだけでなく、ブレゲが個々の精密時計に施した入念な作業をさらに補完する保証にもなっています。
ブレゲ・シールはまた、活動全体の環境的側面をはじめ、社会的側面や経済的側面を考慮しています。マニュファクチュールのパートナーやサプライチェーンも、すべてがブレゲ・シールの要求水準のもとに運営されています。
/sites/default/files/newsImage1/01_s01_37.jpgClassique 7225
クラシック 7225
Ref:7225BH/0H/9V6
ケース径:41.0mm
ケース厚:10.4mm
ケース素材:18Kブレゲゴールド
防水性:3気圧(30m)
ストラップ:ネイビーブルーのラージスケールアリゲーターレザー、18Kブレゲゴールド製ピンバックル
ムーブメント:手巻、Cal.74SC、60時間パワーリザーブ、毎時72,000振動(10Hz)、54石
仕様:時・分表示、フライバック機能付きスモールセコンドおよびオブザベーションセコンド、「ケ・ド・ロルロージュ」モチーフの手彫りギヨシェ装飾を施したケースバンド、同モチーフを施した18Kブレゲゴールド製ギヨシェ文字盤、サファイアクリスタルケースバック、当時ブレゲが使用していたモロッコ革のケースから着想した赤いレザーの250周年スペシャルエディションボックスが付属
価格:12,617,000円(税込)
オーデマ ピゲが、創業150周年と2025年11月10日(月)より一般公開となった「ハウス オブ ワンダーズ展」を祝うセレブレーションイベントを東京・銀座の銀座ソニーパークにて開催しました。イベントには、オーデマ ピゲ CEOのイラリア・レスタが2024年の就任以来初となる公式来日を果たし、オーデマ ピゲ ジャパン CEOのフレデリック・レイスとともにコレクター、時計愛好家、セレブリティなどのゲストを迎え、記念すべき節目を華やかに祝いました。
ル・ブラッシュから東京へ
2025年11月10日(月)より一般公開のオーデマ ピゲ 150周年記念「ハウス オブ ワンダーズ展」は、1875年にスイスのル・ブラッシュで創業した同ブランドの伝統と革新を体感できる没入型展示です。銀座・並木通りに位置する会場はテーマ別の2フロア構成になっています。1907年当時、オーデマ ピゲの工房では、約20人の時計職人が働いていました。より広いスペースと優れた採光を求めて、創設者たちは、すべての始まりとなった最初の工房の隣に新しい工房を設立。大きな窓を備えたその建物は、現在も本社として使用されています。今回の特別展では、“オーデマ ピゲをより多くの方に知っていただきたい”という思いから、この象徴的な建物を「ハウス オブ ワンダーズ」としてデザインに取り入れています。ゲストがその扉を開けることで、メゾンの歴史を辿る次の展示エリアへと誘われます。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1391.jpgメゾンの豊かな150年の歴史を紹介する「時のギャラリー」では、創業以来家族経営を貫くオーデマ ピゲが大切にする“家族”“人”をテーマに、写真やアーカイブ資料のレプリカ等を展示。まるでムーブメントの中に入ってしまったような錯覚を覚える「機械のひみつ」の中央に設けられた円形カウンターでは、ひとつのムーブメントがどのような工程を経て一つのムーブメントに成るか、一連の製作工程を展示。機械式ムーブメントの仕組みや、メゾンが誇る手作業によるケース等の装飾方法を技術スタッフがゲストに直接ご説明することで、如何に多くの工程を経て、オーデマ ピゲが誇る美しい時計が作られているのか、機械式時計の“ちいさな宇宙”の世界に触れることができます。ジュネーブのVR制作会社、ドリ ームスケープ社とのコレボレーションによるファンタジックなVR体験が楽しめる「アイデアの旅」では、最先端のフルトラッキング技術を活用し、ゲストを“ワンダー(驚き)”の世界へと誘います。最新モデルや貴重なアーカイブピース15点を含む常時約50本の時計を展示する「デザインの金庫室」では、時計を通じてオーデマ ピゲの技術と美学の変遷を感じることができます。時計愛好家から時計の知識がない方まで楽しめるコンテンツが充実し、ブランドのクラフツマンシップと革新性を五感で味わえる空間です。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1192.jpg銀座ソニーパークで行われたセレブレーションイベントでは、常に第一線で切磋琢磨し、進化し続ける姿がオーデマ ピゲの哲学と共鳴するSnowman 渡辺翔太、VERBAL、玉木宏、田中みな実、山本美月も出席し、会場に華を添えました。会場はル・ブラッシュにインスピレーションを得た装飾が各フロアに施されるとともに、この一夜限りの特別なミュージックパフォーマンスも行われ、同じ情熱を分かち合うゲストたちが音楽や会話を楽しみながら心豊かな祝賀の夜を過ごしました。
オーデマ ピゲ CEO イラリア・レスタは次のように語ります。「オーデマ ピゲの150周年という節目を東京で迎えられることを、とても特別なことだと感じています。この特別展は、ル・ブラッシュにある私たちのルーツへのオマージュであり、私たちを前進させ続ける創造性とサヴォアフェールを称えるものです。ついに日本のお客様や関係者の皆さまにもご紹介できることを、大変光栄に思います」
また、オーデマ ピゲ ジャパン CEO フレデリック・レイスも次のように述べています。「オーデマ ピゲは150年間、日本では75年間、情熱と高い技術をもって時計製作を続けることができました。2008年の初のブティックオープン以来、私たちの成長は、お客様の変わらぬご支援によって支えられてきました。この特別な物語に関わってくださったすべての皆様に、心より深く感謝申し上げます。この記念すべき節目は、私たちだけのものではなく、皆様とともに祝うものです」
/sites/default/files/newsImage2/A91uqglxk_zn9lv6_4vk_0.jpgオーデマ ピゲ 150周年記念
ハウス オブ ワンダーズ展
開催期間:2025年11月10日(月)~2026年4月30日(木)
時間:11:30~19:30 (最終入場 18:30)
開催場所:東京都中央区銀座6-7-12
※入場無料(予約優先)
予約方法:オーデマ ピゲウェブサイト内予約ページより
https://aplb.ch/ginza-house-of-wonders-public
オーデマ ピゲが、創業150周年を祝う特別展「ハウス オブ ワンダーズ展」を2025年11月10日(月)より2026年4月30日(木)まで、東京・銀座にて開催中です。
1875年にスイス・ジュウ渓谷のル・ブラッシュで創業したオーデマ ピゲは、150年にわたり時計製作の伝統と革新を追求し続けてきました。本展は、ブランドの創業地への“扉”としてデザインされ、時計愛好家はもちろん、初めてオーデマ ピゲに触れる方々にもブランドの世界観を楽しみながら味わっていただける、モダンでユニークな没入型の展示となっています。
会場は数多くの時計やラグジュアリーメゾンの旗艦店が並ぶ、銀座・並木通りに位置し、2フロアにわた ってテーマ別の部屋で構成されています。創業者が1907年にブランド初のマニュファクチュールとして建て、現在も本社として使用している建物を模した「ハウス オブ ワンダーズ」の扉を抜けると、ゲストはオーデマ ピゲの唯一無二の時計製作の世界へと誘われます。
経験と知識の源としてのブランドの150年にわたる歴史的な深みを表現した「時のギャラリー」では、創業の地、ジュウ渓谷における時計製作の起源に触れながら、アーカイブ文書や資料を通じて、1875年にオーデマ ピゲが創業した背景を辿ることができます。
また、普段なかなか見る機会のない貴重なアーカイブピースや最新のタイムピースを展示するコーナーでは、ひとつひとつの時計が、時代、形状、機能、カラー、デザインの変遷、技術やノウハウなど、オーデマ ピゲの物語を語り、歴史の一端を照らす存在であることをストーリーテリングに紹介されています。その他、ジュネーブのDreamscape社とのコラボレーションによるオーデマ ピゲの前衛性とクリエイティビティにフォーカスしたイマーシブなVR体験や技術者による機械式時計のメカニズムをご紹介するコーナーなど、時計の知識の有無にかかわらず、機械式時計の魅力をご堪能いただけるコンテンツが用意されています。オーデマ ピゲが150年にわたり築いてきたクラフツマンシップ、革新性、そして人々の物語に焦点を当て、1875年の創業から現在に至るまでの歩みを、五感で感じることができる空間となっています。
来場予約は、オーデマ ピゲウェブサイト内特設ページにて受付中です。ぜひこの機会に、オーデマ ピゲの魅力を体感できる特別展へご来場ください。
/sites/default/files/newsImage2/A91uqglxk_zn9lv6_4vk.jpgオーデマ ピゲ 150周年記念
ハウス オブ ワンダーズ展
開催期間:2025年11月10日(月)~2026年4月30日(木)
時間:11:30~19:30 (最終入場 18:30)
開催場所:東京都中央区銀座6-7-12
※入場無料(予約優先)
予約方法:オーデマ ピゲウェブサイト内予約ページより
https://aplb.ch/ginza-house-of-wonders-public
Gressive Impression Watch Person Interview vol.105
CITIZEN Engineer Kenji Tuchiya
シチズン エンジニア 土屋建治
自社開発の機械式自動巻きムーブメント
『Cal.0200』が担うシチズン・メカニカル新時代
2021年8月、シチズンのフラッグシップ・コレクションである『ザ・シチズン』に、自社で開発から製造までを行う高級自動巻きムーブメント『Cal.0200』と、これを搭載する『ザ・シチズン』の新作が発表された。光発電エコ・ドライブなど、先進の電子時計技術で業界をリードするシチズンにとって、腕時計の原点ともいうべき機械式自動巻きムーブメントの新作発表は実に久々のこととなった。では一体、『Cal.0200』はシチズンのどのような思惑と技術が秘められているのだろうか? その謎を探求すべく、キャリバー開発を統括したエンジニア土屋建治さんに話を伺った。
326698 326699 203223 取材・文 / Text 203227 撮影 / Photo 1 staticcontent
2012年の創業にしてついに達成した、大塚ローテック初の複雑時計「9号(No.9)」。トゥールビヨンという作動状況を“見せる”機構と、1時間に1度時を知らせるアワーストライキングの“聴かせる”機構に注目が集まる。当機の発想源は昔から日本の住まいに見られた、電気消費量計測装置である“アナログ式電気メーター”。写真は時計の9時側から捉えたカット。特に目を惹くのはパイプライン形状に組み込まれた金色のパーツだろう。これは音鳴り機能の要のひとつであるアワーストライキング・ゴング。大塚ローテック創設者の片山次朗氏が愛するコンビナート内を走るパイプラインが発想源と推測するが、しばらく見つめているとアナログ式電気メーターに設置されるコルクの解体と再構築のようにも思えてくる。
GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENÈVE 2024
GPHG 2024特別番外編
2024「GPHG」受賞 - 2025「9号」発表
東京生まれ・東京育ち
機械大好き少年が創る夢時計
大塚ローテック
自動車会社を出発点にフリーランスのプロダクトデザイナーへと転身、ヤフオクでたまたま購入した卓上旋盤の練習が皮切りとなり、Youtubeを先生代わりに日夜時計製造の自作へと進んだ片山次朗氏。2012年には独自ブランド「大塚ローテック」を創業、発表される新作は確実に世界の時計愛好家を魅了し、ついに2024年11月には「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG=GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENÈVE)」のチャレンジウォッチ賞を受賞、さらに翌2025年9月には初の複雑時計「9号(No.9)」の発表に至る。本企画では大きな躍進となった2024年11月のGPHGと2025年9月発表の「9号」にテーマを絞って構成する。
取材協力:片山次朗(大塚ローテック)
Special thanks to:Jiro Katayama(ŌTSUKA LŌTEC)
©FONDATION DU GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENÈVE
326632 326633 326634 326635 203224 取材・文 / Report & Text 203228 写真 / Photos 1 staticcontent
プレミアムウオッチフェア
2025年11月18日[火]~12月25日[木]
千葉県:そごう千葉店4階=時計サロン
目標に向けて、ときに立ち止まりながらも歩みを続けるあなたへ。
あなたの成長を見守る“良き相棒”との出会いとなるよう、また、あなたを支えてくれた大切な方への感謝の気持ちを込めて。
時を超えて愛される逸品を時計サロンにて期間限定で一堂に集めました。
この機会に、未来を共にする特別な一本を見つけてください。
【詳細はこちら】
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OMEGAフェア
2025年11月14日(金)~12月15日(月)
福岡県:小林時計店
小林時計店小倉本店にて、OMEGAフェアを開催いたします。
2025年最新作「オメガ プラネットオーシャン」「オメガ スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン “グレーサイド オブ ザ ムーン」はじめ、メンズ・レディス共に充実したラインナップをご覧いただけます。
また、小林時計店では最大60回までの無金利ショッピングクレジットキャンペーンを開催いたします。※ご利用には条件がございます。
OMEGAフェア
開催期間:2025年11月14日(金)~12月15日(月)
開催会場:小林時計店 1階 オメガコーナー
【ご購入特典】
ノベルティプレゼント
期間中、最大60回までの無金利ショッピングクレジットキャンペーンを実施
※ご利用には条件がございます。詳しくはスタッフまでお問い合わせください
2025年新作
「オメガ スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン “グレーサイド オブ ザ ムーン」
人類が初めて月の反対側を目にした、アポロ8号の歴史的ミッションを記念し誕生したシリーズ。
スケルトン加工のグレーアルミニウム製ダイアルからはキャリバーに描かれた月の表側の地形が覗き、本物の月の景色の美しさを手元に届けます。
サファイヤクリスタルケースバックからは、ムーブメント上にレーザー加工で再現した月の裏側を見ることができます。1968年に12月にアポロ8号の乗組員が初めて目にするまで、人類が見ることがなかった姿です。
OMEGAフェア おすすめモデル
スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン ラバーストラップ
Ref. 310.92.44.50.06.001
ケース径:44.25mm
ケース素材:グレーセラミック
防水性:5気圧
ムーブメント:手巻き
価格:2,321,000円(税込)
スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン
Ref. 310.92.44.51.01.001
ケース径:44.25mm
ケース素材:ブラックセラミック
防水性:5気圧
ムーブメント:手巻き
価格:2,266,000円(税込)
スピードマスター ファースト オメガ イン スペース
Ref. 310.30.40.50.06.001
ケース径:39.7mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:5気圧
ムーブメント:手巻き
価格:1,254,000円(税込)
スピードマスター ムーンウォッチ ホワイトダイアル
Ref.310.30.42.50.04.001
ケース径:42mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:5気圧
ムーブメント:手巻き
価格:1,287,000円(税込)
シーマスター ダイバー 300M
Ref. 210.90.42.20.10.001
ケース径:42.00mm
ケース素材:チタン-ブロンズゴールド
防水性:3気圧
ムーブメント:自動巻
価格:1,705,000円(税込)
シーマスター ダイバー 300M
Ref. 210.22.42.20.01.002
ケース径:42mm
ケース素材:スティール-セドナゴールド
防水性:30気圧
ムーブメント:自動巻き
価格:1,320,000円(税込)
レイルマスター
Ref.235.10.38.20.13.001
ケース径:38mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:15気圧
ムーブメント:自動巻き
価格:957,000円(税込)
シーマスター アクアテラ 150M
Ref.220.32.41.21.03.001
ケース径:41mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:15気圧
ムーブメント:自動巻き
価格:1,111,000円(税込)
コンステレーション メテオライト
Ref. 131.30.41.21.99.001
ケース径:41mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:5気圧
ムーブメント:自動巻き
価格:1,540,000円(税込)
コンステレーション メテオライト
Ref. 131.25.28.60.99.001
ケース径:28mm
ケース素材:スティール-セドナゴールド
防水性:5気圧
ムーブメント:クオーツ
価格:1,870,000円(税込)
シーマスター アクアテラ 150M
Ref. 220.20.30.20.63.001
ケース径:30mm
ケース素材:スティール-セドナゴールド
防水性:15気圧
ムーブメント:自動巻き
価格:1,782,000円(税込)
シーマスター アクアテラ 150M
Ref. 220.10.30.20.10.002
ケース径:30mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:15気圧
ムーブメント:自動巻き
価格:1,001,000円(税込)
※価格は2025年10月31日時点での税込価格です。
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オメガ(OMEGA)

