1961年、ドイツのフランクフルトでパイロット用の時計を作り始めたのが、ジンの歴史の発端です。視認性に優れ機能性が高く、プロフェッショナルたちのニーズに応える堅牢な時計を作り続けてきました。2016年、創立55周年を迎え発表した2つの記念モデル556.JUBと910.JUBが日本でも発売開始となりました。モデル名の「JUB」は、ドイツ語で“記念”という意味の「jubiläum」から来ています。
556.JUBは、ジンの世界を体感するためのエントリーモデルとして人気の高い556シリーズに登場した、1,000本の限定モデルです。サテン仕上げのステンレススチール製ケースにサンレイ仕上げを施したアンスラサイトダイヤルを組み合わせたこのモデルは、スタイリッシュな場面にぴったりの雰囲気を持っています。完璧な視認性を誇るダイヤルには55周年記念を示す「1961-2016」という文字が記され、サファイアクリスタル製の裏蓋から見えるローターにはシリアル番号が刻印されています。シンプルケースライン、日付表示を廃したミニマルなダイヤルデザインが特徴で、視認性を追求したスポーティながらも品格の漂うモデルです。
556.JUB
Ref.:556.JUB
ケース径:38.5mm
ケース厚:11mm
ケース素材:SS(サテン仕上げ)
ストラップ:ステンレススチールブレスレットまたはコードバンレザーストラップ
防水性:20気圧
ムーブメント:自動巻、cal.ETA2824-2、毎時28,800振動、25石
仕様:時・分・秒表示、時・分針とインデックスは夜光処理、両面無反射サファイアクリスタル風防、ねじ込み式シースルーバック
限定:1000本
価格:220,000円(ブレスレットモデル/税抜)、210,000円(レザーストラップモデル/税抜)
モデル910.JUBは、技術的な特徴を備え300本限定で製作されたクロノグラフです。積算計機能に加え、中間タイムの計測を可能にするスプリットセコンド機能を搭載しています。この操作は8時位置のプッシュボタンで行います。
さらに、この910.JUBは伝統的な時計製作という観点からもう一つの魅力を備えています。それは今日では見ることの少なくなったコラムホイールの採用です。コラムホイールを使用した制御機構は、1900年代半ばから伝統的なクロノグラフの重要な構成要素となっており、高い技術を要する伝統的な時計構造の表現であると言えます。生産は非常に複雑で、組み立てには細心の注意と精密な技術が必要です。コラムホイールがクロノグラフのスタート、ストップ、リセット機能を制御しているため従来よりもスムーズな操作が可能となり、プッシュボタンの操作性も高まりました。完璧に同期したメカニズムの仕組みはサファイアクリスタル製シースルーバックの裏蓋を通して眺めることができ、それは審美的魅力をもたらしています。そしてもうひとつ、二重に配したタキメーターにより時速30kmまでの低速が計測できるうえ、その表示がダイヤル外周に大きくレイアウトされているため読み取りがしやすいデザインとなっています。アプライドインデックスを備えたビンテージ仕上げの文字盤は左右に2つのインダイヤルを配置し、クラシカルな印象が際立ちます。裏面には55周年を記念した「1961-2016」という文字とシリアル番号が記されています。
910.JUBは、木製の特別ボックスに付属のレザーストラップ、エッシェンバッハ性のルーペ、ベルト交換用具、お手入れ用クロスなどとともに収められています。
910.JUB
Ref.:910.JUB
ケース径:41.5mm
ケース厚:15.5mm
ケース素材:SS
ストラップ:ステンレススチールブレスレット
防水性:10気圧
ムーブメント:自動巻、cal.Valijoux7750、毎時28,800振動、31石
仕様:コラムホイール式スプリットセコンドクロノグラフ、時速30kmまでの計測が可能な二重タキメーター表示、両面無反射サファイアクリスタル風防、ねじ込み式シースルーバック、コードバンストラップ1本付属
限定:300本
価格:990,000円(税抜)
(株)ホッタ
TEL:03-6226-4715
BASEL WORLD2016 LONGINES New Model2016年 ロンジン新作情報


スイスの名門ウォッチ・メーカーであり、数多くの名作時計を生み出してきたロンジン(LONGINES)は、2016年のバーゼルワールドで注目すべき新作を発表した。
まず我々が注目したのは、20世紀初頭にロンジンが製作し、世界各国の鉄道会社に採用された高精度な懐中時計をモチーフとする「ロンジン レイルロード(The Longines Railroad)」 である。
そのスタイルは、まさに腕時計の原点といえるもの。ホワイト・ラッカー仕上げのダイアルに視認性に優れたブラックのアラビア数字インデックスが美しく映える逸品だ。
ケースバックには、19世紀末から20世紀初頭にかけての鉄道時計(懐中時計)に多く見られたように、蒸気機関車のサイドビューが緻密に刻み込まれている。

またロンジンは時間計測機能を持ったクロノグラフのパイオニアでもあるが、20世紀初頭に製作された初期の腕時計クロノグラフを原点とする「ロンジン ヘリテージ 1918(The Longines Heritage 1918)」も、歴史が豊かな時計ブランドならではの新作。
さらに昨年に引き続き懐中時計でも新作が。それは競走馬と騎手の姿をケースバックに彫り込んだ「ロンジン イクエストリアン ポケット ウォッチ ジョッキー 1878(The Longines Equestrian Pocket Watch Jockey 1878)」である。
このような名作の復刻版を発表する一方、現代のビジネスマンに最適なモデルもある。それが「ロンジン マスター コレクション(The Longines Master Collection)」の自動巻きモデル。
特徴はブルーのダイアルだが、この人気コレクションにロンジンの象徴であるブルーを採用したのは初。ケース・サイズが4種類用意され、メンズからレディスまで対応しているのも配慮が行き届いている。
取材・文:名畑政治 Report&Text:Masaharu Nabata
写真:堀内僚太郎 Photos:Ryotaro Horiuchi
※表記は2016年10月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2016年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。

ロンジン(LONGINES) についてのお問合せは……
スウォッチ グループ ジャパン株式会社 ロンジン事業本部
〒104-8188 東京都中央区銀座 7-9-18 ニコラス・G・ハイエック センター
TEL: 03-6254-7351
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BASEL WORLD2016 CUERVO Y SOBRINOS New Model2016年 クエルボ・イ・ソブリノス新作情報


1882年春、キューバのハバナで高級時計宝飾店「ラ カーサ(La Casa)」創設により歴史を切り拓いたクエルボ・イ・ソブリノス(Cuervo y Sobrinos)。2003年のバーゼル・デビュー以来「スイスのハートに込められたキューバン・スピリット」をテーマに、これまで精力的にコレクションを毎年発表し続けている。
当初は1930~1950年代のクラシックな趣きの時計が主力であったが、徐々にそのコレクションの幅を広げ、今年は「ヒストリアドール」からスケルトン・モデルの新ダイアル「ヒストリアドール スケレッテ(HISTORIADOR SQUELETTE)」が登場、ひと癖あるそのデザインに当ブランドの成熟ぶりが表れている。

またダイアルのカラー・バリエーションも豊富に発表。特に「大地」「太陽」「海」をテーマにした3色の「ヒストリアドール ティラ、ソル マー(HISTORIADOR TIERRA,SOL Y MAR)」や、4色揃えた「プロミネンテ キャラメロ(PROMINENTE CARAMELO)」など、ラテン・スピリッツを表現したかのような絶妙な色彩センスに目を奪われた。
折しも昨年の2015年4月は、キューバと米国の間で実に59年ぶりの国交回復化が実現。これを契機として今後、クエルボ・イ・ソブリノスの濃厚なラテン・スピリッツに、さらに磨きがかかることを期待したい。
>>>ヒストリアドール ティラ ソル マー(HISTORIADOR TIERRA、SOL Y MAR)
取材・文:田中克幸 Report&Text:Katsuyuki Tanaka
写真:堀内僚太郎 Photos:Ryotaro Horiuchi
※表記は2016年8月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2016年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
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クエルボ・イ・ソブリノス(CUERVO Y SOBRINOS) についてのお問合せは……
株式会社ムラキ
〒103-0027 東京都中央区日本橋 3-9-10
TEL: 03-3273-0321
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BASEL WORLD2016 RADO New Model2016年 ラドー新作情報


2017年に創業100周年を迎える「ラドー(RADO)」。節目を前に力をためておくのかと思いきや、今年は“デザイン”に注力してきた。最大のニュースは、ドイツの人気プロダクトデザイナーであるコンスタンチン・グルチッチに時計デザインを依頼したこと。
ラドー×プロダクトデザイナーの例では、以前ジャスパー・モリソンと共に「r5.5」というモデルを作ったことがあるが、実は今回組んだコンスタンチン・グルチッチは、ジャスパー・モリソンの弟子。両者ともノーマルで普遍的なデザインを得意としており、ラドーの世界観とうまくかみ合うのだろう。
さらにハイテクセラミックの加工技術を駆使したスリムなモノブロックケースやシリコンナイトライドという特殊セラミックに硬化64チタンを組み合わせ、カラーリングにこだわる。
時計界にハイテクセラミックを持ち込んだラドーは、先進素材で創るモダンなデザインを得意としてきた。その伝統が今も健在であることを、改めて示した形となった。
取材・文:篠田哲生 Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto
※表記は2016年8月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2016年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
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ラドー(RADO) についてのお問合せは……
スウォッチ グループ ジャパン株式会社 ラドー事業本部
〒104-8188 東京都中央区銀座 7-9-18 ニコラス・G・ハイエック センター 11F
TEL: 03-6254-7331
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BASEL WORLD2016 CARL F. BUCHERER New Model2016年 カール F. ブヘラ新作情報

スイス中央部に位置する観光都市ルツェルンにて、1888年に創業した時計店ブヘラ。そこで作っていたオリジナルウォッチは、品質とデザインに優れており、高精度の証となるクロノメーター認定を取得するモデルも多かった。
もはや“時計店のオリジナル”というレベルを凌駕していたため、創業者に名を冠した高級時計ブランド「カール F. ブヘラ(CARL F. BUCHERER)」として独立。現在は歴史を受け継いだクラシックモデルと、現代的な機構とデザインを持つスポーティモデルを両輪としている。

2016年のカール F. ブヘラは、ブランドの起源を見直す“リ・ブランディング”の年とし、“ルツェルン生まれの時計である”という個性を明確にするために、8つのキーワードを立てた。
1:先見性の優れた創業者「カール・フリードリッヒ・ブヘラ」
2:活気あふれる観光都市「ルツェルン」
3:創業年は新たな何かが始まる19世紀末「1888年」
4:エネルギーの源は「テロワール(地勢)」
5:独自性に富む「マニュファクチュール」
6:長年積み重ねたブランドの「ノウハウ」
7:中央スイスに根付いた反骨心が生み出す「自由な精神」
8:国際都市で養った「国際感覚」
これら8つのキーワードを時計に巧みに組み込みながら、より魅力的な時計ブランドへと、さらなる進化を遂げていく方針だ。
>>> マネロ ペリフェラル(MANERO PERIPHERAL)
取材・文:篠田哲生 / Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto
※表記は2016年8月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
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CARL F. BUCHERER(カール F. ブヘラ) についてのお問合せは……
ブヘラジャパン
〒104-0045 東京都中央区築地2-15-19 ミレニアム築地ビル 8階
TEL: 03-6226-4650
E-mail:info@carl-f-bucherer.co.jp
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BASEL WORLD2016 ORIS New Model2016年 オリス新作情報


一見すると華やかで安定感のある時計界だが、ブランドごとの浮き沈みが激しいのが実情だ。
一世を風靡するモデルを発表したとしても、それが長続きせず、ついにはブランド自体が傾きかねない事実を、この20年以上の取材で何度か経験している。
一方で、バーゼル会場で耳目を集めるような華美さとは少し縁遠いものの、時を経るにつれて磐石な地位を徐々に築き上げる“時計会社”も存在する。その代表格のひとつがオリスだ。
オリスのコレクションは、ウィリアムズF1チームとの提携で熟成した「モータースポーツ」、BCコレクションに代表される「アヴィエイション」、定番中の定番モデルを揃える「ダイバーズ」、オーセンティックな時計「カルチャー」の4本柱。これらはいたずらに変えることなく、現在も継続中であることはもっと賞賛されるべきだ。

本年も手堅い新作を発表したオリスだが、特に昨年リリースした「ダイバーズ 65(Divers sixty-five)」の評価が高い。オリジナルは1965年発表モデルだが、その当時の意匠を損なわない復刻ぶりが時計ファンの心を掴んだ。本年はさらにアーカイブの検証を深めた新作が登場した。
また同じダイバーズ・モデルでも、米海軍史に名を残す伝説の潜水士を讃える「カール・ブラシア リミテッドエディション(Carl Brashear Limited Edition)」や、モータースポーツでは長年の提携関係にあるウィリアムズF1チームのドライバー、バルテッリ・ボッタスを顕彰する「ウィリアムズ バルテッリ・ボッタス リミテッドエディション(Williams Valtteri Bottas Limited Edition)」など、期待を裏切らない確実な新作をラインナップ。
そして一般の時計ファンが手の届く範囲内での価格設定。オリスは今年も良心的な時計を世に送り出している。
>>>ツートーンダイアルの「ダイバーズ 65(Divers sixty-five)」
取材・文:田中克幸 Report&Text:Katsuyuki Tanaka
写真:堀内僚太郎 / Photos:Ryotaro Horiuchi
※表記は2016年8月現在のものになります。
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オリス についてのお問合せは…
オリスジャパン株式会社
〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目14番5号 銀座小寺ビル
TEL:03-6260-6877
ORIS(オリス) の公式サイトはこちら
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BASEL WORLD2016 ULYSSE NARDIN New Model2016年 ユリス・ナルダン新作情報


1846年にル・ロックルで誕生したユリス・ナルダンは、2016年の本年、創業170周年を迎えた。当社の特徴は、まず19世紀から20世紀にかけて、一時は50カ国の各国海軍に採用された船舶用クロノメーターにある。1996年の創業150周年のバーゼルでは腕時計型クロノメーター・モデルを発表、ライン河に船舶を係留しこれを盛大に祝ったことが記憶に残る。
次に1983年より順次発表された複雑天文時計三部作。これらは同年、当社のオーナーとなった故ロルフ・W.シュナイダー氏のもと、ルードヴィヒ・エクスリン博士により開発され、現在に続く複雑時計開発製造の基盤が整えられたと解釈される。
もうひとつはクロワゾネ・ダイアル等、美術価値の高い工芸品としての時計開発。1990年代初頭に早くもクロワゾネやシャンルベ技法を用いた時計を揃えていたことは、まさに先見の明である。

2001年はシリシウム製脱進機、2016年には新型エスケープメントが登場するなど、技術への探求は加速する。またこの期間は好調なロシア市場向けの新作が加熱する状況だったが、本年はこれを軌道修正、より自社の出自を意識した堅実路線に進んだ印象を受けた。
特に船舶用クロノメーターの開発史を検証する自社製造モデル「マリーン クロノメーター マニュファクチュール(Marine Chronometer Manufacture)」コレクションの45mmケースや、43mmケースのアニュアルカレンダー、さらにダイバーズモデルではクロノグラフが印象的だ。これら以外にはクラシック・コレクションにおけるトゥールビヨン「グランド デッキ マリーン トゥールビヨン(Grand Deck Marine Tourbillon)」やクラシック・コレクションのクロワゾネ・モデル、ユリス・ナルダンの原点とも言えるスモールセコンド・モデルなど、「海」のイメージを強烈に打ち出した新作が多数、登場した。
>>>グランド デッキ マリーン トゥールビヨン(Grand Deck Marine Tourbillon)
取材・文:田中克幸 / Report&Text:Katsuyuki Tanaka
写真:堀内僚太郎 / Photos:Ryotaro Horiuchi
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ユリス・ナルダン についてのお問合せは…
ソーウインド ジャパン株式会社
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-2-1 平河町共和ビル3F
TEL: 03-5211-1791 FAX:03-5211-1799
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オリンピックの始まりの歓喜につつまれた2016年8月6日、リオデジャネイロの土曜日の夜、イパネマビーチにできたオリンピック期間限定のクラブハウス「オメガハウス」で開催されたオープニング・イベントに、オスカー俳優でオメガのブランドアンバサダーでもあるエディ・レッドメインが登場しました。
1932年以来、27回目のオリンピック公式計時をつとめるオメガは、イパネマビーチにあるこの特別な場所からも、オリンピックという世界規模のスポーツイベントを盛り上げます。大会期間中に数々のイベントを開催し、「オメガハウス」が話題のスポットのひとつになるのは間違いありません。
オープニング・イベントには、モナコ大公アルベール2世殿下、伝説のブラジル人セーリング選手でオメガ フレンドでもあるトーベン・グラエル、ブラジル人デザイナーのフランシスコ・コスタ、そしてアメリカ人女優のカミーラ・ベルも参加し、最高の夜に一層の華やかさを与えました。
レッドカーペットに登場したエディは、オメガハウスのオープニングについて尋ねられ「オメガハウスは豪華絢爛だと聞いていましたが、その通りですね。この場所で色々な人と交流するのは素晴らしい経験になるでしょう。できれば、オリンピック選手に会ってみたいです。ここはまるで天国ですね。」と語りました。
エディはまた、ブラジルの印象について「ブラジルには今回初めて訪れました。ほとばしるエネルギーや、活気、独特の文化、そしてダンスと音楽が有名である事は知っていましたが、実際は、全部私の期待以上です。妻と私はここに来られてとてもラッキーだと思っています」と答えました。
オープニング・イベントに出席したオメガCEO兼社長のレイナルド・アッシェリマンは、オメガハウスのオープンが盛大に祝福されているのを目の当たりにし、「このハウスはオメガにとって、とても大切な存在です。ここには我々の多大な情熱と思い入れが詰まっています。オリンピックにおける貴重な憩いの場所になると同時に、オメガの公式計時担当としての役割を祝福する場所でもあるのです。公式計時を担当することは、オメガブランドにとって非常に重要なことなのです」と喜びのコメントをしました。
トーベン・グラエルも登壇し、今回のイベントの前日に行われたオリンピック開会式に参加した自身の体験などを語りました。
砂浜とヤシの木越しの景色を臨む「オメガハウス」は、イパネマビーチにあるイベントスペース「Casa de Cultura Laura Alvim(カーサ・デ・カルチュラ・ラウラ・アルヴィム)」に設けられた、メンバーの方のみにご利用いただけるクラブです。室内は、「スポーツ計時」、「宇宙探索」、「大海原の遺産」、「女性のためのタイムピース」、「腕時計作りのイノベーション」というテーマ別に演出されており、オリンピック開催中にはスペシャルイベントが数多く予定されています。
オープニング・イベントに参加したVIPゲスト
エディ・レッドメインと彼の妻ハンナ・レッドメイン、モナコ大公アルベール2世殿下、アメリカ人女優カミーラ・ベル、ブラジルで最も有名なセーリングのオリンピックメダリスト トーベン・グラエル、ブラジル人デザイナー フランシスコ・コスタ、オメガ タイミングのアラン・ゾブリスト、イギリスオリンピック委員会CEOのビル・スウィートニー、元陸上競技選手でオリンピック金メダリストのイギリス人ダレン・キャンベル、ブラジル人女優クレオ・ピレス、ブラジル人女優カロリーナ・フェラツ、ブラジル人俳優レナト・ゴエス、オスクレン創設者でスタイル・ディレクターのオスカル・メツァヴァト、歌手のトニ・ガヒード、そしてブラジル人ブロガーのヘレナ・ルナデリ
ゲストのファッション
エディ・レッドメインは、ハーディエイミスの白のスーツ、彼の妻ハンナは、マックイーンのドレス。カミーラ・ベルは、キャロライナ・ヘレナを着用。
オメガハウス -イパネマビーチにある完全招待制メンバー限定クラブ-
イパネマビーチ沿いにあるオメガハウスの夜の表情
リオデジャネイロのオメガハウスに一歩足を踏み入れた瞬間に、あなたは旅に出かける事になります。豪華な地中海の海岸線からオメガの輝かしい歴史までを表現したオメガハウスは、非常にラグジュアリーな空間だといえます。
オリンピック リオデジャネイロ大会における、オメガの完全招待制メンバー限定クラブを作るのに一番適した場所はどこかと検討した結果、リオデジャネイロのアーティストや文化人達に親しまれてきた場所に行き着きました。そこは「Casa de Cultura Laura Alvim」です。
長い歴史と深い文化が詰まった場所である「Casa de Cultura Laura Alvim」は、自然光が活きる無駄のないデザインが特徴の美しい歴史的建物です。目の前には世界有数のビーチが広がり、建物内からはその素晴らしい景色を楽しむ事ができます。「Casa de Cultura Laura Alvim」を取り囲む、イパネマビーチの風に揺れるヤシの木や、白と黒のモザイク模様の歩道はそのままですが、建物自体は、改装され、デザインも一新し、オメガハウスとして生まれ変わりました。
オリンピック リオデジャネイロ大会の開催期間中、オメガハウスの各部屋は、オリンピックを盛り上げるようなデザインがなされ、同時にオメガの豊かな歴史とストーリーを伝える場所にもなります。オメガハウスの各部屋を訪れることで、ゲストは、不思議の国のワンダーランドでアドベンチャーを楽しむアリスのような気分になることができます。
エントランス
エントランスホールには、オリーブの木が並べられていますが、これはオリンピックの起源をイメージしたデザインです。このホールの先には、思わず息をのむ9mもの高さの滝が流れています。ここには、プールに向かって完璧なダイブをする瞬間をとらえたいくつかの像があしらわれています。側面の壁には、オメガが歩んできた素晴らしい計時の歴史が書かれた歴史年表があります。また、オメガのクラシックモデルとオリンピックモデル、そして、1932年からのオリンピック開催国をテーマとして、紙で作られたユニークなアート作品も展示されています。
パティオ(中庭)
ゲストが歓談を楽しみ、交流が出来るメインの場所は、広々としたパティオとなっています。この場所はオメガハウスの全体的なテーマが象徴された場所でもあります。マイアミや、イビサ島、ミコノス島などで目にすることのできるクールでラグジュアリーなイメージにインスパイアされてデザインされました。典型的なギリシャ支柱に支えられた目を見張るばかりのアーチ梁に掛かった白いカーテンに全体が覆われています。このデザインは、もちろん、元の建物の原型を十分に活かして作られたものです。パティオの端には、噴水が穏やかに流れ、幾つかの大型の鏡がパティオの印象に奥行きを与えています。もう一方の端にはオリンピックの競技が映し出される巨大スクリーンがあり、その下にはバーが設置されています。そして、白に白を重ねる“ホワイト・オン・ホワイト”というデザインテーマの逆のデザインとして、オメガの輝かしい計時の歴史が記録された白黒写真が壁には飾られています。
スウィング・エリア
リラックスできる場所として、パティオの隣の小さなスペースには、大きなブランコと、ロッキング・チェアーが設置されています。友達と飲み物を片手にリラックスする場所としては最適です。
上階へ
吹き抜け階段の上階は、オメガハウスの新たなスペースになります。上階では、オメガブランドが持つ色々な側面を垣間みる事が出来ます。まず最初は、オメガと地元団体のVivaRio とのコミュニティ・カウントダウンプログラムに関する一連の写真が目に入ってきます。その他、12個の社会プロジェクトの紹介と併せて、地元Viva Favela Community Correspondent Course の学生が撮影した3枚の写真も展示されています。これは、オメガとVivaRio とのパートナーシップの一環として学生が参加出来る写真コンクールが開催され、貧民街におけるスポーツをテーマとしたこのコンクールに入賞した3枚の写真です。
スペース・ルーム
オメガブランドエリアの最初のスペースは、地上階とは対照的なコンセプトでデザインされています。宇宙探査におけるオメガの歴史を反映して、ゲストは、満点の星空を眺めながらヴェルヴェットのソファでくつろぐことができます。壁には、月に行ったヴィンテージモデルから、最新のセラミック製モデルまで、オメガのムーンウォッチの変遷が掲示されています。
オーシャン・ルーム
オメガハウスの前の通りを横切る人々から眺めたオメガハウスの上階の窓は、人がダンスで戯れる水族館のように見える事でしょう。この部屋がオーシャン・ルームで、海というテーマが見事に表現されています。珊瑚礁のDJブースと海がテーマのデコレーションは、特別な素材でつくられています。この製作を担当したのは、リオの象徴的なカーニバルの山車を製作したチームです。珊瑚礁の中にはガラスのボールが幾つか入っており、それぞれのボールの中には、海がテーマのオメガの時計が展示されています。日が暮れると、この部屋はブルーに染まり、煌びやかな海の世界が壁に映し出され、ダンスを楽しむ人たちを海の底に誘います。この部屋越しに見える大西洋をフレームに収めて、ここからセルフィーを撮るのは誰もが憧れる体験になるはずです。
ヘリテージ・ルーム(遺産の部屋)
オメガの168年に渡る時計製造の歴史を祝福して、この部屋は、ゲストを時計の繊細な構造の世界へと誘います。145,000個にも及ぶカスタム・メイドの時計部品が壁に展示され、反対側の壁にある複数のベルの形をしたガラスケースの中にはオメガの時計、時計製作ツール、そしてその他の関連品が展示されています。また、この部屋には時計職人のテーブルもあり、この場所で、ゲストは飲み物を片手にオメガの耐磁技術について学ぶことができます。
ウィメンズ・ルーム
女性なら誰でもこの部屋が持つプライベートな雰囲気を好きになるでしょう。プライベート・メイク・アップ・ルームをテーマにデザインされたこの部屋には、くつろぐためのテイラーメイドの家具、繊細なガラスのテーブル、そして年代物の鏡が付いたクラシックな化粧台が置かれています。壁には女性向けに製作された、オメガの美しいヴィンテージ広告の数々が展示されています。これらの多くは、ポール・エルーや、リム、ルネ・グリュオら、著名なアーティストによって手掛けられました。部屋にはその他、オメガの美しい時計の数々が、白いメタルの薔薇の中に展示されています。この部屋のアーチ状の窓からは、イパネマビーチの光り輝く水と砂浜を眺める事ができます。
オメガお客様センター
TEL:03-5952-4400
SPIRIT OF BREITLING SENDAI by HF-AGE “杜の都”仙台に東北初の 「スピリット・オブ・ブライトリング」がオープン! SPIRIT OF BREITLING SENDAI by HF-AGE
日本全国で12番目、東北地方初となるブライトリングのコンセプトショップが、先頃、宮城県仙台市の定禅寺通りにオープン。
世界共通にして最新のワールドワイド・コンセプトに基づく「スピリット・オブ・ブライトリング 仙台 by HF-AGE」に注目だ。
取材・文:名畑政治 / Report&Text:Masaharu Nabata
取材協力:ブライトリング・ジャパン / Special Thanks:BREITLING JAPAN

HF-AGE仙台店 についてのお問合せは・・・
〒980-0803 宮城県仙台市青葉区国分町2-14-18 定禅寺パークビル1F
Tel:022-711-7271
営業時間:10:30 - 19:30
定休日:水曜不定休
>>>店舗オフィシャルサイトはこちら
>>>ショップ詳細はこちら

BREITLING(ブライトリング) についてのお問合せは……
ブライトリング・ジャパン株式会社
〒105-0011 東京都港区芝公園 2-2-22 芝公園ビル
TEL: 03-3436-0011
>>ブライトリング(BREITLING) 公式サイトはこちら
>>ブライトリング(BREITLING) のGressive掲載ショップはこちら
BASEL WORLD2016 HARRY WINSTON New Model2016年 ハリー・ウィンストン新作情報


ニューヨークを代表するジュエリー&ウォッチ ブランド、ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)。その新作ウォッチが、2016年のバーゼルワールドで発表された。
バリエーションは実に豊富。いまやハリー・ウィンストンが生み出すウォッチは、ジュエラーとしての枠を越えて超絶的メカニズムを搭載する複雑時計の領域に踏み込み、その探求する世界は、ますます深度を増している。
2016年新作の筆頭が「イストワール・ドゥ・トゥールビヨン 7(Histoire de Tourbillon 7)」である。このシリーズは2009年から発表を開始し、どれひとつとっても他に類をみない、大胆なデザインと革新的なメカニズムを搭載する希有なコレクション。
今回の新作は、異なる速度で回転する二軸トゥールビヨンをふたつ装備し、ディファレンシャルギアで連結した画期的なモデルである。

さらに本作で10作目となる「プロジェクト Z10(Project Z10)」も発表。ニューヨークのシンボルともいわれるマンハッタンブリッジを発想の原点として、こちらも大胆かつ個性的なデザインを実現している。
また、ここでは紹介しきれなかったが、「HW プルミエール・パーリーレース オートマティック 36mm」では、0.2mmのマザー・オブ・パールをレース編みのようにレーザーで繊細に透かし彫りし、極めてフェミニンなタイムピースを現実のものとした。
このように超絶な機械式時計から婦人向けのエレガントなモデルまで、ハリー・ウィンストンが生み出すタイムピースの可能性は実に無限である。
>>>超絶機構を搭載する「イストワール・ドゥ・トゥールビヨン 7」
取材・文:名畑政治 Report&Text:Masaharu Nabata
写真:堀内僚太郎 Photos:Ryotaro Horiuchi
※表記は2016年8月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2016年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
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HARRY WINSTON (ハリー・ウィンストン)についてのお問合せは…
ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション
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