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SIHH2018 MONTBLANC New Model2018年 モンブラン新作情報

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ミネルバ創業160周年を祝う

 モンブランが傘下に収めた「ミネルバ」は、1858年にスイスのサンティミエ渓谷で創業した時計メーカー。特に計時装置の名門として知られており、スポーツ計時や軍用時計などのジャンルで名を馳せてきた。この時計作りへの信念は、モンブランによって現在へと受け継がれ、ついに創業160周年という節目を迎えた。


 160周年を祝うのは3つのコレクション。「モンブラン1858」コレクションは、1920~30年代に生産されたミネルバの軍用時計からインスピレーションを受けている。「モンブラン スター レガシー」コレクションは今年20周年を迎えた「スター」コレクションの発展版で、19世紀後期から20世紀初頭にかけて製造された懐中時計がイメージソース。「モンブラン タイムウォーカー」コレクションは、1960年代に一世を風靡した計測機器メーカーとしての歴史をアピールしている。


 どのコレクションも“新しさ”よりも、伝統の継続を主眼に置いており、ミネルバが積み上げてきた160年の歴史を感じてもらえるようになっている。



取材・文:田中克幸(ページ01、02)、篠田哲生(総論、ページ03、04、05、06) / Report&Text:Katsuyuki Tanaka、Tetsuo Shinoda
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto(総論、ページ03、04、05、06)
※表記は2018年1月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2018年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。



SIHH 2018 MONTBLANC NEW Release2018年SIHH モンブラン オフィシャルニュース


SIHH 2018 FLASH Report MONTBLANC BOOTH2018年SIHH モンブラン ブース内画像

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ブース撮影:篠田哲生 Photo:Tetsuo Shinoda


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ブランドニュース オリス(ORIS) /sites/default/files/newsThumbnail/title_104.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_105.jpg

よりクリーンな世界のために
オリスはワールドクリーンアップデー2018に参加し、リサイクルプラスチック製の画期的ストラップを発表


  世界はプラスチックの問題を抱えています。その原料となる天然資源は枯渇しつつあり、不適切な廃棄物処理の為に環境汚染は深刻化しています。


  例えば、国連環境計画(UN Environment Program)は、毎年800万トンのプラスチックが世界の海洋に放棄されると推定しています。プラスチック廃棄物は、微妙なバランスを保つ世界の生態系に大きな脅威をもたらします。この脅威との闘いは始まったばかりです。私たちはもっと多くのことをする必要があります。


  オリスは、特に環境を改善する努力を続ける決意をしています。近年、スイスの独立時計メーカーである当社は、地球の海を保全するビジョンを持つ多くの非営利団体と提携しています。


  2018年の9月14-15日、社会的かつ生態学的責任を果たし、持続可能性の啓発と持続可能な対策を講じる継続的取り組みの一環として、オリスは2018年ワールドクリーンアップデーに参加しました。世界各地で人工廃棄物を自然環境から取り除くために集まりました。


  オリスは自然環境に廃棄される前のプラスチックのリサイクルにも取り組んでいます。2018年ワールドクリーンアップデーに参加したことに合わせ、「ダイバーズ・シックスティ・ファイブ」にリサイクルしたプラスチック製ストラップをセットしました。


  これらは、オリスの哲学「Go Your Own Way」の体現でもあります。スイスの独立時計メーカーであるオリスは自由に独自の決断を下すことができます。


  2018年ワールドクリーンアップデー参加はその哲学表明の一例です。皆様をこの活動にご招待します。みんなで力を合わせれば、変化をもたらすことができるでしょう。


クリーンアップワールド
クリーンアップデー2018に取り組むオリスと、世界1,000人の輪


  ビジネスでは、人生同様自分の言葉に責任を持って実践することが重要です。オリスのビジョンは、社会的かつ生態学的に責任ある態度で行動することです。


  今年オリスは、この惑星をクリーンにして、その未来を守るための世界的なイニシアチブである2018年ワールドクリーンアップデーに、顧客、パートナー、友人を誘って参加しました。


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  これはオリスがワールドクリーンアップデーに参加した2年目です。 2017年、80名のオリスからのボランティアが、オリスのへルシュタイン本部周辺の川や洞窟からゴミを集めました。台湾の首都台北にあるオリスのパートナーたちもチームに加わり、ビーチからゴミを取り除きました。


  今年、オリスは活動を大きく拡大しています。同社のグローバル子会社のうち15社が参加し、1000人が集まり町と海岸を浄化しました。


  目標は、人々を啓発し、共通の目標で繋がり、私たちの世界をきれいにすることです。

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リサイクルストラップ付き
オリスダイバーズ シックスティファイブ
Oris Divers Sixty-Five

リサイクルされたプラスチック製素材r-Radyarn®ストラップを採用したスペシャルモデルです


ケース径:42.00mm
ケース素材:サテンとポリッシュ仕上げのマルチピースステンレススチール、アルミインサート付きの一方向ベゼル
ストラップ:100%r-Radyarn®リサイクルプラスチック製のブルーとベージュのテキスタイル、ステンレススティール製ピンバックル
防水性:10気圧、100m
ムーブメント:自動巻き、Cal.Oris 733、38時間パワーリザーブ
仕様:時間、分、秒針、3時位置に日付表示、瞬時の日付、日付調整、時刻調整とストップセコンド、ダークブルーダイアル、4N針とインデックス
価格:230,000円(税抜)
発売予定:2018年11月上旬

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SIHH2018 BAUME & MERCIER New Model2018年 ボーム&メルシエ新作情報

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遂にベールを脱いだ、新型ムーブメント

 ブースに展示されているのは “世界最速のインディアン”。しかし、カルト的人気を持つバイクブランドとのコラボレーションモデルは、様々な諸事情で日本での展開はなし。しかし魅力的なドレッシーモデルがあるので心配はご無用だ。


 ここ数年、既製品ムーブメントの安定供給が不安視される中で、多くの時計メーカーが自社ムーブメントの開発に着手した。ボーム&メルシエではリシュモングループのムーブメント会社、ヴァルフルリエとリシュモン開発チームと共同でベースムーブメントの開発を進めていたのだが、ついに5年以上の歳月をかけて完成させた。


 インハウスムーブメント “BAUMATIC” (Cal.BA12.1975A)は、耐磁、ロングパワーリザーブ、シリコンヒゲゼンマイ、高精度など、優れた特性を持ち、しかも価格もこなれている。“価格の正直さ” で知られるボーム&メルシエらしい新戦略であり、特にクロノメーター認定モデルに注目である。



取材・文:篠田哲生 / Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto
※表記は2018年1月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2018年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。



SIHH 2018 FLASH Report BAUME & MERCIER BOOTH2018年SIHH ボーム&メルシエ ブース内画像

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ブース撮影:篠田哲生 Photo:Tetsuo Shinoda


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SIHH2018 GIRARD-PERREGAUX New Model2018年 ジラール・ペルゴ新作情報

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技術とデザインに優れたメンズウォッチが充実。

 タフなスポーツウォッチでありながら、ケースやブレスレットの磨きやダイヤルの質感を高めることで、ドレスウォッチに匹敵する品格を手に入れた “ラグジュアリー・スポーツウォッチ” は、今や人気ジャンルとして定着している。


 格上ブランドの多くがこのジャンルに進出する中、ジラール・ペルゴでも1975年に誕生した「ロレアート」に注力。昨年から本格的に再始動させ、色やサイズのバリエーションが豊富に揃うこともあって、早速人気コレクションとなった。今年もその勢いを継続すべく、多くの新作を投入。その中心となるのはクロノグラフだが、42mm径と38mm径の2サイズを用意しているのは英断だろう。昨今の “ラグジュアリー・スポーツウォッチ” はとかくサイズが拡大傾向にあったので、この小ぶりなクロノグラフはかなり話題になるはずだ。


 もちろんマニュファクチュールの実力を誇示するような、ハイコンプリケーションも登場し、例年以上にメンズウォッチの充実が目を惹いた。



取材・文:篠田哲生 / Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto
※表記は2018年1月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2018年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。



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ブース撮影:篠田哲生 Photo:Tetsuo Shinoda


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ブランドニュース オリス(ORIS) /sites/default/files/newsThumbnail/title_103.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_104.jpg /sites/default/files/newsImage1/01_124.jpg

  オリスは、ポーランド人初のF1レースドライバーのロバート・クビサのF1復帰を祝して「オリス ロバート・クビサ リミテッドエディション」を発売します。ロバート・クビサは、F1レーシングチーム・ウィリアムズのリザーブ兼開発ドライバーになるため、重傷と苦難を乗り越え戻ってきました。この新作は、オリス ウィリアムズデイデイトをベースに、 ポーランド国旗にあるレッドカラーを中央の秒針と分表示に採用した250本限定ウォッチです。

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オリス ロバート・クビサ リミテッドエディション
Oris Robert Kubica Limited Edition

Ref. No. 01 735 7740 4184 RS
ケース径:42.00mm
ケース素材:マルチピース ステンレススティール
ストラップ:ブラックラバー、ステンレススティールのフォールディングクラスプ
防水性:10気圧/100m
ムーブメント:自動巻き、Cal.Oris735(SW 220-1ベース)、サイン入りレッドローター、38時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、26石
仕様:時針・分針・秒針、日付表示、曜日表示、ケースバックにシースルーのミネラルガラス スペシャルプリント、サイン入りブラックダイアル、スペシャルボックス、保証書
限定:250本
価格:170,000円(税抜)
発売予定:2018年12月

ブランドニュース オメガ(OMEGA) /sites/default/files/newsThumbnail/title_102.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_103.jpg

  2018年10月12日、アメリカにてユニバーサル・ピクチャーズより、映画「ファースト・ マン」が公開されます(日本公開2019年2月予定)。 実話を元にしたこの映画で、オメガの タイムピースが担った歴史的瞬間を目撃することになります。


  アカデミー賞で監督賞をはじめ6部門を受賞した「ラ・ラ・ランド」の監督、デイミアン・ チャゼルと、主演俳優のライアン・ゴズリングが再びタッグを組んで実現した「ファースト・ マン」。人類史上初となる月への有人宇宙飛行任務を題材とした本作は、ニール・アームストロングを中心に、歴史的偉業となったアポロ11号の飛行に到るまでの10年を描きます。ジェームズ・R・ハンセンの著書を元に、ニール・アームストロングの当時の緊迫した心理状態や、 歴史上最も危険な任務の1つに数えられるこの宇宙計画の偉業を伝えるだけでなく、アームストロング自身と彼の家族、同僚たち、そしてアメリカという国自体が負わなければならなかった影の部分も描写しています。

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  オメガは宇宙探査の歴史において比類なき地位を獲得しています。そのことから、映画に登場するすべてのアポロの宇宙飛行士とその他スタッフは、事実に忠実にオメガのタイムピースを着用しています。


  宇宙計画が急ピッチで推し進められていた1964年、NASAは全ての有人飛行に適応可能な 時計を探していました。この命題に応えるべく、多くのブランドがそれぞれの時計を送りましたが、NASAが与えた数々の過酷なテストを通過したのは、オメガのスピードマスターのみでした。その結果、1965年3月1日、オメガのスピードマスターが“全ての有人宇宙飛行任務での飛行資格認定”を正式に受けることとなったのです。


  それからはオメガのみがNASAの有人宇宙飛行任務に時計を提供し続けており、マーキュ リー計画、ジェミニ計画、アポロ計画、スカイラブ計画、そしてアポロ-ソユーズテスト計画の全てにおいて、オメガの時計が使用されています。現在の宇宙飛行任務にもスピードマスターは用いられており、国際宇宙ステーションにおける計時にも役立てられています。


  当然ながら、1969年のアポロ11号計画の際、初めて月面で時を刻んだ時計もスピードマスターです。映画「ファースト・マン」の制作に際してオメガは、それぞれの時代に適したスピードマスターと当時のコレクションを提供しました。映画に登場するのは、以下のモデルです。

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オメガ スピードマスター ST 105.003.
ライアン・ゴズリング演じるニール・アームストロングが、NASAでアポロ計画のトレーニングをしているシーンで登場する時計です。これは、ジェミニ計画の宇宙飛行士であったエド・ホワイトが、1965年6月3日にアメリカ初の宇宙遊泳を行った際、着用していたモデルでもあります。


オメガ スピードマスター ST 105.012.
“ムーンウォッチ”として知られるこの有名なモデルは、映画の中で、アポロ11号の搭乗員全員が歴史的宇宙計画と月面着陸の際に着用しています。


オメガ リストウォッチ CK 2605
この1954年のタイムピースは、映画の中で世界的英雄であるニール・アームストロングを演じるライアン・ゴズリングが、日常生活のシーンで着用しています。


オメガ ストップウォッチ
1960年代製のストップウォッチ。映画の中では、NASAのエンジニア達がトレーニングをするシーンで使用されています。オリンピックの公式タイムキーパーでもあるオメガは、 スポーツ計時と信頼の置ける計時機器の発展において、輝かしく確固とした歴史を持っています。


  オメガのYouTubeチャンネルでは、公開に先駆けて、映画のシーンを使ったオリジナル動画を公開しています。その中で、オメガのスピードマスターが歴史的宇宙計画に深く関わっていたことを裏付けるように登場し、その重要任務を担ったことがわかります。
YouTube: https://youtu.be/KZTxD2zVGHQ

ブランドニュース A.ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SÖHNE) /sites/default/files/newsThumbnail/title_101.jpg /sites/default/files/newsMainImage/title_102.jpg

  A.ランゲ&ゾーネが暗闇での高い視認性を特徴とする新作を発表します。昼夜を問わずいつでも時刻が分かるだけでなく、ストップウォッチ機能も、日中でも夜でも使用できます。暗闇でもすべての表示をはっきり読み取れるのは、半透明ダイヤルと夜光性表示のおかげです。
  フライバック機能、プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターおよびパワーリザーブ表示を搭載するこのクロノグラフは、製作数200本の限定モデルです。


  ダトグラフ・アップ/ダウンは、その精悍さが漂うバランスの良いダイヤルデザインで、一目でそれとわかります。十の位と一の位を仕切る縦桟を付けた表示窓に収めたアウトサイズデイト表示が、ダイヤル上部中央で存在感を示します。そして、スモールセコンドとプレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターをダイヤル下部の左右に配置し、アウトサイズデイトを頂点とする正三角形を描いています。ダトグラフ・アップ/ダウン“ルーメン”は、この均整の取れた配置によって、暗がりで斬新な美しさを発揮します。


  それを可能にするのは、目に優しい特徴的なグリーン系の光を放つ蓄光顔料です。この材料をすべての表示に塗布し、暗がりでその光が半透明ダイヤルを透過する仕組みです。時針および分針に蓄光顔料を塗布し、クロノグラフ秒針全体をこの顔料でコーティングしました。ブルースチールの秒針と分積算針は、夜光サブダイヤル上で時を刻みます。ダイヤル外周リングに刻まれた5分の1秒単位に細分化された分目盛りと、その外側にあるタキメータースケール、さらには小さな三角形のパワーリザーブ針も、暗がりで明るいグリーンに輝きます。


  最大の見どころは何と言っても、夜光アウトサイズデイトです。十の位と一の位の二つの表示窓を持つこの日付表示は、深夜12時に日付が変わった瞬間にも光を放ちます。その秘密は、十の位用十字プレートと一の位表示用ディスクにあります。十字プレートには蓄光顔料を塗布し、ガラス製の一の位表示用ディスクにブラックで数字をプリントしています。一の位の背景には蓄光顔料が塗布されています。2枚の数字ディスクは、ダイヤルの下で日中の光を蓄えねばなりません。半透明ダイヤルを採用したのはそのためです。このダイヤルは日中も、時計に独特の美しさを添えます。ダイヤルのコーティングは明るいところで、表示の良好な視認性を約束するだけでなく、十字プレートに塗布した顔料が発光するのに必要な光を蓄えるのを保証します。明るいところで時計を見ると、アウトサイズデイト機構がよく見えるので、深夜12時に明かりを付けていれば、半透明ダイヤルを通して日付表示が切り替わる様子をつぶさに見ることができます。


  暗闇でダトグラフ・アップ/ダウン“ルーメン”のすべての表示が光る様はまさに神秘的ダトグラフ・アップ/ダウン“ルーメン”は、A.ランゲ&ゾーネが2010年に初披露した“ルーメン”シリーズの4つ目のモデルです。サファイアクリスタル製の半透明ダイヤルに施されたコーティングは、可視光の大部分を通さず、蓄光顔料が光を蓄えるのに必要な紫外線を通すという特殊なものです。周辺が暗くなるにつれ、暗がりを背景に光る表示が鮮やかさを増します。


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  A.ランゲ&ゾーネは1999年に発表したダトグラフで、クロノグラフムーブメントの新標準を確立しました。そのフライバック機能により、4時位置のボタンを1回押すだけで計時を一旦中断するや、間髪入れずに次の計時をスタートするという連続計時が可能になりました。この希少な機能は時間を節約につながります。普通のクロノグラフでは停止、帰零、計時再スタートという3つの手順が必要ですが、フライバック機能なら1回の操作で済みます。


  クロノグラフのプレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターは、クロノグラフ秒針が60秒目を刻んだ瞬間、つまりゼロを通過すると同時に一目盛り先に進みます。たとえその瞬間に計時をストップしても、分積算針はきちんと1分をカウントするのです。この複雑な機構により、容易に正確に計時できます。2012年に発表されたダトグラフ・アップ/ダウンは、昔ながらのコラムホイール制御式クロノグラフに改良を重ねただけでなく、完全巻上げ時には60時間あるパワーリザーブの残量を知らせる機能も備えています。6時位置に配されたパワーリザーブ表示がそれです。3日目に小さな三角形の針が赤いエリアに入ると、ムーブメントにエネルギーを補給する時期が来たことが分かります。


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  サファイアクリスタルのシースルーバックからは、454個の部品で組み立てられ、丹念な装飾模様が施されたダトグラフ・アップ/ダウン“ルーメン”の手巻きキャリバーL951.7の美しい姿がのぞきます。ランゲが独自に開発した偏心錘付きテンプは内製したフリースプラング式ヒゲゼンマイを備え、2.5ヘルツで、すなわち1時間に18,000回振動します。この振動数とダイヤル外周リングに合計300本ある分目盛りにより、5分の1秒単位の精度での計時を可能にします。直径41ミリのプラチナ製ケースにブラックのアリゲーターベルトとプラチナ製ピンバックルを組み合わせたこの新作を、200本限定で展開します。


ダトグラフ・アップ/ダウン“ルーメン”

Ref. 405.034
ケース径:41.0mm
ケース厚:13.4mm
ケース素材:プラチナ
ストラップ:手縫いアリゲーターベルト(ブラックのレザーにグレーのステッチ) 、プラチナ製ピンバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.L951.7(ランゲ自社製)、ランゲ最高品質基準準拠、手作業による組立ておよび装飾、五姿勢調整済み、素材の特性を生かした洋銀製の地板および受け、ハンドエングレービング入りテンプ受け医師数、46石、脱進機 アンクル脱進機、調速機 耐震機構および偏心錘付きテンプ、ランゲ自社製ヒゲゼンマイ、毎時18,000振動、スワンネック形バネと側面にある調整用ビスにより微調整可能な速度調整装置、60時間パワーリザーブ(完全巻上げ状態)
仕様:時、分、ストップセコンド機能搭載スモールセコンドによる時刻表示/プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター搭載フライバック・クロノグラフ/パワーリザーブ表示/アウトサイズデイト
予価:10,610,000円(税抜)
限定:200本

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SIHH2018 ULYSSE NARDIN New Model2018年 ユリス・ナルダン新作情報

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技巧を駆使し、前進することを選んだ。

 企業のトップが変更すれば、方針や戦略が変更するのはよくある話。ユリス・ナルダンは、2017年9月に新CEOとしてパトリック・プルニエを任命。彼はタグ・ホイヤーを経てアップルウォッチのローンチに携わったという異色の経歴を持つ人物。まずは拡大し続けるコレクションの整理整頓というセオリーから着手し、発表される新作もかなり絞り込んだ。


 注目モデルは「フリーク ビジョン」。これは2017年に発表された「INNOVISION II」の技術をベースにしているが、それ以上に注目なのはデザインが圧倒的にモダンになったこと。ここには新たなユリス・ナルダンが進むべき“ビジョン”が示されているのかもしれない。


 ブースに異色の現代アーティスト、ダミアン・ハーストの作品を展示し、さらには秘密の小部屋では男女の秘め事を表現したオートマタ&ミニッツリピーター「クラシック ボワヤー」のデモンストレーションも行った。様々な斬新な試みからみても、ユリス・ナルダンが脱皮しようという意識を持っていることは明白だ。



取材・文:田中克幸(ページ01、02)、篠田哲生(総論、ページ03、04) / Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto(総論、ページ03、04)
※表記は2018年1月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
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SIHH 2018 ULYSSE NARDIN NEW Release2018年SIHH ユリス・ナルダン オフィシャルニュース


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ブース撮影:篠田哲生 Photo:Tetsuo Shinoda


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SIHH2018 Van Cleef & Arpels New Model2018年 ヴァン クリーフ&アーペル新作情報

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会場にポエティックな世界が広がる。

 詩的な世界を創造している「ヴァン・クリーフ&アーペル」。その美へのこだわりはブースのデザインにも現れる。2018年は画家シャガールが描いたランス大聖堂のステンドグラスをモチーフにしており、その様子を見るために多くの人々がブースを訪れていた。


 ハイ・ジュエラーゆえにレディスウォッチが増えるのは当然なのだが、2018年は久々にメンズウォッチも誕生。とはいえどのモデルも詩的でロマンティックな世界観を貫いており、時計としてだけでなく目を楽しませるオブジェとしての価値も高い。忙しい日常から離れたいという人に手にして欲しい時計だ。



取材・文:篠田哲生 / Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto
※表記は2018年1月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2018年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。



SIHH 2018 FLASH Report Van Cleef & Arpels BOOTH2018年SIHH ヴァン クリーフ&アーペル ブース内画像

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ブース撮影:篠田哲生 Photo:Tetsuo Shinoda


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日本時計輸入協会 /sites/default/files/staticContentThumbnail/img_11.jpg _self 25 enter

CWC Certified Watch Coordinator
確かな知識が顧客の信頼につながる
ウオッチコーディネーターの重要性


日本時計輸入協会が創設し、2011年にスタートした資格検定制度「ウオッチコーディネーター(CWC)」。これは、時計に関する幅広い知識の取得を通じて、時計販売スタッフによる正しい情報提供と適切な接客対応を目的とした、スペシャリスト育成のための資格だ。現在、取得者は全国で2,200人以上にも及び、その存在自体が広く知られるようになっているが、CWC取得のメリットとは何か。和歌山の腕時計正規販売店「oomiya」に話を聞くと、その重要性が見えてきた。


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CWC(ウオッチコーディネーター)とは?


時計の販売には、豊富な専門的知識を備え、適切な接客対応ができる時計販売のプロフェッショナルが必要とされています。日本時計輸入協会では、業界横断的に顧客満足度を上げる取り組みとして、2011年から「ウオッチコーディネーター資格検定制度」をスタートさせました。現在、約2,200名のウオッチコーディネーターが全国で、時計選びの楽しさと長くご愛用頂く喜びのお手伝いをするために活躍しております。


受験資格:学歴、年齢、性別、国籍に制限はありません。ただし、日本国内に連絡可能な住所があること。
※上級CWCは、すでにCWC資格を取得していること。
資格取得対象者:
・時計の販売に現在従事している方(販売スタッフ、店舗マネージャーなど)。
・時計営業に携わっている方(経営者、幹部、営業、営業アドミ、マーケティング担当者など)。
・時計業界を目指す方(学生、就職希望者など)。
・時計に興味を持っている方(ユーザー、プレスなど)。



第8期CWC及び第3期上級CWC試験詳細


2019年1月23日(水)に第8期CWC及び第3期上級CWC試験が開催されます。申込期間は2018年11月1日(木)~11月30日(金)です。


【筆記試験】
試験日:2019年1月23日(水)
試験会場:東京 / 日本教育会館 一ツ橋ホール・会議室、大阪 / 天満研修センター
申込期間:2018年11月1日(木)~11月30日(金)
受験料:7,000円(CWC)、9,000円(上級CWC一括受験)、5,000円(上級CWC分割試験)
出題範囲:筆記試験はマークシート方式による選択問題で、テキストより幅広く出題します。


【合否通知と発表】
・受験者全員に対して合否通知を郵送します。
・併せて協会ホームページに合格者受験番号を掲載発表(2019年2月末予定)



文:竹石祐三 / Text:Yuzo Takeishi


INFORMATION

ウオッチコーディネーター資格検定(CWC)についてのお問合せは・・・

一般社団法人 日本時計輸入協会 JWIA-CWC事務局
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-13-5 日本橋貝新NYビル4階
Tel:03-3548-9042
Fax:03-3548-9043

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