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Certified Watch Coordinator確かな知識が顧客の信頼につながるウオッチコーディネーターの重要性

10年、20年後も顧客の役に立つよう
時計販売員には必須の資格

oomiyaの代表取締役・出水孝典さん

和歌山本店をはじめ、大阪・心斎橋、京都、鹿児島などに店舗を構えるoomiyaの代表取締役・出水孝典さん。「CWCは時計販売員の必須資格」だと、その重要性を説明する。


  精密機械であり、装飾品であり、さらにはステータスシンボルである時計の販売においては、専門的な知識と適切な接客が求められる。しかし現在、日本国内の時計店は増え、そこで働くスタッフの数もまた増加の一途をたどっている。当然、販売員の数が増えるほど専門的な知識を共有することは難しい。そこで、業界を横断する形で顧客満足度を高めるべく2011年に設立されたのが「ウオッチコーディネーター(CWC)」である。


  現在、資格は時計にまつわる基本的知識の取得が求められる「CWC」と、さらなる専門的知識が求められる「上級CWC」の2種類が存在し、いずれも認定基準を満たすためには、製品のみならず、時計の製造や歴史、販売に関する幅広い知識が必要となる。2018年現在、約2200名の資格取得者が時計販売の現場で活躍しているが、そのなかで31名のCWC会員(うち上級CWC会員2名)を擁するのが、和歌山をはじめ、大阪・心斎橋や京都などに店舗を構える腕時計正規販売店「oomiya」である。


「以前は、時計販売員にとっての資格試験はありませんでした。ですが、この資格検定制度が作られてからは、お客様に高額の商品をお薦めするうえで、時計の知識をより深く、また時計以外のことも勉強できるいい機会だと感じたので、弊社の販売スタッフには必須項目にしています。今後も新入社員には、自らのスキルアップのためにぜひチャレンジしていってもらいたい資格ですね」


  このように語るのはoomiyaの代表取締役・出水孝典さん。CWCの取得を必須とすることで多くのスタッフが会員となり、それは時計販売の現場において大いに役立っているという。


「弊社では、ブランド時計というより“機械式時計”を取り扱っていることを重要視しているのです。というのも、機械式時計にはアフターメンテナンスが欠かせません。私たちにとっては、お客様により良いものを永きに渡ってお使いいただくことが一番の思いなのです。それもCWCを取得することで、アフターサポートにおいても正しい知識によって納得のいく説明が行えるようになるのです。そして、10年後、20年後もお客様のお役に立てるようになるため、CWCは時計販売員にとって必要な資格だと感じています」

oomiyaの販売スタッフが語る
CWC取得のメリット


「日々の販売や業務で学ぶものとは違う、時計に関するしっかりとした知識を得たいと考えて受験しました」と語るのは、和歌山本店の熱田敏之さん。実際、この資格を取得していなかったときと比べて「時計の構造や仕組みなど、知っているようで知らなかった知識を学べたことは大きい」という。それは日々の接客でも活かされているようで「時計の歴史や技術的なことを深く知ることができたので、お客様との会話が以前より深みを増した」とも。


 このように話す熱田さんは上級CWC会員だが、CWCとの違いはどういった点にあるのだろうか。


「資格の取得にあたっては公式のテキストがあるのですが、上級CWCのテキストを学ぶことで、CWCよりもさらに高度な知識を得られることはもちろん、時計販売を行う際の自信につながるので、受験して本当によかったと思いますね。また上級CWCのテキストは、時計が好きな方にとって本当に面白い内容で勉強にもなるので、読むだけでもお勧めしたい1冊ですね。CWCを受験するうえでは、時計に関する専門知識も多少必要となりますが、テキストをしっかりと読めば販売経験がなくても問題なくクリアできると思います」

2016年12月、大阪のラグジュアリーブランド街・心斎橋にほど近い南船場エリアに移転した「oomiya 大阪心斎橋店」

「接客の際に使う正しい時計の知識を知るうえで、CWCの取得はお客様の信頼を得るための近道だと感じ、受験しました」。このように語るのは、大阪心斎橋店の田井 翔さん。「CWC取得前は、恥ずかしながらお客様からの時計に関する質問を的確かつ瞬時に答えることができませんでした」。だがCWC取得後は「自信のある接客ができるようになり、お客様に不信感を抱かせてしまうことがなくなった」という。


 CWCによって正しい知識を得て、信頼感や安心感を与えられる接客ができるようになった田井さんは、これからCWCの取得を考えている人にこうアドバイスする。


「公式のテキストをしっかりと読み込むことはもちろんですが、それによって得た知識を実際の接客で使っていくことを心掛けていけば、自然と身についていくと思います」


京都の中心である四条エリアに店舗を構える「oomiya 京都店」

「弊社では多くの輸入時計を扱うので、より正確な専門知識が必要だと考え、取得に至りました」とは、京都店の店長・岡本尚平さん。「自ら学んで取得した知識なので、自信を持ってお客様に時計の詳しいことまで伝えられるようになった」ことがCWC取得のメリットだと説明する。さらに、「弊社では、CWC取得者は名刺にCWCのロゴマークが入ります。お客様に名刺をお渡ししたときにお客様から『時計の資格をお持ちなんですね』と会話も広がり、さらに信頼していただけるようになった」と感じるという。


  CWCの取得にあたってはテキストのみならず、販売の現場など、日々の積み重ねが重要だと岡本さんは説明する。


「お客様からいただいた質問に対して、はっきりと答えられないことをその場でしっかりと調べることでCWCを取得するのに必要な知識が身についてくると思いますね」


  次回、第8期 CWCおよび第3期上級CWCの筆記試験は、2019年1月23日(水)に行われる。申し込み期間は、2018年11月1日~11月30日。時計販売でさらなる高みを目指そうと考える人、これから時計業界で働こうと考える人、さらに時計が好きな人はぜひ、深い知識と信用を獲得できるCWCを取得してほしい。


CWC(ウオッチコーディネーター)とは?


時計の販売には、豊富な専門的知識を備え、適切な接客対応ができる時計販売のプロフェッショナルが必要とされています。日本時計輸入協会では、業界横断的に顧客満足度を上げる取り組みとして、2011年から「ウオッチコーディネーター資格検定制度」をスタートさせました。現在、約2,200名のウオッチコーディネーターが全国で、時計選びの楽しさと長くご愛用頂く喜びのお手伝いをするために活躍しております。


受験資格:学歴、年齢、性別、国籍に制限はありません。ただし、日本国内に連絡可能な住所があること。
※上級CWCは、すでにCWC資格を取得していること。
資格取得対象者:
・時計の販売に現在従事している方(販売スタッフ、店舗マネージャーなど)。
・時計営業に携わっている方(経営者、幹部、営業、営業アドミ、マーケティング担当者など)。
・時計業界を目指す方(学生、就職希望者など)。
・時計に興味を持っている方(ユーザー、プレスなど)。



第8期CWC及び第3期上級CWC試験詳細


2019年1月23日(水)に第8期CWC及び第3期上級CWC試験が開催されます。申込期間は2018年11月1日(木)~11月30日(金)です。


【筆記試験】
試験日:2019年1月23日(水)
試験会場:東京 / 日本教育会館 一ツ橋ホール・会議室、大阪 / 天満研修センター
申込期間:2018年11月1日(木)~11月30日(金)
受験料:7,000円(CWC)、9,000円(上級CWC一括受験)、5,000円(上級CWC分割試験)
出題範囲:筆記試験はマークシート方式による選択問題で、テキストより幅広く出題します。


【合否通知と発表】
・受験者全員に対して合否通知を郵送します。
・併せて協会ホームページに合格者受験番号を掲載発表(2019年2月末予定)


ウオッチコーディネーター試験と資格について、詳細はこちら


文:竹石祐三 / Text:Yuzo Takeishi


INFORMATION

ウオッチコーディネーター資格検定(CWC)についてのお問合せは・・・

一般社団法人 日本時計輸入協会 JWIA-CWC事務局
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-13-5 日本橋貝新NYビル4階
Tel:03-3548-9042
Fax:03-3548-9043

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