2025年の新作としてグラスヒュッテ・オリジナルが、グラスヒュッテの時計製造180周年を記念して、180本限定の「パノマティックルナ アニバーサリー・エディション」を発表しました。
すべては星を見ることから始まりました。今から180年前にグラスヒュッテで時計製造技術が確立されたとき、地上の時間を知るための計算の土台として夜空の観察が重要な役割を果たしました。しかし、星の軌道は、単に時間の基準としてだけでなく、より正確で信頼性が高く、美しい時計を製造するための原動力にもなりました。こうした星とのコンペティションは、今日もなおグラスヒュッテ・オリジナルにインスピレーションを与え続けています。2025年という記念すべき年に、グラスヒュッテ・オリジナルのマニュファクチュールは、煌めく天体とグラスヒュッテの精緻な機構を融合させた象徴的なモデルを発表しました。
文字盤とクラシックなムーンフェイズディスプレイのベース素材として使用されるのは、印象的な輝きを放つアベンチュリンです。180年にわたる経験が注ぎ込まれた自社製の機械式ムーブメントが、180本限定の特別なパノマティックルナ アニバーサリー・エディションの鼓動を刻みます。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1366.jpg星への挑戦
ドイツ・ザクセン州の小さな街グラスヒュッテに最初の時計職人たちが定住し、唯一無二のサクセスストーリーの基盤を築いたとき、天空には幸運の星々が美しく並んでいたに違いありません。その後180年にわたってグラスヒュッテの人々は多くの困難に直面しましたが、この地域の時計製造業は並外れた回復力を証明しただけでなく、逆境を革新の原動力とし、技術の可能性をさらに押し広げました。かつてグラスヒュッテの時計職人たちは、時間を正確に計るために星からの導きを必要としましたが、1870年代にはすでに、天体観測によって導き出される時間よりも高精度な時計の開発に成功していました。それは、信頼性が高く極めて正確な時間基準を新たに見つけ出すことが求められました。こうした背景を受け、1880年にベルリン天文台との電信接続が確立されました。それはこの地域で最初の電信回線の一つで、週に1回グラスヒュッテに時刻信号を送信するのに使用され、これまでにない高精度の時代の幕開けとなりました。
グラスヒュッテ・オリジナル初のアベンチュリン文字盤の腕時計
グラスヒュッテの時計製造180周年を記念し、グラスヒュッテ・オリジナルは伝統的なクラフトマンシップと星の輝きを融合させたアニバーサリーウォッチを発表しました。入念に仕上げられたムーンフェイズと特徴的なパノラマデイトを備えた左右非対称な文字盤レイアウトのパノマティックルナは、グラスヒュッテ・オリジナルの現代的な側面を体現しています。この特別な機会に敬意を表して、グラスヒュッテ・オリジナルのマニュファクトリーは、ブランド初となるアベンチュリンの文字盤モデルに新たな息吹をもたらしました。美しい煌めきと鮮やかな色合いで知られるこの特別な素材は、17世紀にイタリア・ヴェネツィアのムラーノ島のガラス工芸職人たちによって偶然生み出されました。パノマティックルナ アニバーサリー・エディションの文字盤に輝きと深みをもたらすと同時に、グラスヒュッテの時計職人たちにとって星がいかに重要であるか、そして精度を追求する彼らの姿勢が表現されています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1173.jpgプラチナのアニバーサリーピース
パノマティックルナ アニバーサリー・エディションは、希少な金属の一つを身にまとい、夜空の星のパノマティックルナ アニバーサリー・エディションは、希少な金属の一つを身にまとい、夜空の星ののあるブルーのアベンチュリン文字盤は、スーパールミノバ®を塗布したホワイトゴールドの細い時針と分針がオフセンター表示の上で軌道を描くように動き、その周囲をソリッドゴールドのインデックスが美しく彩っています。時間表示はスモールセコンドがアレンジされ、右側に配されたパノラマデイトは、日付ディスクの2桁の数字を中央のバーで区切られることなく表示されています。2時位置にある精緻に仕上げられたムーンフェイズディスプレイには、ホワイト マザー・オブ・パールの小さな月が姿を現します。この月は、文字盤と同じ色のアベンチュリンを用いたミッドナイトブルーの背景に自然に溶け込み、文字盤との一体化を調和します。そして、ブルーのアリゲーターレザーストラップまたはシンセティックストラップが、全体のデザインを美しくまとめ上げています。
天上の精密な機構
このアニバーサリー・エディションはパノマティックルナとして初めて、グラスヒュッテ・オリジナルの最新世代の機械式ムーブメント、自社製自動巻きキャリバー92を搭載しています。このムーブメントは、温度変化や磁場の影響を受けにくいシリコン製ヒゲゼンマイを採用し、毎時28,800振動の振動数で卓越した精度を実現します。パワーリザーブは100時間で、日常使いにも最適です。透明なサファイアクリスタルのケースバックからは、ガルバニックグレーの3/4プレートのグラスヒュッテリブ仕上げのほか、伝統的な装飾仕上げの数々を眺めることができます。この特別なリミテッド・エディションは、組立て、仕上げ、調整を一本一本、自社のマニュファクトリーで行っています。
パノマティックルナ アニバーサリー・エディションは180本限定で、2025年9月より、グラスヒュッテ・オリジナルのすべてのブティックおよび世界各国の正規販売店で販売中です。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1318.jpgPanoMaticLunar Anniversary Edition
パノマティックルナ アニバーサリー・エディション
Ref:1-92-14-01-03-61
ケース径:40.0mm
ケース厚:12.8mm
ケース素材:プラチナ
防水性:5気圧
ストラップ:ブルーのルイジアナ産アリゲーターレザー、プラチナ製フォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.92-14、100時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示、パノラマデイト、ムーンフェイズ、秒針停止機構、ダークブルーのアベンチュリン文字盤、スーパールミノバ®仕上げのインデックスドット、サファイアクリスタルケースバック
限定:180本
価格:5,522,000円(税込)
PanoMaticLunar Anniversary Edition
パノマティックルナ アニバーサリー・エディション
Ref:1-92-14-01-03-64
ケース径:40.0mm
ケース厚:12.8mm
ケース素材:プラチナ
防水性:5気圧
ストラップ:ブルーのシンセティック、プラチナ製フォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.92-14、100時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示、パノラマデイト、ムーンフェイズ、秒針停止機構、ダークブルーのアベンチュリン文字盤、スーパールミノバ®仕上げのインデックスドット、サファイアクリスタルケースバック
限定:180本
価格:5,522,000円(税込)
秋の夜長に、ひときわ明るく輝く「中秋の名月」。この特別な季節に、チューダーがブランド初となるムーンフェイズ表示機能を搭載したモデルを2025年の新作として発表しました。
月は古来より人々にとって特別な存在であり、日本においても「中秋の名月」は、家族や大切な人とともにその美を愛でる風習として受け継がれてきました。その象徴的な時期にふさわしく、チューダーファミリーの一員である多才なアーティスト、ジェイ・チョウのエネルギー溢れるインスピレーションを取り入れた、コレクション初のムーンフェイズモデルが誕生しました。
繊細で洗練された1926コレクションは、最初の一歩を踏み出すのに最適でした。このコレクションは、ロレックスの創立者ハンス・ウイルスドルフの名義で「チューダー(The TUDOR)」が初めて登録された年に由来しています。チューダーの理念を体現し、美と価値を兼ね備えています。チューダーのデザイナーとともにジェイが加えたスパイスにより、この時計は満月が夜空を照らすように壮麗なモデルに仕上がりました。39mmステンレススチール製ケースの1926に採用された3つの新たなダイアル──ブルー、ブラック、そしてシャンパンカラー。その6時位置には、面取りによって磨き上げられた縁に囲まれたムーンフェイズインジケーターが姿を現します。各ダイアルのムーンフェイズはそれぞれ独自の表情を見せ、特にシャンパンカラーモデルは、ジェイが思い描いた幻想的な世界観を具現化しています。夜空に隠れた月を表現する「ファントムムーンライトゴールド」のディスクが、漆黒の切り抜きの背後に隠れ、月の満ち欠けに合わせて徐々に姿を消していきます。
ローマ神話において、女神ルナは月の神々しい美しさと魔法のような神秘の化身とされています。月はおよそ29.5日ごとに満ち欠けを繰り返し、ほとんどの年では満月が12回訪れます。しかし暦と完全には一致しないため、ある年には13回目の満月が現れることもあります。こうした現象を表現するムーンフェイズコンプリケーションは、時の流れを魅惑的に映し出します。この時計は24時間を秒単位で刻む一方で、周期の全く異なる月のサイクルも同時に示してくれます。つまり、時刻を告げるだけではなく…人狼に警戒が必要な夜まで教えてくれるのです。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1363.jpgKEY POINTS
1. 39mm、ポリッシュ仕上げの316Lスチール製ケース
2. ブラック、ブルー、またはシャンパンカラーのドーム型ダイアル、6時位置にムーンフェイズコンプリケーション
3. ムーンフェイズインジケーターを備えた、クロノメーター品質のスイス製機械式自動巻キャリバー T607-9
4. ポリッシュ&サテンブラッシュド仕上げのブレスレット、316Lスチール製
5. 5年間の国際保証
TUDOR 1926 IS "BORN TO DARE"
1926年の創設以来、チューダーはいつの時代も価格を超える価値を持つ腕時計を製造することに努めてきました。今も昔も変わることのないその挑戦的な使命は、ブランドの創立者ハンス・ウイルスドルフのビジョンそのものです。先見の明を持ち、腕時計の精度、防水性能、自動巻機構といった現代の洗練された時計製造の基礎を考案したハンス。その完璧ともいえるツールウォッチとしての性能をより多くの人に知ってもらうためにチューダーは誕生しました。1926はまさに妥協を許さぬ彼の信念を体現しています。未来の所有者に実現し得る最高の品質を最良の価格で約束します。最も堅牢なステンレススチールのひとつである316Lスチール製で、サテンブラッシュド仕上げのローズゴールドのタッチが引き立てるこれらのモデルのケースは、スクリュー式リューズとケースバックにより水深100m(330フィート)までの防水性を備えています。また細部に至るまで緻密につくられたスイス製の機械式ムーブメントは、計時性能はもちろんのこと仕上げに至るまで美しいものとなっています。その針とエンボス加工ダイアルは、徹底したこだわりを持つプロフェッショナル達によって作られています。そして、デザイン、製造、仕上げの質の高さが際立つメタルブレスレット。これらのすべてが集結して、チューダーの名高い本質、ブランドのテーマである「Born To Dare」に集約される現状に甘んじないという哲学を生み出しています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1171.jpgTHE 1926 DIAL POINTS TO TUDOR'S LEGACY
1926のダイアルは、チューダーのダイアルに対する細部に至るまでのこだわりを表す良い例です。ヴィンテージ感を醸すドーム型ダイアルのフォルムは、ブランドの原点を想起させる繊細なデザインです。ダイアルには、ファセット加工を施したアロー型のアワーマーカーの間に、偶数のアラビア数字がアプライドで配されています。1926コレクションのダイアルの豊かなディテールは複雑で印象的な光の反射を生み出し、調和の取れたカラーとともに剣型の針を完璧に引き立てます。さらにムーンフェイズインジケーターが新たなタッチで、時計に詩的な要素を添えています。
THE TUDOR METAL BRACELET
メタルブレスレットは創業当初からチューダーのデザインにおいて重要な位置を占めてきました。単なるアクセサリーにとどまらず、ブランドの美学と実用性を体現する不可欠な要素です。1926コレクションには、心地よい装着感と洗練、そして品質を追求して設計されたブレスレットが備わっています。7列のサイズの異なるリンクで構成されたブレスレットは、手首のカーブに沿うようにしなやかにフィットします。外側のリンクはサテン仕上げ、中央のリンクはポリッシュ仕上げ。変化を持たせた加工が、時計にエレガンスを加えます。チューダーが長年培ってきた技術を継承して組み立てられたブレスレットは、堅牢性だけでなく柔軟性も兼ね備えています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1316.jpgTUDOR 1926 LUNA
チューダー 1926 ルナ
Ref:M91560-0001
ケース径:39.0mm
ケース厚:10.1mm
ケース素材:316Lスチール
防水性:100m(330ft)
ストラップ:316Lスチール製の7列リンクブレスレット(外側のリンクはサテン仕上げ、センターリンクはポリッシュ仕上げ)、フォールディングクラスプ&セーフティキャッチ
ムーブメント:自動巻、Cal.T607-9、約38時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒・日付表示、ムーンフェイズ、サンブラッシュドサテン仕上げのシャンパンカラーダイアル、アプライド アワーマーカー、316スチール製スクリュー式リューズにチューダーロゴのレリーフ
価格:380,600円(税込)
TUDOR 1926 LUNA
チューダー 1926 ルナ
Ref:M91560-0002
ケース径:39.0mm
ケース厚:10.1mm
ケース素材:316Lスチール
防水性:100m(330ft)
ストラップ:316Lスチール製の7列リンクブレスレット(外側のリンクはサテン仕上げ、センターリンクはポリッシュ仕上げ)、フォールディングクラスプ&セーフティキャッチ
ムーブメント:自動巻、Cal.T607-9、約38時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒・日付表示、ムーンフェイズ、サンブラッシュドサテン仕上げのブルーダイアル、アプライド アワーマーカー、316スチール製スクリュー式リューズにチューダーロゴのレリーフ
価格:380,600円(税込)
TUDOR 1926 LUNA
チューダー 1926 ルナ
Ref:M91560-0003
ケース径:39.0mm
ケース厚:10.1mm
ケース素材:316Lスチール
防水性:100m(330ft)
ストラップ:316Lスチール製の7列リンクブレスレット(外側のリンクはサテン仕上げ、センターリンクはポリッシュ仕上げ)、フォールディングクラスプ&セーフティキャッチ
ムーブメント:自動巻、Cal.T607-9、約38時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒・日付表示、ムーンフェイズ、サンブラッシュドサテン仕上げのブラックダイアル、アプライド アワーマーカー、316スチール製スクリュー式リューズにチューダーロゴのレリーフ
価格:380,600円(税込)
ドレスウォッチへのフレッシュな視点
2025年の新作としてパルミジャーニ・フルリエより、「トリック プティ・セコンド」の新作が登場しました。メゾンは、これらのタイムピースを通して現代性を意識し、洗練された独自のウォッチメイキングを体現する礎の復活を推し進めています。
2024年に華麗な復活を遂げたこのコレクションは、より新しく明確な意図を持って拡充されました。ドレスウォッチを旧来の堅苦しさから解き放ち、もっと柔らかく、パーソナルで、意味のある表現を提供することです。
トリックは、時間との新しい関係性を提案します。ドーリア式の円柱に着想を得た建築的なライン、自然の表情から引き出されたダイヤルの色調、そして40.6×8.8mmの落ち着いたプロポーションは、静謐ながらも確かなエレガンスを演出しています。このウォッチメイキングの根幹にあるのは、純粋性、稀少性、そして高度なクラフツマンシップであり、見せかけではなく自分の言葉として表現されるエレガンスです。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1360.jpg光が織りなすふたつの表情、ふたつの次元
新しいふたつのモデルは、相反するのではなく、調和のなかでコントラストを表現します。
デューン:18Kローズゴールド製ケース、職人の手によるグレイン仕上げのソリッドゴールド製ダイヤル、「サンドゴールド」と名付けられたサンドカラーのヌバック加工のアリゲーターストラップ、手縫いのプント・ア・マーノ。あたたかく包みこむ、柔らかな太陽の光のような表情。
ゴールデンアワー:プラチナ950製ケース、職人の手によるグレイン仕上げのソリッドゴールド製ダイヤル、「アコヤグレー」と名付けられたグレーグリーンカラーのヌバック仕上げのアリゲーターストラップ、手縫いのプント・ア・マーノ。自然光にインスピレーションを得た、構造的でミネラル感のあるフレッシュな表情。
ここでは、色が構造的な役割を担っています。ル・コルビュジエの建築的多彩主義が着想源の色調は、ローズゴールドの輝きや、緊張感のあるプラチナのニュートラルな特性など、素材が持つ本来の個性を際立たせます。ダイヤルは、ミシェル・パルミジャーニが復活させた17世紀の技法を用いて手作業でグレイン加工することで、滑らかな石のように鉱物的で質感のあるマットな仕上がりの表面を実現しました。
PF780:技術と美観のマニフェスト
無駄がなく整然として、視覚的に明快なトリック プティ・セコンド。その構造的な明瞭さの内側には、一見して印象づけるためではなく、長く見つめることでその真価がわかるように設計されたムーブメントが隠れています。トリックコレクションのために特別に開発された手巻きキャリバーPF780は、厚さわずか3.15mm。振動数4Hz、ふたつの香箱で駆動し、60時間のパワーリザーブを備えています。
その構造に、一切の妥協はありません。ふたつの18Kローズゴールド製のフルブリッジは、驚異的な精度のオープンワークで、入念に配置された非対称なディスプレイから、サンレイ仕上げのツインバレルと調速機構を見ることができます。グラフィカルでありながらも、静謐であることを意図したレイアウトは、メゾンの信条である表情ゆたかな落ち着きを視覚的に表しています。
その仕上げは、それ自体がストーリーを語ります。職人の手によるコート・ド・フルリエ装飾と、サンドブラスト加工の表面を交互に配することで、光とテクスチャーの演出で、派手な輝きではなく奥深い趣を生み出しています。これは、声高に主張するものではなく、息づくムーブメントです。
つまり、PF780はマニフェストなのです。それは、真の現代性とは、シンプリシティと意図との対極関係の中にある、というパルミジャーニ・フルリエの信念を、目に見える形で表現したものです。ただ「シンプルである」ことと、「意図を持ってつくり込む」ことの両立から生まれる美しさや力強さに、メゾンが考える現代性が宿ります。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1168.jpgグレイン技法:目に見える伝統
トリック プティ・セコンドの統一感は、美観だけにとどまりません。機構・構造・意図にも一貫性があります。ソリッドゴールド製のムーブメント、サイン入りのフルブリッジ、手仕上げのインデックスと針などのあらゆるパーツが、見た目ではなく、調和を考えて厳選されています。
この哲学の核となっているのはダイヤルです。ミシェル・パルミジャーニが再発見した17世紀の技法を用いて、手作業でグレイン加工されたダイヤルは、ソリッドゴールド製。それぞれのゴールドディスクに、酒石英、海塩、銀を混ぜ合わせた天然のペーストを塗布し、専用ブラシを使って手で磨くことで、手触りが柔らかで視覚的に広がりのある、マットで均一な表面をつくり出します。これによって、反射しにくく、石膏や長い年月を経た羊皮紙を彷彿させる質感を実現しています。
ストラップ:ダイヤルに並ぶ表現の場
ブレスレットにも同様の精神が息づいています。極めて密度の高いヌバックレザーから裁断された各ストラップは、表面の起毛加工を施さず、すべて手縫いでつくられています。
その仕上げは、ビロードのような柔らかさがありながらも、建築的な構造美を湛えていて、装飾というよりも骨格そのもの。ダイヤルと同様に、ストラップも触れることで感触を味わうようにつくられ、時の経過とともに優雅に熟成し、長い時を過ごす中で静かに語りかけ続けてくる存在です。
これらの選択は、懐古趣味ではありません。それは、職人の手と素材の表面、伝統とそれを着用すること、そして本質的な価値と日常づかいの間に、継続性を意図したものです。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1313.jpgToric Petite Seconde Rose Gold Dune
トリック プティ・セコンド ローズゴールドデューン
Ref:PFC940-2010002-300181
ケース径:40.6mm
ケース厚:8.8mm
ケース素材:ポリッシュ仕上げの18Kローズゴールド
防水性:30m
ストラップ:サンドゴールドカラーのヌバック加工アリゲーターレザー、18Kローズゴールド製ピンバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.PF780(自社製)、毎時28,800振動(4Hz)、約60時間パワーリザーブ、27石
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示、ローレット加工ベゼル、手作業のグレイン仕上げを施した18Kローズゴールド製デューンカラーダイヤル、シースルーケースバック
価格:7,403,000円(税込)
Toric Petite Seconde Platinum Golden Hour
トリック プティ・セコンド プラチナ ゴールデンアワー
Ref:PFC940-2010003-300181
ケース径:40.6mm
ケース厚:8.8mm
ケース素材:ポリッシュ仕上げのプラチナ950
防水性:30m
ストラップ:アコヤグレーカラーのヌバック加工アリゲーターレザー、プラチナ950製ピンバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.PF780(自社製)、毎時28,800振動(4Hz)、約60時間パワーリザーブ、27石
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示、ローレット加工ベゼル、手作業のグレイン仕上げを施した18Kホワイトゴールド製ゴールデンアワーカラーダイヤル、シースルーケースバック
価格:8,547,000円(税込)
著名なアーティスト、ファリー・イプパとのコラボモデル、世界限定8本
2025年の新作として、高級時計製造と文化芸術の驚異的な融合を体現するHYTが、国際的に著名なアーティスト、ファリー・イプパとの初のコラボレーションモデル、「S1 5N ゴールド・チタン・リミテッド・エディション “ファリー・イプパ”」を発表しました。S1 5N ゴールド・チタン・リミテッド・エディション “ファリー・イプパ”は、世界限定8点のみ生産され、裏蓋にアーティストのサインが刻印されます。
この大胆な作品は、先駆的なスイス時計メーカーとコンゴの音楽アイコンであるファリー・イプパとのダイナミックなパートナーシップの始まりを象徴するものです。ファリー・イプパは、境界を越えるスタイルと世界的な影響力で知られています。
新モデルであるS1 5N ゴールド・チタン・リミテッド・エディション “ファリー・イプパ”は、動的エネルギー、リズム、現代的なエレガンスを称えるデザインです。HYTの独自技術である流体技術とファリー・イプパの独特な美学が融合し、コレクターとファン双方に響く時計が誕生しました。8点限定生産のこのモデルは、新発売のS1シリーズの特徴的な要素を採り入れており、オープンワークダイアル、新設計のエルゴノミクスケース、交換可能なストラップシステムなどが特徴です。
「ファリーは動き、文化、そして恐れ知らずの表現を象徴しています。これらはすべて、HYTが共有する価値観です」と、HYT WatchesのCEOであるヴァヘ・ヴァーツベッドは述べています。「この時計は単なる時計を超えた存在です。精度と情熱が非凡な形で共存する象徴です」
アフリカ音楽のグローバルな舞台で新たな地平を切り拓いてきたファリー・イプパは、このコラボレーションへの熱意を次のように語りました。「このプロジェクトは、私にとって時間を新たな視点で探求する機会となりました。HYTの革新的なビジョンは、私の創造的な旅のリズムと完璧に調和しています。共に、時代を超えたものを創造しました」
45mmの5Nゴールドとチタニウム製ブラックDLCケースを採用
S1 5N ゴールド・チタン リミテッド エディション “ファリー・イプパ”は、45mmの5Nゴールドとチタニウム製ブラックDLCケースを採用し、力強いデザインと繊細なサテン仕上げが調和した、人間工学に基づいたデザインを自信を持って披露しています。新モデルのS1のオープンワークダイアルの中心に、ハイドロメカニカルキャリバー501-CMが配置されています。その魅惑的な存在感は目を離せませんが、角張ったケースのピンクゴールドの輝きもまた、注目を集める要素となっています。
内向的な柔らかな輝きを放つピンクゴールドと控えめなブラックのカラーリングを、エッジの効いた角張ったラインと、大胆で華やかなハイテク機械式ムーブメントと組み合わせたデザインです。この時計は、今後発売されるスポーツウォッチコレクションの先駆けとなる目立つモデルであり、HYTの未来への強い野心を示しています。この時計はまた、HYTの持続可能な能力を象徴しています。新しいタイムピースは、HYTが伝統的な職人技、技術革新、進歩的なデザインを融合させながら、最適な腕の快適性を確保する能力を証明しています。
オープンワークデザインは、時計の精巧に仕上げられた「パワーユニット」を明確に示し、S1のスポーティで高性能な性質を強調しています。HYTの創作物らしく、細部へのこだわりは驚異的です。フランジは深い黒色で仕上げられ、ミニチュアのハニカム構造を採用。この構造には、時間を示すロジウムメッキのアラビア数字が配置されています。これは、パフォーマンススポーツのテーマと完全に一致しています。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1359.jpgバランスの取れた人間工学に基づいたケース形状と、快適な着け心地
S1 5N ゴールド・チタン リミテッド エディション “ファリー・イプパ”は、技術的な独自性と限界を突破するデザインの見事な例です。今後の所有者にとって重要なポイントは、この時計は着用する喜びをもたらすという点です。
バランスの取れた人間工学に基づいたケース形状と、巧妙な人間工学に基づいたストラップデザインを組み合わせています。5Nゴールドと黒コーティングされたチタンケースのサイズは45.3×17.2mmです。
ケースは、角度を付けたストラップと組み合わせることで、ほぼすべての腕に安定した快適な位置を保ちます。ストラップについて言えば、S1 5N ゴールド・チタン リミテッド エディション “ファリー・イプパ”には、ループバックル付きのピュアブラックベルクロストラップと、ピンバックル付きのピュアブラックラバーストラップが付属しています。どちらもケースのラインに完璧に溶け込み、シームレスに統合された流線型のデザインを実現しています。ちなみに、画期的なクイックリリース式ストラップ交換システムにより、ストラップの交換は数秒で完了します。スポーツウォッチとして当然のことながら、S1 5N ゴールド・チタン リミテッド エディション “ファリー・イプパ”は50m防水仕様です。
2つの小さなベローと、細かくサンドブラスト加工されサテン仕上げされたムーブメント部品を備えたこのムーブメントの独特なデザインは、13年経った今でも衝撃的かもしれません。HYTの最初のハイドロメカニカル作品が2012年に時計業界に衝撃を与えたからです。しかし、キャリバー501-CMの性能も信頼性を示しています。開発と微調整の年月を経て、極めて信頼性の高いムーブメントが完成しました。キャリバー501-CMは類い稀な存在であり、伝統と現代の要素を最も魅力的に融合させています。
ムーブメントの伝統的な特徴には、すべての個々の部品にハイ・オーロロジュリーレベルの仕上げが施されており、5Nゴールドのクラウンを2時と3時の間回転させて巻き上げるメインスプリングが含まれます。巻き上げると、メインスプリングの力が中央の分針を動かし、9時と10時の間のサブダイアルにある小秒針も動きます。また、クラウンと一致する位置にあるパワーリザーブインジケーターの小針も動きます。3つの異なるサテンブラッシュ仕上げのPVD 5Nゴールドの針は、現代的なデザインを特徴とし、暗所での視認性を確保するため、白のSLNコーティングが施されています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1167.jpgガラス製毛細管チューブ内の黒い液体で時間を表示
機械式ムーブメントは、逆行式液体式時刻表示を駆動するためにエネルギーを伝達します。革新的な352部品からなるキャリバーは、1時間あたり28,000振動(4Hz)の振動数と72時間のパワーリザーブを備え、完全に進化した信頼性の高いムーブメントですが、同時に唯一無二の存在です。その異世界的なデザインは常に驚かせ、技術もまた同様です。例えば、目立つ位置に配置された小さなベローのペアは、人間の髪の毛の厚さの4分の1の壁厚を持つ合金製で、伝統的なダイバーズウォッチの10,000倍の防水性を誇ります。2つのベローの独自性は、それらを結ぶ非常に細いガラス製毛細管チューブの繊細さにも匹敵します。S1 5N ゴールド・チタン リミテッド エディション “ファリー・イプパ”では、黒い液体で時間を表示し、時計のスポーティでシックなデザインと完璧に調和しています。
オープンワークデザインのS1 5N ゴールド・チタン リミテッド エディション “ファリー・イプパ”は、ハイドロメカニカルな想像力とパワーを露わにし、複雑なデザインを強調する個性的なスポーツウォッチです。S1シリーズは、創造的な発明と妥協のないイノベーションに支えられた画期的な時計製造を体現し、驚くほど快適な着け心地を実現しています。
「ファリー・イプパ」が2025年よりHYTのブランドアンバサダーに就任
ファリー・イプパがHYTのアンバサダーとなった背景には、時計愛好家の彼がHYTのハイドロメカニカル時計への愛を熱く語ってくれたことがきっかけとなりました。コンゴ出身の歌手/作曲家/ダンサーである彼は、HYTと同様に枠にとらわれない思考と行動を持つという点でブランドと共鳴したのです。
境界線は破られるために存在する。慣習も同様。あらゆるものに挑むことで、新たな創造が生まれる。音楽も時計も。つまりファリー・イプパこそが、全ての条件を満たす完璧なHYTアンバサダーであるとして、選ばれました。
ファリー・イプパは25年以上にわたり脚光を浴び続け、そのたゆまぬ努力が彼をアフリカNo.1アーティストへと押し上げ、これにより「ルンバのプリンス」の異名も獲得しました。素晴らしい称号ではありますが、ファリー・イプパの魅力はそれだけではなく、彼の先見性と絶え間ない音楽的探求は、コンゴのサウンド、ビート、グルーヴをラップやR&Bと融合させることに繋がりました。彼が創り出す音楽は世界的な現象となり、数多くの国際的なコラボレーションを通じて障壁を打ち破りました。
ファリー・イプパもHYTも、それぞれが独自の分野で先駆者と言えます。
彼は慣習に挑戦し、世界各地の異なるスタイルの境界を打ち破ることで、アフリカの音楽を世界の耳に届けました。その結果生まれたのは、コンゴ出身のアーティストならではの独特で独創的な署名を持つ、折衷的で中毒性のある音楽の融合です。
HYTは先駆的な時計ブランドであると言えるでしょう。2012年にHYTが舞台に登場した際、ブランドは色付き液体で時刻を表示する前代未聞の時計を携えていました。HYTは、この他に類を見ないコンセプトを強く信じ、技術的課題の克服に時間と多大な努力を要したにもかかわらず、粘り強く取り組み続けた結果、ハイドロメカニカルな高級時計(オートオロロジュリー)を製造する世界初の、そして現在も唯一の時計メーカーとなりました。
HYTと新たなアンバサダーであるファリー・イプパとのコラボレーションモデルが、確かな基盤となるのはスイス製「グルーヴ」――極めて正確な毎時28,800振動の「グルーヴ」――であり、ファリー・イプパの世界から生まれる無限の創造的アイデアによってさらに豊かになるでしょう。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1312.jpgS1 5N Gold Titanium Limited Edition "Fally Ipupa"
S1 5N ゴールド・チタン リミテッド エディション “ファリー・イプパ”
Ref:H03473-A
ケース径:45.3mm
ケース厚:17.2mm
ケース素材:5NゴールドとブラックDLCチタン(サテン仕上げ)
防水性:50m
ストラップ:ピュアブラックラバー、ピュアブラックベルクロストラップが付属、ブラックDLCチタン製ピンバックル(サテン&サンドブラスト仕上げ)
ムーブメント:手巻き、Cal.501-CM、約72時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、41石
仕様:レトログラード式流体時間表示、センター分針、パワーリザーブ表示針、スモールセコンド針、ブラックコーティング真鍮製文字盤、ボーロシリケートキャピラリーチューブ内に黒の液体、ケースバックのサファイアクリスタルに金色の金属製サイン“Fally Ipupa”
予価:17,490,000円(税込)
2025年の新作としてジャガー・ルクルトが、「マスター・コントロール・カレンダー」に新たな解釈を加え、クラシカルで象徴的な複雑機構に現代的な魅力をもたらしました。2色のグレーで構成されたグレイン仕上げダイヤルは、20世紀半ばのセクターダイヤルへのさりげないオマージュでありながら、伝統的なデザインを現代的に表現しています。キャリバー 866を搭載したこの新作モデルは500本の限定生産です。
2つの歴史的モデルをインスピレーションに
1940年代、トリプルカレンダーとムーンフェイズを搭載したムーブメントを開発し、これを他の一流メゾン数社も採用したことで名を馳せたジャガー・ルクルトは、マスター・コントロール コレクションのリニューアルの一環として、2020年に複雑機構の新しいバージョンを発表しました。
ジャガー・ルクルトは、トリプルカレンダーを搭載した初のムーブメントの製作から50年後の1992年、マスター・コントロール コレクションを発表。その名前は、先駆的な「1000時間コントロール」認証にちなんだものでした。ケースに収められた時計全体をテストするという、当時としては新しい基準を打ち立てたこの認証プロトコルは、技術の進歩に対応して絶えず進化してきました。また、このコレクションは1950年代のクラシックなラウンドウォッチを再解釈し、時代を超越しながらも現代的なエレガンスを創造することで、技術的な厳格さと端正なスタイルが定義する独自の美的コードを確立しました。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_1365.jpg独自の新しいビジュアルアプローチ
トリプルカレンダーというクラシカルな複雑機構は、コンプリートカレンダーとも呼ばれ、曜日、日付、月、ムーンフェイズを表示します。曜日と月はダイヤルの上半分に、ムーンフェイズは下半分に配され、外周に記された日付は針で指し示されます。
ツートーンに彩られた新しいグレイン仕上げダイヤルは、ライトグレーとダークグレーを交互に用いることで表示を明確に区切り、クラシックなレイアウトを目に美しく、視認性の高いものへと昇華しています。明るい色調の中央には、曜日と月の窓が上部に配置され、ホワイトのディスクにブラックの表示がデカル転写で施されています。中央の下部には、スモールセコンドサブダイヤル内にムーンフェイズ表示が収められ、星が散りばめられた青空を背景に、鏡面仕上げの月が、アワーリングのダークグレーの色調をほのかに映し出しています。アワーサークル外側にある、分を表示するチャプターリングはライトグレー、一番外側のサークルはダークグレーを背景に日付を表示しており、ライトグレーとダークグレーのコントラストは、ダイヤルのグレイン仕上げがグレーの濃淡によって様々に光を吸収し、反射を変えることによってさらに強調されます。
ダイヤル周囲の日付表示と日付針に施されたレッドの小さなアクセントが、控えめなコントラストを添えています。新しいダイヤルは、細長い三角形のアプライドインデックスと12時、3時、9時の数字、片面にポリッシュ仕上げ、もう片面にサテン仕上げを施し、ファセット加工が施されたドーフィン針、そして絶妙なバランスで配置されたクラシックな表示など、他にもマスター・コントロール コレクションのデザインコードをすべて受け継いでいます。象徴的な美しさが際立つ40mmのマスター・コントロールのケースは、ベゼルとラグ上部にポリッシュ仕上げ、サイドにはきめ細かなサテン仕上げと、洗練された仕上げが施されており、リラックスした控えめなエレガンスを醸し出しています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1172.jpg自社製機械式ムーブメント
マニュファクチュール製カレンダームーブメント、キャリバー 866を搭載した「マスター・コントロール・カレンダー」は、時、分、秒、コンプリートカレンダー、ムーンフェイズを表示します。高性能自動巻ムーブメントを搭載し、パワーリザーブは70時間。キャリバー 866は、外周に記された日付を針で指し示すという伝統的な形式に、独創的で魅力的な新しい変化を加えています。ムーン フェイズの美しさへの敬意として、日付リング上を赤い矢印で表示する日付針は、なめらかな高速移動機能を備えています。月に一度、15日から16日にかけて、赤い先端の日付針が2つの日付を隔てる90度を素早くジャンプし、ムーンフェイズ表示が決して隠れないようにしています。
「マスター・コントロール・カレンダー」の製作により、ジャガー・ルクルトは、専門技術と創造的なデザインの絶え間ない進化の中で革新と達成の遺産を築き上げます。新しいダイヤルは、グランドメゾンを象徴する複雑機構のひとつに敬意を表し、その美学を21世紀に向けて再解釈したものとなっています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1317.jpgMaster Control Calendar
マスター・コントロール・カレンダー
Ref:Q4148450
ケース径:40.00mm
ケース厚:10.95mm
ケース素材:ステンレススチール
防水性:5気圧
ストラップ:ブラックカーフスキン、交換可能なフォールディングクラスプ
ムーブメント:自動巻、Cal.866(ジャガー・ルクルト製)、毎時28,800振動(4Hz)、70時間パワーリザーブ、34石
仕様:時・分・秒・日付・曜日・月表示、ムーンフェイズ、ツートーングレーのグレイン仕上げダイヤル、シースルーケースバック
限定:500本
価格:2,354,000円(税込)
グランドセイコーフェア
2025年10月9日(木)~10月22日(水)
東京都:京王百貨店 新宿店 1階 正面入口 イベントスペース
京王百貨店 新宿店 1階 正面入口 イベントスペースにて、グランドセイコーフェアを開催いたします。
期間中、この秋発売の新作「Evolution 9 Collection SLGW007」や「Evolution 9 Collection SLGC006」をはじめ、人気もモデルや、グランドセイコーサロン限定モデルなど数多く取り揃えております。
この機会に是非、お立ち寄りくださいませ。
2025年10月10日発売予定 Evolution 9 コレクション 手巻メカニカルハイビート 36000 80 hours SLGW007
2025年10月10日発売予定 Evolution 9 コレクション SLGC006
世界限定:300本(うち国内:200本)
グランドセイコーフェア 詳細
開催期間:2025年10月9日(木)~10月22日(水)
開催会場:京王百貨店 新宿店 1階 正面入口 イベントスペース
【フェア特典】
期間中グランドセイコーをご購入いただいたお客様には、グランドセイコーオリジナルギフトをプレゼントいたします。
※数に限りがございますので、ご了承ください。
Evolution 9 Collection
SLGH005
ケース径:40.0mm
ケース素材:ステンレススチール
駆動方式:メカニカル 自動巻(手巻つき) 価格:1,276,000円(税込)
Evolution 9 Collection
SLGA021
ケース径:40.0mm
ケース素材:ステンレススチール
駆動方式:スプリングドライブ 自動巻(手巻つき)
価格:1,276,000円(税込)
Heritage Collection
SBGA443
ケース径:40.0mm
ケース素材:ブライトチタン
駆動方式:スプリングドライブ 自動巻(手巻つき)
価格:946,000円(税込)
Heritage Collection
SBGH349
ケース径:40.0mm
ケース素材:ブライトチタン
駆動方式:メカニカル 自動巻(手巻つき)
価格:1,012,000円(税込)
Heritage Collection
SBGX355
ケース径:37.0mm
ケース素材:ブライトチタン
駆動方式:電池式クオーツ 価格:539,000円(税込)
Heritage Collection
STGF359
ケース径:28.9mm
ケース素材:ステンレススチール
駆動方式:電池式クオーツ
価格:308,000円(税込)
Heritage Collection
SBGP001
ケース径:40.0mm
ケース素材:ステンレススチール
駆動方式:電池式クオーツ
価格:462,000円(税込)
Heritage Collection
STGF265
ケース径:28.9mm
ケース素材:ステンレススチール
駆動方式:電池式クオーツ
価格:308,000円(税込)
Elegance Collection
SBGY007
ケース径:38.5mm
ケース素材:ステンレススチール
駆動方式:スプリングドライブ 手巻
価格:1,155,000円(税込)
Elegance Collection
STGF381
ケース径:26.5mm
ケース素材:ステンレススチール
駆動方式:電池式クオーツ 価格:484,000円(税込)
Sport Collection
SBGC253
ケース径:44.5mm
ケース素材:ブライトチタン
駆動方式:スプリングドライブ 自動巻(手巻つき)
価格:1,793,000円(税込)
Sport Collection
SBGJ237
ケース径:44.2mm
ケース素材:ステンレススチール
駆動方式:メカニカル 自動巻(手巻つき)
価格:990,000円(税込)
※表示価格は2025年9月24日時点での税込価格です。
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グランドセイコー(Grand Seiko)
2025年の新作としてセイコーウオッチ株式会社が、グランドセイコーのエボリューション9 コレクションより、年差±20秒の高精度を備えるスプリングドライブ U.F.A.を搭載した限定モデルを発売します。2025年11月8日(土)発売予定で、希望小売価格は1,463,000円(税込)、全世界1,300本限定です。
機械式時計と同様にぜんまいのほどける力を動力源としながら、ICと水晶振動子により正確に精度を制御するセイコー独自の駆動機構「スプリングドライブ」。2004年に、実用性の高い自動巻と約72時間のパワーリザーブを備えた、グランドセイコー専用設計のスプリングドライブムーブメント「キャリバー9R65」が完成しました。その後も先端技術と匠の技の融合により、さまざまな面で進化を続け、約20年の時を経た2025年、ぜんまい駆動式の腕時計としては世界最高(※)の年差±20秒という高精度を実現した「スプリングドライブ U.F.A.(Ultra Fine Accuracy)」が登場しました。
2025年9月現在、セイコーウオッチ株式会社調べ。
年差±20秒の高精度と、小型化、薄型化を実現したスプリングドライブムーブメント
本作は、年差±20秒を実現したスプリングドライブムーブメント「キャリバー9RB2」を搭載しています。3か月間にわたるエージングを経て精度を安定させた水晶振動子を、新設計のICとともに真空に密封し、温度、湿度、静電気、光などの外部からの影響を最小限に抑え、この高精度を実現しています。封入されたICは、個々の水晶振動子の周波数を複数の温度で測定して得られたデータをもとにして温度補正を行います。さらに、このムーブメントには、スプリングドライブ史上初めて、精度を補正するための緩急スイッチが採用されています。これにより、長年の使用で発生する可能性のある精度のずれをアフターサービス時に補正することができます。
回転錘には、この年差精度を実現したムーブメントに名付けられた名称、「SPRING DRIVE ULTRA FINE ACCURACY」の文字が刻まれています。
ムーブメントの造形は、スプリングドライブムーブメントの製造地「信州 時の匠工房」から望む北アルプスの山々から着想を得ており、表面には、霧が凍結したかのような、グランドセイコー独自の「霧氷仕上げ」が施されています。そして、ムーブメントの随所に椀状の面取りを施し鏡面に磨き上げることで、美しい輝きを生み出しています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_1170.jpgキャリバー9R搭載モデルの中で最小である37mmのケース径
本作は、エボリューション9 コレクションならではのデザイン文法である「エボリューション9スタイル」のもと、
・視認性と独創性を高い次元で両立したダイヤル
・薄型で低重心のケース
・幅の広い安定感のあるブレスレット
など、「審美性」「視認性」「装着性」の全てにおいて洗練されたモデルです。
さらに、小型化と薄型化を実現した新ムーブメントの搭載により、キャリバー9R搭載モデルで最小となるケース径37.0mmを実現しています。
ケースとブレスレットには、ステンレススチールとして世界最高レベルの耐食性を備えた「エバーブリリアントスチール」を採用しています。この素材のPREN(孔食指数)は40以上を誇り、他のステンレス素材を凌駕する腐食耐性を備えています(セイコーウオッチ株式会社調べ)。このPRENは、金属の腐食耐性の評価に広く用いられている指標です。
また、白く美しい色合いも特徴で、その美しさはヘアライン仕上げによって一層引き立ちます。さらに、熟練の研磨師による「ザラツ研磨」によって、ゆがみのない鏡面と際立つ稜線が生まれ、グランドセイコーにふさわしい上質な輝きを放ちます。
厳冬の信州に広がる「樹氷」の森の夜明けを表現した、グラデーションカラーのダイヤル
「信州 時の匠工房」の東に位置する諏訪・霧ヶ峰高原では、冬の深まりとともに樹々が氷の衣をまとい、幻想的な「樹氷」の世界が広がります。本作のダイヤルでは、その凛とした自然の美しさを、精緻な型打模様で描きだしています。さらに、「樹氷」の森が静かに目覚める夜明けの神秘的な情景が、バイオレットカラーの繊細なグラデーションで表現されています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_1315.jpgEvolution 9 Collection スプリングドライブ U.F.A. 限定モデル
Ref:SLGB005
ケース径:37.0mm(りゅうず含まず)
ケース厚:11.4mm
ケース素材:エバーブリリアントスチール
防水性:日常生活用強化防水(10気圧)
ストラップ:エバーブリリアントスチールのブレスレット、エバーブリリアントスチール(一部純チタン・18Kピンクゴールド)のワンプッシュ三つ折れ方式中留
ムーブメント:スプリングドライブ、自動巻(手巻つき)、Cal.9RB2、年差±20秒(平均月差±3秒相当)、約72時間パワーリザーブ、34石
仕様:時・分・秒・日付表示、パワーリザーブ表示機能、シースルースクリューバック
限定:世界限定1,300本(うち国内700本)
価格:1,463,000円(税込)
発売予定:2025年11月8日(土)
オーデマ ピゲが、2026年4月14日から20日までジュネーブで開催される「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2026」に参加することを発表しました。スイスの時計製作の伝統にオマージュを捧げ、没入型エキシビションとジュネーブ市内で展開される各種アクティビティを通じて、より多くの人々に時計の魅力を発信します。
今回の出展は、オーデマ ピゲの創業150周年アニバーサリーにインスパイアされ、時計製作のコアにある豊かな伝統と協業の精神を讃えるものです。展示スペースでは、オーデマ ピゲの創業の礎となった歴史的な「エタブリサージュ(etablissage)」に焦点を当て、来場者が伝統的な技術を体験しながら、何世紀にもわたる革新の歩みを学べるインタラクティブで教育的な体験を提供します。
伝統と協業の精神を讃える
1875年の創業以来、オーデマ ピゲは協業の精神を原動力として歩んできました。創業初期、マニュファクチュールはジュウ渓谷でそれぞれ専門的に時計部品を製作する職人やアトリエの分業ネットワークを活用したシステム、「エタブリサージュ」のシステムに支えられていました。オーデマ ピゲはこのエタブリサージュという分業体制を駆使し、さまざまな部品を調達しそれを組み立て、手仕上げでタイムピースに仕上げていました。このような協力体制は長い時間をかけて発展し、協力しながら全体を作り上げるという精神が引き継がれてきました。今日、オーデマ ピゲは多くのパートナー、サプライヤー、地域の才能ある人々を支え、時計産業の団結と友情という価値観を育てながら発展してきました。
「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2026」では、ブランドの礎であるエタブリサージュの伝統にインスピレーションを得て構成される予定です。過去と未来をつなぐこの展示では、伝統と共に発展してきた技術から現代のクリエーションが生まれる様子を紹介し、個々の卓越した技術と、協働による力の両方に光を当てながら、時計製作の本質に迫ります。
すべての人々に開かれた時計製作の世界
時計製作のコミュニティを促進し、多くの人々への認知拡大に長年努めてきたオーデマ ピゲは、「ウォ ッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2026」への参加を通じて、時計作りの世界をより広く開かれたものにするというブランドの姿勢を改めて示します。創業150周年を迎えた今、これまで以上にブランドの世界観を人々と共有し、未来の時計職人や新たな世代の時計愛好家に夢を与えることに力を注いでいます。
また、ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2026の会場「Palexpo」を越えて、オーデマ ピゲは「In the City」プログラムの拡大に合わせ、ジュネーブの中心部でも一連の一般向けイベントを展開予定です。その一環として、歴史的建造物「Pont de la Machine(機械の橋)」にてポップアップを開催し、スイスの時計製作の伝統を讃えるとともに、来場者が新たな形で時計作りに触れる機会も創出します。
オーデマ ピゲ CEO イラリア・レスタは次のように述べています。「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2026は単なるエキシビションではありません。意義のある交流の場であり、共有する伝統とクラフツマンシップを祝福する場でもあります。オーデマ ピゲの世界へ皆様をお迎えし、共に時計製作の未来を築いていけることを楽しみにしています」
表示オーデマ ピゲが創業150周年を記念して、「ロイヤル オーク」および「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」コレクションより、小径サイズの3つの新作パーペチュアルカレンダーモデルを発表しました。2025年2月に発表されたキャリバー7138を搭載したモデルは、人間工学の観点を中心に開発され、パーペチュアルカレンダーにおける新たなスタンダードを確立しました。この度登場する新作では、このクラシカルな複雑機構が初めてケース径38mmの小さなサイズで展開されます。新登場のキャリバー7136と、2月に発表されたキャリバー7138(いずれも5つの特許保有)を搭載した新作は、オーデマ ピゲの伝統を継承しつつも未来を見据え、さらなる進化を遂げています。18Kピンクゴールドまたはステンレススティール製ケースに収められたこれらのモデルは、内部の複雑なメカニズムを際立たせる洗練された美しさが魅力です。よりコンパクトなサイズは、伝統的な複雑機構の新たな可能性を切り拓き、愛好家たちの想像力をかき立てます。
腕元に息づく小さな宇宙
太古の昔から、天体の動きは人々を魅了してきました。それは、暦の制定や航海の道しるべとなり、人々の生活サイクルを測る指針ともなってきました。太陽が私たちの日々のリズムを司る一方で、月は潮の満ち引きを司り、歴史の中で神秘的で象徴的な役割を果たしてきました。月は、詩人や芸術家、時計職人のインスピレーションの源であり、私たちの想像力を育み、内省を促し、周囲のエネルギーを変化させます。
18世紀に誕生したパーペチュアルカレンダーは、最も複雑なアストロノミカルコンプリケーションの一つです。それは、48か月の時間サイクルを正確に記録する機械的な記憶装置を備えており、各月の日数や閏年も自動的に調整します。この複雑な機構は、太陽時と同期させるために、100年に一度だけ手動調整が必要となります。
歴史と自然に根ざしたこのクラシックなコンプリケーションは、何世紀にもわたり時計職人たちの想像力をかき立てながら宇宙の周期的なリズムを再現するための、より複雑なメカニズムの開発を促してきました。これまでケース径41mmにのみ搭載されていたパーペチュアルカレンダーが、ついに38mmサイズでも登場します。
洗練されたデザインが際立つ3つのモデル
高度な時計製作技術と人口工学に基づいた洗練されたデザインを兼ね備る今回の新作モデルは、38mmの「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」1モデル、および38mmの「ロイヤル オーク」2モデルで登場します。ケースの側面にコレクターがないことで、スリムな美しさと高い防水性能を実現しています。
38mmの「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」モデルは、18Kピンクゴールドとグリーンカラーを組み合わせています。ポリッシュとサテン仕上げの面取りを交互に施すことで生まれる光のコントラストが、ケースの複雑な構造美を際立たせます。さらに、コレクションのシグネチャーである、ギョーシェ職人ヤン・フォン・ケーネルと共同で開発したエンボス加工が、柔らかなグリーンの色調のダイヤルの美しさをさらに引き立てます。手彫りのスタンピングツールを用いて形成されるこのモチーフは、無数の微細な穴が同心円状に施され、文字盤に輝きと奥行き、そして個性をもたらします。合わせて、アワーマーカーと調和する蓄光加工を施した18Kピンクゴールドの針が配され、ホワイトのカレンダー表示とエレガントなコントラストを生み出しています。さらに、グリーンのアリゲーターストラップが、デザイン全体に統一感をもたらします。
/sites/default/files/newsMainImage1/02_m01_39.jpg「ロイヤル オーク」の1つ目のモデルは、ステンレススティール製ケースとブレスレットに、ライトブルーPVD加工を施したグランドタペストリーダイヤルと、それに調和するスネイル仕上げのカウンターが組み合わされています。ロジウムカラーのアワーマーカーと蓄光加工を施した18Kホワイトゴールド製の針がコントラストを生み出し、暗い場所でも視認性を発揮します。カウンターに施されたブラックカラーの表示とポリッシュ仕上げのグレーのベゼルが、全体の完成度を高めています。
「ロイヤル オーク」の2つ目のモデルは、温かみのある洗練されたスタイルが特徴的で、18Kピンクゴールドのケースとブレスレット、そしてベージュのグランドタペストリーダイヤルを組み合わせています。スネイル仕上げのベージュカラーのカウンターと蓄光加工を施したアワーマーカー、そして18Kピンクゴールドの針がダイヤル全体の色彩の調和を演出し、6時位置に配されたブルーのムーンフェイズがその存在感を一層引き立てています。ケースとブレスレットに施されたポリッシュとサテン仕上げの面取りは、メゾンの卓越した技術の証であり、手首の動きに合わせて素材に躍動感を与えます。
すべてのモデルはサファイアクリスタルのケースバックを採用し、キャリバーの洗練された美しさを鑑賞することができます。12時から3時位置の間に見える22Kピンクゴールド製のローターと香箱受けが、ロジウム仕上げの他のムーブメント部品の中でひときわ存在感を放っています。
マニュファクチュールの創業150周年を記念し、上記の3つのモデルには“150周年アニバーサリー”モデルも用意されています。外観のデザインは各コレクションと同じですが、これら限定モデルには、アニバーサリーを祝うために特別に考案された繊細なデザインコードが取り入れられています。6時位置のムーンフェイズに刻まれている、歴史資料からインスパイアを得たヴィンテージスタイルの「Audemars Piguet」のシグネチャーもその一つです。また、サファイアケースバックのフレーム部分には、創業150年のために新たにデザインされた「150」のロゴと、「1 of 150 pieces」という2つの刻印が施されています。
優れた視認性と美しさを兼ね備えた文字盤
2025年2月に登場したキャリバー7138を搭載する41mmのモデルと同様に、文字盤とサブダイヤルの配置が改良され、視認性、対称性、そして美しさのハーモニーが一層引き立てられています。文字盤の9時位置に曜日、12時位置に日付、そして3時位置に月を表示するヨーロッパ式の表示を採用。週表示機能を備えた「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」では、これまでのモデル同様、インナーベゼルに週番号が配されています。12時位置に表示されるのはその年の第1週です(第52週ではなく)。
同様に、「Monday」と「1」がそれぞれのカウンターの12時位置に記され、週の始まりと月の初日を示します。文字盤の12時位置のデイト表示には、新たに特許取得した“プログレッシブステップ”も採用されています。オーデマ ピゲが開発したデイト歯車は、31個の特注歯で構成され、数字の幅に合わせて歯車の大きさを調整することで優れた視認性を実現しています。
月と閏年を示す3時位置のサブダイヤルとの完璧なシンメトリーを実現するため、9時位置の曜日サブダイヤルには24時間表示が組込まれています。さらに、21時と3時の間には修正禁止ゾーンが赤く表示され、時計の設定ができないことを示しています。仮に、この時間帯に時計を設定しようとしたとしても、ムーブメントが損傷する心配はありません。
NASAの写真をベースにしたリアルな月の描写を表示するムーンフェイズは、従来のモデル同様6時位置に配されています。また、文字盤全体の調和を高めるために、満月は12時位置の中央に来るようになっています。
/sites/default/files/newsMainImage2/02_m02_29.jpg複雑性と人間工学の融合
これらの新作モデルには、高度な技術と使いやすさを兼ね備えた2つのムーブメントが搭載されています。一つは2025年2月に発表されたパーペチュアルカレンダーモデルに採用されたキャリバー7138と、週番号の表示機能を備えていない、新パーペチュアルカレンダームーブメント、キャリバー7136です。いずれも、人間工学に基づいてパーペチュアルカレンダー機構を再構築し、このクラシックな複雑機構を現代のフレキシブルなライフスタイルに適応させています。
伝統的なパーペチュアルカレンダー搭載の腕時計は通常、ケース側面にコレクターが装備されており、小さなツールを使用して各サブダイヤルを合わせます。この従来のシステムでは、特にゼンマイが巻き戻された状態でしばらく放置しておいた場合、時計を再設定するのに手間がかかってしまいます。ユーザーにとっての利便性を向上させ、ケースのデザインを合理化するために、オーデマ ピゲのエンジニアは、破損のリスクもなく、工具を使用せずに、どこでもこの高度なコンプリケーションを調整できるように、リューズから直接操作可能な、より簡単で直感的な修正システムを開発しました。
キャリバー7138と7136に採用された新しいリューズは、4つの異なる操作ポジションを備えています。最初のポジション(位置1)では、時計回りに回すことでゼンマイを巻き上げることができます。リューズを一段引き出す(位置2)と、時計回りで日付を設定し、反時計回りで月と閏年を調整することができます。リューズをさらに引き出す(位置3)と、時刻の設定を双方向で行うことができます。最後のポジションは、リューズを一段元に戻して(位置2')時計回りで曜日と週番号を設定し、反時計回りでムーンフェイズを設定します。
新しいリューズ調整システムのシンプルさの裏には、革新的なレバーとワンダリングホイールシステムにより駆動する複雑なメカニズムが隠されています。このメカニズムは、“位置2”と“位置2'”の各カレンダー歯車と連動しています。この革新的な技術は、2つの特許により保護されています。1つはリューズの“位置2'”の調整システム、もう1つは月と日付のリューズによる調整です。
伝統と革新が融合する2つのキャリバー
キャリバー7136と7138は、2018年に発表された「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー ウルトラシン(RD#2)」に搭載されていた、すべてのパーペチュアルカレンダー機能がムーブメント内の1層にまとめられたキャリバー5133の革新的な特許取得技術をベースとしています。月末カムがデイトの歯車に一体化され、月カムが月の歯車に取付けられています。リューズ調整機構がムーブメントの内部に2層目を作り出すことで、ムーブメントの薄さを4.1mmに維持することが可能になりました。自動巻きキャリバー7121をベースに設計されたキャリバー7136と7138は、振動数は毎時28,800振動(4Hz)、パワーリザーブは約55時間です。
ムーブメントには、コート・ド・ジュネーブ、サーキュラーグレイン、サテン仕上げ、スネイル、面取りといった、洗練されたオートオルロジュリー装飾が施されており、そのすべてをケースバックから鑑賞することができます。
2025年2月に登場した直感的に操作ができるコンプリケーションウォッチに続く、今回の新たなパーペチュアルカレンダームーブメント、キャリバー7136と7138を搭載したこれら3つの38mmモデルは、複雑機構の魅力をより多くの人々に届けると同時に、今後の技術革新に繋がる重要な一歩となることでしょう。
/sites/default/files/newsImage1/02_s01_33.jpgCODE 11.59 by Audemars Piguet Perpetual Calendar
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ パーペチュアルカレンダー
Ref:26441OR.OO.D405CR.01
ケース径:38.0mm
ケース厚:9.9mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:「大きな竹斑」入りグリーンアリゲーターストラップ、18Kピンクゴールド製トリプルフォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.7138、約55時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、41石
仕様:時・分表示、週番号表示付きパーペチュアルカレンダー(曜日、日付、ムーンフェイズ、月、閏年)、グリーンのエンボス加工によるシグネチャーダイヤル、グリーンのサブダイヤル、18Kピンクゴールドのアワーマーカー、蓄光加工が施された18Kピンクゴールドの針、スネイル仕上げが施されたグリーンのインナーベゼル、ダブルカーブの反射防止加工サファイアクリスタル、反射防止加工サファイアケースバック
価格:要お問い合わせ
Royal Oak Selfwinding Perpetual Calendar
ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー
Ref:26684ST.OO.1356ST.01
ケース径:38.0mm
ケース厚:9.4mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:5気圧
ストラップ:ステンレススティールブレスレット、APフォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.7136、約55時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、41石
仕様:時・分表示、パーペチュアルカレンダー(曜日、日付、ムーンフェイズ、月、閏年)、グランドタペストリー模様のライトブルーダイヤル、ライトブルーのサブダイヤル、蓄光加工が施された18Kホワイトゴールドのアワーマーカーとロイヤルオーク針、グレーのインナーベゼル、反射防止加工サファイアクリスタルとケースバック
価格:要お問い合わせ
Royal Oak Selfwinding Perpetual Calendar
ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー
Ref:26684OR.OO.1356OR.01
ケース径:38.0mm
ケース厚:9.4mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:5気圧
ストラップ:18Kピンクゴールドブレスレット、APフォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.7136、約55時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、41石
仕様:時・分表示、パーペチュアルカレンダー(曜日、日付、ムーンフェイズ、月、閏年)、グランドタペストリー模様のベージュダイヤル、ベージュのサブダイヤル、蓄光加工が施された18Kピンクゴールドのアワーマーカーとロイヤル オーク針、18Kピンクゴールドのインナーベゼル、反射防止加工サファイアクリスタルとケースバック
価格:要お問い合わせ
オーデマ ピゲが創業150周年を記念して、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」コレクションより3つの鮮やかなストーンダイヤルの限定モデルを発表しました。これらのモデルは、2025年2月に発表された38mmの「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン」をベースにしており、ブランドが長年にわたり培ってきた天然石ダイヤルの伝統を蘇らせるとともに、コレクションに普遍的な魅力をもたらします。ルビールート、ブルーソーダライト、グリーンマラカイトのダイヤルには、それぞれ18Kホワイトゴールド、ピンクゴールド、イエローゴールドのケースが組み合わされています。通常はケースサイズの大きいモデルに採用されるフライング トゥールビヨンを搭載することで、マニュファクチュールとして高度な複雑機構を、より多様かつ創造力豊かに展開しようとする姿勢とこだわりを表現しています。同時に、天然石の持つ力強い特性と光の煌めきが、洗練された優雅さを演出しています。
熟練の技が映し出す天然の美しさ
1960年代より、オーデマ ピゲは天然石を使用したダイヤルの美しさを探求してきました。手作業による極めて高度な技術を必要とする天然石のダイヤルは、薄くスライスした石を用い、素材本来の輝きを損なわないよう丁寧に仕上げられます。それぞれの石が持つ色味の違いや模様、そして豊かな質感により、同じダイヤルは二つと存在しません。
天然石はその希少性や外観の美しさだけではなく、人間のさまざまな感情や体験と共鳴する象徴的な意味合いを持つ存在とされてきました。また、感情の安定や心身の健康、自己の力を引き出す独自のエネルギーを持つとも信じられています。
今回の特別な3つのモデルには、オーデマ ピゲが世界中から厳選した貴重な天然石が用いられています。守護石として生命力の象徴でもあるタンザニア産の鮮やかなルビールート、落ち着きと明晰さをもたらすブラジル産の深いブルーのソーダライト、そして成長と変化を促すマラカイトはザンビア産のものを使用しています。多くの人にとって、これらの素材は単なる装飾ではなく、深い感情的な意味を持つものであり、それぞれのタイムピースは、機械的な傑作であり、心を支えるお守りとしての役割も果たします。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_m01_43.jpgエレガンスと精密さを融合した大胆なデザイン
新作モデルにはそれぞれ、天然石のダイヤルが持つ自然な美しさと、6時位置に搭載された超薄型フライング トゥールビヨンのメカニズムの魅力を余すところなく引き出すため、細部にまでこだわってデザインされています。ケースの素材はそれぞれの石の個性を引き立てるよう選ばれ、ルビールートには18Kホワイトゴールド、ブルーソーダライトには18Kピンクゴールド、そしてグリーンマラカイトには18Kイエローゴールドが使用されています。
針、トゥールビヨンのフレームにもゴールドが使用されており、天然石ダイヤルと調和したコントラストを生み出しています。サテンとポリッシュ仕上げを交互に組み合わせたケースの表面は、光の表情が美しく輝きます。針には蓄光加工が施されており、暗い場所でも視認性を確保されています。
デザインを完成させるのは、鮮やかなダイヤルの色とシームレスに繋がる、「大きな竹斑」入りのアリゲーターストラップです。日常のさまざまなシーンで使用できるよう、インターチェンジャブル仕様のラバー加工ストラップもお好みに応じて選択が可能です。
/sites/default/files/newsMainImage2/01_m02_31.jpg超薄型の高度な複雑機構
これらの新作の心臓部には、小径モデル(41mm未満)のために設計された、マニュファクチュールのフライング トゥールビヨンムーブメント「キャリバー2968」が搭載されています。この超薄型キャリバーは、2022 年に「ロイヤル オーク フライング トゥールビヨン エクストラ シン(RD#3)」(39mm、続いて37mm)で初登場し、2025年2月に発表された38mmの「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」コレクションでも初めて使用されました。
厚さわずか3.4mmを誇るこの非常に高度な複雑機構は、従来のケージの比率を保ちながら、さらなる薄型化を図るため、見直しと再設計が進められました。今回初めてチタン製のトゥールビヨン ケージにペリフェラル駆動を採用することで軽量化を図るとともに、高振幅のエスケープメントにより、安定性、エネルギー効率、そして精度が向上しています。伝統的なトゥールビヨンとは異なり、フライング トゥールビヨンのケージは下側からのみ支えられており、天然石ダイヤルの上に浮かんでいるかのような優雅な印象を与えます。
長年にわたり培われてきた専門技術による、38mmの「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン」は、小型化における新たな基準を打ち立て、技術的なノウハウと人間工学に基づく優雅さは相反するものではなく、むしろ表裏一体であることを示しています。卓越した技術と芸術的な表現を融合させ、洗練された構造美を持つ38mmケースのこれらのタイムピースは、印象深い体験を提供します。
あらゆるサイズにおける洗練されたムーブメント
オーデマ ピゲのデザインにおける探究心と多様性の伝統は、創業以来、女性の嗜好やニーズに大きく支えられてきました。ペンダントやブローチ、リングとして身に着けられていた初期のレディースウォッチは、職人たちに新たな発想を与え、20世紀初頭の腕時計開発における先駆的な役割を果たす原動力となりました。そしてブランドは、超薄型・超小型ウォッチにおいて数々の世界初を達成しました。
部品のサイズを小さくしながらもその機能性を維持するには、極めて高い精度と技術が必要になります。より小さなパーツ同士が完璧に連携して動作するよう、細部まで丁寧に作られなければなりません。オーデマ ピゲの時計師たちは、長年にわたり複雑機構の小型化に取り組み続けてきました。その姿勢はウォッチの性能と外観の美しさの向上に貢献するだけではなく、あらゆるサイズで複雑機構を着用することを可能にしています。
今日オーデマ ピゲは、ジェンダーや伝統的な枠組みにとらわれない時計を提供しています。それぞれの時計が個性を表現する鮮やかなステートメントとなり、卓越した芸術性と深い感情の共鳴を追求する、メゾンのこだわりを映し出しています。
/sites/default/files/newsImage1/01_s01_36.jpgCODE 11.59 by Audemars Piguet Selfwinding Flying Tourbillon
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン
Ref:26665OR.OO.D349CR.01
ケース径:38.0mm
ケース厚:9.6mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:「大きな竹斑」入りブルーアリゲーターストラップ、18Kピンクゴールド製トリプルフォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.2968、約50時間パワーリザーブ、毎時21,600振動(3Hz)、33石
仕様:時・分表示、フライング トゥールビヨン、天然ソーダライトダイヤル、蓄光加工が施された18Kピンクゴールドの針、ブルーインナーベゼル、ダブルカーブの反射防止加工サファイアクリスタル、18Kピンクゴールドと反射防止加工サファイアケースバック
価格:要お問い合わせ
CODE 11.59 by Audemars Piguet Selfwinding Flying Tourbillon
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン
Ref:26665BC.OO.D632CR.01
ケース径:38.0mm
ケース厚:9.6mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:「大きな竹斑」入りレッドアリゲーターストラップ、18Kホワイトゴールド製トリプルフォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.2968、約50時間パワーリザーブ、毎時21,600振動(3Hz)、33石
仕様:時・分表示、フライング トゥールビヨン、天然ルビールートダイヤル、蓄光加工が施された18Kホワイトゴールドの針、レッドインナーベゼル、ダブルカーブの反射防止加工サファイアクリスタル、18Kホワイトゴールドと反射防止加工サファイアケースバック
価格:要お問い合わせ
CODE 11.59 by Audemars Piguet Selfwinding Flying Tourbillon
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン
Ref:26665BA.OO.D412CR.01
ケース径:38.0mm
ケース厚:9.6mm
ケース素材:18Kイエローゴールド
防水性:3気圧
ストラップ:「大きな竹斑」入りグリーンアリゲーターストラップ、18Kイエローゴールド製トリプルフォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.2968、約50時間パワーリザーブ、毎時21,600振動(3Hz)、33石
仕様:時・分表示、フライング トゥールビヨン、天然グリーンマラカイトダイヤル、蓄光加工が施された18Kイエローゴールドの針、グリーンインナーベゼル、ダブルカーブの反射防止加工サファイアクリスタル、18Kイエローゴールドと反射防止加工サファイアケースバック
価格:要お問い合わせ