アーミン・シュトロームのミラード・フォース・レゾナンス - マニュファクチュール・エディションがこの度、2023年の新作としてグリーンのグレナージュ・ダイヤルとグレーのアルカンターラ・ストラップの組み合わせでお目見えしました。ビール/ビエンヌを本拠とする独立系マニュファクチュールのアーミン・シュトロームは、50本限定生産のこのモデルとともに、アーミン・シュトロームのみが到達しえた時計界の革命的デザイン進化、レゾナンスという神秘的とも言える物理現象の活用を継続します。
アーミン・シュトローム ミラード・フォース・レゾナンスのトップスターは何と言ってもオープンワークのムーブメントです。このムーブメントの存在はまた、アーミン・シュトロームが腕時計にレゾナンスを取り入れるための暗号を解読した世界唯一のウォッチ・ブランドであることをも示しています。社内で一貫して開発・製造された比類なき技術によって、1つのタイムピースの中に2つのムーブメントを収めてそれらを同期させ、計時の精密性と一貫性をより一層高めることに成功したのです。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_722.jpgまずはオフセンターに配された、グレナージュ仕上げの新しいグリーン・ダイヤルからご紹介しましょう。アーミン・シュトロームは、マニュファクチュールに現代最高水準の機械を完全に統合する一方で、昔ながらの機器類もまた使い続けています。それらからインスピレーションを得たのがこのマシーングリーンの色調です。「このグリーンを選んだのは、この色がオープンワークのムーブメントから覗く、ポリッシュ仕上げされた装飾付きの部品とよく調和するからです。またグレナージュ仕上げも、ポリッシュされたインデックスによく映えます。このちりちりとした、霜が降りたように見える表面は、程よい具合に光を反射させます。目を引きつけ過ぎることもなく、ムーブメントとの競合に陥ることもありません」と話すのは、アーミン・シュトロームのマスター・ウォッチメーカーで共同設立者のクロード・グライスラーです。
グリーン・ダイヤルから観賞できるオープンワークのムーブメントは、アーミン・シュトロームのウォッチメーカーが社内で習得した、手作業による装飾技術を披露するショーケースそのもの。立体的なテンプ受けや面取りのポリッシュ仕上げ、そしてダイヤルの表面に施されているフロステッド、ペルラージュ、サーキュラーグレインなどの仕上げもすべて手作業で行われています。ムーブメントの部品には、目に見えないものも含め、すべてに卓越した職人技が成せる丹念な装飾が施されています。その過程には、時に部品の製造自体にかかる時間の10倍もの時間が費やされます。ムーブメントはまた、妥協のない品質に対する信念から、2回の組み立てが手作業で行われています。
アーミン・シュトロームは、17世紀以来世界最高のウォッチメーカーの面々を惹きつけてきたレゾナンスの能力を余すことなく活用する、唯一のウォッチ・ブランドです。レゾナンスは、同様の振動数で振動する2つの物体が自ずと同期しようとする特質により、自然に発生する科学現象です。2つの物体が共振すると、ラジオの周波数や量子物理学、あるいは時計づくりにおいても、1つの振動より高い精密性や強度、安定性、弾力性を得ることができます。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_592.jpgグライスラーと彼のチームは2つのテンプがその特性で共振に至るのをただ待つのではなく、レゾナンス・クラッチ・スプリングを創案し、数年間の研究と実験の後、2016年にこれを発表しました。巧みに接続された特許取得済みのこのスプリングは、ヒゲゼンマイを直接つなげ合わせ、それによって2つのテンプが完全な共振状態を保つように設計されています。軽快にうねるスプリングと相互に行ったり来たりする2つのテンプもまた、ダイアルサイドに意外性と魅惑に満ちたスペクタクルをもたらします。
アーミン・シュトローム ミラード・フォース・レゾナンス - マニュファクチュール・エディションは、最高レベルの職人技や最上級の計時パフォーマンスを誇るスイスの時計づくりと科学が1つに融合した、非常に稀で複雑な逸品です。
「これは至上の精密性をもたらす時計です。またウォッチメーカーである私にとって、手作業による装飾はとてもエモーショナルです。自分自身を表現し、時計のムーブメントに自署を入れさせてもらうようなものなのですから」とクロード・グライスラーは話します。「厳密には必要ではないにしろ、手作業による装飾やグリーンのグレナージュ・ダイヤルのような並外れたディテールによって、時計は1つの芸術になりうるのです」
/sites/default/files/newsImage1/s01_718.jpgMirrored Force Resonance Manufacture Edition Green
ミラード・フォース・レゾナンス - マニュファクチュール・エディション グリーン
Ref:ST22-RF.20
ケース径:43.00mm
ケース厚:11.55mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:3気圧
ストラップ:グレーのアルカンターラ・ストラップ、ホワイトステッチ、ステンレススティール製ダブル・フォールディング・クラスプ
ムーブメント:手巻き、Cal.ARF21(アーミン・シュトローム マニュファクチュール)、約48時間パワーリザーブ、毎時25,200振動(3.5Hz)、39石
仕様:時・分・秒(ツインセコンド)表示、レゾナンス・クラッチ・スプリングで結ばれた2つの独立した調整機構、オフセンターに配置されたグリーンダイアル、反射防止加工サファイアクリスタルのフロント及びケースバック
限定:50本
価格:12,100,0000円(税込)
貴重な宝石とデザインピース
2023年3月27日から4月2日まで開催されたWatches and Wonders Geneva 2023にて、ベル&ロスが2023年の新作として、BR 05 グリーン ゴールドを発表しました。新作BR 05 グリーン ゴールドは、ベル&ロスのBR 05 コレクションの正当な流れを汲むモデルです。2019年にリリースされたより都会的なコレクションは、ベル&ロスにとって大きな成功を収めています。
アイコニックなBR 03にインスパイアされたデザインは、より洗練されたスタイルとなっています。ケースとブレスレットが融合され、すっきりとしたスタイリッシュなデザインでありながら、先鋭的なオーラを感じさせます。エレガントなBR 05は、都会の探索者に向けて設計された時計です。戦闘機パイロットのジャンプスーツの代わりに、コスモポリタンな若者に最適な品のあるジャケットに似合います。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_720.jpg新作BR 05 グリーン ゴールドは、ゴールド コレクションの3つ目のモデルであり、ケースとブレスレットはフルゴールドです。同コレクションでは、モデルごとに異なる文字盤のカラーが個性を打ち出しています。BR 05 グリーン ゴールドのグリーンは、勝利を喚起します。これは木々の色、正確にはトウヒやモミの木の色なのです。新しいBR 05 グリーン ゴールドの文字盤では、このグリーンカラーがルミナスな輝きを放ち、美しく映えます。
文字盤のベースとなる着色メタルプレートはサンバースト仕上げが施され、傾きによって色味が変化します。表面の反射具合によって、蛍光色に近いカラーから深みのある暗緑色まで魅力的に変わるのです。この独特な色の深みは、グリーンのニスを何度も塗り重ねることで得られます。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_590.jpgラグジュアリーなゴールドコレクション
最高品質の素材が特徴のBR 05 ゴールド コレクションでは、全てのモデルが18K 5N ゴールドを採用。まるでゴールドインゴットを手首にまとっているような、他では得られない、特別な感覚です。
ポリッシュ仕上げのエッジがケースの輪郭を際立たせ、ゴールドの360度回転する振り子式ローター付きサファイアクリスタルケースバックは、時計の心臓部である機構 BR-CAL.321を覗かせています。輝きを放つ、この貴重なメタルワークは、ルミナスで華やかなグリーン文字盤と完璧にマッチします。そして、3つ目のカラー、オフホワイトが文字盤を上品で控えめなタッチで飾っています。暗闇でも視認性を確保するため、(秒針を除く)針、数字、インデックスは、発光性のC3スーパールミノバがコーティングされています。
一体化されたブレスレットはサテン・ブラッシュ仕上げのゴールドですが、小さなリンク部分のみポリッシュ仕上げとなっています。2本目のアリゲーターレザーストラップは、このシックでエレガントなタイムピースと相性の良いクラシックなスタイルで用意されています。BR 05 シリーズ初のレザーストラップです。
/sites/default/files/newsImage1/s01_716.jpgBR 05 GREEN GOLD
BR 05 グリーン ゴールド
Ref:BR05A-GN-PG/SPG
ケースサイズ:40.00×40.00mm
ケース厚:10.33mm
ケース素材:18Kピンクゴールド(ポリッシュ/サテン仕上げ)
防水性:100m
ストラップ:18Kピンクゴールド製ブレスレットとフォールディングバックル(ポリッシュ/サテン仕上げ)
ムーブメント:自動巻き、Cal.BR-CAL.321(自社製)
仕様:時・分・秒・日付表示、サンレイ仕上げグリーン文字盤、スーパールミノバ®をコーテ ィングしたピンクゴールドにゴールドプレート アプライドの数字とインデックス、スーパールミノバ®をコーティングしたピンクゴールドにゴールドプレート スケルトンの時・分針
価格:4,345,000円(税込)
BR 05 GREEN GOLD
BR 05 グリーン ゴールド
Ref:BR05A-GN-PG/SCR
ケースサイズ:40.00×40.00mm
ケース厚:10.33mm
ケース素材:18Kピンクゴールド(ポリッシュ/サテン仕上げ)
防水性:100m
ストラップ:グリーン アリゲーターレザー、18Kピンクゴールド製フォールディングバックル(ポリッシュ/サテン仕上げ)
ムーブメント:自動巻き、Cal.BR-CAL.321(自社製)
仕様:時・分・秒・日付表示、サンレイ仕上げグリーン文字盤、スーパールミノバ®をコーテ ィングしたピンクゴールドにゴールドプレート アプライドの数字とインデックス、スーパールミノバ®をコーティングしたピンクゴールドにゴールドプレート スケルトンの時・分針
価格:2,970,000円(税込)
2023年3月27日から4月2日まで開催されたWatches and Wonders Geneva 2023にて、ベル&ロスが2023年の新作として、BR 03-93 GMT ブルーを発表しました。新作BR 03-93 GMT ブルーは、第二時間帯を表示したインストゥルメントウォッチとして、希少でエレガント、淡い配色でベル&ロスの旅を続けます。
航空機のコックピット計器にインスパイアされたBR 03は、常にプロフェッショナルの日常をサポートするためにベル&ロスが開発してきたコレクションです。GMT機能を備えたBR 03-93 モデルも同様です。
ベル&ロスにおけるGMT機能の高まり
ベル&ロス最初のGMTウォッチも、アイコニックなBR 03 コレクションに属していました。プロのみならず一般的にも使いやすい、機能性を重視したインストゥルメントウォッチのコレクションは、2007年、BR 03-51 GMT チタニウムとしてリリースされたのが始まりです。高性能で、ブラッシュ仕上げが施されたケースやカーボンファイバー文字盤などの革新的素材を採用し、プロフェッショナル向けに開発されたインストゥルメントウォッチは、第二時間帯(第2タイムゾーン)と大きな日付表示が特徴。重視されたのは、性能と視認性でした。
BR 03-93 GMTは、時計の機能的な特性をより強化する形で2021年にリニューアル。より現代的な感覚で、それぞれのタイムゾーンの可読性を向上させました。最も効果的な蓄光カラー、グリーンに発光するスーパールミノバ White 10 x 1により、暗闇でも時間を読み取りやすくなりました。いくつかのディスプレイを配した時計では時に判読が難しくなる視認性も、GMT針によってシンプルに、即座に読み取り可能になっています。鍵となるのは、第2時間帯を示す大きな赤い三角形の先端をもつGMT針。言うまでもなく、ローカルタイムは、日中と夜間を表すツートンカラーの両方向回転ベゼルに、24時間表示となっています。
どちらの方向にも簡単に時間をセットできるこのベゼルは、トラベラーにとってプラスαの嬉しい機能です。もし、ジュール・ヴェルヌの小説『八十日間世界一周』の主人公、フィリアス・フォッグ卿がBR 03-93 GMTを手にしたならば、即座に使いこなしたであろうことは疑いようもありません。
/sites/default/files/newsMainImage1/m02_21.jpg世界中のプロフェッショナルに愛されるGMT機構
グリニッジ子午線を基準とした「グリニッジ標準時」(「Greenwich Mean Time」の略、GMT)、経緯0度は、1884年にワシントンで開催された国際会議にて、世界標準時として採用されました。ロンドン南部に位置するグリニッジは「平均太陽時」を指し、UTC+0 タイムゾーンとしても認知されています。この基準に則り、地球上の異なるタイムゾーンがセットされるのです。時計界では、1930年代、国際的な旅行者や航空路線の増加に伴い、ルイ・コティエ氏(Louis Cottier)がワールドタイム機構を考案し、時計職人による(パイロットをメインとした)プロフェッショナル向けの実用的な解決策として開発が始まりました。1950年代以降、パイロットたちは、元のタイムゾーンを維持しながら、24時間表示ベゼルや特定の針と組み合わせて現地時間を設定できる手軽さを評価しました。このようにしてGMT機構は躍進し、今日でも進化を続けているのです。
このタイムピースはクリアな視認性に加え、直径42×42mmのステンレススティール製ケースは、防水性100mを誇ります。完璧な精度と最適な性能を実現するため、25石の自動巻きムーブメント BR-CAL.303を搭載し、毎時28,800振動、パワーリザーブは約42時間となっています。
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GMT BLUE:新たな色彩とスタイルの基準
ブルーとグレーを基調とした新しいBR 03-93 GMTは、GMTウォッチとしては珍しいカラー装飾となっています。この毅然としたコンテンポラリーな姿が新作BR 03-93 GMTに瑞々しい個性を与え、新たな展望を切り開いています。
ステッチを施したエレガントなブルーのNappa Soft カーフレザーストラップによって魅力を増し、ブルーにコーティングされたステンレススティール製ベゼルは、サンバースト仕上げの文字盤に鮮やかに映えます。
新作BR 03-93 GMT ブルーは、上空でも地上でも独創性と個性を存分に発揮します。ベル&ロスにとって、コックピットからラウンジは距離を感じさせません。ルミナスなブルー文字盤が印象的な、新作モデルと共に双方を簡単に行き来することができます。
新しいBR 03-93 GMTは、一見してわかるように、大きなブルーとグレーのベゼルが際立ったアイデンティティを与え、明確な機能を果たしています。ブルーが日中、グレーが夜間の時間帯を示しています。
/sites/default/files/newsImage1/s01_715.jpgBR 03-93 GMT BLUE
BR 03-93 GMT ブルー
Ref:BR0393-BLU-ST/SCA
ケースサイズ:42×42mm
ケース素材:ステンレススティール(ポリッシュ/サテン仕上げ)
防水性:100m
ストラップ:ブルーカーフレザーとブラックのヘビーデューティー仕様シンセティックファブリック、ステンレススティール製ピンバックル(ポリッシュ/サテン仕上げ)
ムーブメント:自動巻き、Cal.BR-CAL.303(自社製)
仕様:時・分・秒・日付表示、24時間表示セカンドタイムゾーン、時針と独立したGMT針の即時修正機能、24時間目盛り付き両方向回転式ベゼルおよび陽極酸化処理ブルー/グレー ツーカラー アルミニウム リング、サンレイ仕上げブルー文字盤、スーパールミノバ®をコーティングしたインデックス、スーパールミノバ®をコーティングしたスケルトン メタルの時・分・24時間表示針
価格:550,000円(税込)
2023年3月27日から4月2日まで開催されたWatches and Wonders Geneva 2023にて、ベル&ロスが2023年の新作として、BR 03-92 ダイバー ホワイト ブロンズを発表しました。新作ダイバー、BR 03-92 ダイバー ホワイト ブロンズはパールホワイトの文字盤を伴い、ブロンズケースは初期の海中探索の栄光の時間を喚起します。ベル&ロスの海中探索における新しい章のはじまりです。
海洋世界の探索には、非常に高度かつ精度の高い装置が求められます。高度な技術を備えたモデルにもスタイルはあり、新作のBR 03-92 ダイバー ホワイト ブロンズにはブロンズケースとパールホワイト文字盤が採用されています。
深海の追求
海にまつわる歴史では、ベル&ロスは最初のダイバーウォッチ Hydromaxを1997年に発表して以来、ノウハウを築いてきました。世界記録11,100m防水を誇るこのモデルは、ケースの中を特許取得済みの透明なオイルで満たすという革新的な技術によるものでした。
10年が経ち、深海の世界に捧げるもう1つのコレクション BR 02が誕生しました。美しいトノ―型ケースで知られるコレクションは、飽和潜水には必須なヘリウム減圧バルブと膨らんだサファイア製のカバーガラスを搭載しています。
しかし全てのベル&ロスのダイバーウォッチは、ラウンド型ではありません。2017年、BR 03-92 ダイバーによって新しい美観が確立されました。プロフェッショナルと愛好家に向けたインストゥルメントコレクション、BR 03から登場し、戦闘機のコックピットにあるダッシュボードの機能性を時計製造において完璧に再解釈し、象徴的な四角いケースに丸い文字盤が際立ちます。
2018年、ベル&ロスは海洋の世界において気品ある素材、ブロンズを採用した42×42mmのスクエアケースの新バリエーションを追加しました。この素材は、長年その頑強さで定評があり、現在はその独自の色と変化する風合いで時計愛好家やコレクターに支持されています。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_719.jpg進化する素材:ブロンズ
いまから約2000年前に開発され、鉄を含まない銅で構成された合金のブロンズは航海の環境におけるクラシックな素材です。海中探索の前提として、かつて潜水夫はブロンズ製のヘルメットなど用具を身に着け潜っていました。象徴的なダイバーのヘルメットがBR 03-92 ダイバーのケースバックに刻印されているのも偶然ではないのです。
ブロンズ製の時計はまるで熟成したワインのようで、時とともにその色合いは変化し、個々の使い方でユニークさを醸し出します。
BR 03-92 ダイバー ホワイト ブロンズに使われている合金は、CuSn8(銅92%と錫8%)です。その色調は、視覚的にもクラシックな昔のヨットを思わせ、現代のデザイナーと建築家も好むブロンズタイプです。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_589.jpg認証を受けたダイビングウォッチ
ベル&ロスのBR 03 コレクションの全ての時計のように、新しいBR 03-92 ダイバー ホワイト ブロンズは第一にダイバーのことを考えてつくられたプロフェッショナルな品質をもつツールです。彼らの期待に応えるため、時間の管理が可能な少なくとも100mの潜水にも耐えられる時計という国際規格ISO6425の定義に合う仕様になっています。水中において、暗所でも25cm離れたところからしっかりと時計の表示が確認できなくてはなりません。ダイバーウォッチは、海水において帯磁性と耐衝撃性も求められます。
これらの要求を完璧に尊重し、新しいBR 03-92 ダイバー ホワイト ブロンズはその名前のとおりスイスの基準を満たす海中用のインストゥルメントです。
世界限定999本のこのモデルは、300m防水を完璧にクリアしたケースの中に自動巻きムーブメント BR-CAL.302(25石、毎時28,800振動)を搭載しています。
真の現代性
洗練されたネオレトロな魅力をもつ新しいBR 03-92 ダイバー ホワイト ブロンズはその現代性を存分に見せています。洗練された構造は4つのパーツをビスによって組み立て、陽極酸化処理が施されたマロンカラーのアルミニウム製リングを搭載したポリッシュ仕上げのブロンズ製逆回転防止ベゼルやブロンズ製のリューズというディテールに富み、帯磁のためムーブメントは軟鉄性ケージに収められています。
しかし特に注目を集める点はまだあり、柔らかでパールのきいたオパラインシルバーの文字盤です。ブロンズケースとの相性も完璧ながら、温かみと上品な反射が赤みのあるブロンズに映え、控えめなコントラストを描きます。ノスタルジックさはなく、エレガントで洗練されたダイバーウォッチは深海と同様に都市においても重要な計器なのです。
/sites/default/files/newsImage1/s01_714.jpgBR 03-92 DIVER WHITE BRONZE
BR 03-92 ダイバー ホワイト ブロンズ
Ref:BR0392-D-WH-BR/SCA
ケースサイズ:42×42mm
ケース素材:CuSn8 ブロンズ(ポリッシュ/サテン仕上げ)
防水性:300m
ストラップ:マロン カーフレザーおよびウーブン ブラックラバー、ブロンズ製ピンバックル(ポリッシュ/サテン仕上げ)
ムーブメント:自動巻き、Cal.BR-CAL.302(自社製)
仕様:時・分・秒・日付表示、ブラウンの陽極酸化処理アルミニウム リング付きブロンズ製60分目盛り付き一方向回転式ベゼル、シルバーオパール文字盤、スーパールミノバ®インサート付きローズゴールドプレート インデックス、スーパールミノバ®をコーティングしたゴールドプレート スケルトン メタルの時・分・秒針
限定:世界限定999本
価格:638,000円(税込)
2023年の新作としてローマン・ゴティエより、ジュウ渓谷の寒い冬の朝の色からインスパイアされ、「ルヴェドゥソレイユ/日の出」と名付けられた「コンティニュアム チタン エディション ブレスレット "ルヴェドゥソレイユ"カラー文字盤」が登場します。
「コンティニュアム チタン エディション ブレスレット "ルヴェドゥソレイユ"カラー文字盤」には、軽量で快適な着け心地をもたらすグレード5ナチュラルチタン製のブレスレットが採用されており、腕に着けていることを感じないほどの完璧な装着感をもたらすように設計されています。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_227.jpg地平線の上に
ジュウ渓谷の寒い冬の朝に見られる、雪の白さと太陽のオレンジが混じり合ったわずかにピンクがかった色からインスパイアされ、「ルヴェドゥソレイユ/日の出」と名付けられた色。この新しい文字盤カラーのバリエーションは時の新たな表現であり、コンティニュアムコレクションが開いたブランドの新しい地平線を示すもので、時計全体と調和する輝かしい色となっています。
コンティニュアム チタン ブレスレットエディションはケースのファセット、ブレスレットの異なる仕上げ、ムーブメント装飾のテクスチャー、暗い中で光を放つインデックスや数字など、全体的に光の遊びが表現されていますが、新しいバリエーションも「日の出」のように光の角度によって色の見え方が変わり、光の魅力を表現しています。
軽量で快適な着け心地、ローマン・ゴティエのブレスレット
2021年、ローマン・ゴティエが発表した「コンティニュアム」コレクションは、ブランドを新しい地平線へと導く新しいキャリバーであることを明確に宣言し、2022年にはブランド初のメタルブレスレット エディションの発表によって、さらに進化が続いていることを示しました。
ブランド初のメタルブレスレットの製作のためには、現代的で落ち着きがあり、どのようなスタイルにも順応できるコンティニュアムが最もふさわしいモデルであることは明確でした。なぜならファーストエディションのコンセプトにおいて、すでに現代性や快適さを求め、人間工学に基づいた製作が始まっていたからです。よって、このチタン製ブレスレットを持つ時計の開発は、軽量、しかも耐久性に優れ、現代的で洗練されているというコンセプトをさらに強化したものと言えます。
「美しさ」を考えると、ブレスレットと時計が一体になっていることはローマンにとって重要なことでした。彼はこう言います。「ブレスレットがケースでもあり、ケースがブレスレットでもある」と。こうした要求はこの二つの要素の融合、まさに切り離すことのできない時計全体に反映されています。
ローマンのビジョン「進化する伝統」に従い、技術を要するこの現代的なエレメントにも高いレベルの職人技の手作業による仕上げが施されています。ブレスレットのリンクそれぞれがハンドポリッシュとサテン仕上げを組み合わせて光の織りなす効果を見せており、ブレスレットと時計全体の技術的な本質を反映しています。
調和のとれた時計のために統合されたデザイン
ローマン・ゴティエのメタルブレスレットは、軽量で快適な着け心地をもたらすグレード5ナチュラルチタン製です。軽いというだけでなく、腕に着けていることを感じないほどの完璧な装着感をもたらすように設計されており、フォールディングクラスプがブレスレットに組み込まれているので非常に薄く仕上がっています。
ブレスレット本体はわずかにカーブしたラグによってケースと一体化していており、手首に自然に沿うようになっています。自然な装着感という目的のため、あらゆるタイプの手首に合うように正確に連結させ組み立てられています。
ローマンは美しさのために、伝統的な職人技を特徴としながらも現代的なブレスレットを開発しようとしました。そこで時計と同じようにそれぞれのリンクに対照的な仕上げを施したのです。表面全体はサテン仕上げですが、連結部分はハンドポリッシュというリンクがブレスレットに個性とエレガンスの両方をもたらしています。
/sites/default/files/newsMainImage2/02_191.jpg独特なダイヤルに表現された連続性
コンティニュアムとは現代性と連続性がそのすべてです。それはムーブメントの設計だけでなくダイヤルデザインについても同様です。時計をよく見ると分かりますが、時分針がオフセンターダイヤルで、インデックスは実にわずかですが徐々に細くなるようにデザインされ、しかもそれぞれの長さが異なっています。また、7時位置にあるスモールセコンドで色のついた5秒毎の目盛は、インデックス同様にそれぞれ長さが違っており、ラインの先端が細くなっています。
ローマンは、ダイヤルになぜこのような凝った見え方を持たせたのか、その目的を説明しています。「時計製造の中でよく見るような『囲まれて閉じた円』より、オープンで風通しのよいダイヤルにしたいと思っていました。ダイヤル上のインデックスの伸びたラインは中心軸に向かって徐々に細くなり、やがてほとんど見えないくらいの点になるというイメージです。これこそが『連続性』という考えを強調しています。」
スネイルカムを採用した賢いストップセコンド機構
ローマンがコンティニュアムに搭載したストップセコンド機構によって時刻を正確にセットすることができます。
その仕組みは他の多くのストップセコンド機能と同様に、リューズを引いた瞬間、テンプ(テンワ)にブレーキをかけるというものです。しかしローマンは動きを止めるために、ストレートあるいはL字型のストップレバーを使わずに、スネイルカムを採用することを選択しました。これには2つの機能を持たせています。まずリューズを引くとスネイルカムがテンワに触れてその動きを止めます。次にリューズを押し戻した時に、スネイルカムが止めた位置から回転しますが、カムの段々と広くなるフォルムが回転することによって、再びテンワが勢いよく動き始めるための助けとなります。
設計と装飾が現代性と出会う自社製ムーブメント
手巻きの自社製ムーブメントに受け継がれた現代性と連続性というテーマが、ケースバックのディスプレイを通して見事に表れています。
主役はフィンガーブリッジです。これはローマンの生まれ故郷、ジュウ渓谷の時計製造の歴史の中で代表的なものですが、この時計では現代的に解釈されています。これらのブリッジはそれぞれ水平に構成されており、「階段状」の形を成しています。これはロジカル・ワンのブリッジと同様の構造になっていますが、この時計での効果はムーブメントにボリューム感と奥行をもたらすだけでなく、ブリッジが文字通り歯車やテンプの上で、切れ目なく流れているような感覚を与えます。
ケースやダイヤルと同様に、ブリッジも軽量のグレード5チタンから作られており、様々な仕上げを施すことによって対照的なトーンや質感を持たせました。それぞれのブリッジの外側のエッジは二重の面取りが特徴的です。また、ブリッジのフラット面とルビー周りは一段高く縁取りされておりへアライン仕上げになっています。この縁の内側には、ローマン・ゴティエの工房にいる手作業仕上げのスペシャリストが特別な手彫りの技術を使い、全くのオリジナルで小さな窪みをたくさん彫り込んだような独特の質感を生み出しました。ブリッジの下にあるムーブメントのメインプレートには手作業でフロスト加工を施しています。
印象的な装飾はブリッジやメインプレートだけに留まりません。ローマンのトレードマークである、面取り加工されたリングを繋げた形状のスポークが特徴の歯車やラチェットホイールには円形模様の装飾(サーキュラー・グレイニング)が施され、クリックやスネイルカム、ローマンのもうひとつの特長でもあるS字型の溝を持つスクリューは美しいポリッシュ仕上げで磨かれています。また、主ゼンマイを収めた香箱の蓋は素晴らしい渦巻状の模様(スネイリング)で装飾されています。
コンティニュアムの調速機構は、わずかにカーブしたアームを持つテンワ、極小の目盛が付いた偏心の補正ねじと最大剛性のために三角形状になったアンクルと、ローマン・ゴティエらしい特徴を備えています。
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C by Romain Gauthier Titanium Edition Bracelet with a Lever de Soleil Color Dial
コンティニュアム チタン エディション ブレスレット 「ルヴェドゥソレイユ」カラー文字盤
Ref.MON00581
ケース径:41.00mm
ケース厚:9.55mm
ケース素材:グレード5ナチュラルチタン
ストラップ:グレード5ナチュラルチタン、グレード5ナチュラルチタン製フォールディングクラスプ(あらゆる手首にフィットするようにハーフサイズのリンクが付属)
防水性:50m(5気圧/160フィート)
ムーブメント:手巻き(自社製)、60時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、24石
仕様:時・分表示、スモールセコンド(7時位置)、ルヴェドゥソレイユ(サーモンカラー)文字盤、グレード5ナチュラルチタン製ダイヤル(紫外線防止コーティング)、ストップセコンド機構、巻上げと時刻セットのためのリューズ(2時位置/フルーテッド加工)、内側に無反射コーティング加工のサファイアクリスタル(ダイヤル側、ケースバックともに)
価格:7,260,000円(税込)
パネライの2023年の新作として「ルミノール ドゥエ 38mm」が登場しました。アーバンでエフォートレスな新しいルミノール ドゥエ 38mm コレクションは、パネライの脈動です。高精度の名作を起源とし、その美学や機能性を継続的に再解釈しながら現代的に完成させた新作は、メゾンにとって初めてのモダンなパステルカラー ダイヤルを採用しています。魅力的な38mmサイズのスティール製ケースに、パネライの時計製造のデザインスピリットを反映したメタルブレスレットを備えたシリーズは、都会的なライフスタイルのワードローブとして、デイリーに活躍します。
暗闇でグリーンに発光するホワイトのスーパールミノバ®で満たされた、エレガントで洗練されたサンドイッチ ダイヤルは、二度のポリッシュ仕上げで、上部から下部へと明暗のグラデーションになっています。パステルライトブルー、パステルグリーン、パウダリーピンクのダイヤルは、それぞれ3時位置に日付、9時位置にスモールセコンドが配置されています。さりげないパネライロゴが、パネライの歴史で初めて採用された、まったく新しいパステルカラーの文字盤を際立たせ、国境を超えて愛される外観に昇華させています。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_728.jpgクローズドバックのポリッシュスティール製38㎜ケースには、パネライの特徴的なリュウズプロテクターにインスパイアされ、ブレスレットのパーツが象徴的な半楕円形のモチーフになったメタルブレスレットがあしらわれています。ポリッシュとサテンのそれぞれ異なる仕上げのパーツを交互に組み合わせ、洗練された表情を演出し、カーブしたリンクは手首にしなやかにフィットします。
ドレスウォッチのワードローブに加えるのに最適なルミノール ドゥエ コレクションは、オリジナルのルミノールの機械的な構造やストイックさを維持しながら、よりスリムで軽量、スマートな新しいプロポーションを特徴とし、都会的なイタリアのエレガンスを表現しています。
ルミノール ドゥエ 38mmには自動巻きP.900キャリバーが搭載されており、3日間のパワーリザーブを備えています。ルミノール ドゥエ パステルカラーダイヤルは、各色年間500本限定生産で、パネライ ブティックのみの展開です。
/sites/default/files/newsImage1/s01_725.jpgLuminor Due 38mm
ルミノール ドゥエ 38mm
Ref:PAM01309
ケース径:38.0mm
ケース厚:11.3mm
ケース素材:ポリッシュ スティール
防水性:5気圧(50m)
ストラップ:ポリッシュスティールとサテンスティール
ムーブメント:自動巻き、Cal.P.900(パネライ自社製)、毎時28,800振動、3日間(72時間)パワーリザーブ
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)・日付表示、ポリッシュ スティールベゼル、パステルライトブルーダイヤル、夜光アラビア数字とバーインデックス
限定:年間500本限定生産、ブティック限定
価格:1,021,900円(税込)
Luminor Due 38mm
ルミノール ドゥエ 38mm
Ref:PAM01311
ケース径:38.0mm
ケース厚:11.3mm
ケース素材:ポリッシュ スティール
防水性:5気圧(50m)
ストラップ:ポリッシュスティールとサテンスティール
ムーブメント:自動巻き、Cal.P.900(パネライ自社製)、毎時28,800振動、3日間(72時間)パワーリザーブ
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)・日付表示、ポリッシュ スティールベゼル、パステルグリーンダイヤル、夜光アラビア数字とバーインデックス
限定:年間500本限定生産、ブティック限定
価格:1,021,900円(税込)
Luminor Due 38mm
ルミノール ドゥエ 38mm
Ref:PAM01319
ケース径:38.0mm
ケース厚:11.3mm
ケース素材:ポリッシュ スティール
防水性:5気圧(50m)
ストラップ:ポリッシュスティールとサテンスティール
ムーブメント:自動巻き、Cal.P.900(パネライ自社製)、毎時28,800振動、3日間(72時間)パワーリザーブ
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)・日付表示、ポリッシュ スティールベゼル、パウダリーピンクダイヤル、夜光アラビア数字とバーインデックス
限定:年間500本限定生産、ブティック限定
価格:1,021,900円(税込)
2023 New Model | TUDOR
2023年 チューダー新作情報

強化されるブラックベイ・コレクション
特に1954年誕生の進化系モデルに注目
チューダー(TUDOR)の2023年のトピックスは二つ。一つは計4コレクションの新作がブランドの原点とも言うべき「ブラックベイ(BLACK BAY)」に集中したこと。もう一つは2021年に完成したル・ロックルのマニュファクチュールの正式な発表だ。新作4コレクションとは、まず1954年発表の「Ref.7922」の進化系「ブラックベイ 54」。次に、2022年はサイズ違いの全4モデルに異なるムーブメントを搭載し、S&Gケースで発表した「ブラックベイ 31/36/39/41」。2023年はなんとそれらムーブメントをすべて自社キャリバーに換装し、ブラックダイアルで登場した。さらにバーガンディベゼルにMETAS認定のマニファクチュールキャリバーを新たに採用した「ブラックベイ」と、同じく新採用のオパラインダイアルの「ブラックベイ GMT」である。個人的なイチ推しはチューダー原点回帰の「ブラックベイ 54」、2番目は「ブラックベイ 36」。またル・ロックルの工場はチューダーが設立したムーブメント会社であるケニッシ社に連結している。このことは今後のマニュファクチュール展開を推測すると、非常に興味深い事実だ。
文:田中克幸 / Text:Katsuyuki Tanaka
※表記は2023年12月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
>2023年 チューダー(TUDOR)
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2023 New Model | ORIS
2023年 オリス新作情報

2023年 オリス新作情報
>プロパイロットX キャリバー400 レーザー(ProPilot X Calibre 400 Laser)
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「The Evolution of Tradition/進化する伝統」のフィロソフィーから誕生した「ローマン・ゴティエ」の世界と製品を堪能できる空間が、2023年4月プレオープンした神戸の時計宝飾専門店カミネの新店舗<L'espace de Kamine エスパス ド カミネ>に誕生しました。西日本エリアで唯一の「ローマン・ゴティエ」正規取扱店に誕生するコーナーは、ブランドの独自性を表現するデザインコンセプトを取り入れており、日本の愛好家のみならず世界の愛好家にとっても訪れる価値のある場所となります。また、このコーナーはすべて、スイスの職人たちによって、開発・製作されたということも特筆すべき点です。
ローマン・ゴティエの時計は、独自の機構や手作業による他には類を見ない高いレベルの仕上げで、世界中の時計愛好家を魅了し続けています。エンジニア出身という経歴による精密な加工技術、そしてジュウ渓谷で生まれ育ったという環境から身に付いた伝統的な時計製造技術への敬意、理解と知識。これらが融合した個性を持つ製品は、多くの人を惹きつけています。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_226.jpgブランドの個性を反映した空間
コーナーのデザインは、ブランドの歴史と独自性を反映しています。特に色と素材はブランドの起源と、それぞれの製品によって表現された異なる世界を思い起こさせてくれます。例えば、マッカーサーエボニー(縞黒檀)はジュウ渓谷の自然や森林の象徴であり、ローマン・ゴティエ のディスプレイにも長く使われてきました。これは、ヘリテージコレクションの気品あるイメージや手作業による丁寧な仕上げなどを表現しています。一方、ディスプレイのアクセントに使われているブラックとマット仕上げのスティールは、対極的なイメージでフリーダムコレクションを想像させます。
象徴的なディテールを表現したテーブル
テーブルのエッジをよく見ると、コンティニュアムのムーブメントの面取りと同じような仕上げになっていることに気付きます。真っ直ぐなラインを活かしつつ、曲線を描いたエッジなどは、まさにムーブメントブリッジとシンクロしています。
さらに、ブランドフィロソフィーである「進化する伝統」がデザインの中に表現されています。テーブルの土台となる脚がエレガントで滑らかな曲線を描いているのは、ヘリテージコレクションと伝統的な職人技がブランドの基礎にあることを芸術的に表現しています。そして脚に支えられた光沢のある堅いデスクの盤面は、フリーダムコレクションやコンティニュアムに見られる現代的なタッチを感じさせます。このようにテーブル全体―土台からトップにかけて、伝統が進化してきたこれまでの軌跡を表現しているのです。
/sites/default/files/newsMainImage2/02_190.jpgブランド創業の地、ジュウ渓谷を再現したウォール
ブランドイメージとフィロソフィーを伝えるのに、コーナーウォールの印象はとても大事です。そこで、ウォールには創業地ジュウ渓谷を空から見た景色を再現しました。ジュウ湖、ジュウ渓谷に代表されるヴォリオン地方、そしてローマン・ゴティエ工房の位置関係を正確に表現できるサイズで作られています。ジュウ渓谷は、ローマン・ゴティエが保存しようと考えている専門知識や技術、そしてヘリテージを集めたスイス時計産業発祥の地といえる場所ですので、ここを強調することは重要だと考えます。
ウォールは約1,500x800mmサイズのパネル3枚を組み合わせ、ジュウ渓谷の起伏を再現するために3D製作工具を使って樹脂パネルに彫刻を施しています。より精密な作りのために、1枚のパネルにつきおよそ2,450万個、0.2x0.2mm解像度の点をベースにして立体加工をしていきます。最高度の精密さを追求した結果、1枚のパネル加工のために工具がたどった長さは約3,400kmにも及び、なんと香港―東京間の距離以上の長さに匹敵します。また、ウォールの色はジュウ渓谷の景色で見られる石灰岩にできる限り近い色に仕上げられ、塗装で保護されています。
ブランド創業時からローマン・ゴティエと長く交流を続けてきており、ブランドと製品について深く理解する時計・宝飾専門店カミネから新しく誕生した「L'espace de Kamine (エスパス ド カミネ)」で、素晴らしいコレクションとともに皆さまのご来店をお待ちしております。
<ローマン・ゴティエ コーナー>詳細
L'espace de Kamine エスパス ド カミネ
〒650-0036 神戸市中央区播磨町46ニッケ播磨町ビル
078-325-3600
営業時間:10:30~19:30(水曜定休)