
――細川さん自身も、WEBで情報を得るまでは、CARL F. BUCHERER(カール F. ブヘラ)の事を知らなかったそうですし、実際に多くの時計愛好家も同様でしょう。ブヘラジャパンとしては、CARL F. BUCHERER(カール F. ブヘラ)の何を知ってほしいですか。
加羽澤さん(ブヘラジャパン) CARL F. BUCHERER(カール F. ブヘラ)という時計ブランドは、1888年にスイスのルツェルンで創業された「ブヘラ」という時計宝飾店で製作していたオリジナルウォッチがルーツ。そして、CARL F. BUCHERER(カール F. ブヘラ)は2001年からスタートした高級時計ブランドです。
ブヘラという時計宝飾店は、スイス国内を中心に展開している有名店で、世界一ロレックスを販売する店舗として知られています。ですから、長年の時計販売を通して培った“ユーザー目線”を、CARL F. BUCHERER(カール F. ブヘラ)の時計作りに投影しているのが、大きな特徴ですね。
そして1919年からオリジナルウォッチを作っており、1968年からの8年間はクロノメーター認定の取得本数は、毎年1万5000本を超えていました。これは当時のスイスの名門ブランドと比較しても、全く遜色ない数字でしょう。

伝統と技術の蓄積もあるブランドであり、特にヨーロッパでは高級時計ブランドとして高い認知度を誇っています。
日本に本格上陸してから、まだ2年しかたっていませんが、国内での認知度も、徐々に知名度も上がっているように感じます。
細川 私の場合、当たり前の定番よりも新鮮なブランドの方が好きなんです。フランク・ミュラーだって、彼が日本でブレイクする前に購入していますしね。CARL F. BUCHERER(カール F. ブヘラ)には、(これからどうなっていくのか?)と興味をそそるブランドであり続けて欲しいですね。