A.ランゲ&ゾーネ(A.LANGE& SÖHNE)の時計哲学のひとつにある、「<デザイン>のための装飾はせず、<機能>をいかに美しくみせるかを極限まで追求する」というアティチュードは、言葉に出さずともA.ランゲ&ゾーネ(A.LANGE& SÖHNE)のプロダクト自身によって全て語られている。
それは、2009年のA.ランゲ&ゾーネ(A.LANGE& SÖHNE)の新作である鎖引きを機構に取り入れた「リヒャルト・ランゲ "プール・ル・メリット"」や、カムバックの呼び声が高かった「1815」のニューモデルを見れば一目瞭然だ。時計ファンの心を躍らせ、精緻なウォッチメイキングを堪能できるプロダクトとしてA.ランゲ&ゾーネ(A.LANGE& SÖHNE)の歴史に名を残すことは間違いない。
また、「ダトグラフ パーペチュアル」のホワイトゴールドケースの登場も、新たなダトグラフの魅力を楽しめる1本に仕上がっている。
堅実な時計づくりに宿る「真・善・美」が、「伝統の進化形」を標榜するこのブランドらしさを支えていると言っても過言ではないだろう。
1815
モデル名:1815
Ref:LS2334AD
ケース径:40.0mm
ケース厚み:8.9mm
ケース素材: 18KPG
防水性:3気圧(日常生活防水)
ストラップ:クロコダイル(手縫い)
ムーブメント:手巻 Cal.L051.1 毎時21,600振動 55時間パワーリザーブ
仕様:スモールセコンド
価格:1,942,500円(税込)
発売予定: 2009年 夏
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A.ランゲ&ゾーネ(A.LANGE& SÖHNE)のラインナップの中でも、非常にファンの多い「1815」。創業者アドルフ・ランゲの生まれ年を冠したこのモデルは、そのクラシカルな三針時計のたたずまいに究極の美しさを感じることができる。また、今回特筆すべき点としてはその大きさである。1995年に発表されたときからのコンセプトである、ランゲが以前作成していた懐中時計をイメージし、ケースを40mmにサイズアップさせたのだが、もちろんこの新生「1815」のために新型ムーブメントを製作している。テンプの大きさも以前の7.5mmから10.0mmへと大きくしたキャリバーL051.1を搭載、ムーブメントの直径は31.6mmに。もちろん入念な手作業による188個の部品によって構成されており、全体のバランスは懐中時計の風情が漂うように設計された。
ゴールドケースのヴァリエーションは、18Kのホワイトゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールドの3種で、いずれもブルースチールハンドが使われている。
A.ランゲ&ゾーネ(A.LANGE& SÖHNE)らしい丁寧な時計づくりに従ってカムバックした「1815」は、清々しさとともに、更なる存在感を増して生まれ変わった。