BASEL WORLD2014 CUERVO Y SOBRINOS New Model | 2014年 クエルボ・イ・ソブリノス新作 エスプレンディドス ミステリオ　01

　 一見すると“何時何分”という時刻が分からない時計･･･、新作「エスプレンディドス ミステリオ（Esplendidos Misterio）」は、本来時計の基本条件である時刻視認性を真っ向から無視した異色のミステリアス・ウォッチ。みなさんは左の写真をご覧になって何時何分かお分かりだろうか？

　 答えは「10時00分」。ではその読み取り方をご説明したい。

　 この時計の時刻は扇風機のフロントガード形状をした1枚の回転ディスクで表示される。ディスクには120°間隔で計3本のアロー型分針が設置。そして3本の針には、それぞれ外周部から内周部へ3つの窓（内周部へ向かって小さくなる）が設けられ、窓を通して見えるアラビア数字が「時」になるのである。

　 そして一番外側の窓では10時→2時、二番目の窓では2時→6時、三番目は6時→10時を担当。つまり各窓は4時間分に分かれリレー式に「時」表示を担当。一方「分」は各窓に隣接する針が指す外側のミニッツトラックで確認。ただし15分ごとの大まかな表示になる（写真では一番外側の窓を確認することで「10時00分」と分かる）。

　 ダイアル色は写真のクリームの他ブラック、またフルパヴェ・モデルも用意される。

＞＞遊び心を持ち始めたCYSの時計