SIHH2013 IWC New Model | 2013年 アイ・ダブリュー・シー新作 インヂュニア・コンスタントフォース・トゥールビヨン　01

　 時計の精度に重要な影響をおよぼすメイン・スプリングの出力変動。これを解決するためIWC技術陣は10年をかけ、極めて複雑で精密な「コンスタントフォース機構（定力装置）」をトゥールビヨンに搭載することに成功した。その成果が新作「インヂュニア・コンスタントフォース・トゥールビヨン（INGENIEUR CONSTANT-FORCE TOURBILLON）」だ。

　 その装置は9時位置のトゥールビヨンの奥にあり、ヒゲゼンマイに一時的に動力を蓄え、テンプが5回振動するとストップホイールとトゥールビヨン・ケージが解放され、ひげゼンマイが再び動力を蓄える。これによりテンプの振り角は、ほぼ一定に保たれ、少なくとも48時間、均一な精度を確保する。この後、コンスタントフォース・モードから通常モードに切り替わり秒針は1/5秒ずつ滑らかに運針する。

　 このメカニズムを包むケースはプラチナとセラミックのコンビネーションでスポーティなデザインが特徴。また、IWCの象徴である南北両半球の「ダブルムーンフェイズ」は、新デザインを採用。特殊な3Dレーザー技術で忠実に月の表面が描き出されている。

＞エンジンを思わせる独特のブリッジ・デザイン