
シンプルなデザインが評価され、日本ではビジネスウォッチとして使われることが多いノモス(NOMOS)だが、ドイツ本国ではアバンギャルドな時計として知られ、特にクリエイターやアーティストから支持されている。
その証明となるのがバーゼル・ワールド内に作られたブース。昨年の2010年は階段が破壊されていた(という演出だった)が、今年はそれを修復、だが方向が逆になっている。しかもブースの上には営業部長(の人形)が立っている…。
このアバンギャルドさがドイツでは評価されているのだ。
しかし作っている時計は本道路線。今年は3種類の時差調整モデルをラインナップしてきたが、そのどれもがシンプルで美しく、そして機能的だ。
アバンギャルドさと手堅さ。このアンバランスな関係がノモスの魅力であり、知れば知るほど魅了されてしまうのだ。