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Louis Moinet天才の偉業を掘り起こした個性派独立ブランド「ルイ モネ」の現在 01

19世紀のパリで時計の革新を牽引した
伝説の時計師ルイ・モネ


 “世界で初めてクロノグラフを作った偉大な時計師”として知られるルイ・モネ(1768~1853)だが、ほんの数年前まで、彼の業績や生い立ちは謎に包まれていた。

 そこにスポットを当て、芸術や天文学などのさまざまな分野でも才能を発揮した類まれな天才ルイ・モネを世に知らしめたのが、時計ブランド「ルイ モネ」を2004年、スイスのニューシャテル州サン・ブレーズに創業したジャン=マリー・シャラー氏である。

 フランスのブールジュに生まれたルイ・モネは、幼い頃から趣味で時計作りを嗜んでいたが、やがて芸術に興味を持ち、1788年、20歳でローマに向かい建築や彫刻、絵画を5年間学ぶ。1800年からはスイスで本格的に時計製造の訓練を始めると、たちまち頭角を表し、やがてパリに移ってアブラアン=ルイ・ブレゲと知り合う。彼らは友人となり、ブレゲはルイ・モネを『彼は最高の時計師であり、僕の次に素晴らしい』と紹介するほどだった。また、ルイ・モネはパリに「クロノメトリーソサエティ」を設立して会長に就任。持てる情報のすべてを公開し時計界の発展に尽力する。その集大成がルイ・モネが20年をかけて執筆し、1848年に出版された時計作りの百科事典「Traite d'horlogerie(時計技術概論)」である。この本は19世紀における時計製造のリファレンス(標準)になった。

 この時代、ルイ・モネの時計はナポレオン・ボナパルトや第三代アメリカ大統領トーマス・ジェファーソンなどが愛用。1816年には高い振動数を持つ世界初のクロノグラフ「コンター・ドゥ・ティエルス」を製作する。

 天文観測用に開発された、この懐中時計型クロノグラフは21万6000振動/時という非常に高い振動数を実現。現在は「ルイ モネ」の所有となり、「世界初のクロノグラフ・高振動時計」として2種類のギネス世界記録に認定されている。

 このように「100年後の未来を先取りしている」と称された最高峰の技術にアートのエッセンスを融合するスタイルが彼の特徴。これを基盤に創業者ジャン=マリー・シャラー氏は「4つのバリュー」、すなわち独自性、創造性、アート&デザイン、希少性を掲げ、宇宙由来の素材を用いた「コズミック アート」と、機械式時計の機構に注目した「メカニカル ワンダーズ」の両軸でコレクションを展開。世界各国で数々の権威ある30以上の表彰を受けて今日に至るのである。



構成・文:名畑政治(TOP,P.1-P.2、P.4)、田中克幸(P.3) / Composition, Report&Text:Masaharu Nabata , Katsuyuki Tanaka



INFORMATION

ルイ モネ(LOUIS MOINET)についてのお問合せは・・・

株式会社ジーエムインターナショナル
〒110-0008 東京都台東区池之端1-6-13境会館2階
TEL: 03-5828-9080

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