GTE2011 JEAN DUNAND New Model | 2011年 ジャン・デュナン新作 パラス　01

　 新作「パラス（PALACE）」がイメージしているのは、1900年に行われたパリ万博のシンボル「エッフェル塔」。鉄骨で組まれたタワーの様子を時計の機構で表現しており、トゥールビヨンやモノプッシャークロノグラフ、リネア式のパワーリザーブ表示＆セカンドタイムゾーン表示（6時位置のプッシュボタンで操作）という機構が折り重なるダイアルの迫力は圧巻だ。

　 リューズを巻き上げる際の動力は、チェーンを使って12時位置の香箱に伝達される。このようなギミックこそが“エンジニアリングの時代”だった、19世紀前半のイメージなのだ。

　 さらにブリッジや歯車をマット仕上げにすることで、荒削りだった当時の雰囲気を演出。ケースサイドのデザインはエッフェル塔そのままであり、ムーブメントが透けて見えるというのも面白い。

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