
2004年にデビューして以来、着実にコレクションを拡充し、自社製ムーブメントの開発なども手がける独立時計師ピーター・スピーク・マリン。2012年は、そのブランドである「スピーク・マリン(SPEAKE-MARIN)」のさらなる確立を目指し、新たなコレクションを発表した。それが「ルネッサンス(Renaissance )」である。
"ルネッサンス"とは"再生"の意味を持つが、その名称の示すとおり、このコレクションによってスピーク・マリンは、作品の規範とする古典時計の新たな解釈を行ったと言えるだろう。
そのベースは、ブランド創立当初からの人気モデル「ピカデリー」だ。シンプルなシリンダー型ケースに力強いラグはそのまま継承され、そこにジュネーブの複雑時計開発工房「ラ・ファブリック・デュ・タン」と共同で開発した美しいムーブメントが納められる。