BASEL WORLD2012 de Grisogono New Model | 2012年 ドゥ グリソゴノ新作情報

華麗かつ芳醇な色香を機械式時計に与える魔術師
ドゥ グリソゴノ(de Grisogono)

  毎年登場する新興時計ブランドの中で頭角を現すのは至難の業だが、時としてブレイクスルーは時計以外の世界からもたらされる。その希な成功例として挙げられるのが「ドゥ グリソゴノ(de GRISOGONO)」だ。元々は創設者兼クリエイターであるイタリア人ファワズ・グルオジ氏が1995年に設立したジュエラーで、初の時計コレクションの発表は2000年のバーゼルでのこと。このグルオジ氏、1990年代当時は宝飾界で見向きもされなかったブラック・ダイヤモンドに着目し、自社コレクションへの積極的な採用でこの市場価値を高めた実績を持つ。つまり業界の常識に囚われない人物である。

  2000年のデビュー・モデルとなった「ウノ(UNO)」は、デュアルタイム機構とカレンダーを装備したレクタンギュラー・モデルで、デビューと同時にすでに定番品の貫禄が備わっていた。ドゥ グリソゴノの真価は秀逸なデザインとメカニズムや素材との融合にかかっているが、その好例が2008年発表の「メカニコDG(MECCANICO DG)」である。これは小さなバーを組み合わせることでデジタル式時刻表示を可能にした機械式デジタル時計で、その発想にも驚愕するが実現化した技術力にも舌を巻いた。

  ただ、ほとばしる才気がコレクションの幅を広げすぎたこともあり、ここ2〜3年のドゥ グリソゴノは次なるステージを見据えたコレクションの整理期間、ならびにデザインとメカニズムの調和を目指した製品開発期にある。本年2012年の新作でグレッシブが注目したのは、縞黒檀をダイアルに使用することでバロック風味を表現した「ウノ XL(UNO XL)」と、新開発の合成グラスファイバーの採用により夜間に絢爛な輝きを放つ「トンド・バイ・ナイト(TONDO BY NIGHT)」の2モデル。特に後者は鮮やかな6色のバリエーションを揃え、気鋭ジュエラーならではの創造性を十二分に発揮している。



取材・文:田中克幸 Report&Text:Katsuyuki Tanaka
撮影:高橋和幸(PACO) Kazuyuki Takahashi(PACO)

※表記は2012年8月現在のものになります。


de Grisogono(ドゥ グリソゴノ) についてのお問合せは……
ドゥ グリソゴノジャパン
東京都千代田区有楽町1-8-1 ザ・ペニンシュラ東京1階
TEL:03-6212-8100
>>de Grisogono(ドゥ グリソゴノ) 公式サイトはこちら



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