トータルで122種類の新作をリリースしたと言う2011年のウブロ(HUBLOT)。話題作、力作が盛り沢山で、取材現場でもどれを紹介するか迷うほどだった。したがって、今回紹介した5作品のほかにも、注目のモデルは枚挙にいとまがない。
たとえば、かつてのウブロを思い起こさせるシンプルさが魅力の「クラシックフュージョン(CLASSIC FUSION)」にケース径38.0mmのバージョンがバーゼル初登場。「クラシック フュージョン クロノグラフ チタニウム(CLASSIC FUSION CHRONOGRAPH TITANIUM)」にはブレスレットが発表されるなど、このラインでのモデルの拡充がひとつのポイントだ。
その一方で、複雑時計工房「BNB」を統合したことにでコンプリケーション系モデルも充実し、「キングパワートゥールビヨンGMTオールブラック(KING POWER TOURBILLON GMT ALL BLACK)」(16,065,000円 世界限定28本)や、「MP-02 キー・オブ・タイム(MP-02 KEY OF TIME)」(23,362,500円 世界限定50本)といった超弩級モデルも発表された。
さらに新しい試みとして、外装にカーボンファイバーを大体に導入した「ビッグ・バン オールカーボン(BIG BANG ALL CARBON)」が登場。ウブロではカーボンケースを製造する設備を購入予定というから、それが実現すればカーボン・モデルが今後、さらに増えていくに違いない。
世界経済の停滞という逆風をものともせず快進撃を続けるウブロ。積極果敢に挑戦する姿勢は、やはりカリスマ経営者ジャン‐クロード・ビバー氏ならではだ。