1月のジュネーブでは65型、3月のバーゼルでは50型もの新作を発表し、2017年も他に追随を許さぬ進撃を続けるウブロ(HUBLOT)。特に2016年の日本の販売実績が世界No.1を記録し、日本の成長率が著しいことは、昨今の時計界では驚くべきニュースだ。
今年のウブロは、時計界では早くもレジェンドと呼ばれるに相応しいジャン-クロード・ビバー会長と、リカルド・グアダルーペCEOにより考案されたブランドコンセプト “The Art of Fusion” と、“フェラーリ” を2大テーマに掲げた。
前者は「異なる素材やアイデアの融合」を意味し、そもそも1980年に創業したウブロが、当初よりステンレススチールやゴールドケースにラバーストラップを組み合わせるという、その進取の気性に富んだDNAの継承・進化を意味する。
この方針を踏まえた新作は、素材面では時計界初の製造に成功したブルーサファイアケースの「ビッグ・バン ウニコ ブルーサファイア(BIG BANG UNICO BLUE SAPPHIRE)」が代表格。また業種面では2007年に創立した “イタリア インディペンデント” とのコラボレーションがあり、今回はナポリの名門サルトリア、ルビナッチとのコラボレーション「クラシック・フュージョン クロノグラフ イタリア インディペンデント (CLASSIC FUSION CHRONOGRAPH ITALIA INDEPENDENT)」に注目したい。
一方、ウブロでは完全に独立コレクションの地位を確立している、フェラーリとのコラボレーション。新作「テクフレーム フェラーリ トゥールビヨン クロノグラフ カーボン(TECHFRAME FERRARI TOURBILLON CHRONOGRAPH CARBON)」は、フェラーリのデザインチームが100%デザインを担当している点に大きな進展が見られる。