2008 BASEL & SIHH クストス(CVSTOS)
最先端テクロノジーと機械式時計の伝統を基礎として、未来志向の時計を制作するブランド。創業者は、フランク・ミュラーグループのCEOヴァルタン・シルマケスの長男、
サスーン・シルマケスとデザイナー、アントニオ・テラノヴァ。4つの基本的価値観は、性能・効率・優雅・貴重である。この価値観を共有することで、今年も斬新なモデルを開発してきた。
ラテン語で「タイムキーパー」を意味するクストスは、ジュネーブ市内の高級ホテル内で、単独の展示会を開催。現在、トノー型の“チャレンジ”とラウンド型の“チャレンジ-R”という2種類のケースのみのコレクションを展開。いずれもプッシュボタンやリューズに航空機のエンジンに使われているグレード5チタンなどを採用し、時計作りに新しいディメンジョンを追求している。
曲線と直線で構成される優美なトノー型ケースを採用。
クリスタル製のシースルーバックのみならず、ダイヤル側からも精巧なムーブメントを鑑賞可能だ。9時位置のブーメラン型の針はスモールセコンドで、針と針の間が20秒となる。また、複雑系を得意とする同ブランドの中でも最もシンプルな仕様である。
CHALLENGE GT HM-S
モデル名:チャレンジ GT HM-S
/ Ref:CVT-HM-S
/ ケースサイズ:59o×45o
/ ケース素材:SS(PVD)
/ 防水性:100m防水
/ ストラップ:ラバーストラップ
/ ムーブメント:自動巻(Cal.CVSTOS CVS 2650)、毎時2万1600振動、60時間パワーリザーブ
/ 仕様:時、分、秒表示、日付表示
/ 予価:2,940,000円(税込)
/ 発売予定:今秋
30分積算計付きフライバッククロノグラフ。自動巻ローターは、パラジウムとグレード5チタンを結合させ、ゼンマイの巻き上げ効率を向上させた。この仕様は、クストスのムーブメントのスタンダードである。プッシュピースやねじ込み式リューズにもグレード5チタンが使用されている。9時位置の手裏剣型針がスモールセコンドである。
CHALLENGE GT FLYBACK-S
モデル名: チャレンジ GT フライバック-S
/ Ref:CVT-FB-S
/ ケースサイズ:59o×45o
/ ケース素材:SS(PVD)
/ 防水性:100m防水
/ ストラップ:ラバーストラップ
/ ムーブメント:自動巻(Cal.CVSTOS CVS 3650)、毎時2万1600振動、60時間パワーリザーブ
/ 仕様:時、分、秒表示、30分積算計付きフライバッククロノグラフ、日付表示
/ 予価:3,990,000円(税込)
/ 発売予定:今秋
ビッグサイズ(径50mm)のラウンドケース・バージョン。基本スペックは、トノー型と同じだが、幾何学に基づいて、巧妙に計算された比率とダイナミックなスピード感というコントラストが個性をアピールしている。これもまた9時位置のブーメラン型の針がスモールセコンド。また、同ケースを採用したフライバッククロノグラフ・モデルも発売される。
CHALLENGE-R 50 HM-S
モデル名:チャレンジ R 50 HM-S
/ Ref:CVT-HM-S
/ ケースサイズ:50o
/ ケース素材:SS
/ 防水性:100m防水
/ ストラップ:アリゲーターストラップ
/ ムーブメント:自動巻(Cal.CVSTOS CVS 2650)、毎時2万1600振動、60時間パワーリザーブ
/ 仕様:時、分、秒表示、日付表示
/ 予価:2,835,000円(税込み)
/ 発売予定:今秋
取材・文:花谷 正登 写真:山口 雅則
※表記は2008年6月現在のものになります。
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