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LONGINESスイス時計界を牽引する老舗メゾン、ロンジンが発表した2023年注目の新作 03

ケースもダイアルも大刷新された
『ロンジン レジェンドダイバー』

『ロンジン レジェンド ダイバー』の新作では、ケース素材にグレード5の高品質なチタンを採用

『ロンジン レジェンド ダイバー』の新作では、ケース素材にグレード5の高品質なチタンを採用。ケース径は42.00mmから39.00mmへとやや縮小され、あらゆる人の腕に快適にフィットする。「今、時代は小さくて薄い時計に向かっています。それがドレスであれスポーツであれ、これが今後、より大きな流れになると思います」


 そして最後になったが、ダイアルやケース径を変更して生まれ変わった『ロンジン レジェンドダイバー』についてお話を伺った。


「2007年に発表された最初の『ロンジン レジェンドダイバー』は、ノー・デイト、つまり日付表示がありませんでした。実はそのモデルを私は持っているのです。なぜなら私が2005年にロンジンに入社して、すぐに発売されたモデルでしたからね。

 その後、デイト付きのモデルが登場し、最初のモデルと入れ替わったのですが、デイトを取り除こうということは、常に社内で話し続けてきたことなのです。

 しかし、どのタイミングで、どのバージョンでデイトなしのモデルを発表すれば良いのか、ということは十分に検討する必要がありました。

 その一方で、世界のロンジン・ファンからは、『いつになったらデイトをはずすのですか?』と常に言われ続けてきたのです。やはりデイトがないほうが、ダイアルのバランスが取れますからね。

 もともと、ロンジンが1960年代に発表した初期のダイバーズ・モデルにはデイトが付いていませんでした。これにデイトが付加されたのは、つい最近わかったことなのですが、1972年に発売されたオーストラリア向けモデルが最初だったのです。これはあるロンジン・ファンの時計愛好家から教えていただいたことです」


「生まれ変わった『レジェンドダイバー』は
私にとっての“ドリーム・ウォッチ”なのです」

日付表示を装備しないことでオリジナル・モデル通りの優れたバランス感覚を取り戻した『ロンジン レジェンド ダイバー』の新作

日付表示を装備しないことでオリジナル・モデル通りの優れたバランス感覚を取り戻した『ロンジン レジェンド ダイバー』の新作。ケース径が42.00mmから39.00ミリに縮小されたことでも大きな人気を獲得するに違いない。


 オリジナル(原型)では日付表示がなかったため最初の復刻時には同様にデイトなしで発売されたものの、一時的にオーストラリア市場向けに製作されたモデルに日付が搭載されていたことで、その後のモデルもすべて日付付きとなったということ。これはこれで、なんとも興味深いストーリーではある。


「そこで我々は2023年発表の『ロンジン レジェンドダイバー』新作にはデイトを搭載しないと決めました。ケースはグレード5のチタンを採用し、ケース径は42mmから39mmと、やや小型になります。またラグの間隔も変更し、その形状も滑らかにリファインしたのです。仕上げも艶を抑えたサテンのブラッシュフィニッシュにしました。また、ダイアルでは針の形状を変更し、全体にスーパールミノバを塗布することで夜間での視認性を高めました。同時にインデックスも、以前は比較的フラットな形状でしたが、新作では、より立体感が感じられる仕様に変更しました。

 さらにリューズは締まって見えるようにリブの形状を変更し、ムーブメントは時計として完成された状態でクロノメーター認定を受けています。もちろん耐磁性もあります。

 これらの仕様変更によって、『ロンジン レジェンドダイバー』の新作は私にとってのドリーム・ウォッチと呼べる作品になったのです。この製品については、特に情熱を傾けて開発しました。すでにお話しましたが、私がロンジンに入社して最初に手に入れたのが『ロンジン レジェンドダイバー』であり、個人的にも大好きな時計ですから、『現在のロンジンで、どれかひとつだけ選べ』と言われたらこのモデルになりますから」


老舗メゾンだからこそ可能な
スポーティとドレッシーの絶妙バランス

特殊なガスケットを開発することでスクリュー式ケースバックが常に定位置に固定されるようにしました

「この新作では、特殊なガスケットを開発することでスクリュー式ケースバックが常に定位置に固定されるようにしました。そこに刻まれているダイバーのレリーフもよりリアルに進化しています。これはルーペを使って観察すると、その違いがわかります」


 このように今回、ザビエルさんにはメンズ向けのスポーティなモデルを中心にお話を伺ったが、ロンジンとして忘れてはならないのがエレガンスを感じさせるドレッシーなモデルである。今後、このようなジャンルのモデルはどのような方向性を考えているのだろうか?


「おっしゃるとおり、今回はスポーツセグメントに集中した新作についてご説明しましたが、当然、クラシカルでドレッシーなモデルも決して忘れてはいません。

 特に現在のようにトレンドがスモール化に向かう中では、スポーティさをキープしつつも、徐々にドレッシーな方向に向かっていくと考えています。

 そこで重要なのは婦人用モデルと紳士用モデルのバランスです。特に難しいのが婦人用のモデルです。ロンジンは長い歴史を踏まえつつ、独自のポジションを確立していますから、難しいながらも、そのバランスを熟考しつつ、魅力的な新作開発を進めていきたいと考えています」



  • ザビエル・リジェロ
  • XAVIER LIGERO
    ザビエル・リジェロ

    ロンジン インターナショナル セールス ヴァイスプレジデント 。2005年に「ロンジン」に入社。数年間、販売部門を横断して幅広い経験を積んだ後、2014年に商品開発部門責任者に着任。国際的なビジネス開発における豊富な専門知識を有し、2021年にロンジン インターナショナル セールス ヴァイスプレジデントに就任した。



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