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LONGINES新境地を目指すロンジンの新たなる展望 02

貴重な歴史的遺産を生かした
ロンジンの全方向戦略

1927年5月21日、大西洋単独無着陸飛行に成功した米国人飛行家チャールズ・リンドバーグもロンジンと深い関係を結んだパイオニアのひとり

1927年5月20日、大西洋単独無着陸飛行に成功した米国人飛行家チャールズ・リンドバーグもロンジンと深い関係を結んだパイオニアのひとり。彼は経度と正確な位置を計測できる時計の開発をロンジンに委託し、1931年その着想を元にした最初のモデル「アワーアングルウォッチ」が誕生した。


 では今後、ロンジンではどのようなジャンルを伸ばしていきたいと考えていますか?


「すべてですね。我々は特にどのジャンルにフォーカスしていくということではなく、『ロンジン マスターコレクション』や『ロンジン ドルチェヴィータ』など伝統的でエレガントなセグメントをはじめ、さまざまな歴史と技術、特徴を持ったブランドです。

 スポーツのセグメントでも、よりエキサイティングなモデルを提供していきます。パイロット・ウォッチにおいても今後、引き続き開発していきますし、新たな分野を開拓した探検家や冒険家たちパイオニア(開拓者)のストーリーも来年はさらに紹介していきたいですね」

 そのような探検家や冒険家たちにちなんだロンジンの歴史的なモデルの復刻版は非常に高く評価されていますが、この分野は今後も継続していくのですね?


「はい。ただし単に過去のモデルを復刻するだけでなく、そこに現代的な命を吹き込めるかどうかを考えて開発しています。そして、そこにロンジンだけのエクスクルーシブなキャリバーを搭載して新たなモデルを開発するなど、常に工夫を凝らしています。

 たとえば『ロンジン スピリット』のコレクションでは、精度の高さを示す5つの星がダイアルに配置されていますが、こういったアイコニックな意匠を残しながら、ディテールにはさらにアップデートをかけていく方針です」(バウムガルトナー氏)





時計の魅力に加えて
背後にあるストーリーも楽しめる新作

「ロンジン賞 ジャパンカップ」をはじめ、世界各国で開催される最も名誉があり著名な馬術競技においてオフィシャルパートナーおよびタイムキーパーを務めるロンジン

「ロンジン賞 ジャパンカップ」をはじめ、世界各国で開催される最も名誉があり著名な馬術競技においてオフィシャルパートナーおよびタイムキーパーを務めるロンジン。その理由は馬の競技の核となる3つのバリュー(価値)、つまりエレガンス(優雅さ)とトラディション(伝統)、パフォーマンス(行動・効果)をロンジンと共有しているからだという。


 それは個人的にも非常に楽しみですね。


「2023年の第1四半期には、パイロット・ウォッチの新作を発表し、3月中旬には興味深いストーリーと共にロンジンの革新的な機構に着目したモデルの発表を予定しています。

 そして9月以降には、ロンジンの歴史的なエピソードにからむ新作を発表します。こちらも期待していてください」(バウムガルトナー氏)


 しかし、ロンジンのように過去の歴史的遺産が豊富にあると、復刻するモデルを選ぶだけでも大変な作業になると思うのですが?


「ええ。時計を求める方が、いろいろな時計がある中で、どうやってひとつを選ぶかを考えると、まず価格帯がひとつ。また、文字盤にどのブランドのロゴがついているのかで選ぶ方もいらっしゃると思います。

 そしてまた、その時計が背後にどんなストーリーを持っているのか、時計に秘めたアドベンチャーを含めて時計を楽しみたいという方もいるはずです。ですから我々ロンジンは、このような方々に時計だけでなく、その歴史的遺産も含めて楽しんでいただける製品を、どんどん打ち出していきたいと考えています」(バウムガルトナー氏)




  • マチュー・バウムガルトナー
  • Matthieu Baumgartner
    マチュー・バウムガルトナー

    2006年に「ロンジン」に入社。2013年、スウォッチ グループのメディア戦略責任者を経て、2019年より「ロンジン」のヴァイスプレジデント マーケティングに就任。



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