オリエントスターを代表するスケルトンデザインを採用した70周年記念モデル「スケルトン ~C/2021 A1~」。各種ディテールの変更によって宇宙を想起させるデザインに仕上がっていることはもとより、従来モデルよりも格段にモダナイズされたルックスも印象的。
機械式時計の“輝ける星”を目指すオリエントスターにふさわしい、宇宙をテーマとした70周年限定モデルが「スケルトン ?C/2021 A1?」。ブランドを代表する「スケルトン」のスペシャルバージョンで、オープンワークのダイアルから精緻なムーブメントの姿が眺められるデザインこそ従来のモデルに共通しているものの、随所にはそれらと異なるエレメントを施し、モダンなアーキテクチャをも想起させるルックスに仕上げている。
モデル名に付けられた「C/2021 A1」とは2021年1月に新たに発見され、この12月には地球に最も接近すると言われるレオナード彗星を示すコード。そしてこの彗星は、一度太陽に接近すると二度と戻ってこない──つまり、二度と見ることのできない非周期彗星であるという。こうした、宇宙のロマンを感じさせるエピソードが70周年モデルのコンセプトにふさわしいと考えたオリエント時計は、彗星をモチーフとした特別なデザインを「スケルトン ~C/2021 A1~」に取り入れ、新時代のオリエントスターを象徴する時計を完成させた。
12時のインデックスには2個のダイヤモンドをセット。広大な宇宙に輝く星をイメージした、記念モデルにふさわしい特別なディテールだ。
「スケルトン ~C/2021 A1~」ではダイアル全面に広がるムーブメントを小宇宙に見立てており、その小宇宙のなかで、9時位置のテンプ受けは軌道を描いて流れる彗星を、2個のダイヤモンドをセットした12時のインデックスは輝く星を想起させる意匠となっている。また時分針やダイアルのパーツ、シリコン製のガンギ車をブルーで彩っていることも、宇宙のイメージを強める重要なファクターだ。
ダイアルの3時位置にレイアウトされたロゴパーツは、ムーブメントパーツとの統一感を図り、横筋目を施したシルバーに変更されている。
そしてこの限定モデルでは、バーインデックスを用いてシンプルな表情にするのみならず、ムーブメントに合わせてロゴのパーツをシルバーに変更したり、ダイアル外周にレイルウェイトラックを配置したりすることで、モダンなルックスへと表情を変えているのも特徴。従来のスケルトンが持つクラシカルな雰囲気を抑えたことで、現代の装いにも合わせやすく、それでいて存在感を放ってくれる「スケルトン ~C/2021 A1~」は、次代の新たなファンを獲得する特別な1本に位置付けられる。
(左)シリコン製ガンギ車に合わせ、時分針や秒針、スモールセコンドのリングなどの主要パーツを鮮やかなブルーで統一。(右)レギュラーモデルと同様、時計に組み合わせられるのは、腕馴染みが良く耐久性も高い手縫いのワニ革ストラップ。ダイアルに用いられたブルーのアクセントカラーに合わせ、ストラップも深みのあるブルーを採用している。
搭載する自社製ムーブメントF8B63は表側に切削渦目模様(左)、裏面に切削波目模様(右)と両面に異なるパターンを施している。繊細な仕上げを存分に堪能できるのはスケルトンデザインならではの魅力だ。
取材・文:竹石祐三 / Report & Text:Yuzo Takeishi
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto
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※価格は2021年10月15日現在のものです。
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