ヴェネツィア国際映画祭が華やかに幕を開けたオープニングセレモニーの夜、15年連続で同映画祭の公式パートナーを務めるジャガー・ルクルトが、 レッドカーペットで至高のクリエイションを披露しました。
/sites/default/files/newsImage1/01_465.jpgジャガー・ルクルトCEOのカトリーヌ・レニエが、ジャガー・ルクルトの新作を着用したフレンド・オブ・ブランドのニコラス・ホルトとニー・ニーとともにオープニング・レッドカーペットを歩き、世界的に有名なフランス人女優のカトリーヌ・ドヌーヴとイタリア人女優のアレッサンドラ・マストロナルディもジャガー・ルクルトのタイムピースを身に着けレッドカーペットに登場しました。創造性と革新性への情熱に突き動かされ、時計製造の卓越性へのたゆみない探求に打ち込むジャガー・ルクルトは、多くの価値観を映画界と共有しています。映画の真価が認められ、映画文化が守られていくことへの支援に長年取り組んできたスイスを代表するウォッチメゾン、ジャガー・ルクルトが、この世界で最も長い歴史を誇る映画祭のパートナーを務めることは当然の流れでした。
ヴェネツィア国際映画祭のメインスポンサーとして、ジャガー・ルクルトは、「監督・ ばんざい!賞」を授与したり、最優秀作品賞(金獅子賞)と最優秀男優賞および最優秀女優賞(ヴォルピ杯)の受賞者それぞれにパーソナライズされたレベルソを贈るなど、10日間の期間中、積極的に映画祭を盛り上げました。
ヴェネツィア・ビエンナーレとジャガー・ルクルトが、第76回ヴェネツィア国際映画祭(2019年8月28日~9月7日)の2019年「監督・ ばんさい!」賞を、『Z』、『ミッシング』、『ミュージックボックス』などの代表作で知られるギリシャ人映画監督コスタ=ガヴラスに授与しました。この賞は、近代映画の発展に独自の表現方法で貢献してきた人物に贈られるものです。
コスタ=ガヴラス監督の受賞式は、2019年8月31日(土)、サラ・グランデ (パラッツォ・デル・シネマ)にて午後10時より行われ、続いてコスタ=ガヴラスが監督・脚本を務め、クリストス・ローリス(Christos Loulis)、アレクサンドロス・ ボードゥミス (Alexandros Bourdoumis)、ウルリッヒ・トゥルク出演の新作『Adults in the Room』(フランス、ギリシャ共同制作、124分)がコンペティション外部門のワールドプレミアとして上映されました。
この受賞に関して、ヴェネツィア国際映画祭ディレクターのアルベルト・バルベーラは 次のように述べています。「コスタ=ガヴラス監督が、今日の偉大な映画監督のひとりとして数えられるにはいくつかの理由がありますが、その中でも特筆に値するのは、政治を何か別の魅力的な話題に 変える力です。政治に詳しく、すでに堅い信条を持った少数の人々だけではなく、大衆に向けられた彼の作品は、映画界にある多様な方法を用いて、出来る限り多くの人の心をとらえようとしています。控えめながら強い信念を持ったこの監督は、どんな映画作品も 政治的であると考えています。彼はしばしばその論争を引き起こす還元主義的な表現に よって、政治的嗜好の強い映画監督というレッテルを貼られてきました。しかし、映画はすべて政治的だと考えることにより、彼はそうしたレッテルをかわすことができるだけではなく、見る人が考え、疑問を持ち、そして深い感動を感じられるメジャーな映画作品を通して、民主主義に対する信念を平和的、かつ誠実に主張することができるのです。彼が映画を通して伝える真の憤りによって、彼の作品を特徴づける深いヒューマニズムによって、さらにはそうした作品の望む自由によって、コスタ=ガヴラス監督は、我々の 弱さや従順さに対して疑問を投げかけるのです。“私たちが眠りに落ちたとしたら、彼の映画が私たちを目覚めさせてくれるだろう。そして希望を失ったら、彼の映画作品がそれを私たちに取り戻してくれるだろう。”彼の映画はそのように表現されます」
作品のあらすじ
閉じられた扉の向こうに繰り広げられる人間の悲劇。それは普遍のテーマ - 入り組んだ非人間的な権力の罠にかかった人々の物語です。ユーログループ会議の容赦のない円卓で、ギリシャに課された緊縮政策案。そこでは、人間に対する愛や同情は完全になおざりにされています。出口の見えない閉塞感の中でプレッシャーが登場人物にのしかかり、結果彼らを分断へと導きます。古代ギリシャの見解における悲劇:登場人物は善人でも悪人でなく、ただ何を行うことが正しいかという彼ら独自の考え方の帰結に動かされているのです。『Adults in the Room』は、ヤニス・バルファキスの著作『Adults in the Room: My Battle with Europe’s Deep Establishment』を映画化したものです。
ジャガー・ルクルトは、15年に渡りヴェネツィア国際映画祭のメインスポンサーを、また「監督・ばんさい!」賞のスポンサーを12年連続で務めています。この賞はこれまでに、北野武(2007年)、アッバス・キアロスタミ(2008年)、アニエス・ヴァルダ(2008年)、シルベスター・スタローン(2009年)、マニ・ラトナム(2010年)、 アル・パチーノ(2011年)、スパイク・リー(2012年)、エットーレ・スコラ(2013年)、ジェームス・フランコ(2014年)、ブライアン・デ・パルマ(2015年)、アミール・ナデリ(2016年)、スティーブン・フリアーズ(2017年)、チャン・ イーモウ(2018年)に授与されています(敬称略)。
創業以来育み続けている革新の精神に忠実に、ジャガー・ルクルトは常に卓越性を追い求めてきました。映画製作と大きな価値観を共有し、スイスのジュウ渓谷に拠点を置く ジャガー・ルクルトは、技術と芸術的な技能の絶妙なバランスを追求しながら、時計製造をひとつの芸術の形に昇華しています。
第76回ヴェネツィア国際映画祭は、2019年8月28日から9月7日まで、リド島にて開催されました。アルベルト・バルベーラがディレクターを務めるこの映画祭は、パオロ・バラッタを会長とするヴェネツィア・ビエンナーレの一部門です。
/sites/default/files/newsImage1/01_464.jpgコスタ=ガヴラス監督の経歴
1933年、ギリシャのルトラ・イレアスに生まれ、22歳の時にギリシャを離れ、経済移民としてパリに移住します。当初はソルボンヌ大学に登録しますが、その後高等映画学院(IDHEC)に入学し、映画を学びます。卒業後はルネ・クレール、ルネ・クレマン、アンリ・ヴェルヌイユ、ジャック・ドゥミ、マルセル・オフュルス、ジャン・ジオノ、ジャン・ベッケルなどのフランスの映画監督らの助監督を経験しました。そして1965年、初の長編映画『七人目に賭ける男』で監督デビューを果たし、続いて1969年の『Z』が アカデミー外国語映画賞を獲得し、カンヌ国際映画祭では2つの賞を、そしてその他数十以上の賞を受賞するなど、多くの作品で大成功を収めました。政治を題材とした映画作品を通じて、その時代の重要な問題に光を当てた彼はフランスとアメリカ合衆国の両方で 映画製作に取り組み、『奇襲戦隊』、『Section Speciale』、『ミッシング』(1982年のカンヌ映画祭のパルム・ドール、ジャック・レモンが男優賞受賞)、『Hanna K』、『背信の日々』、『戒厳令』、『Clair de femme』、『Conseil de famille』、『La petite apocalypse』、『マッド・シティ』、『ミュージックボックス』、『ホロコースト - アドルフ・ヒトラーの洗礼-』、『斧』、『西のエデン』、『ザ・キャピタル マネーに とりつかれた男』など20余りの映画作品の監督を務めました。また、1968年にミシェル・レイと結婚し、アレクサンドル、ジュリー、ロマンの3人の子供をもうけました。アレクサンドルはプロデューサー、ジュリーとロマンはともに映画監督です。2018年、コスタ=ガヴラス監督は自伝『Va ou il est impossible d’aller(行くのが不可能な場所へ向かえ)』を出版し、2007年よりシネマテーク・フランセーズの理事長を務めています。
このスペシャルエディションは、ノルケインのブランドアンバサダーであり、ドイツの伝説のスキープレーヤー、フェリックス・ノイロイター(Felix Neureuther)とのコラボレーションによってデザインされており、彼の有名なスローガン「#nosnownoshow(ノースノー・ノーショー)」にちなんで名付けられています。
RECCO®リフレクターは、ノルケインが腕時計のストラップに直接組み込んだ先進のレスキューテクノロジーチップ(50mm×15mm×1mm)です。このケブラー(非常に耐久性のある合成繊維)製ストラップは調整、脱着が簡単で、ジャケットの上から着用することもできます。また、同じくクイックリリースシステムを備えたノルケインのノーデュラストラップと簡単に付け替えることもできます。
この、頑丈な44mmケースのパワフルなモデルは、常に新しい挑戦を求めているすべてのスポーツ愛好家のために開発されたアドベンチャースポーツコレクションのスペシャルエディションです。
十分なサイズの文字盤とドーム型両面無反射コーティングのサファイアクリスタルにより、非常に視認性が高く、また文字盤のノルケイン独自のパターンがユニークなデザイン性を際立たせています。ノルケインの時計は、ケース左側側面のプレートに人生の記念すべきレコードを刻むことで デザインが完成します。腕にする人の想いによって、その時計は特別なものになるというノルケインの思想でもあります。ねじ込み式リューズを備え、100m防水です。
/sites/default/files/newsImage1/01_462.jpgETA7753をベースとしたNORQAIN独自ローターのNN18ムーブメントを搭載したアドベンチャー スポーツ クロノ オートは、48時間のパワーリザーブを備えています。このETA7753ムーブメントは、市場で最も信頼性の高いクロノグラフムーブメントの1つです。
/sites/default/files/newsImage2/02_497.jpg■RECCO®とは?
RECCO®テクノロジーにより、雪崩事故に遭遇した登山者を発見する可能性が高まります。RECCO®探知機は、世界中の700以上の救助組織によって使用されており、高調波レーダーを使用して遭難者の正確な位置を特定することを可能にします。RECCO®テクノロジーにより、より迅速かつ効率的な捜索を行うことができ、早期に遭難者を発見する可能性を高めます。
■ユニークなケースバック
このスペシャルエディションのユニークなケースバックには、#nosnownoshowとスイスのシンボル、マッターホルンがデザインされています。サファイアクリスタルケースバック仕様で、ムーブメントの魅力的なメカニズム楽しむことができます。
Adventure Sport Auto Chrono #nosnownoshow Special Edition
アドベンチャー スポーツ クロノ オー ト #nosnownoshow スペシャルエディション
Ref:NS1200C23C/G1NS/10GREC
ケース径:44mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:100m
ストラップ:RECCO®ストラップ
ムーブメント:自動巻き、Cal.NN18(ETA7753ベース)、48時間パワーリザーブ
仕様:クロノグラフ、日付表示、セラミック製ベゼル、ねじ込み式リューズ、シースルーケースバック
価格:450,000円(税抜)

ワールドウォッチコレクション 2019
2019年9月20日[金]13:00 → 9月23日[月・祝]
大阪府:大丸心斎橋店 本館6階 時計サロン
生まれ変わった時計文化の発信地
最大の目玉は、西日本では初となる「ヴァシュロン・コンスタンタン」のブティックのオープン。そして「ジャケ・ドロー」や「ハリー・ウィンストン」は、日本最大級の売場スペースとなります。さらに人気の高い「チューダー」や、時計愛好家からの注目が高まる「チャペック」など話題性のあるブランドもラインナップに加わっており、格式高い本格派ブランドから技巧派ブランド、信頼性の高い国産ブランドまで幅広く展開しています。
ゆったりと最愛の時計を選んでもらえるよう、中央にバーカウンタースタイルの接客スペースも設置。時計文化を学び、時計愛好家が集う場所へと生まれ変わりました。
>>ワールドウォッチコレクション 2019 9月20日[金]13:00 → 23日[月・祝] 詳細

夜空は魅惑的で美しいというだけではなく、人類の時間計測の力の鍵を持っているという理由から、ジャガー・ルクルトにとって常に憧れの対象であり続けています。現代においては、夜と季節は星の動きと月相の変化によって決められますが、時計職人はそうした広大な宇宙を腕時計という小さな空間の中に収める挑戦に大いなる喜びを感じています。
第76回ヴェネツィア国際映画祭(ヴェネツィア・ビエンナーレ)の機会に、ジャガー・ルクルトは最も愛してやまない天体のテーマを再考し、女性用の魅力的なランデヴー・セレスティアルの新バージョンを発表します。
ランデヴー・セレスティアル
ノーザンライツ:オーロラ ボレアリス(北のオーロラ)とも言い、ローマ神話に登場する夜明けの女神にちなんで名づけられ、また北極圏近辺の最も暗い夜にしか見ることのできない、畏怖の念さえ引き起こすこの自然現象は、古来より人類を魅了し続けています。宇宙のあらゆる神秘の中でも、オーロラほど謎に満ちたものは他にありません。
空を舞う鮮明なグリーン、パープル、ピンク、ブルーといった色彩をとらえたジュエリーウォッチ、ランデヴー・セレスティアルの美しい2つのタイムピースがこの空想的な世界のスペクタクルにオマージュを捧げます。
2012年にジャガー・ルクルトがランデヴー・セレスティアルを発表した時、女性のためだけに考案されたハイコンプリケーションウォッチは極めて稀でした。それ以来、精巧な機械構造に視覚的に魅力的なデザインを組み合わせたこのタイムピースは、異なる素材で何度も再解釈されてきました。今回の新しい“ノーザンライツ” エディションでは、ジャガー・ルクルトが完全に掌握してきた希少なクラフツマンシップ(メティエ・ラール®)のうち、ジェムセッティングとハンドペインティングのふたつを見事に融合させ、マザー・オブ・パールとマルチカラーのサファイアで中央の舞台を飾ります。
左右非対称な構図の文字盤は、高さの異なるふたつのセクションで構成されています。上部のセクションには、ランデヴー・コレクションの特徴のひとつである、曲線的なフローラル数字が少しずつサイズを変えてあしらわれ、下の文字盤の上に浮かぶ三日月を形成しているかのように見えます。
視線を奥に誘い込むピンクゴールドの楕円形で縁取られた下部のセクションには、手作業でプリントされた星図、星座のシンボル、そして各月の名前があしらわれています。ジャガー・ルクルトの拠点であるジュウ渓谷の上に広がる夜空を示すこの星図では、星座の移り変わりをリアルタイムで見ることができます。ジャガー・ルクルト社製機械式自動巻きムーブメントであるキャリバー809/1は、23時間56分4秒の地球の自転に合わせて、星に関連するディスクカウンターをほとんど感知できないくらいのゆっくりとした速さで回転させるのです。
/sites/default/files/newsImage1/01_461.jpgこの“ノーザンライツ” エディションでは、マザー・オブ・パールの文字盤の両方のセクションに 手作業で絵が施され、上の文字盤から下の文字盤に流れるように描かれた色の渦巻きが、オーロラの霊妙な模様を再現しています。グリーンとターコイズの色合いがひとつ目のモデルの基調を生み出し、パープルとブルーの色合いがもうひとつのモデルを彩ります。そして、それぞれの色合いはその下にあるマザー・オブ・パールの輝きにより強められています。空のディスクが回転すると、背景色のパターンも緩やかに移動し、オーロラの踊るような動きをほのかに想起させるのです。
ランデヴー・コレクションの象徴である手で研磨されたゴールドの星は文字盤の縁にあしらわれ、2つ目のリューズを回すとそのポジションを移動させることができ、特別のランデヴー(約束)のリマインダーとなります。
/sites/default/files/newsImage2/02_496.jpg文字盤の豊かな配色は、118個のバゲットカットのサファイア(3.09カラット)がカラーグラデーションの美しい円を描くベゼルと調和し、宝石がセットされたケースは、ラグと2つのリューズを彩るダイヤモンドによりその魅力が高められます。そしてターコイズ、またはバイオレットカラーのアリゲーターストラップがこの類稀なタイムピースの美を完成させます。
このような喜びがあふれる色彩で表現された壮大な世界は、ジャガー・ルクルトが自社で開発、製造した自動巻きムーブメント、キャリバー809/1によって生を得ます。ランデヴー・セレスティアルのために特別に生み出された精巧な技術のこのムーブメントには、カレンダー機能が搭載され、移りゆく夜の空のリズムに合わせて天体のディスクが回転します。
複雑なムーブメントは、ジャガー・ルクルトの熟練時計職人の技術的スキルと精度の証明ですが、シースルーのサファイアケースバックから見ることが出来るムーブメントに施された仕上げと装飾は、彼らの豊かな芸術性の証でもあります。見事な仕上げと装飾には、ブルーのネジ、円形のグレイン仕上げ、コート・ド・ジュネーブ、そしてコート・ド・ジュネーブの装飾が施されたピンクゴールドのローターが含まれます。
それぞれ18本限定製造で登場する新しいランデヴー・セレスティアルは、ジャガー・ルクルトの豊かな芸術性と技術的な卓越性をひとつにし、夜空の美と女性の神秘的な魅力にオマージュを捧げます。
/sites/default/files/newsImage3/03_192.jpgRendez-Vous Celestial
ランデヴー・セレスティアル
Ref:Q3482590
ケース径:37.5mm
ケース素材:ピンクゴールド
防水性:5気圧
ストラップ:ターコイズアリゲーター
ムーブメント:自動巻き、Cal.809/1(自社製)、40時間パワーリザーブ
仕様:時、分表示、星図、ランデヴー・インジケーター、手作業でのペイントが施されたマザー・オブ・パールダイアル、ダイヤモンド19個(0.26カラット)とサファイア118個(3.09カラット)をセッティング、シースルーケースバック
限定:世界限定18本
Rendez-Vous Celestial
ランデヴー・セレスティアル
Ref:Q3482591
ケース径:37.5mm
ケース素材:ピンクゴールド
防水性:5気圧
ストラップ:バイオレットアリゲーター
ムーブメント:自動巻き、Cal.809/1(自社製)、40時間パワーリザーブ
仕様:時、分表示、星図、ランデヴー・インジケーター、手作業でのペイントが施されたマザー・オブ・パールダイアル、ダイヤモンド19個(0.26カラット)とサファイア118個(3.09カラット)をセッティング、シースルーケースバック
限定:世界限定18本
モナコ大公が支援するチャリティオークション「ONLY WATCH」に出展
モンブランが、その時計作りのノウハウを注ぎ込んだタイムピースを、2019年もまた「オンリーウォッチ(Only Watch)」のオークションに出品します。「Only Watch」は、モナコ公国アルベールII世大公の後援の元、モナコ筋ジストロフィ協会(Association Monegasque contre les Myopathies)により組織されており、収益金全額をデュシェンヌ型筋ジストロフィ(Duchenne muscular dystrophy)国際医学研究プロジェクト協会に研究費として寄付するという、世界をリードするチャリティオークションです。世界最高峰のウォッチブランドが参画しており、2019年で第8回目を数え、これまでに4,000万ユーロを超える募金が集められています。このオークションは、グループや企業の垣根を超えて、卓抜したウォッチメイキングの妙技の数々を披露する檜舞台です。「この素晴らしいチャリティイベントに参加できることを光栄に思います。トップランクのウォッチブランドだけが、この素晴らしい目的を持つチャリティに参加できるのです。また、ONLY WATCHは、社会貢献をする一方で、世界のコレクターやコノサーにとって、世界でただ一つのユニークピースのウォッチを手にすることが出来るまたとない機会となっています」と、モンブランインターナショナルCEOのニコラ・バレツキーは語ります。出展された数々の珠玉のウォッチたちは、2019年9月25日のモナコを皮切りに、ドバイ、パリ、ロンドン、ニューヨーク、東京、シンガポール、香港、台北を経て、2019年11月9日にジュネーブでファイナルオークションに掛けられます。オークションはクリスティーズとのパートナーシップによりフォーシーズンズホテル・デ・ベルジュにて実施されます。なお、東京では、2019年10月22日と23日、クリスティーズ(東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館4F)にて開催されます。
青く輝く天然石アガートに包まれたハイコンプリケーション
正確で読みやすく堅牢な伝説のプロフェッショナル仕様のミネルバウォッチは、各国の陸海空軍や探査機関のために考案されました。こうした歴史的な時計に着想を得た「モンブラン 1858 プロダクトライン」は、ミネルバマニュファクチュールの大いなる遺産に敬意を表したものです。「“モンブラン 1858 スプリットセコンドクロノグラフ オンリーウォッチ 2019”は、非常にレアなクロノグラフコンプリケーションを搭載しており、昔ながらの最上級の手作業の結晶であると同時に、現在のウォッチメイキングの最先端の技術の結晶でもあり、ミネルバの伝説を忠実に再現しています」とモンブランのウォッチ部門のディレクターであるダビデ・チェラートは語ります。山岳探検のスピリットで1930年代の歴史的なミネルバのミリタリーモノプッシャークロノグラフに再解釈を加え、ひとつひとつのエレメントがコレクターの垂涎の的になるようなユニークピースとなっています。44㎜径のケースは、モンブラン初となるグレード2のチタニウムが採用されています。青い天然石であるアガートを用いたダイヤルの風合いの美しさは、ブルーのスフマートアリゲーターストラップによって引き立てられ、モンブランマニュファクチュールモノプッシャークロノグラフキャリバーMB M16.31が搭載されています。
伝説のミネルバの技巧を今に
ミネルバのオリジナルタイムピースそのままに、この一点物のウォッチは、ダイヤルの周囲にはテレメーター(雷などの光と音の速度差を利用して距離を割り出す機能)スケールを備えています。コリマソン(渦巻き型)のタキメーター(1kmの距離を走行した時のタイム60秒以内を計測することによりおおよその平均時速を計測する機能)スケールは、ダイヤル中央に収められ、ダイヤルの周りのクロノグラフスケールで、従来のように1分ではなく、最大3分の時間を測定できます。それらの機能に加え、モンブランは、「ラトラパンテ」(スプリットセコンド)コンプリケーションを開発しました。2本の針で時間計測可能な複雑な技巧を要するクロノグラフコンプリケーションで、より長い経過時間の継続的な測定を中断することなく、中間時間を測定できます。「ラトラパンテ」は、この機能を備えた往年のタイムピースと同じく、ケースバックのサファイアガラスを通して、その動きを鑑賞することが出来ます。
ディティールが語る高級時計製造のDNA
この時計には、1930年代のオリジナルのミネルバクロノグラフから想を得た歴史的なデザインコードが採用されており、白いSuper-LumiNova®とルミニッセント加工を施したアラビア数字とカセドラル型の針が、クラシックな印象をもたらしています。また、モンブランの山のエンブレムを中央に配し、古典的な字体の1930年代のモンブランロゴが、クラシック感をいっそう深いものとしています。視認性を最大化するため、クロノグラフ表示は、センターの秒針はブラックロジウム加工、スピリットセコンド針と3時位置の分針はレッドになっています。ケースバックから鑑賞できるモンブランマニュファクチュールモノプッシャークロノグラフキャリバーMB M16.31は、2つのコラムホイール、水平カップリング、約50時間のパワーリザーブ、古式ゆかしい18,000振動で鼓動する大きなチラネジを備えています。ヴィルレのモンブランマニュファクチュールは、ヒゼゲンマイを自社生産するノウハウを持つ希少なメゾンのひとつです。このキャリバーは、1930年代に開発され、腕時計にも懐中時計にも搭載されていたミネルバのキャリバー17.29をベースとしています。コート・ド・ジュネーブ、面取り、サーキュラーグレインなどの丹念な手作業による仕上げが堪能できると同時に、昔ながらの「ミネルバーアロー」や1912年にデザイン特許を取得したV字型のクロノグラフブリッジと言ったディティールが特徴となっています。
Montblanc 1858 Split Second Chronograph Only Watch 2019
モンブラン1858 スプリットセコンド クロノグラフ オンリーウォッチ 2019
ケース径:44.00mm
ケース厚:14.55mm
ケース素材:チタニウム(サテン仕上げ)
防水性:3気圧
ストラップ:ベージュのステッチ付スフマートブルーアリゲーター
ムーブメント:手巻き、Cal.MB M16.31、毎時18,000振動、約50時間パワーリザーブ、25石
仕様:モノプッシャークロノグラフ、センターの時分、9時位置のスモールセコンド、ダイヤルセンターからのクロノグラフ秒針とスプリットセコンド針、3時位置の30分積算計、タキメータースケール、テレメータースケール、スーパールミノバ(Super-LumiNova®)加工の白いアラビア数字入りの天然石アガート、モンブラン500時間テストによる性能保証
限定:1点(Only Watchのためのユニークピース)
2019年は、ジャガー・ルクルトにとって映画界で最も権威あるイベントのひとつ、ヴェネツィア国際映画祭とのパートナーシップが15周年を迎えるという記念すべき年となります。ジャガー・ルクルトは同映画祭のメインスポンサーを10年以上にわたって務めていますが、現代映画に多大な貢献を果たした著名人に贈られるジャガー・ルクルトの「監督・ばんざい!賞」の授与が特に周知されています。
今年のジャガー・ルクルトは、地球上から見える様々な星座が散りばめられた夜空のきらめきを表現し、この映画祭のレッドカーペットを歩くスターたちの手元で美しく輝きます。新作の「マスター・グランド・トラディション・トゥールビヨン・セレスト」は、2019年8月28日から9月7日まで開催される、世界で最も長い歴史を誇る第76回目の映画祭期間中に発表されます。
最高の映画とは、平凡な日常を見直し、暮らしを芸術へと昇華させるものです。そのアプローチに則り、ジャガー・ルクルトの「マスター・グランド・トラディション・トゥールビヨン・セレスト」には、23時間56分4秒かけてダイヤルを一回転するオービタル・フライングトゥールビヨンが搭載され、時間そのものについての独特の観点が盛り込まれています。この特別な計時の単位は1恒星日の長さであり、太陽ではなく、遥か彼方の星から算出されます。
ダイヤル自体には北半球の夜空が描かれ、アウターリングに囲まれた黄道十二宮にはそれぞれのシンボルマークが表示されています。フライングトゥールビヨンの軌道を越えているように見える小さなゴールドのインデックスは、ダイヤルの周りを1年かけて1周します。回転の内側の部分には、古代の星座カレンダーの表示が施されています。
「マスター・グランド・トラディション・トゥールビヨン・セレスト」の今回のモデルがこれまでのモデルと異なる点は、コンテンポラリーで印象的な新しいデザインにあります。ダイヤルのテクスチャーや表示機能に関しては、一見するとシンプルになった印象ですが、実は微かな光がある時だけに見える別の表情があります。それはスーパールミノヴァが塗布されたインデックスと星座で、澄んだ夜空に輝く天体の光を思わせます。
/sites/default/files/newsImage1/01_459.jpgエレガントで現代的なケースは、新世代のケースデザインの一環として今年1月に発表した「マスター・グランド・トラディション・ジャイロトゥールビヨン・ウェストミンスター・パーペチュアル」に採用されたもので、その中には334の部品から成るジャガー・ルクルト製キャリバー946が搭載されています。表面のテクスチャー感は、サテン仕上げからマイクロブラスト加工や鏡面仕上げまで、さまざまな技法が43mmのホワイトゴールド製ケースの中で融合し、ダイヤルのディープブルーや、絶えず打刻しているゴールド製バランスホイールのローズ系カラーを美しく引き立てています。
機械的でありながら美しさも持ち合わせ、日常を超越した世界へと誘う「マスター・グランド・トラディション・トゥールビヨン・セレスト」は、日常生活のリズムだけではなく、宇宙の動きをも同時にとらえる非常に珍しいタイムピースです。
/sites/default/files/newsImage2/02_494.jpg極上の世界との親和性
ジャガー・ルクルトは、1833年にル・サンティエで創業以来、高級腕時計の幅広い分野で他に類のない高度な専門技術を考案してきました。ジャガー・ルクルトでは今日も、ジュウ渓谷の工房内で数十年以上にわたり磨き抜かれ、自社内での技術革新により改良が重ねられてきた180もの時計製造と時計関連のスキルが実践に活かされています。
「マスター・グランド・トラディション・トゥールビヨン・セレスト」に搭載されているオービタル・フライングトゥールビヨンは、2010年の「マスター・グランド・トラディション・グランド・コンプリケーション」で初めて披露されました。このモデルは、ジャガー・ルクルトのサヴォアフェール(ノウハウ)の証となるチャイム機能の傑作であり、ハイコンプリケーション時計の拡大に貢献しています。
さらに、フライングトゥールビヨンはジャガー・ルクルトが誇る機械式腕時計のもう一つの優れた分野、つまり恒星時の表示機能とも独自に組み合わせられ、ジャガー・ルクルトの男性用コレクションや女性用コレクションに採用されています。
/sites/default/files/newsImage3/03_191.jpg
Master grande tradition tourbillon celeste
マスター・グランド・トラディション・トゥールビヨン・セレスト
Ref.:Q5273480
ケース径:43mm
ケース素材:ホワイトゴールド
防水性:50m
ムーブメント:手巻、Cal.946(ジャガー・ルクルト製)、45時間パワーリザーブ
仕様:時・分表示、星座カレンダー表示、24時間標準時、月表示、オービタル・トゥールビヨン、天空表、24時間表示、ディープブルーダイヤルにスーパールミノヴァ®を塗布した天体が夜間に発光
限定:28本
価格:155,000ユーロ(税抜)
アーバン・インストゥルメント
過酷な環境下で活動するプロフェッショナルに向けたスクエア時計、「BR03」。このモデルに象徴されるアビエーション・ウォッチにおけるトップ・ブランドBell & Rossの新たなコレクション「BR05」が公開されます。ブランドの理念である「視認性」、「機能性」、「信頼性」、そして「高精度」。この言葉に忠実に従ったニューモデルは、都市に相応しい毅然とした外観と使用感を特徴としています。ケースにあしらわれたラインは、
Bell & Rossのアイデンティティの一部でもある幾何学図形の「丸」と「四角」を組み合わせたもの。BR05の構造は、「四角」に連想される厳しさを凌駕し、さらに「丸(円)」から受ける完成度の高さを超えて、独自の個性を定義します。自信に満ちたスタイルは、都会のエネルギー、リズム、豊かさを引きたて、BR05は、都市を探索する者たちに向けた時を刻む計器なのです。
一体化されたデザイン
BR05はケースが一体化された時計です。ブレスレットとケースがつながっているような、一体感のあるフォルムを成しています。Bell & Ross共同創設者兼クリエイティブ・ディレクターのブルーノ・ベラミッシュのコメント:「ケースとブレスレットの一体化は我々のビジュアル・アイデンティティに一致するだけでなく、時計自体に新たな側面をもたらします。最初のリンクはケースの一部を形成しています。この種のデザインは70年代まで遡ることができますが、ひとたびBell & Rossの手にかかれば、印象的で現代的な幾何学的図形に命が吹き込まれるのです」
新しい視点
BR05では、その上質な仕上げが目を引きます。四角いケースの直径は40mmで、完璧にフラットな表面にはサテン仕上げが施されています。ポリッシュに仕上げられたエッジ部分は、ケースデザインのボリュームを強調します。サテン仕上げとポリッシュ加工が交互に配される表面のデザインは、驚くほど柔軟性のあるステンレススティール製ブレスレットにも見られます。アーチ部分の曲線は特に慎重にデザインされ、すべてのコンポーネントは完璧に配列され、あらゆる手首になめらかにフィットします。
新しいコレクションには、スタイリッシュなリブ付きラバー・ストラップも用意されています。BR05の文字盤は繊細な輝きをはなつサンレイ仕上げとなっており、抜群に読み取りやすくなっています。また、シルバーグレー、マリンブルー、ディープブラックの文字盤をラインナップ。
BR05コレクションは、BR-CAL.321のメカニズムを採用。オープンワークを施した360度回転する振り子式ローターを採用しています。
強靭な宝石
一体化されたデザインを持ち、堅牢で快適、繊細な仕上げが施されたBR05は、アクティブで都会的なライフスタイルに最適です。個性豊かなこの時計は、強さと優雅さを醸し出し、Bell & Rossが贈る彫刻のように魅惑的で、最も新しいマスキュリンでパワフルな宝石です。モダンなライフスタイルの課題に毅然と立ち向かう現代人にとって、また時間や自らの運命をコントロールしたいと願う人にとって、理想的なツールなのです。
/sites/default/files/newsImage1/01_458.jpgBR 05 BLACK STEEL
Ref:BR05A-BL-ST/SST(ブレスレット)、BR05A-BL-ST/SRB(ラバー)
ケース径:40mm
ケース素材:ステンレススティール(サテン/ポリッシュ仕上げ)
防水性:100m
ストラップ:ステンレススティール製ブレスレット(サテン/ポリッシュ仕上げ)、またはブラックラバー、フォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、キャリバー BR-CAL.321
仕様:時、分、秒、日付、サンレイ仕上げのブラックダイアル、スーパールミノバ®をコーティングしたアプライドの数字とインデックス
BR 05 GREY STEEL
Ref:BR05A-GR-ST/SST(ブレスレット)、BR05A-GR-ST/SRB(ラバー)
ケース径:40mm
ケース素材:ステンレススティール(サテン/ポリッシュ仕上げ)
防水性:100m
ストラップ:ステンレススティール製ブレスレット(サテン/ポリッシュ仕上げ)、またはブラックラバー、フォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、キャリバー BR-CAL.321
仕様:時、分、秒、日付、サンレイ仕上げのグレーダイアル、スーパールミノバ®をコーティングしたアプライドの数字とインデックス
BR 05 BLUE STEEL
Ref:BR05A-BLU-ST/SST(ブレスレット)、BR05A-BLU-ST/SRB(ラバー)
ケース径:40mm
ケース素材:ステンレススティール(サテン/ポリッシュ仕上げ)
防水性:100m
ストラップ:ステンレススティール製ブレスレット(サテン/ポリッシュ仕上げ)、またはブルーラバー、フォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、キャリバー BR-CAL.321
仕様:時、分、秒、日付、サンレイ仕上げのブルーダイアル、スーパールミノバ®をコーティングしたアプライドの数字とインデックス
BR 05 GOLD
Ref:BR05A-BL-PG/SPG(ブレスレット)、BR05A-BL-PG/SRB(ラバー)
ケース径:40mm
ケース素材:18Kピンクゴールド(サテン/ポリッシュ仕上げ)
防水性:100m
ストラップ:18Kピンクゴールド製ブレスレット(サテン/ポリッシュ仕上げ)、またはブラックラバー、フォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、キャリバー BR-CAL.321
仕様:時、分、秒、日付、サンレイ仕上げのブラックダイアル、スーパールミノバ®をコーティングしたアプライドの数字とインデックス
牛の角を思わせる独特のラグの形状から「コルヌ・ドゥ・ヴァッシュ」と命名されたモデルは、戦後の活気にあふれる時代の1955年に生まれ、誕生と同時に当時の象徴的なクロノグラフに数えられるようになりました。ごくわずかな数だけ限定生産されたこの「リファレンス6087」は、今日ではヴァシュロン・コンスタンタンの熱心なファンの間で最も探し求められる時計の一つです。ヴァシュロン・コンスタンタンは、ヴィンテージスピリットをテーマに掲げる「ヒストリーク」コレクションに「コルヌ・ドゥ・ヴァッシュ」を再び加え、伝統とオリジナルのデザインを融合したモデルをステンレススティールで発表します。
ヴァシュロン・コンスタンタンは、1955年に発表された防水性が備わる初のクロノグラフとして名高い「コルヌ・ドゥ・ヴァッシュ」のスティール製モデルを作り、「ヒストリーク」コレクションに加えました。牛の角を思わせる特徴的なラグによってただちに見分けがつくこのモデルは、今や収集家の間で最も探し求められる時計の一つに数えられています。今回新たに発表されたのは、オリジナル・モデルのデザインを忠実に再現しながら、最新の時計製造のスタンダードに沿って作られたリモデルです。30m防水のケースは、直径が38.5mmに拡大され、今回搭載される手巻きクロノグラフ・ムーブメントのキャリバー1142は、振動数が毎時2万1600回で、48時間のパワーリザーブが備わります。
このムーブメントは、時、分、スモールセコンドによる秒の時刻表示機能と、センターセコンドおよび30分積算計から成るクロノグラフ機能を動かします。また、ベルベット仕上げのグレーオパーリンダイヤル上にはスネイル模様に装飾された2インダイヤルが配され、白にハイライトされた60秒の目盛が記されています。ダークブラウンのパティーヌ仕上げが施されたカーフレザーストラップの製作は、伝統的なイタリア・ミラノのレザーグッズのメゾン、セラピアンに委ねられました。1928年に創業されたこのセラピアン社とヴァシュロン・コンスタンタンとコラボレーションが行われたのは初めてです。
特別なコレクション
ヴァシュロン・コンスタンタンは、2006年に「ヒストリーク」コレクションを創設して、自社の貴重な歴史遺産に具体的なリアリティを付与したいと考えました。メゾンの発展に足跡を残す代表作に敬意を表したこのコレクションは、象徴的なモデルを現代の時計として再現することにより、マニュファクチュールに受け継がれる豊かな技術遺産や美的遺産に光を当てています。なによりヴィンテージスピリットが横溢するモデルを探し求める通の愛好家向けに作られる「ヒストリーク」の時計は、その趣旨からして特別な存在にほかなりません。これまでも、「アメリカン1921」や「エクストラフラット1955」のように、さまざまなモデルが新たに息を吹き返しました。
個性的なクラシシズム
1955年に発表された「リファレンス6087」は、伝説の時計の一つです。ヴァシュロン・コンスタンタン初の防水性が備わるクロノグラフで、ごく少数が限定生産されたことから、最近では収集家の間で最も探し求められる時計になっています。手巻きムーブメントのキャリバー492を搭載するこのモデルでは、厳格な時計技術と、牛の角を想起させるラグに象徴される独創的で大胆なデザインとの融合という、一風変わった演出が施されていました。クロノグラフは、2個のプッシュピース、30分積算計とスモールセコンドの2インダイヤルを配した伝統的な構造ながら、これに通常とは異なる奇抜なデザインが一体になり、そこにはヴァシュロン・コンスタンタンが長い歴史を通じて常に培ってきた「個性的なクラシシズム」に基づくオリジナルのスタイルが鮮やかに表現されています。
/sites/default/files/newsImage1/Historiques_Cornes_de_Vache_Serapian_5000H_01.jpg前例のないコラボレーション
2015年にプラチナで、2016年に18Kピンクゴールドで初めて発表された2つのモデルに続く今回の「ヒストリーク・コルヌ・ドゥ・ヴァッシュ1955」は、当時のヴィンテージ感を強調するためにステンレススティール・バージョンへと戻しました。30m防水のケースは、オリジナルの直径35mmからより現代的な38.5mmへと拡大されていますが、もちろん“カウ・ホーン(牛の角)”を連想させる特徴的なラグが備わり、ケースにストラップを固定します。このストラップの製作は、イタリア・ミラノの高級レザーグッズのメゾンセラピアンに委ねられました。1928年に創業されたセラピアンは、ヴァシュロン・コンスタンタンが大切にする卓越性という価値を共有するメゾンです。ダークブラウンのカーフレザーストラップは、このモデルのレトロなルックスに合わせてパティーヌ加工が施されています。さらにセラピアンは、ミラノの著名なレザーグッズメーカーと時計メーカーとの初のコラボレーションのシグネチャーとして、ストラップの2番目のループをバッグのハンドルに用いられる“アタッコ(連結パーツ)”の形に仕上げました。
/sites/default/files/newsImage2/11056F_609212.jpgクロノグラフ・キャリバー 1142
「ヒストリーク・コルヌ・ドゥ・ヴァッシュ1955」に搭載されているムーブメントは、手巻きのクロノグラフ・キャリバー1142で、48時間のパワーリザーブが備わります。時計製造の偉大な伝統に則り、微小な単位で時間を計測するクロノグラフの機能は、コラムホイールで制御され、そのスクリューヘッドは、ヴァシュロン・コンスタンタンのシンボルマークのマルタ十字の形にデザインされています。部品はすべて面取りと手作業による装飾が施され、ムーブメントの裏面はダイヤルのサーキュラーグレインと対照的にコート・ド・ジュネーブ模様で仕上げられています。部品数164個、毎時2万1600振動(3Hz)のこのキャリバー1142は、10角形のベゼルで固定された透明なサファイアクリスタルのシースルーケースバックを通して鑑賞することができます。このモデルの機能は、センターのクロノグラフ秒針と30分積算計による計測のみならず、時、分、スモールセコンドによる秒の時刻表示も含まれます。一定の距離を通過する平均時速の計測に利用できるタキメータースケールは1000mベースの目盛りがダイヤル外周に記され、一定の距離を通過する平均時速の計測に役立ち、ブルースティールのクロノグラフ秒針が完璧な視認性をもたらします。ベルベット仕上げのグレーオパーリンダイヤルは、ホワイトのミニッツサークルがダークレッド数字で区切られ、2つのインダイヤルはスネイル模様で装飾されています。さらにダイヤルにアプライドのゴールド製ローマ数字とアワーマーカーが配されています。
/sites/default/files/newsImage3/Historiques_Cornes_de_Vache_Serapian_5000H-000A-B582-%286%29_model.jpgヒストリーク・コルヌ・ドゥ・ヴァッシュ 1955
Ref.:5000H/000A-B582
ケース径:38.5mm
ケース厚:10.9mm
ケース素材:ステンレススティール
ストラップ:ダークブラウンのカーフレザー、セラピアン製パティーヌ仕上げ、カーフレザーのライナー、同色のステッチ、ステンレススティール製クラスプ、ポリッシュ仕上げの半マルタ十字
防水性:3気圧(約30m)
ムーブメント:手巻き、Cal.1142(ヴァシュロン・コンスタンタン自社開発製造)、約48時間パワーリザーブ、毎時21,600振動(3Hz)、21石、ジュネーブ・シール取得
仕様:時・分・スモールセコンドによる秒(9時位置)表示、コラムホイール・クロノグラフ(30分積算計)、サファイアクリスタルのシースルーケースバック、グレーのベルベット仕上げオパーリンダイアル(中央部)、スネイル仕上げのインダイヤル
予価:4,200,000円(税抜)
発売予定:2019年10月
2019年秋、オーデマ ピゲが、女性たちに再び時を独り占めすることを提案します。17世紀の単針デザインから着想を得た新作、ミレネリー・フロステッドゴールド・フィロソフィークは、女性たちに哲学的な手法で時を伝える時計です。
このデザインウォッチは、創造の自由と、自由な精神によって育まれる個性を提示します。ミレネリー・フロステッドゴールド・フィロソフィークは世の中の忙しなさや慌しさに逆らい、現代における時間計測の慣習に逆らう単針が、女性たちのもとへと時を運びます。
フランソワ-アンリ・ベナミアスは「オーデマ ピゲは、危機下にあっても強い信念に従い、常にどのような進路を歩むのかを自分たちで決め、独自のトレンドを築いてきました。ミレネリー・フィロソフィークでも、同じことを続けています。この時計は、私たちを取り巻く世界の忙しい瞬間から少し距離をおくことで、自分自身のリズムを取り戻させてくれるのです」と語りました。
オーデマ ピゲの伝統にのっとり、この抽象的な時計は時計師による入念な手作業で仕上げられています。18Kピンクゴールドまたはホワイトゴールド製のケースには、サテン仕上げと、フィレンツェのジュエリーデザイナー、キャロリーナ・ブッチから伝えられたフロステッドゴールド仕上げが交互に施されています。その結果生まれるダイヤモンドダストのような効果は、何時間にも及ぶ精緻な鍛金加工の賜物です。
ローターを目で楽しむことができるシースルーケースバックはさらに繊細なカラータッチを生み、カラープレートが、手作業で凹凸が付けられたブラウンまたはブルーの陰影を持つダイヤルを連想させます。単針である時針には、ポリッシングとサンドブラスト仕上げが施されています。
今回の新作により、手巻きムーブメントを搭載した現行のコレクションに、新しい自動巻きムーブメント、キャリバー3140を搭載したモデルが加わります。このムーブメントには、針がダイヤルの周囲を楕円の軌道を描いて回る特許取得メカニズムが格納されています。単針が取り付けられたダイヤル上の透明ディスクと筒車が直接連動することで、単針は楕円型のケースとは関係なくクリアな軌道を描きます。
歴史を紐解く
オーデマ ピゲが初代のフィロソフィークウォッチを発表したのは1982年、クオーツ危機の最中のことでした。クオーツの出現は時計産業の根幹を揺るがし、この新技術により引き起こされた損害や破壊に対する革新的な解決策を探すよう、時計師たちを駆り立てました。マニファクチュールは、1978年の世界最薄のパーペチュアルカレンダーメカニズムによる機械式時計の記録の更新や、伝統と前衛的なデザインを融合した革命的な機械式時計を発表することで、これに応えたのです。
クオーツに対抗し、オーデマ ピゲは1982年に手巻きの初代「フィロソフィーク」ウォッチを発表して、時の経過に関する人々の観念に疑問を投げかけました。このモデルは、エネルギー伝達を単純化するために18世紀初頭まで用いられていた、単針の時針という時間計測機器の始まりまで遡るものでした。哲学的、そして感傷的に時間を伝えることで、マニファクチュールは、現代の時計業界の際限なく続く精度の追求という枷から時を自由に解き放ったのです。フィロソフィークは、時計はこれまでも、そして今もなお、何よりも社会や感情を表す指標であることを私たちに思い出させてくれます。
/sites/default/files/newsImage1/01_456.jpgミレネリー:創造性のためのキャンバス
オーデマ ピゲは1875年の創業以来、時を超越した古典的モデルから前衛的で芸術的な創作まで、進化し続ける女性のライフスタイルに合致する、女性のための機械式時計をつくり続けてきました。熟練の技術と創造的なデザイン、最適な人間工学と洗練された仕上げ技法が融合されたこれらの時計は、長年にわたり、オートオルロジュリーとジェムセッティングの最高レベルの伝統を大切にしながら、期待や予測を超えようと挑んできました。
1995年に初めて登場したミレネリーは、その楕円型のケースや一風変わったダイヤル、視覚化された手巻きムーブメントにより、創造性を発揮するキャンバスであり続けてきました。建築とアートにインスパイアされたコントラスト豊かなこの時計は、技術的な職人の技と革新的なデザインを併せ持っています。当初は男性用のコレクションとしてデザインされましたが、1998年にレディースモデルが初めて登場し、年月とともにその存在感を増してきました。2015年以降、コレクションはレディース向けのみで展開され、さまざまな素材や、面取り、サテン仕上げ、フロステッドゴールド仕上げなどの仕上げ技法が用いられた、型破りで多面性のあるモデルが発表されています。
/sites/default/files/newsImage2/02_491.jpgミレネリーコレクションの創造性は、2019年の新作、ミレネリー・フロステッドゴールド、アベンチュリンモデルでも発揮されています。ディープブルーのアベンチュリンダイヤルとセコンドカウンターは、星の輝く夜空を思い起こさせます。17世紀に開発されたアベンチュリンガラスはムラーノ島のガラス工房で銅のフィリングが溶けたガラスに落ち、星座のようにきらめく粒子が生まれた偶然(「オールアベントゥーラ」)から誕生しました。現在では、アベンチュリンは黒色の酸化銅とコバルトを冷却ガラスに加える手法で作られています。
この小さな宇宙は、ケース側面とベゼル、インナーベゼル、ラグにフロステッドゴールド仕上げが施された18Kホワイトゴールドケースに格納されています。さらに、手作業で製作、ポリッシングされた18Kホワイトゴールドのポーランド風メッシュブレスレットが、ヴィンテージ感を添えつつ、しなやかに手首に沿う第二の肌のような質感を生み出します。
/sites/default/files/newsImage3/03_188.jpgミレネリー・フロステッドゴールド・フィロソフィーク
Ref:77266BC.GG.A326CR.01
ケース径:39.5×35.4mm
ケース厚:10.9mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:20m
ストラップ:ブルーアリゲーター
ムーブメント:自動巻き、Cal.3140(自社製)、毎時21,600振動、約50時間パワーリザーブ、43石
仕様:ブルーの「鍛金加工のような」ダイヤル、ゴールド製針
限定:ブティック限定
価格:3,100,000円(税抜)
ミレネリー・フロステッドゴールド・フィロソフィーク
Ref:77266OR.GG.A823CR.01
ケース径:39.5×35.4mm
ケース厚:10.9mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:20m
ストラップ:ブラウンアリゲーター
ムーブメント:自動巻き、Cal.3140(自社製)、毎時21,600振動、約50時間パワーリザーブ、43石
仕様:ブラウンの「鍛金加工のような」ダイヤル、ゴールド製針
限定:ブティック限定
価格:3,100,000円(税抜)