ガブリエル シャネルが、パリ・カンボン通りのアトリエで過ごした際、常に身に着けていたものが2つありました。1つは、リボンを通してネックレスのように首から下げたハサミ、そしてもう1つは、お針子にとって欠かせないピンクッション(針刺し)です。
2023年、シャネル ウォッチメイキング クリエイション スタジオ ディレクター、アルノー シャスタンは、この“道具”に着目し、新たなウォッチコレクション「マドモアゼル プリヴェ ピンクッション」を創り出しました。
ドレスメイキングに不可欠なこのツールは、通常、金属製のカフの上に大きなドーム型のクッションをのせた形をしていて、作業がしやすいように常に視界に入る場所にピンや針を整理することができます。
アルノーは次のように語っています。「お針子さんの手首を飾る機能的なジュエリーともいえるこのウォッチのイメージが気に入っています。私は、実用的なニーズに応えた構造美を持つツールに惹かれます。スタイルにおいてピンクッションというものは、存在感と インパクトがあり手元に威厳をもたらしますが、その大きさによって快適さを損なうことなく、手首にフィットします。クッション面に刺された針のランダムな雰囲気も好きな点です。ドーム型のファブリックに刺さったピンの頭は、あえて整理されていなくても、お針子の仕事が進むにつれて変化するという装飾効果を生み出します。私は、このツールが持つスピリットを腕時計に取り入れました。その構造は大胆なまでにシンプルである一方、オーバーサイズの文字盤は、メゾンの創造力を発揮する最高の舞台です。私はこのウォッチをメティエダールの技術的挑戦を表現するキャンバスにしたいと考え、5つのデザインを提案しました。レースで表現されたカメリアの花、アイコニックなバッグ、宝石がちりばめられたブラックツイード、ダイヤモンドの刺繍、そして、制作過程のジャケットのパターンです」
「マドモアゼル プリヴェ ピンクッション」のひとつひとつのピースが、クチュールとオート オルロジュリーの物語という、シャネルだけが両方の秘密を知る唯一無二のストーリーを語っています。
/sites/default/files/newsMainImage1/s00.jpgマドモアゼル プリヴェ ピンクッション(パール モチーフ)
ブラックツイード調のダイヤルにちりばめられた宝石:ロングネックレス、チェーン、ビザンチン モチーフのブローチ。イエローゴールドに手作業で宝石やラッカーの装飾を施したミニチュアのジュエリーは、ブラックツイードの質感を表現した立体的なダイヤルの上に繊細に配置されています。外周に配した120個のブリリアントカット ダイヤモンドと小さなゴールドパールの縁取りが、ダイヤル上のモチーフを見事に引き立てています。
Ref:H9466
ケース径:55mm
ケース素材:18Kイエローゴールド、ブラックコーティングを施したチタン
防水性:30m
ストラップ:マットブラックのグログラン織ブレスレット、バックルに45個のブリリアントカット ダイヤモンド(~0.27ct)
ムーブメント:クォーツ
仕様:時・分表示、ブラックツイード調ダイヤルに18Kイエローゴールド彫金で表現したジュエリー、合計394個のブリリアントカット ダイヤモンド(~4.08ct)
限定:世界限定20本
価格:29,150,000円(税込)
マドモアゼル プリヴェ ピンクッション(レース モチーフ)
3つのメティエダールの技術を巧みに組み合わせて誕生した、カメリアのレース。まず、イエローゴールドの文字盤の表面に独特の質感を与える手彫りの技法。これを半透明のグランフーエナメルの層で覆うことで、彫刻の繊細さを際立たせ極上の深みを与えます。そして、クリエイション スタジオがカメリア モチーフのレースを描くために用いたのは、伝統的なデカール(転写)技術です。繊細なデカールの連続した層が完成させるカメリアのレース模様の上に、仕上げとして小さなパールと5つのダイヤモンドを散りばめています。
Ref:H9463
ケース径:55mm
ケース素材:18Kイエローゴールド、ブラックコーティングを施したチタン
防水性:30m
ストラップ:マットブラックのグログラン織ブレスレット、バックルに45個のブリリアントカット ダイヤモンド(~0.27ct)
ムーブメント:クォーツ
仕様:時・分表示、グランフーエナメルにブラックデカール(写し絵)でカメリアモチーフのレースを描いた18Kイエローゴールドのダイヤル、合計392個のブリリアントカット ダイヤモンド(~3.87ct)
限定:世界限定20本
価格:24,310,000円(税込)
マドモアゼル プリヴェ ピンクッション(ツイード モチーフ)
宝石をあしらったプレシャスなツイードジャケットの制作過程のパターン。ツイードの質感を見事に再現したジャケットは、ブレードに92個のダイヤモンドを、ボタンに小さなパールを飾っています。ハサミ、指ぬき、メジャーといった、クチュールアトリエのお針子にとって欠かせないツールが、彫刻されたゴールドによって繊細に生き生きと再現されています。文字盤外周は、シャネルのジャケットの完璧なシルエットを演出するために内側に縫い付けられるチェーンと同じように、ミニチュアサイズのチェーンで繊細に縁取られています。
Ref:H9464
ケース径:55mm
ケース素材:18Kイエローゴールド、ブラックコーティングを施したチタン
防水性:30m
ストラップ:マットブラックのグログラン織ブレスレット、バックルに45個のブリリアントカット ダイヤモンド(~0.27ct)
ムーブメント:クォーツ
仕様:時・分表示、真鍮にツイードエフェクトを施しパターン段階のジャケットを描いたブラックラッカーダイヤル、合計480個のブリリアントカット ダイヤモンド(~4.87ct)
限定:世界限定20本
価格:34,650,000円(税込)
マドモアゼル プリヴェ ピンクッション(エンブロイダリー モチーフ)
シャネル ウォッチメイキング クリエイション スタジオがこのピースを創造するにあたってイメージしたのは、スパンコールが刺繍されたブラックファブリックのエレガンスです。ブラックコーティングを施したホワイトゴールドにスノーセッティングでちりばめたダイヤモンドの輝きと存在感を強調するために、かすかなカーブを描く凸面ダイヤルが採用されています。ダイヤル外周に手作業でセットした小さなゴールドビーズと、黒地の上で光り輝く白いダイヤモンドが美しいコントラストを描いています。
Ref:H9468
ケース径:55mm
ケース素材:18Kイエローゴールド、ブラックコーティングを施したチタン
防水性:30m
ストラップ:マットブラックのグログラン織ブレスレット、バックルに45個のブリリアントカット ダイヤモンド(~0.27ct)
ムーブメント:クォーツ
仕様:時・分表示、ブラックコーティングを施した18Kホワイトゴールドのダイヤルにスノーセッティングされた650個のダイヤモンド(~9.83ct)、合計917個のブリリアントカット ダイヤモンド(~12.93ct)
限定:世界限定20本
価格:24,970,000円(税込)
マドモアゼル プリヴェ ピンクッション(キルティング モチーフ)
5つのアイコニックなハンドバッグは、キルティング模様を彫刻したブラック マザー オブ パールの象嵌で表現されています。彫金で再現したゴールドのチェーンにはダイヤモンドのチャームを、バッグのクラスプにはバゲットカットのダイヤモンドをあしらい、華やかなアクセントを添えています。
Ref:H9465
ケース径:55mm
ケース素材:18Kイエローゴールド、ブラックコーティングを施したチタン
防水性:30m
ストラップ:マットブラックのグログラン織ブレスレット、バックルに45個のブリリアントカット ダイヤモンド(~0.27ct)
ムーブメント:クォーツ
仕様:時・分表示、18Kイエローゴールドのダイヤルにキルティング模様を彫刻したブラック マザー オブ パールの象嵌細工、合計401個のブリリアントカット ダイヤモンド(~4.38ct)
限定:世界限定20本
価格:28,490,000円(税込)
オーデマ ピゲと、没入型バーチャルリアリティコンテンツ制作において世界を牽引する存在であるDreamscape Immersive(以下、Dreamscape)は、参加者が役者となって素晴らしい世界へと飛び込むことのできる没入型体験を共同で開発しました。「The Clockwork Forest(時計仕掛けの森)」と名付けられたこの冒険は、ジュネーブにあるDreamscapeの施設で、2023年3月から期間限定でお楽しみいただけます。
テクノロジーと感性をつなぐパートナーシップ
スポーツ、音楽、エンターテインメントなど、幅広い分野から長年インスピレーションを得てきたオーデマ ピゲは、テクノロジーの世界にも進出し、ホスピタリティの概念をさらに進化させ続けています。オーデマ ピゲとDreamscapeは、卓越性を求める情熱と、他にはない特別な体験をオーディエンスに提供したいという思いを共有しています。最先端のテクノロジーが投入された無限の創造性を提供するこのパートナーシップは、優れた顧客体験を実現します。
Dreamscape Immersive共同創業者兼CEOのウォルター・パークス氏は次のように述べています。「Dreamscape は、他では体験できない没入型の世界と冒険の共有へと足を踏み入れることで、人々の心に残る思い出を創造する場所です。創造性の限界を広げられると信じるDreamscapeが提供するのは、一流のテクノロジーと魅惑的なコンテンツの融合です」
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_630.jpg没入型VR体験
「The Clockwork Forest(時計仕掛けの森)」は、技術的な複雑性と自然の力が共存する場所であるオーデマ ピゲの故郷、ジュウ渓谷をイメージした森の中へと参加者を誘います。VRヘッドセットとモーションセンサーを装着した旅人たちは、自らが選んだアバターを通じてこの不思議な世界の主人公となり、取り返しのつかない自然の崩壊が起こる前に、時間の流れを回復させるという使命を与えられます。主人公らはウサギなどのさまざまなキャラクターに導かれながら、おとぎ話の世界の中で進化し、巨大なアリが引く戦車レースに参加します。Dreamscapeが開発した最先端のフルボディトラッキング技術を導入したこの没入型体験は、6人で同時に楽しむことができます。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_507.jpg一般公開を開始
「The Clockwork Forest(時計仕掛けの森)」は2021年11月、ル・ロックルのマニュファクチュール・デ・セニョルという未来的な場所を舞台に、顧客と訪問者のみを対象に公開されました。大きな期待が寄せられるこの没入型体験は、2023年3月より、新たに改装されたジュネーブのコンフェデレーションセンターモールにある、ヨーロッパ初のDreamscapeの施設で、2ヶ月間限定で一般公開(予約制)される予定です。
オーデマ ピゲ CEOのフランソワ-アンリ・べナミアスは次のように語ります。「オーデマ ピゲは創業以来、先祖から受け継ぐノウハウと最先端技術を融合させ、時計づくりという芸術と顧客体験における限界を押し広げ、科学、技術、ポップカルチャーの世界とのつながりを生み出してきました。今日、オーデマ ピゲは誇りを持って、テクノロジーやエンタテインメントといった世界へのコミットメントをさらに推し進めています」
2023 New Model | JUNGHANS
2023年 ユンハンス新作情報

デザインの基本は“引き算の美学”
時計見巧者のひとつの到達点、ユンハンス
帝政時代よりドイツ時計界の一角を担ってきた1861年創業のユンハンス。彼らの時計の特徴は以下の4点に集約できる。時代順に並べると、まず1930年代に登場した腕時計用自社ムーブメント搭載の、極めて端正な3針モデルを継承する「マイスター」。モダンデザインの創造主、バウハウスの精神を受け継ぐ「マックス・ビル」、1972年のミュンヘン・オリンピック競技大会公式計時に代表される「スポーツウォッチ」、そして現在のユンハンスの代名詞とも言える「電波時計」である。2023年の今年も前記4つのキイワードの中から「マイスター ファイン オートマティック シグネチャー」、「マイスター ファイン クロノスコープ メガソーラー」、「マックス・ビル クロノスコープ バウハウス」、「マックス・ビル メガソーラー」等が登場。機械式や高精度電波式ソーラームーブメントを端正なデザインに収める手腕は、“引き算の美学”=ユンハンスの精神が読み取れる。
>マックス・ビル クロノスコープ バウハウス(Max Bill Chronoscope Bauhaus)
文:田中克幸 / Text:Katsuyuki Tanaka
※表記は2023年7月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
>2023年 ユンハンス(JUNGHANS)
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2023 New Model2023年 新作情報
時を巡る旅 2023
2023年 新作情報

新型コロナ禍を超えて
力強く立ち上がった時計界の現況
およそ3年にもおよぶ世界的な新型コロナ感染症の影響がほぼ払拭され、スイスでも春の到来を告げるかのように世界的な時計見本市「Watches and Wonders Geneva 2023(ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2023)」が3月27日から4月2日に開催されました。
このイベントには48もの主要時計ブランドが出展し、盛況のうちに幕を閉じましたが、この3年の間にさまざまな環境が大きく変貌し、かつてとまったく同じとは到底、言えない状況となっています。
そのひとつが世界的なインフレーション。航空料金はもちろん、宿泊費も高騰し、以前のように気軽にスイス取材を行える状況ではなくなりました。実際、我々グレッシブにおいても、スタッフを絞っての取材となりました。
また、新型コロナの流行によって時計の新作発表の時期や形態が大きく様変わりしました。つまり、以前のように春の見本市に合わせて無理矢理にでも新作開発を完了させねばならない、という縛りがなくなり、年間を通してそのモデルにもっともふさわしく、出荷体制が整った段階で発表するというスタイルが、かなり一般化したことです。
また、ウェブを通しての発表会も増えましたが、これに関してはリアルな発表会に比べると、いまひとつ現物の感触がつかみにくく、場合によってはネット接続の不具合が生じたり、リアルタイムの翻訳によるもどかしさなどの諸問題が露見。以前ほどの頻度では開催されなくなっています。
また、ウェブ発表会の物足りなさと新作発表の時期が随時となったことで、日本においても少し待っていれば新作の実機が届き、それを手に取りながらリアルでの説明が受けられるようになってきたので、スイスの時計見本市への参加の必然性が低下しています。
そんな状況を踏まえつつ、これからもグレッシブでは新作ウォッチの紹介を現地取材による動画を軸として、随時、進めていきたいと考えています。
文:名畑政治 / Text:Masaharu Nabata
2023年発表ブランド新作モデル一覧
A.ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SÖHNE)
アーミン・シュトローム(Armin Strom)
アストロン(ASTRON)
オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)
ボール ウォッチ(BALL WATCH)
ボーム&メルシエ(BAUME & MERCIER)
ベル&ロス(BELL & ROSS)
ブランパン(BLANCPAIN)
ブレゲ(BREGUET)
ブルガリ(BVLGARI)
カンパノラ(CAMPANOLA)
カール F. ブヘラ(CARL F. BUCHERER)
カルティエ(Cartier)
シャネル(CHANEL)
ショパール(CHOPARD)
クリスティアン・ヴァン・デル・クラーウ(CHRISTIAAN VAN DER KLAAUW)
クロノスイス(CHRONOSWISS)
シチズン(CITIZEN)
コルム(CORUM)
クレドール(CREDOR)
クストス(CVSTOS)
チャペック(CZAPEK)
エドックス(EDOX)
フランク ミュラー(FRANCK MULLER)
ジラール・ペルゴ(GIRARD-PERREGAUX)
グラスヒュッテ・オリジナル(GLASHÜTTE ORIGINAL)
グランドセイコー(GRAND SEIKO)
グルーベル フォルセイ(GREUBEL FORSEY)
ハミルトン(HAMILTON)
H.モーザー(H.Moser & Cie.)
ウブロ(HUBLOT)
アイ・ダブリュー・シー(IWC)
ジャガー・ルクルト(JAEGER-LECOULTRE)
ジャケ・ドロー(JAQUET DROZ)
ユンハンス(JUNGHANS)
キングセイコー(KING SEIKO)
ロンジン(LONGINES)
ルイ・エラール(Louis Erard)
ルイ モネ(LOUIS MOINET)
モーリス・ラクロア(MAURICE LACROIX)
モンブラン(MONTBLANC)
モリッツ・グロスマン(MORITZ GROSSMANN)
ノモス グラスヒュッテ(NOMOS Glashütte)
ノルケイン(NORQAIN)
オメガ(OMEGA)
オリエントスター(ORIENT STAR)
オリス(ORIS)
パネライ(PANERAI)
パルミジャーニ・フルリエ(PARMIGIANI FLEURIER)
ピアジェ(PIAGET)
ポルシェデザイン(PORSCHE DESIGN)
プレザージュ(PRESAGE)
プロスペックス(PROSPEX)
ラドー(RADO)
レイモンド・ウェイル(RAYMOND WEIL)
レゼルボワール(RESERVOIR)
レッセンス(RESSENCE)
リシャール・ミル(RICHARD MILLE)
ロジェ・デュブイ(ROGER DUBUIS)
ロレックス(ROLEX)
セイコー(SEIKO)
タグ・ホイヤー(TAG Heuer)
ザ・シチズン(The CITIZEN)
ティソ(TISSOT)
チューダー(TUDOR)
ユリス・ナルダン(ULYSSE NARDIN)
ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)
ゼニス(ZENITH)
ステージ(ZTAGE)
Watches and Wonders Geneva 2023 新作ニュース一覧
モンブラン
2023新作 ベゼルで操作する世界初のクロノグラフ。「モンブラン 1858 アンヴェイルド ...モンブラン
2023新作 世界の14の最高峰とその登山に果敢に挑戦した登山...モンブラン
2023新作 ディストレスト スティール仕上げの限定モデル、モンブラン「モンブラン 18...モンブラン
2023新作 モンブラン峰の鳥瞰図を再現した大胆なブルーダイヤルの2つのリミテッドエディション...モンブラン
2023新作 「モンブラン スターレガシー グレーカプセル コレクション」...モンブラン
2023新作 氷の世界にインスパイアされて新色誕生。「モンブラン 1858アイスシー オートマティック グレーダイ...ハミルトン
2023新作 進化するスタイル。「ジャズマスター」コレクションが大胆にアッ...タグ・ホイヤー
2023新作 黄金のアウトドア。新キャリバーTH31-00を搭載した18Kソリッ...タグ・ホイヤー
2023新作 ゴールデンエッジ。タグ・ホイヤー初のバイカラーモデル「タグ・ホイ...タグ・ホイヤー
2023新作 新たな章の始まり。カレラ60周年を記念した新しいスペシャルモデル...タグ・ホイヤー
2023新作 タグ・ホイヤーがカレラ60周年を記念し、次世代の「タグ・ホイヤー...タグ・ホイヤー
2023新作 流線型のシルエットと大胆な色使い。ムーブメントも新たに生まれ変わっ...タグ・ホイヤー
2023新作 ラボグロウンダイヤモンドをあしらったベゼルとブレスレット。「タグ...タグ・ホイヤー
2023新作 新しくピンクのラボグロウンダイヤモンドをあしらった三針の「タグ・ホ...カルティエ
2023新作 空中に浮かぶようなムーブメントと彫刻的な骨組みが織り成す完璧なバラ...カルティエ
2023新作 象徴的なフォルムを起点にコードを覆した希少かつ貴重な要素をすべて付...カルティエ
2023新作 細やかさと力強さを兼ね備えるジュエリーウォッチ。カルティエ「クラッ...カルティエ
2023新作 「カルティエ プリヴェ」コレクション「タンク ノルマル」カルティエ
2023新作 幾何学的なライン、ピュアなデザイン、革新的な技術をもつ「サントス...カルティエ
2023新作 時代に合わせて大胆に進化した3つのアイコニックウォッチ。カルティエ...ジャガー・ルクルト
2023新作 レベルソのアール・デコの精神を新たに大胆な女性らしさで表現。ジャ...チューダー
2023新作 2つの魅惑的なダイアルのバリエーションとしてチョコレートブラウンとサ...チューダー
2023新作 チューダー ダイバーズウォッチの原点を最も純粋かつ現代的な形で具現化...チューダー
2023新作 ブラックベイコレクションから、完全に刷新されたスチール製モデルが登...チューダー
2023新作 チューダー「ブラックベイ GMT」に、特徴的なバーガンディとブルーのベ...チューダー
2023新作 チューダー「ブラックベイ」から、バーガンディベゼルに彩られた最新作...パルミジャーニ・フルリエ
2023新作 最高峰のマシン。オートオルロジュリーの粋を尽くしたタイムピース。パ...パルミジャーニ・フルリエ
2023新作 プラチナ製カルチュラルカレンダー時計のトリロジー。パルミジャーニ・...A.ランゲ&ゾーネ
2023新作 ブランド初の自動巻きクロノグラフ。A.ランゲ&ゾーネ「オデュッセウス...ブルガリ
2023新作 スタイルを格上げする、圧倒的な独創力に溢れたタイムピース。ブルガリ...ブルガリ
2023新作 ブルガリ「オクト ローマ」コレクションから傑出した4つのトゥールビヨ...パネライ
2023新作 パネライが贈るコンテンポラリー。パネライ「ラジオミール クアランタ...パネライ
2023新作 伝説のラジオミール コレクションへのトリビュートとして現代的に解釈し...パネライ
2023新作 パネライ「ラジオミール カリフォルニア」パネライ
2023新作 パネライの新しい複雑時計が伝説のラジオミール コレクションに加入。パ...グランドセイコー
2023新作 ブランドを象徴する獅子をダイヤモンドとブルーサファイアで表現したジュ...グランドセイコー
2023新作 グランドセイコー初の機械式クロノグラフ「テンタグラフ」誕生。Watc...グランドセイコー
2023新作 厳冬期の荘厳な白樺林を彫金で表現した新たなマスターピース。グランドセ...オリス
2023新作 オリス「プロパイロット×カーミットエディション」オリス
2023新作 オリス「プロパイロット アルティメーター」
Gressive取材スタッフ紹介
名畑 政治
Masaharu NabataGressive編集長。1959年、東京都生まれ。時計、カメラ、ギター、ファッションなど膨大な収集品をベースに、その世界を探求。1994年から毎年、スイス時計フェア取材を継続中。
田中 克幸
Katsuyuki TanakaGressive編集顧問。1960年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後、徳間書店に就職。文芸部を経て1988年「グッズプレス」創刊に携わり、後に編集長に就任。この間、1993年に同社で「世界の本格腕時計大全(後の『TIME SCENE』)を創刊し、2009年まで編集長を務める。同年より「Gressive」に参加。1994年よりスイスを中心としたヨーロッパ各国を取材、現在も継続中。
篠田 哲生
Tetsuo Shinoda1975年、千葉県生まれ。40を超える媒体で時計記事を担当しており、10数年ものスイス取材歴を重ねてきたが、この業界では今でも“若手”というちょうどよい湯加減のポジションをキープ。快適な出張にこだわり続け、スイスに小型炊飯器を持ち込み、朝から飯を炊くという業界屈指の実践派。
竹石 祐三
Yuzo Takeishi1973年、千葉県生まれ。1998年よりモノ情報誌編集部に在籍し、2011年から時計記事を担当。2017年に出版社を退社し、Gressiveの記事制作に携わる。
堀内 僚太郎
Ryotaro Horiuchiフォトグラファー。1969年、東京都生まれ。1997年に独立。広告、ファッション、CDジャケットやポートレイト等で活動。2006年からスイス時計フェアの撮影を続け、2009年からGressiveに参加。2018年にH2Fotoを立ち上げ写真講師としても活動。
江藤 義典
Yoshinori Etoフォトグラファー。1981年、宮崎県生まれ。2001年に上京。2006年、知人の紹介でカメラマンの個人スタジオのアシスタントに。スタジオ勤務を通し写真撮影とデジタル・フォト加工技術を習得。2013年に独立し、自らのスタジオを開設。Gressiveをはじめ、メンズ誌、モノ情報誌、広告等で活動。スイス時計フェアは2015年から撮影を継続。
Gressiveのinstagram、公式LINEアカウント、Twitter、FACEBOOK、メルマガでは腕時計の最新情報やコンテンツの更新情報をお届けしています。2023年のWatches & Wonders(ウォッチズ&ワンダーズ / 旧SIHH)、WPHH(World Presentation of Haute Horlogerie)、HOURUNIVERSE(アワーユニバース / 旧バーゼル・ワールド)、LVMH WATCH WEEK(LVMH ウォッチ ウィーク)レポートの更新情報もこちらからお届けしています。
この機会にぜひ、instagram、公式LINEアカウント、Twitterのフォロー、最新情報メルマガにご登録ください。
[メディア関連の皆様へ]本コンテンツへのご質問・お問合せはこちらまで
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2023年の新作としてクレドールのArt Piece Collection(アートピースコレクション)より、漆塗りダイヤルに螺鈿細工を施した数量限定モデルが登場します。
限定モデルのデザインテーマは「流星螺鈿」(りゅうせいらでん)。高度な漆芸の技とコンテンポラリーデザインを組み合わせて表現しました。漆芸家、田村一舟氏の技により、漆黒の夜空に無数の星が流れる情景をダイヤルに描写。伝統的な螺鈿細工を、現代的なデザインで演出したモデルです。
無数の星が放射状に流れる流星群を、螺鈿の貝特有の様々な色の輝きによって鮮やかに表現しています。使用している貝の幅は僅か0.2mm。先端加工技術と手業を駆使して、極細にカットしました。
この限定モデルは23年2月10日(金)より1,650,000円(税込)にて発売されます。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_172.jpg時目盛となる螺鈿には、漆黒のダイヤルに際立つ明るい輝きを持つ白蝶貝を採用し、視認性にも配慮しています。その他の螺鈿には様々な色を放つ夜光貝を使用し、夜空に煌めき消えゆく流星の、はかない輝きを表現しています。職人の手作業による精緻な技を、存分にお愉しみいただけます。
高級機械式時計にふさわしい極薄ムーブメント
ムーブメントは、厚さわずか 1.98mmの極薄メカニカルムーブメント「キャリバー6890」を搭載しています。68系ムーブメントは国産最高級ドレスウオッチのために、時計としての性能のみならず工芸的な価値や美しさを追求して開発されました。雫石高級時計工房(※1)において、高度な技能を有する時計師が一貫して組立・調整からケーシングまで手掛けています。一つひとつの部品の形状補正やアガキ(部品と部品の間に必要な隙間)調整に 100分の 1mm単位の精度が求められるため、時計師の手先の感覚のみで最終的な仕上げを行います。一人の熟練時計師でも一日にわずか 1個から 2個しか組み立てられない、少量生産のムーブメントです。シースルーバック仕様の裏ぶたからは、深く鮮やかなブルーが印象的なテンパー仕上げ (※2)のねじを採用した、その美しいムーブメントをお愉しみいただくことができます。
/sites/default/files/newsMainImage2/03_1.jpg<クレドール>は、日本人の感性と精緻を極めた技術により、豊かな個性を持つ高級ドレスウオッチのブランドとして 1974年に誕生しました。フランス語で「黄金の頂き(CRETE D’OR)」を意味する名前に相応しく、ムーブメントから細かな部品のひとつひとつに至るまで、厳選された素材に名工の技術を注ぎ込み、その美しさと品質を守り続けています。
漆芸家 田村一舟 (たむら いっしゅう)
1957年(昭和32年)生まれ。石川県金沢市在住。清瀬一光師に師事し金沢に伝わる伝統工芸「加賀蒔絵」を習得後、世界に類を見ない独自の細密技法を生み出しました。漆器のみならず、加賀蒔絵をあしらった高級万年筆や腕時計を発表、その極めて緻密な技術による精緻な美しさが、世界的に高い評価を受けています。
(※1)雫石高級時計工房:盛岡セイコー工業株式会社(岩手県岩手郡雫石町)内にあり、部品製造から組立までを一貫して行っています。2004年に設立した、日本有数の高級機械式時計専門工房です。
(※2)テンパー仕上げ:鉄を焼くことで表面にできる酸化膜の青色をさします。酸化膜の色は温度と加熱時間により千差万別に変化するため、深く鮮やかなブルーになった瞬間に焼きを止める必要があり、熟練の職人が一点一点手作業で丁寧に下地を磨いてから色むらがでないように焼いています。
/sites/default/files/newsImage1/02_36.jpg<クレドール>アートピースコレクション 螺鈿ダイヤル限定モデル
Ref.GCBY997
ケース径:37.0mm(りゅうず・突起部含まず)
ケース厚:6.5mm
ケース素材:ステンレススチール
ストラップ:クロコダイル
防水性:日常生活用防水
ムーブメント:手巻き、Cal.6890、37時間パワーリザーブ(最大巻上時)、22石、毎時21,600振動、日差+25秒~-15秒
仕様:時・分表示、黒(漆塗、螺鈿細工) ダイヤル
限定:60本
価格:1,650,000円(税込)
発売予定:2023年2月10日(金)
グランドセイコーの新作として、AJHH(日本正規高級時計協会)が製作を依頼した特別限定モデル「エボリューション9 コレクション SLGA017」が登場します。
AJHHに加盟する全国有数の高級時計正規販売店17店舗でのみ購入可能な特別限定モデル「エボリューション9 コレクション SLGA017」は2023年1月21日(土)発売開始、限定255本です。
/sites/default/files/newsMainImage1/01_171.jpg高級時計の文化や伝統を次の世代に伝えることを目的として2005年に設立されたAJHH(日本正規高級時計協会)では、「人生の節目に腕時計を」をコンセプトに、人生の節目の記念品として腕時計が選ばれていることを、より一層、認知してもらうため、グランドセイコーと共に限定モデルを企画しています。
2023年の限定モデルである「エボリューション9 コレクション SLGA017」は、様々なグランドセイコーらしい美しさに溢れたモデルとなっています。例えばケースのデザインは2020年からスタートした新しいデザイン文法の「エボリューション9 スタイル」にそってデザインされています。これは日本的な美意識の象徴である“光と陰”を、キレのあるポリッシュ仕上げや面と面が作る稜線で表現する一方で、光と陰の間にある“中間の美”を表現するために、ヘアライン仕上げを取り入れたものです。さらには針やインデックスを立体化して視認性を高めたり、ケースの重心を低くして装着性を高めたりと、着実にデザインを進化させています。
/sites/default/files/newsMainImage2/02_142.jpgさらには生産拠点の自然や風土を表現した、美しいダイヤルも特徴です。「SLGA017」のダイヤルは、諏訪の工房から見える信州の山々に降り積もった雪が作り出す文様をイメージしており、ダイヤルのブルーは冬の澄んだ青空が雪面に写り込む情景を思わせます。そして最新のスプリングドライブムーブメントCal.9RA2を搭載しており、薄型設計ながら5日間のパワーリザーブを備える高機能モデルとなっています。
/sites/default/files/newsImage1/03_125.jpgGrand Seiko
Evolution 9 Collection
SLGA017
ケース径:40.0mm
ケース厚:11.8mm
ケース素材:ステンレススチール
ストラップ:ステンレススチール
防水性:日常生活用強化防水(10気圧)
ムーブメント:スプリングドライブ 自動巻(手巻つき)、Cal.9RA2
限定:255本、AJHHに加盟する全国17店舗のみで取扱い
価格:1,089,000円(税込)
発売予定:2023年1月21日(土)
ブルガリは10年にわたり「オクト」(2012年)「オクト フィニッシモ」(2014年)により超薄型時計の概念に革命をもたらし、記録を次々と打ち立てました。このサーガは最薄の頂点を極めた「オクト フィニッシモ ウルトラ」により完結しましたが、ブルガリの冒険はこれからも続きます。「オクト フィニッシモ ウルトラ」は、革新的な機能を備えたプレゼンテーションボックスとともに、未来へ向けて前例のない扉を開きます。
2022年11月10日開催のジュネーブ ウォッチ グランプリ(GPHG)で入賞を果たした「オクト フィニッシモ ウルトラ」。文字盤には当日に誕生10周年を迎えたオクトのコレクションにちなみ、12時位置のインデックスに10があしらわれていました。
オクトがGPHGにおいて賞を受賞することはもはや恒例となっており、ブルガリは2017年、2019年、2021年、2022年と、おおよそ2年ごとにジュネーブの授賞式で受賞者を獲得してきました。あらゆる記録(8年連続の世界記録、60以上の国際賞)を達成し続けた物語の終焉を体現するこの最新作は、今までの次元を超えたタイムピースとなっています。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_629.jpg新しいスタート
「オクト フィニッシモ」はこれで終わりではありません。「オクト」誕生の10周年を記念した10本限定モデルが現在製作されています。厚さはわずか1.80mm、8つの特許が申請された記録的モデルの10時位置にエングレービングがされたピースです。
ブルガリはさらに「オクト フィニッシモ ウルトラ 10周年記念モデル」の心臓部であるプレゼンテーションボックスにおいてユニークな体験を開発しました。ボックスによりオーナーは実際のピースに触れる前であっても「オクト フィニッシモ ウルトラ」の世界に視覚的かつ物理的にコンタクトすることができます。伝統と先進性の架けとなっているブルガリならではのハイブリッドなウォッチメイキングです。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_506.jpgユニークなエクスペリエンス
このアイデアは、時計の時刻合わせと巻き上げについてのまったく新しい体験をオーナーに提供します。「オクト フィニッシモ ウルトラ 10周年記念モデル」では時刻合わせと時計の巻き上げという、昔から行われてきた2つの作業を従来通り手動で行うことも可能にしながら、特別なプレゼンテーションボックスにより全く新しい操作方法でも行うことができます。ウォッチをプレゼンテーションボックスにセットし、ボックス内にあるデジタル画面に希望の時間を設定します。ボタンを押してボックスを閉じた約20秒後には、まるで知らぬ間に精密な魔法をかけたかのように時刻がセットされ、巻き上げが完了します。もはやプレゼンテーションというよりも「オクト フィニッシモ ウルトラ」のメカニズムを巧妙に調整する時計職人がボックスの中にいるかのようなプレゼンテーションです。
/sites/default/files/newsImage1/s01_620.jpg現代のライフスタイルに合わせたデザイン
現代のライフスタイルに合わせ設計されており、ミクロショックや磁気、温度変化への耐性、経年変化など都会での使用に必要なすべてのテストをパスしています。
さらにブルガリは「オクト フィニッシモ ウルトラ」により現実の世界(In Real Life)だけでなく、リアリティとヴァ―チャリティの境界を越えて仮想現実の無限の水平線を探求していきます。卓越した時計製造技術を象徴する存在でありながら、NFTやブロックチェーンといったデジタルの世界に向けてウォッチメイキングを新時代へと誘う存在でもあるのです。
/sites/default/files/newsImage2/s02_354.jpg新たな地平線
「オクト フィニッシモ ウルトラ」は、香箱に刻まれたQRコードにより現代的なオルロジュリーを新しい世界へと導きます。QRコードをスキャンすることでオーナーは自分専用のミニウェブサイトにアクセスし、スケッチやインタビューに加えて自分だけのタイムピースの製作過程を撮影したビデオや写真が含まれた、時計に命を吹き込んだアートを発見する旅に出ることができます。
さらにブルガリ ウォッチ プロダクト クリエイション エグゼクティブ ディレクターであるファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニ監修のNFTアートワークも付属しています。この作品では、彼が数十年の長きにわたりオクトの世界で培ってきた経験と「オクト フィニッシモ ウルトラ」の誕生に至るまでのストーリーが語られています。このタイムピースは、8つの特許とブルガリ シンギュラリティ テクノロジーによって証明された時代を超越するNFT作品の保管庫となっています。ブロックチェーンのおかげでブルガリの作品とそれに関連するNFTの作品の間にある確固たる関係が証明され、物理的そして仮想的な作品双方の真正性と所有権が保たれます。
/sites/default/files/newsImage3/s03_215.jpgOCTO FINISSIMO ULTRA 10th ANNIVERSARY
オクト フィニッシモ ウルトラ 10周年記念モデル
Ref:103611
ケース径:40.0mm
ケース厚:1.8mm
ケース素材:チタン、タングステンカーバイド
防水性:10m
ストラップ:超薄型チタン製ブレスレット、フォールディングバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.BVL180、約50時間パワーリザーブ、毎時28,800振動
仕様:アワーカウンター、ミニッツカウンター、ブラックのPVDインジケーター付セコンドホイール、サンドブラスト加工を施したステンレススティール製タイムセッティングホイール、サンドブラスト加工を施したステンレススティール製ワインディングホイール、サンドブラスト加工を施したステンレススティール製ラチェットホイールに各ウォッチ専用のNFTアートにリンクする固有のQRコードをエングレービング、プレゼンテーションボックスが付属
限定:世界限定10本(完売)
・ ロックの世界からインスパイア
・ 12時位置にフライング トゥールビヨンを搭載
・ 世界50本限定生産
リシャール・ミルより2023年の新作として、RM 66 フライング トゥールビヨンが登場しました。RM 66 フライング トゥールビヨンは、コレクションの中でも最も贅沢な時計のひとつであり、世代、潮流、心理状態を象徴する「ホーン」を象ったハンドサインが目を引きます。RM 66 フライング トゥールビヨンのオリジナリティは、ブランドと同じように、あらゆる限界に挑戦しようとするすべての人の共感を得られることでしょう。
まず、5Nレッドゴールドのオープンワークの手が、その指でムーブメントを掴んでいる様子に目を奪われます。既存のデザインには左右されず、リシャール・ミル独自のルールに従うため、この作品の手はまるでレントゲンで映し出されたかのようです。これはRM 052 トゥールビヨン スカルに通じるもので、メメント・モリの概念が根底にあるこのモデルは、一瞬一瞬を精一杯生きる事の大切さをスカルというシンボルによって教えてくれています。同様に、RM 66 フライング トゥールビヨンは、60年代の破壊的な精神とロックンロールを鮮明に呼び覚まし、激しいビートに乗せて、そこにはかつてないほど高揚する生命の息吹が宿っています。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_628.jpgホーンのジェスチャーは、伸ばした人差し指と小指が表に現され、親指の付け根の指節から中指、薬指が押さえられた様子が時計の裏側から見えるようになっています。クリエイティブディレクターのセシル・グナによって考案されたこのモデルでは、まず手の5本の指を削り出した後、エングレーバーの手に渡り、手作業で仕上げられます。ジュネーブのエングレーバー、オリヴィエ・ヴォーシェの手で、バリ取りと研磨という長期にわたる丁寧な作業により骨の輪郭が浮き彫りにされ、マイクロブラスト仕上げにより繊細な関節部分が強調されています。
手巻きキャリバーRM66は、72時間のパワーリザーブを備えた高速巻き上げ香箱を6時位置に、トゥールビヨンを12時位置に配置した、ブランド初の構造を採用しています。最大の透明性を確保するため、グレード5のチタン製ムーブメントは、手のラインに沿って高度にスケルトン化されています。これを可能にしたのは、スケルトン化を強化するためにリシャール・ミルが採用した類まれなる複雑な機械的ソリューション、可変慣性モーメントを備えるフライングトゥールビヨンです。トゥールビヨンケージは軸の一端のみで固定され、上部のブリッジを排除してキャリバーの優美さを視覚的に際立たせています。しかし、この賭けは非常に危険なものでもあります。というのも、リシャール・ミルの耐衝撃性テストは、ウォッチメイキング界の中でも最も厳しいもののひとつであるからです。ムーブメントを180度反転させた異例の配置は、トゥールビヨンのバレエのような美しさを誇らしく表現しています。
/sites/default/files/newsMainImage2/m02_505.jpgRM 66 フライングトゥールビヨンにロックの世界観を取り入れるには、かなりテクニカルな工夫が必要でした。実際にケース部門では1500時間の研究開発と9ヶ月に及ぶ作業が行われました。例えば、ギターのピックのような形状のインデックスはチタン製で、尖ったアーチ状に引き伸ばされています。チタンでは難しいのですが、マイクロブラストを完璧に行うためには、まずこの部品を研磨する必要があります。そして各インデックスは、チタン製のベゼルにネジで固定されます。もちろん、ブラックガルバニック処理の前に面取りされたベゼルのエッジを磨くことも、非常にデリケートな作業であることは言うまでもありません。
グレード5チタン製のリュウズは、ゴシック風の造形部分がルビーを抱くクモの形をしており、円形のブラックラバーガスケットを採用するなど、細部にまで徹底した配慮がなされています。このメカニズムを組み立てるのは非常に困難な作業でした。エングレービングされたスカルキャップは、RM 052 トゥールビヨン スカルを連想させます。トルクリミットクラウンは香箱の張力が最適になると自動的に外れるようになっており、巻き上げ過ぎの心配がありません。
/sites/default/files/newsImage1/s01_619.jpg「開発から完成まで200時間以上を費やしました。さらにリュウズ1個の加工・仕上げには12時間を要します。チタンの研磨は、ゴールドやスチールの研磨よりはるかに難しいのです。それだけでなく、研磨によってリューズがズレないように保持することも難しく、特殊な部品を使って内側から固定しなければなりませんでした。このように、このリューズの制作には巧みな錬金術が必要なのです」と、ケース部門のテクニカルディレクターであるジュリアン・ボワイヤは説明します。
/sites/default/files/newsImage2/s02_353.jpgこのケースは、カーボンTPT®の質感とゴールドの高貴な輝きのコントラストを演出しています。サテン仕上げのピラーとポリッシュ仕上げの面取り部分を持つグレード5のチタン製ミドルケースには、5Nレッドゴールドのプレートが挿入されています。このプレートには「クル・ド・パリ」模様が施され、機械加工後にハンドポリッシュを行い、パンクベルト特有のシャープなエッジを表現しています。
世界50本限定のRM 66 フライング トゥールビヨンは、細部に至るまで目を見張るようなダイナミックなタイムピースで、その独創的な精神とブランドに対する忠誠を表現した魅力的なモデルです。
/sites/default/files/newsImage3/s03_214.jpgRM 66 FLYING TOURBILLON
RM 66 フライング トゥールビヨン
Ref:RM66
ケースサイズ:42.70×49.94mm
ケース厚:16.15mm
ケース素材:グレード5チタン、5Nレッドゴールド
防水性:50m
ストラップ:ラバー
ムーブメント:手巻き、Cal.RM66、約72時間パワーリザーブ(±10%)、17石
仕様:時・分表示、フライング トゥールビヨン、カーボンTPT®製ベゼル
限定:世界限定50本
価格:151,800,000円(税込)
・ フェラーリ・コンペティツィオーニGTの耐久レースで初の女性ドライバーに就任
・ フェラーリ 488 GTE AFコルセのステアリングを握り、LMGTE Amカテゴリーに参戦予定
・ リシャール・ミルのパートナーに加わり、RM 07-01 レッドクオーツTPT®を着用
リシャール・ミルが、若き天才女性ドライバー、リルー・ワドゥを新たにブランドのパートナーに加えました。リルー・ワドゥは同時にフェラーリ・コンペティツィオーニGT初の女性公式ドライバーとなり、耐久レースの高みへの到達に挑戦します。彼女は2023年3月17日、LMGTE AM(「ル・マン」耐久グランドツーリング アマチュア)カテゴリーのスターティンググリッドにつき、AFコルセチームでフェラーリ 488 GTEのステアリングを握ることになるのです。これは、WEC(世界耐久選手権)シリーズのGTレースにおいて、WEC GT Proカテゴリーで2022年のチャンピオンに輝いたAFコルセと、パートナーシップを継続しているブランドにとって、当然の流れであると言えるでしょう。
リルーは、リシャール・ミル レーシングチームでそのポテンシャルを最大限に発揮し、2022年のWEC最終戦ではLMP2カテゴリーで見事なドライビングを披露しました。若干21歳にして、彼女は多くの経験を積んできました。アミアン(フランス)出身の新しいLMGTEドライバーには、スピード、穏やかさ、戦闘力という言葉が最もよく似合います。
幼い頃からカートに熱中していたリルーのモータースポーツにおける進化への欲求は、15歳の頃からフランスで絶え間ないテストと周回を重ね、翌年にはフルスロットルで彼女にとって初めてのヨーロッパでのGTレースで輝きを放つようになりました。リルー・ワドゥは、プロモーション・フォーミュラの真価を発揮し、自然と耐久レースに目を向けるようになり、2020年に女性ドライバーに国際的でハイレベルなモーターレース競技へのアクセスを提供することを目的に設立されたリシャール・ミル レーシングチームに参加することになったのです。
/sites/default/files/newsMainImage1/m01_627.jpg2023年にAFコルセの一員となったリルーの才能は、近年のGTレース、特に世界耐久選手権(WEC)でほぼすべての勝利を収めているイタリアのチームに生かされることになります。リルーは次のようにコメントしています。「フェラーリとの新しい冒険が待ち遠しいです。AFコルセの信頼はもちろん、リシャール・ミル レーシングチームのアマンダ・ミル、そしてマネージャーのフィリップ・デュマの揺るぎないサポートに感謝しています。私は自分のキャリアにおいて新たな一歩を踏み出しました。LMGTE AMカテゴリーは 、速いドライバーが多く、非常に競争が激しいです。488は要求の多いマシンですが、パフォーマンスが非常に高いので、それを100%発揮するためには、ドライビングテクニックを見直さなければなりません。でも、この挑戦の準備はできています」
AFコルセは、フェラーリおよびそのコンペティツィオーニGT部門とのパートナーシップにより、フェラーリが3度のマニュファクチャラーズタイトル獲得、チームが3度のドライバータイトル、50回のクラス優勝、LMGTE AMでの優勝を含む3回のル・マン24時間優勝を果たした700馬力の4.0L V8バイターボを搭載したフェラーリ 488 GTEを走らせます。
リシャール・ミルのブランド&パートナーシップ・ディレクターであるアマンダ・ミルは、フェラーリとの新たな冒険を見守ることになりますが、それは感慨深いものがあります。アマンダ・ミルは次のように述べています。「リシャール・ミル レーシングチームが誕生して3年、技術チームとドライバーの素晴らしい働きによって、私たちは女性ドライバーを最高のレベルに引き上げ、ハイレベルのチームを相手に入賞するという目標を達成することができました。リルーのキャリアはまだ始まったばかりですが、フェラーリの耐久レースの公式ドライバーになったことで、すでにモーターレースの歴史に新しいページを刻みつつあります。まだまだ課題は山積みですが、彼女が表彰台の頂点に立てるよう、私たちはこれからも彼女のそばで応援していきます」
2023 FIA 世界耐久選手権シーズンカレンダー
- 3月11日~12日:セブリングでの公式プロローグ
- 3月17日:セブリング1000マイル
- 4月16日:ポルティマオ6時間
- 4月29日:スパ・フランコルシャン6時間
- 6月10日~11日:ル・マン24時間
- 7月9日:モンツァ6時間
- 9月10日:富士6時間
- 11月4日:バーレーン8時間