BASEL WORLD2011 ROLEX New Model | 2011年 ロレックス新作 オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ　01

　 1959年に米国フロリダ州デイトナビーチに建造された「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ（Daytona International Speedway）」。当初よりこれに協力したロレックスは1963年、モータースポーツとの緊密な関係により考案された画期的なクロノグラフ「コスモグラフ デイトナ（COSMOGRAPH DAYTONA）」を発表する。初期モデルは手巻きタイプだったが、やがて1988年には自動巻きモデルが登場、以降12年間にわたり同社のプロフェッショナル・シリーズでも極めて個性的なクロノグラフとしての地位を築いていく。

　 そしてミレニアムの2000年、「オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ（OYSTER PERPETUAL COSMOGRAPH DAYTONA）」は、自社開発ムーブメント、Cal.4130を装備した完全なるリニューアル・モデルとして登場。思えばこのモデルを機に、プロフェッショナル・シリーズの自社ムーブメント搭載化が始まるのである。

　 それ以前の「コスモグラフ デイトナ」では6時位置に12時間積算計、9時位置にスモールセコンドだったが、Cal.4130ではこの位置が逆転（3時位置の30分積算計は同じ）。また、耐磁性に優れ、従来の約10倍の耐衝撃性能を持つ「パラクロム・ヘアスプリング」や秒針停止機構など、耐久性と精度が大幅に向上した。

　 2011年の新作は、微量のプラチナを含有させることで美しい色味が長く保たれるエバーローズゴールド・ケースと、ブラックセラクロム（セラミック）・ベゼルのコンビネーション・モデル。精悍なクロノグラフに優美な外装がマッチし、最高のクロノグラフに仕上がっている。

＞正統派クロノグラフの全容