H.Moser & Cie.(H.モーザー) 2009 BASEL 新作モデル


 2005年に、その名を時計ブランドとして国際的な場に復活させたH.モーザー(H.Moser & Cie.)。19世紀末から20世紀はじめ、ロシアにおいて大成功を納めた歴史を持ち、スイス・シャフハウゼンの地の時計産業を語る上で、欠かすことのできない時計メーカーである。
 21世紀になり、シャフハウゼンの時計専門家であるユルゲン・ランゲ博士の大いなる熱意によって再興したH.モーザー(H.Moser & Cie.)だが、リューズで日付調整を行う際、一気に針調整のポジションまでリューズを引き出さないよう、正確なポジショニングができる「ダブル プル クラウン」、つまり「二重引き出し」のシステムや、重心誤差を補正する「シュトラウマン・ダブルヘアスプリング・エスケープメント」、脱進機構のみ別の地板にとりつけ、メンテナンスの手間を大幅に軽減させるなど、H.モーザー(H.Moser & Cie.)ならではの独自の機構と品質の高さで、高い評価を得ている。また、2008年には技術、生産を含む姉妹会社全てを傘下に置き、マニュファクチュールとも言えるほど強固な体制を確立させた。また、ダイヤルや部品に関しても超一流のサプライヤーによるもので、こうした環境がH.モーザー(H.Moser & Cie.)の品質を支えている。
 2009年はそしてH.モーザー(H.Moser & Cie.)のプロダクトの中でも絶大な人気を誇る「フュメ」ダイヤルの魅力をさらに広げるべく、「ヘンリー」と「モナード」にもこのダイヤルを採用。また、「ヘンリー」に独特の光沢を放つレッドゴールドケースの「ヘンリー・ロッソ」が登場。またプロダクト全般において、これまで使用されていたプレス針から、削り出しの針へと変更された。エレガントであっても決してクラシックではないことが信条のメーカーの矜持であり、こうした新たなH.モーザー(H.Moser & Cie.)による美しい時の世界には、今後も大きな期待が寄せられる。


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HENRY FUMÉ
モデル名: ヘンリー・フュメ
Ref: 324.607-003
ケース径: 38.6mm×44.1mm
ケース厚: 10.4mm
ケース素材: パラジウム
防水性: 日常生活防水
ストラップ: クロコダイル
ムーブメント: 手巻 Cal.HMC324.607 毎時18,000振動 約4日間パワーリザーブ
仕様: ツインバレル、シュトラウマウン・ダブルヘアスプリング・エスケープメント、サファイアクリスタルケースバック、3パーツ構成ケース
予価: 未定
発売予定: 2009年 9月

※クリックすると詳細をご覧になれます
 力強いケースデザインと大きさ、そしてインデックスの視認性とスモールセコンドのバランスが絶妙な「ヘンリー」シリーズ。シュトラウマン・ダブルヘアスプリング・エスケープメントという非常に複雑な機構を納めながら、それを気取らせず、シンプルにまとめられているシリーズである。この革新的シリーズにも、今回H.モーザー(H.Moser & Cie.)自慢の「フュメ」ダイヤルを登場させた。トノー型のパラジウム・ケースの、上品に冴え渡る輝きと「フュメ」のグラデーションの組み合わせが、このシリーズの力強さにエレガンスを添え、女性でも楽しめる時計に仕上げられている。
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文:天野靖恵 写真:板津亮
※表記は2009年7月現在のものになります。


H.モーザーについてのお問合せは…
東邦時計株式会社
〒110-0005 東京都台東区上野 5-15-6
TEL: 03-5807-8162H.Moser & Cie.(H.モーザー) のGressive掲載ショップはこちら

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