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2023 New Model | JUNGHANS
2023年 ユンハンス新作 マックス・ビル クロノスコープ バウハウス

【編集顧問 田中克幸 ピックアップ】

 1919年ドイツ・ヴァイマル(ワイマール)に創立の国立造形学校“バウハウス”。“形態は機能に従う(Form Follows Function)”という言葉を創出したモダンデザインの開祖である。当校が1925年~1932年まで存在したデッサウ校校舎をケースバックに表現した新作が「マックス・ビル クロノスコープ バウハウス(Max Bill Chronoscope Bauhaus)」。1933年にはナチスによって閉校に追い込まれたバウハウスだが、1927年~1929年までデッサウ校で学んだマックス・ビルは、やがて第二次世界大戦後の1955年に旧西ドイツに創立した、バウハウスの意志を継承するウルム造形大学の初代校長に迎えられる。その歴史を顕彰する意味が込められたモデルだ。


Max Bill Chronoscope Bauhaus
マックス・ビル クロノスコープ バウハウス
Ref:27/4303.02
ケース径:40.0mm
ケース厚:14.4mm
ケース素材:ステンレススティール(マット仕上げ)
防水性:5気圧(50m)
ストラップ:レザーストラップ
ムーブメント:自動巻き、Cal.J880.2(SW500ベース)、毎時28,800振動、25石、約48時間パワーリザーブ(クロノグラフ非使用時)
仕様:時・分・日付(赤色)表示、クロノグラフ、30分積算計(12時位置)、12時間積算計(6時位置)
価格:431,200円(税込)




マックス・ビルが学んだデッサウ校時代はバウハウスの最盛期に当たり、この校舎の設計はバウハウスの初代校長に就任し“バウハウス”(Bauhaus=独語:建築の家)という名付け親でもある建築家ヴァルター・グロピウスが手掛けた。「今まで見たことのないもの、白い壁と大きな濃いガラスの外観、手前に学生寮、バルコニーのドアはミニチュアのアクセントになる」。当モデルはデッサウ校に到着した直後のマックス・ビルの印象からインスピレーションを得、白をベースに校舎のドアと同じ赤色をアクセントとして使用する。なおマックス・ビルが学んだ当時の教授陣は20世紀抽象絵画の巨匠ワシリー・カンディンスキーや、独特の色彩感を持つ画家・美術理論家のパウル・クレー等。建築や美術に詳しくない人でも、これがどれほどの贅沢を極めた教育機関だったのかお分かり頂けると思う。


マックス・ビル。1908年、スイス北東部のヴィンタートゥールに生まれる。チューリヒ市立美術工芸学校卒業後、1927年から1929年までバウハウス(デッサウ校)で学ぶ。バウハウスは1933年にナチスにより閉校に追い込まれるが、多くの教授陣や卒業生は米国等へ逃れバウハウス運動を継続。本国におけるバウハウス運動の復活は第二次世界大戦後の1955年、旧西ドイツに創設されたウルム造形大学により成就、その初代校長がマックス・ビルであった。1956年、ユンハンスからの時計デザインの依頼に対し、時計が大好きな彼はふたつ返事で快諾したという。初期の60分タイマー付きキッチンクロック等は、彼とウルム造形大学の学生等との共同作業であった。1994年12月9日、ドイツ・ベルリンで逝去。


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