2021 New Model ｜ CHOPARD
2021年ショパール新作　L.U.C フライング T ツイン

【編集顧問田中克幸ピックアップ】

　初の自動巻きフライングトゥールビヨン・ムーブメントとして、2019年に発表されたCal.L.U.C 96.24-L搭載の新作「L.U.C フライング T ツイン（L.U.C Flying T Twin）」。自動巻きでケース厚7.20mm、ムーブメント厚わずか3.30mmの超薄型と同時に、約65時間のパワーリザーブのフライングトゥールビヨンが実現したのは、初のL.U.C ムーブメントが登場した1996年以来ショパールが誇るマイクロローターとL.U.C ツインテクノロジー（積載式二重香箱）の成果と言える。ブルーのゴールド製ダイアルに施された手彫りのハニカムパターンは、ショパールマニュファクチュールのシンボルであり2017年のL.U.C コレクションに初採用された“蜂の巣”を表現したもの。

L.U.C Flying T Twin
L.U.C フライング T ツイン
Ref：161978-1001
ケース径：40.0mm
ケース厚：7.2mm
ケース素材：18Kエシカルホワイトゴールド
防水性：30m
ストラップ：手縫いマットブルーのアリゲーターストラップ
ムーブメント：自動巻き、Cal.L.U.C 96.24-L、毎時25,200振動、25石、約65時間パワーリザーブ、フライングトゥールビヨン、ジュネーブ・シール、COSC認定クロノメーター
仕様：時・分表示、トゥールビヨンキャリッジにスモールセコンド、シースルーバック
限定：世界限定50本

Cal.L.U.C 96.24-Lの3D展開図。右上に22Kマイクロローター、中央上部に積載式二重香箱が見える。ムーブメント径27.40×厚さ3.30mm。石数25、部品数189。フラットなターミナルカーブを描くヒゲゼンマイと可変慣性テンプを有し、振動数は毎時25,200（3.5Hz）。

超薄型フライングトゥールビヨンを実現した自動巻きCal.L.U.C 96.24-L。超薄型と約65時間のパワーリザーブの両立は、1996年のL.U.C ムーブメント初号機よりショパールが採用する、22KマイクロローターとL.U.C ツインテクノロジー（積載式二重香箱）の賜物。トゥールビヨンとしては稀なストップセコンド機能搭載。