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BASELWORLD 2018 CZAPEK New Model2018年 チャペック新作情報

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バーゼルデビュー3年目でクロノグラフ登場!
日の出の勢いを感じさせるチャペック

 フランソワ・チャペック(Francois Czapek)は謎多き時計師である。1811年に旧ボヘミアのセモニッツ(現チェコ共和国)に生まれ、ジュネーブで時計師として活躍、当地でアントニ・パテックと「パテック・チャペック社(Patek,Czapek & Cie)」を設立し、これが現在のパテック フィリップへと成長する。しかし、当社を離れた後のチャペックの足跡は現在でも判っていない。


 これを発掘し現代に復興させたのが、現チャペック社CEO ザビエル・デ・ロックモーレル氏他2名のキーパーソン。


 2016年には、1850年頃に初代チャペックが製作した懐中時計「No.3430」を腕時計化したケース径42.5mmの第1号モデル「ケ・デ・ベルク」でバーゼルデビューを果たすが、これがいきなり同年のジュネーブ・ウォッチ・グランプリでパブリック賞を受賞する。


 翌2017年には、昨今のケース小径化ブームを反映した「ケ・デ・ベルク」の38.5mmケース、さらに「プラス・ヴァンドーム トゥールビヨン サスペンド」で早くも複雑時計を発表。


 そして、バーゼルデビュー3年目となった2018年のメインが、クロノグラフ「フォーブル・ド・クラコヴィ《グランフー》(Faubourg de Cracovie《Grand Feu》)」である。これには高温焼成のホワイトエナメル・ダイアルと、初代チャペックが用いた“リコシェ(Ricochet)”というブルーのハンドメイド・ギョーシェダイアルの2種類が用意された。


 またカラーダイアルの開発にも積極的なのが、最近のチャペックの特徴。例えば「ケ・デ・ベルク」では、漆黒の闇を連想させるガルバニック仕上げのブラック・ダイアル「ケ・デ・ベルク “リコシェ” ギョーシェ・ダイアル ブラック・プリンス(Quai des Bergues 《Ricochet》 guilloché dial Black Prince)」や、森林をイメージしたラッカー・コーティングのグリーン・ダイアル「ケ・デ・ベルク “リコシェ” ギョーシェ・ダイアル レインフォレスト・グリーン(Quai des Bergues 《Ricochet》 guilloché dial Rainforest Green)」など印象深い新作をリリースした。


 デビュー後わずか3年目にして、メカニズムやダイアルに次々と新趣向を打ち出してくるチャペック。バーゼル後の5月には、ジュネーブのサザビーズ・オークションで、1842年にパテック・チャペック社が製作したリューズ巻き上げ機構の懐中時計「No.535」を入手するなど、今後の展開に興味津々のブランドである。



取材・文:田中克幸 / Report&Text:Katsuyuki Tanaka
写真:堀内僚太郎 / Photos:Ryotaro Horiuchi
※表記は2018年6月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2018年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。



BASELWORLD 2018 FLASH Report CZAPEK BOOTH2018年BASELWORLD チャペック ブース画像

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ブース撮影:竹石祐三 Photo:Yuzo Takeishi


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株式会社ノーブルスタイリング
〒153-8580 東京都目黒区三田1-4-1
TEL: 03-6277-1604


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