2014年のバーゼルワールドでは、31モデルの新作が発表され、例年以上の活気に包まれたブランパン(BLANCPAIN)。これらの新作の中には、3種類の新型ムーブメントも含まれており、その開発力には驚くほかない。
そして今年、これらの新作の主軸となったのは、ブランパンの伝統的側面を体現する「ヴィルレ コレクション(VILLERET COLLECTION)」である。
“ヴィルレ”とは、ブランパンが創業したスイスの町の名前であり、伝統的なラウンドケースとダブルステップのベゼルなど、古典的意匠が同コレクションの共通仕様となっている。
その「ヴィルレ コレクション」から、2014年は、12日間もの超ロング・パワーリザーブを誇る「ヴィルレ ワン ミニット フライング トゥールビヨン 12デイズ(VILLERET 12-Day One-Minute Flying Tourbillon)」や、世界で初めてカルーセル機構とムーンフェイズを同時に搭載することに成功した「ヴィルレ ワン ミニット フライング カルーセル ムーンフェイズ(VILLERET Moon Phases Carrousel)」などの新作が登場。ブランパンならではの高度な開発力を見せつけたのである。
また、「フィフティ ファゾムス バチスカーフ フライバック クロノグラフ(FIFTY FATHOMS Bathyscaphe Flyback Chronograph)」では、シンプルな造形ながら、ケースからストラップのバックルに至るまで、フルにファイン・セラミックスを活用したモデルも登場。大胆な素材遣いにおいても、ブランパンの感覚の鋭さを立証した。