
工作機械の発展もあって、時計作りの平均レベルはどんどん上がっている。特に恩恵を受けるのは、30万円前後のミドルレンジに属する時計たち。コストを上げることなく凝った仕上げが可能になっているため、総じて値ごろ感が増している。これも時計愛好家の裾野を広げる大きな原動力だ。
ルイ・エラール(Louis Erard)は、1931年に創業されたスイスメーカーで、クラシックなデザインを得意としつつ、価格も控えめに抑えている。
デザインで強烈に主張するタイプではないが、だからこそ息の長い相棒になりうる。コストパフォーマンスに優れているので、新規ユーザーにとっては納得の買い物になるはずだ。