エントリープライスでありながら、安定性のある良質な腕時計を創造するルイ・エラール(LOUIS ERARD)。
今年はレトログラード、ビッグデイトなどのプチコンプリケーションモデルが、幅広く新作としてラインナップされた。その中でも一押しは「1931 トノー ムーンフェイズ」。ケース中心部に向かってわずかに膨らみを持たせた、奥ゆかしいトノーシェイプに、古典的なムーンフェイズ機能が絶妙にマッチ。針式のポインターデイト表示やトリプルカレンダーも備え、オールドウォッチを彷彿させるクサビ形インデックスなど、クラシカルなディティールがこの時計の魅力を底上げしている。34万6500円というバリュー感のあるプライスも非常に魅力的だ。