
1988年創業なので、老舗の多い時計業界では今も中堅というポジションだが、ジュネーブ時計産業の中心地、プラ・レ・ワットに巨大なファクトリーを構えているフレデリック・コンスタント(FREDERIQUE CONSTANT)。販売は非常に好調だそうで、既に2棟目のファクトリー建設が始まっている。
なぜフレデリック・コンスタントが評価されるのか? それはクラシック路線を貫き通しているからだろう。クロノグラフやダイバーズウォッチがトレンドになったとしても、頑としてクラシックウォッチを作り続ける頑固さが、逆に信頼となっている。それに同じスタイルを貫き通すことで、デザイン熟成の度合いも高まってくる。これらが追い風になっていることは間違いない。
今年は自社ムーブメントを搭載した2モデルを発表。派手さはないものの、時計好きを唸らせるだけのクオリティに仕上げている。