
既に2011年には世界最大のラグジュアリー・グループ「LVMH(MOET HENNESSY.LOUIS VUITTON モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)」に属していたブルガリ(BVLGARI)だが、会場が改装されブース位置が変更になったことで、グループ内でのヒエラルキーも明確になった。
メインホール1.0のエントランス脇に構えた巨大なブースは、蛇のように腕に巻きつける時計「セルペンティ」を思わせる、しなやかでエレガントなファサードに仕上げており、ラグジュアリー・ブランドらしい、圧倒感を作り出している。
ちなみにブルガリでは人事異動があり、タグ・ホイヤーで辣腕をふるってきたジャン−クリストフ・ババンが、新CEOとして就任することが決まっている。
彼はバーゼルワールドの会期中は、ふたつのブースをあわただしく移動しながら仕事をしていたが、タグ・ホイヤー躍進のキーマンのブルガリ移籍が、ブルガリの時計作りに良い影響を与えることだけは間違いないだろう。