2009年の発足から4年目を迎えたラルフ ローレン(Ralph Lauren)は、既存コレクションに新たなバリエーションとサイズ展開を加えることで、ドレス・ウォッチからスポーツ系に至るまでのバラエティ豊かな新作コレクションを発表した。
たとえば「スリムクラシック コレクション(Slim Classique Collection)」においては、
2011年に発表されて大きなセンセーションを巻き起こした「867 モデル(867 Model)」に32.0×32.0mmのバージョンが登場。さらに豪華なダイヤモンドセットを施すモデルも登場し、原点となったアールデコのスタイルを、よりラグジュアリーかつ洗練されたものへと昇華させることに成功した。
また、「スポーティング コレクション(Sporting Collection)」では、ヴィンテージカーの収集家としても知られるラルフ ローレン氏が所有する名車1938年製「ブガッティ57SCクーペ・アトランティーク」のダッシュボードからインスピレーションを得たウッド・ダイアルを採用。これによってラルフ ローレンらしいゴージャスさとスポーティさが見事に融合され、従来のモデルにない魅力を獲得している。
一方、同じ「スポーティング コレクション」の新作「スポーティング コレクション クロノグラフ モデル サファリ RL67 (Sporting Collection Chronograph Model Safari RL67)」では、ステンレススティールに特殊加工を施し、使い込んだ金属の質感を表現する。これはラルフ ローレンの「RRL(ダブルアールエル)」のアイテムに見られるヴィンテージ感をタイムピースへ導入したものであり、実に大胆な試みだが、これもまた素晴らしい結果を生んでいる。
従来の時計ブランドとは異なるアプローチにより、独自のポジションを獲得するに至ったラルフ ローレン。これからもますます楽しみだ。