BASEL WORLD2012 ORIS New Model | 2012年 オリス新作 オリス チェット・ベイカー リミテッドエディション　01

　 今やオリスの個性と言えるのが、著名なジャズ・ミュージシャンをトリビュートする「ジャズ・コレクション」。2001年のマイルス・デイヴィス、2003年のチャーリー・パーカー、2007年のディジー・ガレスピーなど、ジャズ史に燦然と輝く超一流のアーティストを顕彰する新作が、毎年バーゼルのオリス・ブースを飾ってきた。

　 そして今回の2012年に選ばれたのが、米国ウェストコースト・ジャズを代表する希代のトランペッター兼ヴォーカリスト、チェット・ベイカー。やや詰まり気味な特徴あるミドルトーンのトランペットの音色もさることながら、彼が抜群の存在感を示したのがヴォーカルである。独特の中性的なその声は唯一無二で、『バット・ノット・フォー・ミー（But Not For Me）』や『マイ・ファニー・ヴァレンタイン（My Funny Valentine）』など名曲は数多い。惜しくも1988年の5月にオランダ・アムステルダムのホテルでの転落事故により死去。その前年には来日し、東京・渋谷のパルコで公演を行っている。

　 今回のモデルには、ダイアルのインデックス・スペースに『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』の冒頭12小節のスコアをプリント、またケースバックにはチェット・ベイカーのシルエット、さらにメトロノーム付き特製ボックスまでも用意し、希少性を大いに高めている。なお当モデルはチェット・ベイカーの誕生年に因んで1929本の世界限定生産となる。

＞メトロノーム付き特製ボックスが用意