
1832年、スイス・ジュラ地方のサンティエミ村に「レギュール・ジュンヌ&アガシ商会」が設立されたことに始まるロンジン(Longines)の歴史。この創立から180周年を迎えた2012年、ロンジンは、自らのルーツに忠実な、歴史と伝統を感じさせるモデルをバーゼル・ワールドにおいて発表した。
そのもっとも典型的な新作が1913年に自社で製造されたモデルをほぼ忠実に再現した「ロンジン シングルプッシュ クロノグラフ 180 リミテッド(The Longines Column-Wheel Single Push-Piece Chronograph 180th Anniversary Limited Edition)」である。
リューズと同軸のプッシュボタンひとつでクロノグラフのスタート・ストップ・リセットを行うこのモデルは、自動巻きと日付表示機構こそ付加されているが、その姿はまさに腕時計の黎明期に登場したヴィンテージなクロノグラフである。