2011年で創業130周年を迎えたセイコー(SEIKO)。この記念すべき年にちなんで、いくつもの話題作がバーゼル・ワールドにおいて発表された。
その筆頭が「クレドール ノード スプリングドライブ ミニッツリピーター(CREDOR NODE SPRING DRIVE MINUTE REPEATER)」。詳細は新作紹介ページをご覧いただきたいが、2006年に発表された「クレドール ノード スプリングドライブソヌリ」に続く、国産本格コンプリケーション・ウォッチの第二弾。ゆったりとした鐘の音で和のテイストを表現した前作に引き続き、透明感溢れるゴングの音色で、またひとつ趣(おもむき)の異なる日本の美意識を表現することに成功している。
もちろん、セイコーの旗艦ラインである「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」でも、創業130周年記念コレクションが登場する。それは1960年の初代モデルをベースに、サイズを若干拡大し、現代の潮流にマッチさせたもの。ポイントは初代モデルや10年前の復刻モデルにはなかったステンレススチール・モデルがラインナップされていることだ。
そのほかにも、「ガランテ メカニカル・ブレスレットモデル(GALANTE MECHANICAL BRACELET MODEL)」における手塚プロダクションとのコラボレーション・モデル第二弾では、手塚漫画のダークヒーロー「ブラック・ジャック」を採用。さらにコンセプター坂井直樹氏とのコラボレーションによる新作として「ブライツ アナンタ NS_CONCEPT 限定モデル(BRIGHTZ Ananta NS_CONCEPT LIMITED MODEL)」が発表されるなど、例によって盛り沢山なプレゼンテーションが展開された。