2011年も昨年に引き続き、マニュファクチュールとしての底力を発揮した新作を多数投入してきたショパール(CHOPARD)。自社製ムーブメントを核に、高機能で高精度な新作が、シンプルな三針モデルからクロノグラフ、トゥールビヨンに至るまで、ズラリとラインナップされ、バーゼル・ワールドにて発表された。
中でも抑制がきいたクラシカルなモデルとして注目したいのが、「L.U.C 1937 クラシック(L.U.C 1937 Classic)」である。ケースはリューズガードを廃した極めてベーシックなスタイルを持ち、文字盤はエナメル調の艶やかなホワイトをベースとし、そこにカッチリとした存在感あるローマ数字インデックスを配置。これに合わせて、「L.U.CHOPARD」というロゴには新たにブロック体が採用され、その正当性を主張している。
このモデルに搭載されるのは、もちろん、ショパールの自社開発・製造による「Cal.L.U.C 1.010」である。
また、2010年に発表された「L.U.C エンジン ワン トゥールビヨン(L.U.C Engine One Tourbillon)」に限定生産のモデルが2タイプ登場。自動車のエンジンを想起させる「サイレント・ブロック」で衝撃を吸収するモダンなトゥールビヨン・ウォッチは、アクセントカラーにレッドとオレンジを配したブラックとホワイトの2バージョンがあり、それぞれ100本の限定生産となっている。
このモデルを筆頭に、ショパールならではのモータースポーツへの深い造詣と愛情を具現化したモデルも、2011年のバーゼル・ワールドでは多数、登場。カーレーシング愛好家にとっては、目の離せないモデルばかりと断言して良いだろう。