2008年、リシュモン グループの一員となったロジェ・デュブイ(ROGER DUBUIS)。それから約2年の歳月を経て迎えた2010年のSIHHで、果たしてどんな方向性を提示するのか? その戦略の詳細は、後日アップ予定のC.E.O.マティアス・シュラー氏のインタビューをご覧いただくとして、ここでは新作を紹介していこう。
まず2010年、ロジェ・デュブイは3つ新しいムーブメントを発表した。第一が「イージーダイバー オートマティック(EASYDIVER Automatic)」に搭載されるのCal.RD821。これはロジェ・デュブイ初のジュネーブ・シールとC.O.S.C.公認クロノメーターをダブルで取得したキャリバーである。第二が「エクスカリバー バイレトログラード・ジャンピングカレンダー(EXCALIBUR Bi-retrograde Jumping Calendar)」に搭載されるCal.RD14B。これはモデル名どおり、ふたつのレトログラード針による日付表示が特徴だ。
そして第三が、「エクスカリバー オープンダイヤル トゥールビヨン(EXCALIBUR Open Dial Tourbillon)」に採用されたCal.RD520。これはマイクロローター自動巻き機構を備え、文字盤側からトゥールビヨン脱進機とローターが観察できる特異なムーブメントである。
そもそもロジェ・デュブイがリシュモン グループ傘下となった際、方向性のひとつに定められたのが、「社内および独立機関による品質および信頼性のテストを強化することにより、品質基準を検証し、これを全面的に改定すること」。すでに1999年からジュネーブ・シールを取得していたが、2010年にはさらにC.O.S.C.のクロノメーター認定を受けることが目標に掲げられた。その第一弾が、Cal.RD821搭載の「「イージーダイバー オートマティック」であり、ロジェ・デュブイは、今後2年以内に全モデルにC.O.S.C.を取得予定だと宣言した。着実に進化し続けるロジェ・デュブイ。これからがますます楽しみだ!
取材・文:名畑政治 Report&Text:Masaharu Nabata
モデル写真:高橋和幸(PACO)Photos:Kazuyuki Takahashi(PACO)
ブース写真:堀内僚太郎(Storm) Photos:Ryotaro Horiuchi(Storm)
※表記は2010年2月現在のものになります。
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ロジェ・デュブイ
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