SIHH2010 PIAGET New Model | 2010年 ピアジェ新作情報

ピアジェ(PIAGET)  一流の一流たる所以は、だれにも負けない得意ジャンルがあること。そしてピアジェ(PIAGET)は、薄型ムーブメントを得意としている。いやむしろ、ピアジェが薄型ムーブメントの歴史を作ってきたと言い換えることもできるだろう。

  1957年には厚さ2mmの手巻きムーブメント「キャリバー9P」を発表し、1960年には厚さ2.3mmの自動巻きムーブメント「キャリバー12P」も作り上げた。そして積み重ねた技術をベースに、3.5mm厚の世界最薄角型トゥールビヨン「キャリバー600P」などの薄型コンプリケーションムーブメントをいくつも開発しており、時計業界の中で特別な地位を築くに至ったのだ。

  ピアジェでは2010年も歴史に残る薄型ムーブメントを発表した。「キャリバー1200P」は、厚さが2.35mmしかなく "現在、市場にある"自動巻きムーブメントでは最も薄いという。


  ではなぜ世界最薄を目指さなかったのだろうか?  ここにはピアジェの哲学が隠れている。

  このムーブメントは、1960年に発表した「キャリバー12P」の50周年を記念して製作された。しかしその「キャリバー12P」と比較すると0.05mm厚くなっている。おそらく実現可能であろう"世界一"を敢えて狙わなかったのは、耐久性と巻き上げ効率を向上させるためだ。つまり世界一の称号よりも実用性を重視したということになる。

  ムーブメントは飾りではなく、時計の心臓。いくら技術に傾倒しても実用性が伴わなければ意味がないことをピアジェは知っているのだ。

  なお「キャリバー1200P」を搭載した「アルティプラノ」は、ケースの厚みが5.25mmという世界最薄の自動巻きモデルに仕上がっている。0.05mm厚くしてなお"世界最薄"を実現させるのが、ピアジェの本当の実力なのである。



取材・文:篠田哲生 Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:堀内僚太郎(Storm) Photos:Ryotaro Horiuchi(Storm)

※表記は2010年2月現在のものになります。

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