2010年のジラール・ペルゴ(GIRARD-PERREGAUX)の戦略は明快。2006年からスタートした「ジラール・ペルゴ1966」シリーズの拡充である。
この"1966"という意味深げな数字は、同社がその功績を称えられ、ヌーシャテル天文台100周年に合わせて表彰された"1966年"にちなむ。つまりジラール・ペルゴ(GIRARD-PERREGAUX)の伝統をなぞるシリーズといえるだろう。
2006年にシンプルな中三針モデル、2007年にはフルカレンダー、2009年にはアニュアルカレンダー&イクエーションタイムを発表してきたが、そのどれもが好評を博したことから、今期はケース違いも含めて5モデルが一気に追加された。
注目はパラディウムケースを使用するスモールセコンド。ケース径も38mmと小ぶり(従来は40mm)のため、端正なデザインが一層引き立っている。 さらにフルカレンダーモデルにもパラディウムケースが追加された。このパラディウム仕様の2モデルは、ともに199本の限定生産となる。
さらに往年の品格を漂わせる2カウンタークロノグラフも登場。こちらはピンクゴールドとホワイトゴールドのケースが用意されている(残り1モデルはホワイトゴールドケースの「アニュアルカレンダー&イクエーションタイム」)。
ジラール・ペルゴ(GIRARD-PERREGAUX)では、この「ジラール・ペルゴ1966」が順調に育ってきたことで、レクタンギュラーの「ヴィンテージ1945」、ワールドタイマーの「ww.tc」、ラウンドの「ジラール・ペルゴ1966」の三本柱が完成。ラインナップをより盤石なものとしている。 ちなみに「ヴィンテージ1945」は今年も健在であり、昨年スタートの新型ケースの改訂版として、ダイアル上にレイルウェイパターンを描いたモデルが追加しているので、選ぶ楽しさがさらに深まることだろう。
なお、個人的にはクォーツムーブメント誕生40周年を記念して製作した「ロレアート クオーツ40周年モデル」も気になる存在。セイコーとしのぎを削りあったという40年前の開発競争の熱気がこもった40本限定のモデルである。
>>>2010年のGPの注目モデルは、ジラール・ペルゴ1966 スモールセコンド
取材・文:篠田哲生 Report&Text:Tetsuo Shinoda
写真:堀内僚太郎(Storm) Photos:Ryotaro Horiuchi(Storm)
※表記は2010年2月現在のものになります。
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